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表題作不安定な唇

水上惣一 部下 26歳
遥公洋 営業課第二係長 27歳

あらすじ

元気が取り柄な水上惣一には職場に天敵がいた。相手は上司の遥公洋係長二十七歳、その人である。仕事はできるし男前、女子社員の人気も抜群だ。けれど彼の口のキツさたるや比類がないのである。そそっかしくついポカをやらかす水上は、まさに遥の絶好の攻撃目標だ。日々、雨あられのようにヘヴィな説教攻撃が、あたかも、ちゅどーんという音でも聞こえそうなほどの勢いで水上に炸裂するのだ。むむ、いまに見ておれ遥め、と村上が思ったとしても不思議ではなかった。
 だが何と水上のミスが原因で急遽、二人で出張に。接待でよれよれになってホテルに帰還した遥を、待機していた水上は介抱するうち、普段とは別人のような彼の甘い声と可愛らしい表情に思わずクラクラ。これって憎さあまって可愛さ百万倍!? その時、遥の口から世にも意外な寝言が……。リーマン・ラブコメの傑作登場、単行本未収録短編。

作品情報

作品名
不安定な唇
著者
榎田尤利 
イラスト
九条タカオミ 
媒体
小説
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ピアスノベルズ
電子発売日
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

遥さんに完敗

榎田尤利先生の短編。先生の作品をたくさんは読んでいないのでわからないけれども長編のイメージとはちょっと違うかも。かなり軽め。

水上はちょっと落ち着きがなく仕事でも失敗ばかりでいつも上司に怒られていた。ある時、取引先の社長を怒らせてしまい謝る為に上司の遥と一緒に出張する。
その夜酔って宿泊先へ戻ってきた遥は、らしくなくダウン。水上は思いがけない寝言を聞いてしまって…

その寝言がきっかけで水上は遥のことが気になりだして、飲みに行って今度は水上が遥に快方されるシチュで進展します。
ネコもノンケもわからないほど免疫ない水上をゲイでネコの遥がリードしつつも、あっという間にあえがされちゃいます。

昼間はちくちくとミスを責め立てる遥も夜は反対に水上に攻められて態度も豹変するのがおかしいです。
そんな遥さんに落ちてしまった水上のおはなしでした。

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