一目惚れから始まる溺愛ロマンス!

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表題作恋人はファインダーの向こう

澤村隆士,31歳,動物写真家
樫原恭平,27歳,家具雑貨輸入会社勤務の関西人

その他の収録作品

  • 恋人とファインダーの向こう
  • あとがき

あらすじ

同棲中の恋人・隆士が撮影旅行に出かけたまま連絡が取れない。寂しさを紛らすように一人で飲みに出かけた恭平は、そこでホストと見紛うチャラめの男・雅人と意気投合する。互いの恋人の愚痴で盛り上がるうち気付けば恭平はホテルで雅人に押し倒されていた。実は雅人は隆士の元恋人で、自分を捨てた隆士を逆恨みしていたのだ。危機一髪の恭平は!?
大型ワンコカメラマン×クールビューティー会社員の溺愛ロマンスv

作品情報

作品名
恋人はファインダーの向こう
著者
金坂理衣子 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403523793
3.5

(19)

(6)

萌々

(4)

(4)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
62
評価数
19
平均
3.5 / 5
神率
31.6%

レビュー投稿数4

バカップル騒動記

攻め様の一目惚れから始まった恋。ノンケの受け様も、なぜか攻め様が可愛いと思えて、出会ったその日に結ばれて、二人は恋人同士に。
ラブラブな同棲を始めたはずだったのに、写真家である隆士(攻め様)は度々撮影旅行に出掛けて、ろくに連絡を寄越しません。寂しくてたまらない恭平(受け様)は、飲みに出掛けた先で、チャラそうなイケメン、雅人に出会います。お酒を飲み、愚痴を言い合い、親切心でホテルまで送れば、雅人にベッドに押し倒され!

ってとこまでは、まあいいでしょう。が!その後の展開が、小首をかしげるどころか、首を倒しすぎて筋をおかしくしたみたいな感じ。「へ?!どういうこと?」と突っ込んでしまいましたよ。(これについてはばらしませんね)

イラストのイメージやあらすじから、わんこの隆士とクールな恭平を想像していましたが(基本はわんこ×クールです)、かなり振り幅がありました(笑)
あまりのバカップルぶりで、甘過ぎて胸焼けしそう。(胸焼けしようが、私はいくらでも溺愛を欲しますけども。)ここまでくると、もう笑うしかないレベルです。

後半は、隆士のつらい過去が明らかになり、しんみりさせられます。この告白でさらに二人は愛を深め、恭平からの熱血プロポーズ!

いい意味で裏切られたお話でしたが、とても楽しいラブコメでした。
恭平の関西弁がすごく効いていました。みずかねりょう先生のイラストも綺麗で、うさぎのイラストは悶えます。

話の内容も良かったけれど、終始ののろけ攻撃で、頭のどこかが麻痺した私の評価は、ずばり!
「バカップルに神!」

4

関西弁萌え~

表題作の展開がわちゃわちゃしていてちょっと残念でしたが、恭平の関西弁と珍しい年上ワンコには非常に萌えました~。

どう言えばいいのか…あらすじに書かれたエピソードは中盤あたりに出てくるのですが、そこからのお話がスピーディーすぎて登場人物の感情がよく分からない&読者も追いつけないような感じがしました。隆士のパーソナリティがよく分からなかったのも一因かなぁ。ただ、二人の出会いエピソードはとても微笑ましくて好きでした。

恭平は可愛くて健気な一方、とても潔くて男前なキャラクターで、隆士が溺愛しちゃうのも頷けました。

表題作の数年後を描いた「恋人とファインダーの向こう」は前半であまり触れられなかった隆士の過去や内面が分かる内容になっていて、お話としてはこちらのほうが好きです。

3

大型ワンコがすごくかわいかった

「大型ワンコ」の文字に惹かれて読んでみたけど、ほんとに大型ワンコでした。
好き好き攻撃が本当にかわいいワンコなんです。
こんなに愛されて受け冥利に尽きるだろうなぁというくらい、大好き攻撃がすごい。

攻めのほうが4歳年上なんだけど年上感は皆無のヘタレワンコで、姉さん女房気質の(受けのほうが年下なんだけど)男前受けに何かと発破かけられてるような感じ。
1ミリ足りとも攻めの年上感がなかったので、ふつーに年下で良かったのに……。

キャラ萌という点では萌萌評価をつけてもいいなと思えるんだけど、残念ながらストーリー展開に首を捻らざる得ない点があって評価が下がってしまいました。

特に前半が怒涛の展開すぎて何が何だか良くわからない……。

攻めに一目惚れされて、ノンケなのにあっさりとその日の内にベッドインしてお付き合い開始となるスピード展開はまぁいいです。
攻めの様子が超〜かわいかったから。

あらすじの「寂しさを紛らすように一人で飲みに出かけた恭平(受け)は、そこでホストと見紛うチャラめの男・雅人と意気投合する。互いの恋人の愚痴で盛り上がるうち気付けば恭平はホテルで雅人に押し倒されていた。実は雅人は隆士(攻め)の元恋人で、自分を捨てた隆士を逆恨みしていたのだ。危機一髪の恭平は!?」
これ、実は攻めが元恋人と裏で手を組んで……というやつで、そこに不快感を覚えてしまいました。

受けの貞操を試すのもナイし、攻めに持ちかけられたとはいえこれ幸いにと二人の仲を引っ掻き回す元恋人の調子に乗った姿もこれまたムカつくし…。
そしてずっと一緒にいたいからといって、サラリーマンだった受けの仕事を相談もなしに変えてもらおうと思ってるのもなんだかなーと。

前半の展開にはありえないだろう……と思ってしまうのだけど、後半のお話はもうこれでもか!という位に二人の愛が深まってて超絶幸せそうな様子が読めるので、読んでるうちに前半部分のモヤモヤも消えて、なかなか悪くない一冊だったなと思えました。

1

受けキャラはいいが、個人的には話についていけず。

なぜこの作品を手に取ったか?
ズバリ、うさぎです。
表紙をパラパラとめくっていたら、かわいいウサギ・狸の扉絵が……

わんこ系ゲイの動物カメラマンと
彼のサイン会にたまたま行ったサラリーマンの話。

前半のあれよあれよという展開に、呆れ苦笑しつつ
後半まとまった後はなんとも甘々なカップルでした。

男前でオカンで関西弁の受けは嫌いじゃないのだが、
特に前半二人の言動についていけず、
どうも気持ちが入らないまま読み終えた感じ。

コメディとして気楽に読めばいいのね……と思いつつ
元彼を巻き込んでの試すような言動も私の価値観とは相容れないし、
お仕事話やトラウマ系の話もあるので、
個人的には引っかかってしまった。


ということで神評価が並んでいるのだが、
私の評価は、萌えと迷いながらの中立。
うさぎ可愛いし悪くないところも多いけれど、ツボとは違った感じかな?

4

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