nezシリーズ第四弾登場!!

nez[ネ] Your Lovely Smell

nez your lovely smell

nez[ネ] Your Lovely Smell
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神88
  • 萌×217
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

139

レビュー数
16
得点
521
評価数
114件
平均
4.6 / 5
神率
77.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥880(税抜)  ¥950(税込)
ISBN
9784813012979

あらすじ

燕 千里と鷹目 兆は相性診断会社CASでコンビを組んでいる。
犬並みの嗅覚の持ち主でお調子者でだらしない千里に、
公安調査庁に勤めた経験もあるエリートで几帳面で潔癖性の鷹目。
最初は犬猿の仲だったふたりだが、一緒に依頼を解決するうちに
互いになくてはならない存在になっていた。
相手が苦しめば、自分もつらい。相手が喜べば、自分も嬉しい。
この気持ちはどこからくるのか──
ようやく自分の気持ちを自覚しようとしたとき、
ふたりの前に最大の敵が現れて!?
大人気nezシリーズ、ついに完結!!

表題作nez[ネ] Your Lovely Smell

鷹目兆,元公安で潔癖症なCAS所員,34歳
燕千里,女好きで嗅覚が鋭いCAS所員,34歳

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レビュー投稿数16

私も匂れたらいいのに

"自分以外の誰かを切望して、でもほんとうに食うわけにもいかないから、キスなんかするんじゃないだろうか。”

こんな風に思う恋愛がしたい。。。

0

BL要素以外でも楽しめる

電子にて。シリーズ4冊目。
いよいよ鳥が動き出し、物語は初めから緊迫したムード。
段々と解明していく謎と、驚き。まさか千代子ママ達3人がCASのメンバーだったなんて!
こういう展開大好きです!

鳥の正体や千里の過去が明らかになり、ハラハラの連続。
森の中での鷹目と千里の再開に安堵。
期待を裏切らない最高の面白さでした!

エチシーンがとっても丁寧に描かれてて、お互いを慈しむ気持ちが伝わって来ました。
千里と鷹目、交互の目線でお話が読めたのも良かった。
本能で結ばれてるこの二人の話をもっと読みたいです!!

0

最後まで期待を裏切らない

nez完結編。

今回は千里が《鳥》の呼出しに応じモズの森へ行ってしまいます。
当然、鷹目はCASのメンバーの協力のもと千里を助け出すために後を追いますが、戦闘経験の少ない鷹目は苦戦。
何故自分はこんなことやってるんだと思いながらも
理屈抜きで千里を助けようとする鷹目が素敵でした。

そして鼻が復活した後の千里は鷹目にしっぽふりまくりの可愛い犬ですね(笑)
素直になったデレデレの二人が見れて良かったですが、読んでいるこっちが恥ずかしくなりました。

とにかく最終章はスリリングでテンポがよく、一気に引き込まれました。
さすが榎田先生、最後まで飽きさせないですね。

1

最終章

3作目までが面白すぎて、その勢いのままハイテンションで手に取った最終巻。期待が大きすぎたのか、色々とまとめに入って落ち着いた今作にはあと一歩萌が足りなかったかな。。
それでも大変に面白いシリーズでした。

純粋だが適当な本能の人、千里と、理知的でまじめすぎるのが玉に瑕な鷹目の正反対ケンカップル。テンポの良い掛け合いは小気味よいし、もはや痴話げんかにしか聞こえなくてにやにやさせてくれます。一方、そんなコミカルな通常運転時とは正反対に、どうしても相手のフェロモンに抗えず性急に体を求め合ってしまうHシーンの対比がすばらしいですね。

今作は、最終巻ということで、メインで綴られてきた事件の解決編という趣です。千里に危機が訪れますが、サスペンス色は薄く、”鳥”を含む人間達の心理戦と言った方がよいでしょう。そのあたりは交渉人シリーズに通じるものがあります。
一方、そのせいか、今シリーズ最大の魅力であるカップルの甘いケンカやHがあまり描かれず、萌えポイントが少なかったので、この評価となりました。

一応全て収まったということでいったんすっきりはしましたが、本質がカップルのラブストーリ続きーであることを考えると、もうちょっと盛り上がりが欲しかったなあ、というところ。

湖水きよさんのイラストが素晴らしかった。強く惹かれ合う二人の関係が感じられる萌え度MAXな挿画。メガネを外した鷹目も素敵でした。

1

テンポの良さに感動

気持ちいいくらいテンポよく進む物語です。
ストーリーや設定もしっかりしていて、最終巻まで一気に読みましたが
買ってよかった、そして読んでよかったと思える作品でした。

読んでいるうちに初見の時よりもずっと2人がかわいく見えてきて、
大変素敵なホモでした。

0

作りこまれたストーリーはもちろん

この甘さを待っていたんだよ~~~~と満足のできるお話でした。大団円を迎える名シリーズ、今なら一気に読めますよ!を謳い文句に、最終巻のレビューをさせていただきます。
私は相手のことを思ってうっとりする、という描写が好きです。しかも「におい」でうっとり、なんてお互いに歩み寄らないとたいていは分からない。寄り添って、心を許して、好きな人のにおいを堪能する……仲睦まじすぎて恥ずかしくなっちゃいます。

このシリーズはそんなお話です。最初こそは性格真反対な鷹目に対して理不尽な想い(とちょっとずつ膨らむモヤモヤ)を抱いていた千里ちゃんですが、難事件を経てようやく気持ちを確かめ合うことができました。
一難去ったあとのあまあまなシーンは、私の中で5本の指に入る名シーン。千里ちゃんがすごくかわいい。なんのひねりもないですが、ただただかわいいのです。
キスをねだる。相手の首筋にすい寄る。気持ちよさを素直に言葉にする。私たちの萌えポイントを惜しみなく筆にのせてくださった榎田先生には頭が上がりません。これまで理性的だった攻めの鷹目のタガが外れてしまうほどのかわいさなのです。
それも、淫らという感じ続きではなく、鷹目だけに見せる恥じらいや大胆さと言った印象でした。なので読んでいるこっちが恥ずかしくなってしまう。頼りなく縋ってしまうほどの愛情がじわじわと滲み出ていて、気持ち良い読み心地でした。

2

一気に読んだ方がいいかも

 シリーズ全編、比較的間を空けずに読んだので文句なしに楽しめました。
 やっぱり面白いよねーさすがだよねーと、ストーリー展開、それぞれの視点が変わってどちらの心情もわかる読みやすさ、嗅覚を伴うエロと、いろんな知らない知識を詰め込まれてて、安心して楽しめました。私は攻め視点のエロが好きなので、その点でもよかったです。
 量産する作家さんは、どうしてもいっぱい読みすぎて一定数読むと飽きてしまって離れてしまうんですが、こうしてたまにシリーズ物を一気読みするといいものですね〜。でも気づいたらすごい量出てて、何から読んだらいいかわからなくなりますけども……。

2

記憶力との戦い

前作の内容の記憶がだいぶ薄れていたので、いきなりの緊迫シーンにドキドキ。
もし、前作まででばらまかれていた諸々の伏線やらフラグやらの記憶が曖昧でしたら、最初からとは言わない、せめて前の巻から一気読みをオススメ。
完全な続き物として最初から通して読んだらさぞやおもしろかろうと思います。
その、続き物の最終巻、大団円なので、いろいろな、謎や事件が解決、収束するのはもちろん、二人の関係にも、ちゃんと言葉にして、はっきりと決着がつく。
鷹目が使う「プライオリティ」って単語も、千里にも、小学4年生でもちゃんと、はっきりわかる言葉にすると「        」
大ハッピーエンドです。

3

雀影

セルフツッコミ
しかし、シリーズ最初からの読み返しを進めておきながら、多分私はしないであろう。
本が家に残っているのは確かだが、発掘が大変&それより他に積んである本消化しないと。

「あと百回言って」

この本は、まんま3冊目の続きでした。そして、3冊目の詳細を忘れていた私は大いに戸惑いました。
「え~と、○○○ちゃんって誰だっけ? ××さんって誰だっけ?」
おもしろい、すごくおもしろいんだけど。読み進んでも疑問は消えず、前巻に張られた伏線も思い出せないまま、1回目読了。
だめだ、こりゃ、3冊目を読まないとわけがわからないや。
私は、このシリーズは、1冊ごと事件が解決するシリーズと思っていたのですが、実は4冊での長編だったんですね。特に3冊目と4冊目が直接つながっています。
という訳で、3冊目から読み直すことにしました。
そうすると、リンクするリンクする、「そういうことだったのかあ!」の嵐でした。

クリスマスの日、前巻の依頼人・中学生の○○○ちゃんが何者かに誘拐された。残されたのは写真と、「CASを頼れ」との謎のメッセージ。あの驚異的な嗅覚を失ってしまった千里と、鷹目の二人は……。

のっけから、これまでの謎解きが怒涛のように始まります。
「え? はあ… そうだったの!?」 わからない人は、私のように3冊目から。未読の方は1冊目から読まないと、本当にわけがわかり続きません。
そして、二人が誘拐犯と全面対決するわけでございます。この誘拐犯は、1冊目からまーったく言及されてこなかった、あの人です。
鷹目は、3冊目から、うっすらと自分の気持ちに気づき始めていました。
しかし一方、千里はまだまだ全然気づいていない。でも気持ちは沸き上がってくる。
「だからあ、それはソウでしょう!」と、読みながら思います。千里は、焦れったすぎ。まあ、絶体絶命の危機の最中なんですけどね。
今回は非常にシリアスなので、千里と鷹目の漫才のような軽妙なやりとりが少ないのが少し残念かな。でも、漫才やってる場合じゃないのは、よくわかります。
そして、ラブシーンは情熱的でよかったです。満足満足。

今作で初めて気づいたのですが、このシリーズの装幀は、カバーのタイトル文字と背表紙・折り返しの特色インクと、カバーをめくった本体の全面刷りの特色インクが同じ色になっているんですね。こういうさりげなく凝った装幀は好きです。

最終巻とのこと。大変おもしろかったこのシリーズともお別れで、寂しいです。
ところが、あとがきに「なにかの拍子に」の文字が!
はい!! ぜひ「なにかの拍子」が起こってくださいませ。続巻希望です。
また、千里と鷹目の絶妙なかけあいと、相性診断という謎解きが読みたいです。

13

愛は勝つよね(^^)

nez[ネ] 4作目にして、最終巻です。
千里ちゃん(受)と鷹目(攻)のお互いを思う気持ちがこの最終巻で成就します(^^)

1作目から千里ちゃんの過去にまとわりついていた謎の人物4作目で明からになります。

鷹目は千里ちゃんを巡り、その謎の人物と戦います…
その謎の人物が千里ちゃんに対する歪んだ想い…
千代子ママも言っていた「歪んだものを愛とは言ってはだめ…」
そうですよね、愛ではなく悪欲だと思います…
相手の気持ちを無視して自分の欲望を一番に叶えようとするものは、愛ではない…
相手を思いやる気持ちがないものは愛とは言えない…
鷹目は、「おまえが一番大切だと」と言い切り、そしてそれを実行できる。
自分より千里ちゃんを優先できる…
千里ちゃんの最後の最後の救いは、鷹目に出会えた事だと…、この最終巻ではっきりと判ります。
鷹目の千里ちゃんに対する愛情が、謎の人物の歪んだ想いに勝てたそう思います。
なので、千里ちゃんが救われたとき、思わず泣けてきました。

反目しあっていた二人はいつの間にか、お互いになくてはならない間柄になっていたんですね(^^)。

続き
やっと訪れた平穏な日常が続くと良いなと…
そして、二人を見守っている素敵な面々と楽しい日常が続くと良いなと思います。
目指せ夫婦漫才(^^)/

謎の人物は…本編を読んで確認してください
その謎の人物は、「羊たちの沈黙」のレクター博士を連想させます。そんな人物に興味がある方は、小説・映画で確認してみたらいかがでしょうか(^^)
レクター博士は怖いですよ~食べちゃいますから~(>_<)。

nez[ネ]全 4作あわせて萌え×2です。

5

五感の全てで恋をする

榎田尤利さんの作品は、五感のすべてから得られる感覚が象徴的に表現されているように感じます。
視覚、聴覚、触覚、味覚、そして嗅覚。
nezの最終巻で、それぞれ感覚が物語の核として書かれた印象的な場面が多々ありました。

・『視覚』…山の中で視界もコンディションも最悪で限界が近い中、千里と鷹目がそれぞれの姿を捉え、視覚に捉えた途端に気持ちが溢れる場面。
・『聴覚』…鷹目が耳を失い、聴覚が一時失われた最中、なけなしの想いで千里に「だめだ」と残し、その言葉が千里を真実に導く場面。
・『触覚』…山の中で再会した二人が、お互いを抱き締め合い身を寄せ合い、存在を確かめ合う場面。
・『味覚』…千里が自ら鷹目の液体を飲みほし、その苦味すらを愛しく感じる場面。
・そして『嗅覚』…「nez」の物語の中心である嗅覚。「におい」こそが二人を結びつけ、愛をより強固なものにしてきました。その芳香は千里と鷹目にとって、甘い甘い、二人だけの匂い。
 同時に、そこには嗅覚では言い表せない、第六感もあると思います。
「第六感…理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働き」
 岩のような理性続きを持った鷹目が千里に感じた理屈抜きの愛情は、きっと五感を超えているのではないでしょうか。
 鷹目は千里を命に代えても守りたいと思う感情を、「脳の誤認」だと分析し、そして「なんと素晴らしい誤認なのか」と表現します。
そんな五感を超えて惹かれ合う二人なのだから、これからも互いを守りながら、奪いながら、夫婦漫才をして共に歩んでくれるはず。
そして、近くに美味しいカレー屋かラーメン屋がある家で、千里と鷹目が一緒に暮らす未来があったらいいなぁ。ちょっとおバカなワンコを飼って、二人、喧嘩しながら仲良く散歩していてほしいです。

3

愛すべきキャラたち

榎田先生の作品は主人公もさることながら、周辺の人たちのキャラがすごくイイ!
やり取りや会話が、思わず声を立てて笑ってしまう場面もしばしばw

で、千里ちゃんのお父さん・・・
本当に異常過ぎて憎くもあったのですが、反面、彼のバックボーンを思うと哀れでもあって・・・
彼のその後が気になります。

面白いキャラもあり、チリちゃんの父のようなキャラもあり、秀逸だなぁ。
だから物語に引き込まれるのですね。
いつも榎田作品には時間の感覚がなくなるほど引き込まれます。

そして何より、千里ちゃんと鷹目の二人の関係が大好きです!
遠慮のない会話の応酬も、一転エロ~いエチな場面も大好きです!
終わってしまうのは寂しいと思ってたのですが、もしかしたら何かの拍子で(笑)また続編が出ることもあるかも・・・な、あとがきに是非是非お願いしたい!と痛切に思いました。

コミカライズも決定したようで、楽しみです♪
コミックスが出たら絶対買います!!
コミックスが出るまでは、まだまだ先でしょうが。
う~ん、待ち遠しいです!

5

最終巻でやっと…!!!

大好きなシリーズの最終巻。
さすが榎田先生!という素晴らしい文章力で、最後まで一気に読ませてもらいました。
ネタバレの部分は、想定の範囲内で、なんとなく釈然としない部分もあったのですが、やっと思いが通じあった攻めと受けの攻防がとにかく最高!!!
匂いを絡めた表現もエロいし、お互いしかいないって感覚にキュンキュンします。
完全な解決ではなく、含みがある部分は残しつつ、攻めが一緒なら受けはこれからも大丈夫なんだと思います。

3

プライオリティwwww

いや~最後の最後であっまあまでした!!!

鷹目は頭でっかちすぎてマジワロタwwww
どんな愛の告白だよおい!笑笑

BLを読み続けてきて結構たちますが、これくらい回りくどいのは初めてよ!ww

素直になってバカバカバカデレくらいの割合だったチリがデレデレデレデレばかくらいになったあたりがもう可愛い!!
そら鷹目も頑張るわ!色々!

ほんとーに読んでない人は読んでみて下さい!!
胸キュンしすぎてすごいです!!!!!笑笑

4

最高!

ものすごく面白かった。寝るのを惜しんで一気読みをする作品なんて久しぶりです。あまりの面白さに黙っていられず初レビューです。
さすが榎田先生ですね。物語も文章も段違いに上手いです。エロいシーンがなければ、普通の小説としても通りそうです。
私的にはこのシリーズが一番好きかもしれません。
よく比べられている交渉人シリーズ、もちろんあれはあれでおもしろいのですが、私には甘さとキュンが少なすぎて物足りないです。
いつも素直じゃないチリちゃんが、エッチの時は思いがけなく甘えたさんになるのが、ほんと、たまりません。そして「におい」。nezというぐらいですから、「におい」が様々なシーンに出てきます。先生の描写がどんなにすぐれていても、実際嗅ぐことのできない私たちにとっては、ただそのにおいを想像するだけしができません。でも想像するという行為がエッチなシーンではエロい気分に拍車をかけます。すごくよかった。(笑)
事件が起こりそれを解決することで物語が進行していきますが、最大で最もシリアスなものが、チリちゃんの出生にかかわるものでした。前作のsmell and memory で明るく振る舞いながら続きも、混乱してだんだん不安定になっていくチリちゃんの様子が描かれていました。元気なはずなチリちゃんがだんだん弱く脆くなっていく、それに反比例して鷹目との関係は強く安定していき、このyour lovely smellに続きます。
その流れが見事で、否応なく今作に期待がかかり、期待に裏切らないストーリーがまっていました。面白かった。完結編にふさわしいと思いました。
このシリーズは全作読まないとストーリーが繋がりません。未読の方はぜひ、1作目から。後悔はしないと思います。

11

甘い二人が堪能できます

「nez」「『nez』 Sweet Smell」「『nez』 Smell and Memory」に続く、4巻目にして完結篇の今作品。続き物でも単品で読めるものもありますが、この作品は前作を読んでないと話が分からないと思うので未読の方は是非この順で読まれてみて下さい。

ツグミちゃんたちの誘拐事件に始まり、「モズの森学園」の秘密、阿莉たち兄妹が千里に隠しているであろう千里の過去などの謎解きの巻でもあり、ページを捲る手が止められず一気に読みました。いつもネタバレ上等でレビューを書くのですが、今回はあまり詳しく書いてしまうと楽しみ半減だと思うのでなるべくネタバレなしで書こうと思います。

千里と鷹目の掛け合いが面白い「nez」ですが、今巻は初めからシリアスな空気が漂い、また「鳥」が本格的にかかわり始めギャグはちょっと鳴りを潜めています。
千里を取り巻く人たちの、彼に対する優しさに思わずウルっときました。パンドラ・ボックスの彼女たちがああいう側面を担っていたとはちょっとびっくり。自分の出来ることをそれぞれ生かして千里を守ろうとする彼らの家族としての想いにちょいと感動しつつ、ツグミを救続きうために単身敵地に向かう千里と、彼を助けようとする鷹目の男気にも萌えまくり。なんだかんだ言いつつお互いへの愛情を認識していた千里と鷹目の、自分の事よりも相手を守ろうとする恋心にはキュン死しそうでした。

仲間たちが全員で千里を守ろうとする理由。
「鳥」の正体。
千里の過去と失われた記憶。

さすが榎田さんというべきか、話の進め方が非常にお上手でストーリー展開に無理がない。読むほどに引き込まれてしまいました。

しかし何と言ってもこの巻の最大の萌えどころは千里と鷹目のお互いの愛情と、それを素直に表現する「デレ」の部分でしょう。
あの鉄仮面の鷹目があんなに素直に愛情表現をするとは…!千里の可愛さに理性が吹っ飛ぶ鷹目には笑ってしまいつつ微笑ましくも思えました。
そして千里のあの可愛さは反則ですよ。鷹目がメロメロになってしまうのも仕方ないって感じでした。

事件が解決してからの甘々な二人が見れて、本当に良かったです。「匂い」から体の関係から始まってしまった彼らですが、愛情が育ちお互いが唯一無二の存在になって行く過程はとても良かった。

これで完結って寂しいですねえ。これほどナイスなケンカップルもあまりいないです。脇を固めるキャラたちもみんな個性的でいい味出してますし。千代子ママの言った「歪んだものを愛と言ってはダメ」のセリフはなかなか重みがありました。
あとがきで榎田さんが「何かの拍子に続きが出ることも否めないので」と書かれていらっしゃるので、ちょっと期待しつつ待ちたいなと思います。

あ、それとネタバレになりかねないのでさっくり書きますが、「鳥」。彼も非常に気になるキャラでした。狂ってると言えば確かに狂っている。けれど、彼の生育環境を考えると彼がああなってしまったのも仕方がないことだったのかな、とも思うのです。彼の「仕事」を考えるとハピエンを迎えるのは難しいのかもしれない。でも、彼を主役にしたスピンオフを書いてほしいなと思いました。

とにもかくにも、文句なく、神評価です。

15

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