鬼恋(アンソロジー著者等複数)

onikoi

鬼恋(アンソロジー著者等複数)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
29
評価数
8件
平均
3.6 / 5
神率
0%
著者
   
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
発売日
価格
¥1,350(税抜)  ¥1,458(税込)
ISBN
9784799725313

あらすじ

「鬼と人の愛」を濃厚に官能的に描くBL小説アンソロジーが登場!

■桑原水菜作品■
「鬼の愛は喰らうこと」
最強最悪の桃太郎×鬼王の末息子・鋼音。
桃太郎から犯され抱かれ愛液を啜られながら深まる鬼の愛憎とは――!?

■かわい恋作品■
角を折られた鬼・牙狼丸は、儚くも美しい青年・和氣に介抱される。
やがて蜜のように甘い和氣の身体に溺れていくが、和氣の正体は…!?

■夢乃咲実作品■
父の命で出家した美貌の稚児・香寿丸は、僧侶の性具にされていた。
絶望の中で生きるある日、美しくも恐ろしい鬼・破天と出会い…!

表題作鬼恋(アンソロジー著者等複数)

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レビュー投稿数2

恋をしたのは、果たしてどちらなのか?

3種のオムニバス小説。
タイトルからすると鬼の“恋”のお話。もしくは、鬼に恋するお話。
何れも、一緒になるという点では遠からずではあるのですが、恋ってどんなもんか?と考えてしまう1冊でした。
あらすじに書かれている“愛”の方が近しい気がします。

先のレビューでも述べられているように、幸せ色は多くありません。グロテスクでカナシイ終焉もありますし。
鬼のイメージからすると、そんなものかもなぁ、なんて思ったりはするのですが。

やはり、昔話や着物が似合いますね。
文章もどことなく、漢字多めや、難しい単語などが似合っているような。(言う程難しい文面ではありません。)

個人的には、かわい恋氏の「片角の暴鬼」が気に入りました。
人外の作品は、設定が自分の好みに合うかそうでないか、で評価がだいぶ変わってくると思います。
鬼は、角の位置や形状、角数、能力などで好みが分かれるのではないでしょうか?!

さて、ここからはちょっとネタバレあります。

かわい恋氏の鬼は、擬態出来たり、淫魔要素があったり、、、最後には化けます。
対する人は、村の慰み者。そのため、鬼がその続き精力に心酔して行きます。
3話の中で、比較的“恋”要素が多いように思います。それが例え勘違いから始まったものだとしても。

桑原水菜氏の「オニガシマ」は、人として生きる鬼×人の様相した鬼のお話で、掟と禁忌と愛と憎が描かれています。
食人を含むグロテスクな設定が、3話の中で一番です。
それ以外には、強靭な肉体、妖刀といった描写が出てきます。
馴染みのある童話を基にしている点が、面白いです。

夢乃咲実氏の「叡山夜話」は、リアル名称が出てきて、史実風です。
この鬼は、一番妖怪に近い印象を受けました。スッと現れたり消えたりします。未来を視る力を持っています。
対する人は、高僧の稚児。妬み嫉み、権力など、欲に塗れた人間から解放されたいと願う、そんなお話です。
恋要素はほぼなく、怨みで鬼と契ったように感じます。

人×鬼がなかったのが残念ですね。
とは言うものの、なかなか設定が思いつきませんが。

3

せ・せつない。。

ちるちるさんのNEWSで取り上げられているのを見て、私がBLを読むきっかけになった桑原水菜先生の作品に期待して、購入!
鬼×人の恋をテーマにした3人の先生のアンソロジーだったのですが、どれも受けが不憫で、痛切ない作品でした。
読み終わって思わず深い溜息。。
鬼が人を食らうといった表現も出てくるので苦手な方はご注意を。
桑原先生の作品は、桃太郎のお話を鬼目線から解釈した面白い切り口の作品でした。
ただ、とにかく終わり方が痛々しい。。
もっと幸せに終わってほしかった。。
短い頁数だったので、やや性急な部分や説明が多かったですが、1冊でじっくり書けたら、また違う結果もあったのかもと願ってしまいます。
個人的には、夢乃咲実さんの作品が一番良くまとまっていたような気がします。
鬼と人が交わす言葉は少ないものの、人間の業や悲哀が感じられました。
後書きでご自身も書かれていましたが、夢乃さんは可愛らしい作品を書く方かと思っていましたが、こんなダークシリアスも書かれるのですね。
かわい恋さんは、受けが惨め過ぎたのと、最後の方に若干ご都合主義的になってしまったのが、気になりました。続き
萌えというよりは、昔話の世界観にどっぷり浸かれるような作品です。

4

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