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エロ無しです
表題作は、高校の元教え子が、教育実習生としてやってきて、、、。
教師としては、生徒と恋愛は御法度。
在学中から自分のことを好きだと言っていた瀬田のことも、生徒とは恋愛しないと拒絶していたのだが、３年たってもまだ好きなのは変わらないと迫られて、、、
ここでエロエロ展開重視の作品だと、学校だろうがかまわずに押し倒して、一気に挿入まで行っちゃう場合もあるけど、この作品、教師の間宮の方が普通に常識的で、攻めの瀬田の方も普通に常識的なヘタレで、本編中では軽いチュっだけ。
同録の「内緒のハート」も、片想いだと思っていたら最後にようやく両想いが判明して、、、、でも、どこまでやったのかは描かれていない。
お巡りさんとカメラマンの「嘘つきレンズ」に至っては、なんと「俺たち両想い、だよな？察しろよ、、」的なエンディング。
一応、最後に表題作の後日談「恋になったあと」で二人はちゃんとセックスする恋人同士だと描かれてはいるけど、正味１ページ分くらい。
エロより胸キュンが欲しい方にオススメ。
そこはかとなく、エロいです。
なんと言っても、佐倉リコ先生の描く、「黒髪受け」はエロいです。
佇まいがエロい。そこに居るだけでもぅ、エロい。
「わからずやの恋愛方程式」の西広が、大人になったらこんな感じかな？と、思われる、
無自覚フェロモン垂れ流しの間宮先生と。高校生の時から一途に想い続けて、
教育実習生として再会した、瀬田。ガツガツ迫りながらも、子供っぽいと呆れられたらどうしよう？
と、クヨッている瀬田が可愛いです。
言葉にしては無いけど、顔に出まくっている間宮先生のその表情に気付かない。
後ろから抱きしめたり、間宮先生の出したものが付いた指を舐めたり。
挿入は無くとも、結構なことを校内でしでかしています。キスもしてる！
…多分、仕方ないんです。間宮先生がエロい感じ出してるから。
思春期の頃、よく堪えてたな、瀬田。偉いぞ‼︎ 逆に。
当て馬の長谷川先生は、瀬田が登場してから慌てて告りますが、時すでに遅し。
何で気付かなかったのか。エロい間宮先生は、案外無防備で、きっと瀬田はキリキリしていくことでしょう。
同時収録は「内緒のハート」これも、そこはかとなくエロい。出し惜しみ、かな。
著名な服飾デザイナーの息子である綾村は、多分親の仕事を意識し過ぎていて、
七光りとか言われたく無いんだろうね。服を作りたいけど、発表はしたくない。
そんな綾村の服を素敵だと想い、いつか着てみたいと願っていた深沢は、綾村が何故か
men'sを作らないことを残念がって、それなら女性ものでもいい、着てみたい‼︎ と懇願する。
二人きりで、採寸するから、と深沢の身体にメジャーを当てる綾村がエロいです。
綾村がエロいので。触られている深沢も感じてしまう。
最後に服を被せて、その顔に服の上からそっとキスをする。
そう、綾村の方がずっと切なく深沢を想っていたことが分かる、とっても可愛いシーンです。
このあと、ちょっとしたすれ違いはあるけど、想い繋がって、二人はエチします。
切羽詰まって、肩や乳首を舐める、綾村がエロい‼︎
「嘘つきレンズ」は、著名なグラビアアイドルの写真を撮ることで有名なフォトグラファーと
そうとは知らずに近づいたお巡りさんとの恋。
フォトグラファーがいつもグラドル撮ってるくせして、お巡りさんを盗撮してるのが笑えます。
確かに可愛いんだけども。下心満載で盗撮している彼を、受け入れてしまう。
変態同士で良かったね！的な。
物足りなかった……
前後編の作品2本と短編1本が収録されています。
どれも可愛いお話でしたが、全体的に物足りないなぁという感じです。
「恋になるまえに」
告白してきた生徒が教育実習生としてやってきた！というお話ですが、何故二人が惹かれ合ったのか全くわからない……
高校生編を読み飛ばしているのではと調べてしまうほど過去エピソードがありません。
そこさえ描いてくれればちゃんと楽しめたのに。
初めから二人の空気が完成されているので、付き合う付き合わないでごちゃごちゃされてもへぇ……としか思えませんでした。
「内緒のハート」
服を作る大学生とそれを着たい大学生の話ですが、服の扱いが軽い印象を受けました。
デザインから作成まで1人でやっている様なのにそんなポンポン出来るものなのでしょうか。
そのあたりの苦労が見えないので、こちらも気持ちが入りにくかったです。
「嘘つきレンズ」
3作品の中では一番好きでした。
よく不審者と間違えられる写真家とお巡りさんのお話です。
好きな人を無意識に撮ろうとする花森がとても可愛らしい。
両思いか！？と匂わせる終わり方も短編らしくスッキリまとまっていて読みやすかったです。
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