美しいもの

utsukushiimono

美しいもの
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
12
評価数
4件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一迅社
シリーズ
GATEAU ガトーコミックス(コミックス・一迅社)
発売日
ISBN
9784758074056

あらすじ

タイジは自分の理想郷を探して旅をしている。
今日もまた、南の島に行き、理想とは違うと帰路に着く。家に帰るとそこには、愛しのシゲと、猫が――。
猫が大嫌いなタイジはすぐに家から出すように言うが、元々はシゲの家に居候をしている身、
それ以上はなにも言えなくなってしまう。ようやく見つけた「ただいま」と言える家だったはずなのに……。

大切な場所を探して、大切な人と出会う。川嶋すず渾身のBLファーストコミックス、沢山の愛の形を詰め込んで、一冊に。

※タイトル「美しいもの」は作品総題のため、各作品タイトルと内容は同時収録作品欄に記載。

表題作美しいもの

同時収録作品ただいま

タイジ,理想郷を探して旅している青年
シゲ,攻めの帰りを持家で待っている男

同時収録作品タイムロス・ラブレター

同時収録作品非・親友関係

同時収録作品Crybaby ando S

その他の収録作品

  • いってきます 「ただいま」描き下ろし
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数1

じんわりと心に響いてくる短編集

一冊の中に4作品収録の短編集です。
全体的にエロ描写はありません。
再会ものが多く、出会いと別れ、その時その時の感情の揺れを描いた切ない系の作品集でした。
日常系・エロなし・再会もの・切ない系でピンときたらお試しされてみて下さい。
この手の作品が苦手な方は読んでも内容が薄味に感じると思うのでお勧めはしません。

■【ただいま】
理想郷を探して旅をしている青年(タイジ)×青年が帰ってくる場所を与えてあげている男(シゲ)の話です。
詳しく描かれていませんが、タイジはシゲのことを「シゲさん」と呼び、シゲはタイジのことを「タイジくん」と呼んでいるので、歳の差があるようです。
二人は夜を共にすることもある関係ですが、はっきりと恋人関係にあるわけではない様子。
そこで、タイジが悪戯心でシゲの本心を引き出そうとすると…。
シゲはいつもの穏やかな表情を崩し、焦った様子で、タイジがそのまま帰って来なくなることを不安に思っている事を告白したのでした。
タイジは「例え旅先で理想郷を見つけたとしても、必ずここに帰ってくる」と約束します。
旅をする青年と、それを静かに待っている男の、切続きなくも心温まる話でした。
ただ、シゲのことを思うと少しさびしいような、可哀そうな感じがしてしまいます。
四六時中一緒に居たいとは思わないだろうけれど、何か月も、下手したら年単位で会えないこともあるかもしれないのに。
こんな不安定な相手を、待ち続けられるなんて、シゲはすごい人だと思います。
本当に、ちゃんと帰ってきてあげて下さいね、タイジくん。

■【タイムロス・ラブレター】
小学生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こすために、
同級生たちが集まって―――…
そこであの頃友達同士だった幸弘と友哉は卒業以来久しぶりに顔を合わせます。
実は小学生の時、友哉は幸宏に「告白」をしているのです。
そして幸宏にはっきりと「友哉おかしーよ」と言われてしまったのでした。
そんな過去があったので、友哉は幸宏と顔を合わすのが辛かったのですが…。
―タイムカプセルが時空を飛び越え、二人を繋げ、そこから始まる物語。
時間が人を良い方向に変えるその瞬間に、ほんのり感動しました。

■【非・親友関係】
高校時代の同級生・友喜二が、光輝の民宿に泊まりに来た―――。
友喜二はゲイで親に勘当されているので、実家には戻れないので光輝の民宿に泊まりにきたのでした。
光輝は高校生の時、友喜二と二人で夜釣りをしている時に雰囲気に流されて、
思わず友喜二とキスをしてしまったのですが、途中で我に返り、友喜二を拒否した過去がありました。
友喜二は何を思って光輝の民宿に泊まったのか―――。
あの頃よりは心も成長して、友喜二の気持ちを思いやることができるようになった光輝は…。
自分たちの関係を見つめなおすことができ、再びゆっくりと二人の親交が始まります。

■【Crybaby and S】
蒔田は高校時代、陸上の練習中に潮谷を不慮の事故で突き倒し、怪我を負わせたことがあります。
その負い目からか、蒔田は同じ大学に入ってからも、いつも潮谷の様子をうかがうように話しかけてきます。
一方、潮谷のほうは怪我をして陸上ができなくなったことは何とも思っておらず、むしろ辞めるのに良い理由ができたぐらいに思っていたのでした。
しかし、やたらとかまってくる蒔田に潮谷はイラっとし、なぜか蒔田の泣き顔が見たくなってついつい意地悪なことを言ってしまいます。
健気ワンコな蒔田と、俺様ツンデレな潮谷のコンビがすれ違いながらもお互いの本心に触れたとき―――。
心温まる、不器用な恋愛模様でした。


やはり短編なので「この先が読みたい!!」という気持ちがわきました。
この手の方向性の作品としては良い感触がありましたが、
短編だとどうしても満足度が低くなりますね…。
ぜひ、表題作一冊いく作品を描いて欲しいです。

5

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