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267夜~2人だけの最後の道行き~

267ya

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表題作267夜~2人だけの最後の道行き~

イシ,楽者
チユ,修柱師

あらすじ

世界を支える柱が傷み出した――。
己の体を使って柱を治す「修柱師」のチユは、二度と戻れない治療の旅に出ることに。
道行きのなぐさめとして「音楽」を願うと、現れたのは巷で人気の若い楽者・イシ。
戸惑いながらも出立すると、「あなたにずっと恋い焦がれていた」とまっすぐな気持ちを向けられて……。
暗闇の旅路に優しく響くイシの音楽は、2人をどこへ導くのか――。

267夜~2人だけの最後の道行き~(1)…50ページ
267夜~2人だけの最後の道行き~(2)…51ページ
267夜~2人だけの最後の道行き~(3)…52ページ

作品情報

作品名
267夜~2人だけの最後の道行き~
著者
いもあん 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オトメチカ出版
レーベル
BL★オトメチカ
電子発売日
4.5

(10)

(8)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
44
評価数
10
平均
4.5 / 5
神率
80%

レビュー投稿数2

泣けるお話です

初めてこの作者さんのものを読みました。
無料分を読んだら、続きが気になり、引き込まれました。

 静かに穏やかに話は進んでいきます。
最後の旅にでた二人のお互いを想いあう、寄り添うところが、心に染みます。

最後は、悲しい終わりで不覚にも涙がジワリ滲んでしまいました。
でも、きっと二人は幸せだったのではないかと思います。

BLだけど、その枠を忘れるような、不思議なお話でした。

5

地味だが間違いなく心の琴線に触れる作品

自分がたてた「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#ans_71862
でおすすめ頂いたこちらの作品。
早速読んでみました。

ファンタジーの形を取っていますが、特に柱がどういう構造なの?とかどういう世界なの?とかそこらへんは何も考えなくて大丈夫です。
最初、あらすじだけを読んでみたときに、ファンタジー慣れしていない私はこの世界観理解できるだろうか?と思ったのですが全く問題ありませんでした。

修柱師は柱直す際、自分の体を傷んだ箇所に充てて直します。
修柱師として育てられたものはその作業に本能としての喜びを感じてしまう為、自我を忘れて柱に取り込まれてしまう恐れがあり、己を保てずイシの元へと戻ってこられなくなる恐れをチユは抱きます。
そして願うのです。

「最後の瞬間までチユとしてイシのそばにいられますように。」

これは人を愛した事のある人間なら誰しもが願う事ではないでしょうか。
この先の展開やお話の終わりよりも何よりこのメッセージが心にズドンと響いて泣いてしまいました。

間違いなく「心の琴線に触れた」作品でした。
途中笑える4コマ漫画があり、シリアスに傾きがちな心を程良く修正してくれるのも良かったです。

今日は親切に作品を教えていただいた姐さま方のおかげで何度も泣いて、瞼が重量級へと育ちました。
どうもありがとうございます。

ああ、予めハンカチタオルを用意しておいて良かった・・・。

3

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