トカゲ王の婚姻

“トカゲ”攻めが気になって…

タイトルを見た瞬間、今まで読んだことのない人外攻めに惹き付けられ思わず購入。
爬虫類とか苦手なんですが、このお話に出てくるトカゲさん達はみんな草食というか花食なので、のんびりしてて可愛かったですし、ルゥルゥと受けさんの交流風景には何度となく癒されました(^^)

アランバール王国で王として君臨しているトカゲ王こと攻めさんでもあるラルク王様に、嫁ぐことになったシエナ王国の王女様がトカゲ王という事で拒み、侍女に身代わりをさせることに。
その侍女には婚約者が居たのですが、両親が死に路頭に迷っていたとこを王女の気まぐれで下働きとして拾ってもらった恩があるため、逆らえずに泣く泣く婚姻準備を進めます。
その様子をずっと傍で見ていた侍女の弟でもあり受けさんのユーファは、姉に今まで守ってもらった恩と婚約者と幸せになってほしいという願いから、姉が寝ている隙に入れ替わって死ぬ覚悟で身代わりとして嫁ぐことになったとこから、この物語は始まります。
最初から物々しい雰囲気で進められ、やっと2人の気持ちが通じ合ったと思ったら、2度3度とまた問題が起きて…。
この主人公2人はなかなか落ち着いてラブラブ出来ませんでした笑。
出会ってそんなに月日は流れていないのに、起こる事件の多さに内容が濃すぎて改めてビックリした事もありました。

波瀾万丈、ワクワク、ハラハラといった展開がお好きな方には楽しんでもらえる作品だったと思います。
お話も綺麗に纏まっていて、大好きな溺愛もの、受けも攻めも中身が男前で好感の持てるキャラで、
後味スッキリと一気に読ませていただきました( *´︶`*)