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恥じらう顔がかわいい
表題作は、同じ中学のクラスメイトだった二人が大学で再会するお話。
中学時代に三上にからかわれて以来、満足に友達も作れずにいた京介。
でも、からかった三上の気持ちって、実は子どもっぽい「好き」の表現で…
友達、それとも、これが恋？
っていう、初めての恋に右往左往系で可愛いストーリー。
全体にさっぱり系の絵柄で、特にこの、黒目の小さいお顔が、いかにも恋愛経験値が低そうで、自然な感じでいい。
同録作品は、自縛趣味の準教授とゼミ生の間の秘密の奴隷関係、実は…「やさしく縛って」
同級生が振られたと泣きついてきて…気づいたからにはつけ込まれちゃってもいいですか？「二人のカンケイ」
大きめかわいい
好きだわー
キュンとしちゃいました。
中学時代にトラウマを植え付けられた相手・三上と大学で再開した京介。
大きめ乳首を三上に指摘され、クラスメイトに笑われた過去を持つ京介は、未だに三上を恨んでいた。
しかし、三上はずっと京介が好きで仲良くなりたいと思っていた。
友だちになる2人だが、三上はやはり京介を友だちとして見ることができず別れを告げる…。
三上と離れてから楽しかった日々を思い出し、自分も三上が好きだと気付く京介が切なかった。
胸がキューっとなりました。
思いを告げて初めてのHは、2人の表情がとても可愛くて良かったです。
その他の収録作二編も、短い中にストーリーがあって楽しめました。
短編読み切りとしては、とてもいい作品だったと思います。
思春期のトラウマは絶大
思春期に、自分の体がひとと違うことを指摘されたら…。
ものっすごく悩むと思うんです。
それでなくても多感な時期なのに、「お前のそれ、変じゃね？」なんて言われた日には、体の一部だけに直すわけにもいかず悶々とした日々が続いて、性格まで変わってしまうかも。
【コンプレックス×××】(4話＋描き下ろし) 萌
「お前、乳首でかくて女みたいだな」
これはいかん。男子だったことはないけれど、この台詞を男子中学生に言ったら、どれだけ悩むかは一目瞭然です。
同級生だった三上の無邪気なひとことで、人前で裸になることを恐れ、彼女もできず、すっかり内向的な性格になってしまった京介。
大学で三上と再会して…という話ですが、京介が純粋だから余計に切ない。
友達になりたい京介と、それ以上を望む三上とでは、どちらかが折れなければ関係は成立しないけれど、無邪気に喜ぶ京介を真横で見て気持ちが爆発しないわけもなく…。
三上がいつも京介を見ているのが分かる出来事があって、その場面を見ると「ああ、ほんとに好きなんだなあ」と三上にも切なさを感じる。
京介がいつも優しかった三上を思い出すコマに、最大のときめきが待ってます。
【やさしく縛って】 萌
自分で自分を縛ることで快感を得ちゃう大学の准教授と、目撃しちゃった学生です。
SとかMには興味がないので始まりはアレですが、松山が先生を気遣うシーンは萌えます。
こういう「実はいつも見てた」みたいなエピソードに弱い。
【二人のカンケイ】 中立
彼女にフラれてばかりいる友人と、毎回愚痴を聞かされる友人。
慰め会でなぜかAVを見ることになるという流れはよく分かりませんが、常に平常心かつ無表情な友人が、興奮状態でうっかり口にする本音が…。
短い作品なので、まあ、うーむ。
3CPとも攻めがちょっといじわるっぽい感じでした。
好きな子をいじめちゃうキャラが好きな方には物足りないいじめ具合かもしれないし、「好きな子には優しくしてあげなさいよ！」という方には「うーむ」という1冊かな。
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