野獣modeで愛して

震えた、です！

加納先生、やり過ぎー！壊れちゃうー！

キレイで何でもソツ無くこなして、自分に自信のある亨。
教師に盾付いても文句は出ず、モテ捲りの合コン、ナンパで吊ったお姉さんに貢がせる。
そんな亨を攻めるのは、ダサくて小心でドジな教師・川島。
友人も恋人もなく、自分に一切自信が無い男。

あらすじにあるように、あの『鬼畜眼鏡』の如くメガネで人格が変わります。
メガネを外した途端に野獣に変わった川島とのセックスが好くて、亨は、健気な川島よりSの川島を選んでしまうんですね。
川島にとっては、他人と交わすあれこれの初めてが憧れの亨だから、本当に嬉しくて、元の弱気な自分を亨の望む男に変えていくから、後々ヤバイコトになる、と。

川島は二重人格なんですが、自分でコントロールしていたのです。
それが「メガネ」でってとこがギャグじゃない？なんですが、他はマジでしたー＞＜
亨の好みに合わせれば、弱気な本当の自分は欲しがって貰えない、要らない。
それはとても悲しかったけど、愛される為に変わらなきゃ。
S・川島を選んだ亨と川島の悲しい選択の先は悪くなる一方です。
川島の最終形は、血を流す亨にも何も思わなくなってしまうんDeathよー（泣）
亨は、元の川島をずっと軽んじていたことで川島を変えてしまった責任を感じているし、そうなって元の川島の良さが分かってくると・・・；

もー！変な向上心がお互いを痛めつけるんだよーバカー！
痛いよー怖いよー！

橘の好きじゃない危険行為、いくつも有りました。
２人の言動が気持ち悪かったりモヤッたところもありました。
だけど、主人公の亨の捌けた感が読後まで引き摺らせなかったのかな。
初・加納先生。次読作に期待持てましたｖ