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表題作愛に濡れる声を聞かせて

渋谷光雅,天才ピアニスト,音大作曲科の4年生
越野高弘,攻に片想いする大学3年生,21歳

その他の収録作品

  • ある晴れた日に
  • あとがき

あらすじ

幼馴染みの光雅に片思い中の高弘。セレブで、幼少期は天才ピアニスト、現在は最高峰の音大で作曲を学ぶ大学生である光雅に気後れを感じつつも、なんとか彼の役に立つ存在になりたいという高弘の願いは、思いもしないかたちで叶ってしまう。
光雅の『高弘のあげる淫らな声を聞いて曲が浮かんだ。もっと高弘の声を聞かせて欲しい』という言葉によって。それから、大好きな人の手で昇りつめては喘がされる日々が始まって……♥︎

作品情報

作品名
愛に濡れる声を聞かせて
著者
北瀬黒 
イラスト
小路龍流 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048693561
3.4

(9)

(0)

萌々

(5)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
30
評価数
9
平均
3.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

王道のよさ

王道なので、最初からラストは見えているのですが、それでも読んでいて楽しかった!
それが一番の感想です。

絶対音感の持ち主の攻めの、「音の周波数を調整するために声を聞かせてほしい」という奇妙な依頼も、笑っちゃうといえば笑っちゃうのですが、でもその間、攻めが本当に受けを慈しんでいる気持ちが伝わってきたので、あまりアホくさっ!とは思わなかった。
またラストで攻め自身も「苦しい口実だと思った」とも言っていたし。

唯一、難点といえば、受けの苦悩があまり共感できなかったこと。
同じ、ピアニストを目指していたけれど傾向が違った(攻めは表現性が豊かで、受けは技術が巧みとか)なら攻めとの違いに素直になれないのはわかるのですが、別にそうじゃないなら、そこまで悩むことかな…?と思ってしまった。
いやでも、わからなくはないのです。攻めがスパダリすぎるし。でも受けは「同じ男として」苦悩するってタイプでもなさそうなので、ん…?と少し引っかかりました。
なのでマイナス1で。

1

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