エンドスタートライン

end start line

エンドスタートライン
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×29
  • 萌10
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
78
評価数
25件
平均
3.3 / 5
神率
8%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一迅社
シリーズ
GATEAU ガトーコミックス(コミックス・一迅社)
発売日
ISBN
9784758074018

あらすじ

失うことは、はじまるということ。陸上部の早川は、廃校が決まってもなお3年間走り続けた母校のグラウンドで練習を続けていた。ある日、誰もいないはずの校舎から気配を感じ、恐る恐る向かった先で、自分を〝幽霊〟だという一人の男に出会う。廃校でしか交わることのない幽霊との時間は早川にとっては心地よいものだった。ただひとつ、自分の走る姿を追う熱い視線を除いては――。表題作[エンドスタートライン]を含む、廃校を舞台に繰り広げられる3つの恋に加え、惣菜売り場の彼に胃袋を掴まれたしがないリーマンの甘酸っぱい恋愛模様を描いた[フロム・グリーンキッチン]の計4作品+描き下ろし36Pを収録。

表題作エンドスタートライン

早川光介,陸上部,高校3年生~
未咲直音,幽霊と名乗る金髪の高校生~

同時収録作品建築する夕暮れ

同時収録作品ふたり追いし、かの未来

同時収録作品フロム・グリーンキッチン

名切晃太郎,スーパーの惣菜売り場担当 ?
高野,リーマン ?

その他の収録作品

  • クロスライン(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト・漫画

評価・レビューする

レビュー投稿数3

気になる後味

カバー下の漫画まで含めて読み通して満足の溜息を
吐いた後、ふと老婆心ながら思ってしまいました。
デビューの一冊にしては一寸ハードルを上げ過ぎたんじゃ
ないでしょうか?
いや、ここから更に跳んでみたいんです!と言う
意気込み込みならむしろ背中を押しますが。

多分この作者さんがその気になればカバー表の
二人の話だけで全てを押し通す事も出来たでしょう。
でも敢えてそれをしなかったのは、物言わぬ主役の声を
きちんと反映させようと言う心意気の現れなのでしょう。
その上で全ての時間を足並み揃えて再び動かして
いるのは、剛毅な力量かと。

1

構成が上手い

廃校になった高校をめぐるオムニバス3編。
この3編に登場する3っつのカップル?のお話は、時間の軸が過去だったり未来だったりと、それぞれ重なったり、重ならなかったり、この構成は凄く上手くて、おもしろかった。
ちょっとアナログっぽい感じの絵も結構好み。
この表題作のシリーズだけだったら神に近い萌2って感じだったんだけど、間に挟まったお総菜屋さんの話が、、、。
胃袋をつかんで餌付けでゲットは、恋愛のセオリーとしてはありだけど、
名切側の理由としてはアリだけど、それを安易に受け止めちゃう高野ってどうなの?
こんな方向に心広い系のこの高野みたいなキャラは残念ながら私のしゅみじゃない、

というわけで、萌一つで勘弁してください。

2

アナログ感が素敵な上質短編集

4CPのお話が入っていますが、エッチシーンは1CPのみ。
他は攻め受けがどちらなのかもはっきりしません。
でも、雰囲気とまとめ方が素晴らしくて、十分魅力的な本でした。

最初の3作品は、廃校になったある高校にまつわるお話です。

■表題作「エンドスタートライン」
高校3年の夏に学校が廃校になり、別の高校に移った早川(表紙右)。
陸上部の彼は、愛着があったその廃校に夜ひとりで忍び込んでは、
グラウンドで陸上の練習を続けていた。
校舎の窓から、その早川の走る姿をじっと見ている、
金髪でタバコをふかしている男(表紙左)、自称「幽霊」の三咲。
壊われる時を待っているその校舎で、
ふたりは共にくだらない話をし、穏やかな時を過ごす。
でもある日、
三咲が幽霊と名乗ったある秘密を語り出す…
どうして、早川の走る姿に、熱い視線を送っていたのかも。
それと同時に、将来を見据えた別れの決意も……

■「建築する夕暮れ」
廃校の校舎を重機で壊しながら、
昔そこに通っていた学生時代のことを思い出す、吉沢。
そして、いつも窓から見ていた、ずっと年上の教師のことも。
続き残骸になった校舎の写真を撮る吉沢の隣りに、
ふと現れたのは、その時の密かに想いを寄せていた教師で……

■「ふたり追いし、かの未来」
廃校になった学校から、別の高校に転入した黒宮。
ときどき突拍子もないことを言う、
前の席に座る明るいクラスメイト、木下のことが気になり始めるが、
その木下は黒宮が通っていた高校に好きな女の子がいたと話出し…

描き下ろしでは、この直接の繋がりがない3組の明るいその後が、
うまく絡み合って話が進み、巧い。
それぞれの時間の中で、それぞれのペースで愛が育まれている様子が、
とてもあたたかで、心を満たしてくれました。


上記の3つの作品とは切り離されたお話もひとつ入っています。

■「フロム・グリーンキッチン」
スーパーの総菜売り場でマスクをして働く名切は、
常連客で人懐っこいリーマン高野にいつも声をかけられ、
体調に合わせておすすめ惣菜を選んであげたりしていたが、
ある日、客としてスーパーに来た名切は、高野にばったり会い…

一方だけが初対面と思いこんで仲良くなっていく様子が面白い。
素直な褒め言葉と、美味しそうな食事、そして真っ直ぐな好意に、
とてもあたたかな気持ちにさせられるお話でした。


絵の感じは違うのですが、
少しのレトロさと雰囲気と、明るさのスパイスが素敵で、
草間さん作品が好きな方に好まれそうな1冊だと感じました。

14

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ