みっともない恋

mittomonai koi

みっともない恋
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神41
  • 萌×228
  • 萌20
  • 中立11
  • しゅみじゃない10

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レビュー数
12
得点
388
評価数
110件
平均
3.7 / 5
神率
37.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
シリーズ
POEBACKS Baby comic(コミック・ふゅーじょんぷろだくと)
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865890563

あらすじ

温もりに飢えた執着攻
×
内向的で健気な受

不器用で、
そしてイビツなクレイジーラブ


大切な人を失った過去を持つ大学生・和泉。
他人と距離を置き、周囲に心を閉ざした日々を過ごすなか、
校内一の人気者・蛍介先輩と出会った。
明るくて優しい先輩に惹かれていくが、先輩を知れば知るほど、
常軌を逸した愛情を感じるようになっていく…。

表題作の他、短編もたっぷり収録
親友に自慰を強要される不憫優等生
『誰にもなれない』

自己チュー女王様のアブナイ性癖♡ 『恋しいこぶし』

ばかわいいヤンキーカップルのイチャコラ性活
『青少年流』シリーズ

待望のデビューコミックス☆

表題作みっともない恋

黒川蛍介(大学生・先輩)
白浜和泉(大学生・後輩)

同時収録作品恋しいこぶし

才人(飲食店スタッフ)
映見(飲食店スタッフ)

同時収録作品誰にもなれない

世界(学生)※攻・受の設定はナシ※
窓太(学生)※攻・受の設定はナシ※

同時収録作品青少年流バイオレンス

終平(高校・転校生)
鳩(高校同級生・ケンカ好き)

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下漫画

評価・レビューする

レビュー投稿数12

病み系攻×内向的な受け

作者様の絵に惹かれて購入しました。
ページを開いてびっくり、初っ端から墓場で致していて驚きましたが、執着し暴力を振るう先輩×健気な受けとても良かったです。
他にも短編が収録されており、そちらも素敵な作品でした。
『誰にもなれない』特にこの作品の、救いのない終わり方がとても好きです。万人受けするかどうかはわかりませんが、私の好みでした。
ぜひ読んでみて欲しいです。

0

いろんな種類の萌が詰まった作品です

わたしはこの本が読みたすぎてお取り寄せさせていただきました(^^;
受けがとても可哀想です。不憫受けが好きな方では見るのが辛いかもしれないですね。
わたしは好きなのでここまでの作品になかなか出会えなかったのでとても嬉しいです。
短編がたくさんあります。
1つ目はSM要素がありワンコ攻め可愛くて萌えます。
2つ目の短編は救いのない話があります。これも人を選ぶかもしれません。わたしは好きでした。
最後の話はとても明るく萌えるので不憫受けが苦手な方も全然読めると思います。最高でした。
表題作はなんとか最後に希望が見えた話だったのでそこまで辛い話ではないです。

ぜひ読んでみてください。

1

残念ながら、ボコリ愛が受け付けず。。

作者様のこぼれる、が良かったので購入。
ですが、こちらは攻めの病み度が高くて、しんどかったです。
いくら愛があっても手が出てしまうと受け入れ難いです。。
しかも受けのことが好きだからというより、自分に都合の良い存在が欲しいだけのような気がしてイマイチ萌えませんでした。
あんなに殴られて受けはどうして好きでいられるのか、もはや強迫観念なのではと思ってしまいます。
後半の短編も痛々しいのが多かったです。
青少年シリーズはこぼれる、で続きを読んでとっても面白かったので、馴れ初めが見れて良かったのですが、期待し過ぎちゃってました。

0

萌えるには甘さ控えめな短編集

まず装丁がイイですね◎
店頭で買うのはちょっと恥ずかしいけどw

カバー下まで描かれた漫画、1ページ目から濡れ場というサービス精神もイイですね◎

表題は攻め→受けの強烈な矢印の根拠が不明。
間2作は設定以上のことは起きない。

短編集で萌えるには、全体的に切ない甘さが少ないように感じるが、
最後の連作「青少年流」がよかった。
周囲の友人たちがわいわいしながら普通に受け入れているのが和む~。
ヤンキー受けの子がバカ可愛い。こんなDKは天使。

しかし表題でいきなり墓場で犯されているのは新鮮だったw

2

最後の話が好き

この本で森世さんのファンになりました!
ですが内容によっては個人的にちょっと苦手なやつも…

『みっともない恋』
普段誰にでも人当たりがよくて爽やかな印象の黒川先輩
ちょっと暗くて言いたいことも言えない和泉
読んでみると思っていた以上に黒川先輩が病んでいました。
今まで特別だと思う人間がいなかったから出さずにいた感情を和泉という特別な人を見つけてしまい嫉妬や怒りを抑えきれずそのまま相手にぶつけて、お互いがお互いに何を求めてるのかわかんなくなっていきます。負の連鎖です。。。笑
ですが思いのほか和泉がメンタル強い!!そのおかげで黒川先輩も救われた。最後にはやられたらやり返すと言っているし!受けかメンタル強いとなんだか安心します。

『恋しいこぶし』
強気受け!大好きなタイプ!!でも予想以上にボコられてる…
同じバイトの遠藤くんに恋人がなかなか酷いことされてるの見たのに普通に返しちゃうのか!!笑
と思ってしまいました。ドMなのはわかるんだけども。

『誰にもなれない』
これは、、、救いがないです。
やっぱり個人的にはなんだかんだ受けにハマっちゃうっていう攻め続きが好きだから悲しかったです。

『青少年流バイオレンス』
とっても良かった!!むしろこの2人の話をもっと読みたい!!
ケンカ強くてちょいヤンキーな鳩
可愛い顔してるのに実は好きな子の泣き顔にゾクゾクしちゃう終平
叩かれるのなんか絶対嫌だと言っていたのにどんどん終平にメロメロにされていく鳩が可愛すぎました。
本当は自分が攻めだと思って色々仕掛けたのに終平のテクに負けて
もう女と付き合えないかもな〜と軽〜く言ってるのに爆笑しました
この2人の話だけなら個人的には神評価でした!

2

読んだ後には甘いものが欲しくなる。

表紙の絵とピンク色のタイトルが印象的だったので購入。
・みっともない恋(4話)
・恋しいこぶし
・誰にもなれない
・青少年流シリーズ(3話)
の4つのお話が入った短編集。

読み終わっての感想はただ一言、痛い!
執着攻めも監禁物もSMも嫌いじゃない、設定によってはとっても萌えるんです。
でもでもでも暴力描写は萌えないんだなー。

『みっともない恋』
一見人当たりが良くて優しそうな黒川先輩の受けの和泉に対する執着が怖い。
そんな風になってしまったのは黒川の家庭環境によるものだとあとでわかるんですけど、もう少し和泉の話聞いたげてーって言いたくなる、そんな黒川先輩の表情が秀逸なお話。

『恋しいこぶし』
ホントは痛くされないと満足にイけないドMなのに、ついつい上から目線でわがまま、自己中な態度をとってしまう受けが、ひょんな事からそれがばれて・・・なんだかんだでバカップルなお話。
こちらも暴力描写はあるけど、4つの話の中で一番好きかな。

『誰にもなれない』
このお話は切なくて救いはないです。
これはツライ。

『青少年流バイオレンス・レジスタンス続き・モノポリー』
攻めの終平がケンカ売られている所を受けの鳩が助けたのがきっかけで付き合う事に。
Sな終平と叩かれたり痛くされたりするのがだんだん気持ち良くなってくるヤンキー鳩のドタバタ青春LOVEなお話。
受けの鳩が単純で愛すべきおバカって感じで可愛らしいです。










0

匙加減を一寸でも違えていたら「しゅみじゃない」だったかも

帯の【不器用で、そしてイビツなクレイジーラブ】にホイホイされて買った一冊なんですが、「病み系」で片付けてしまっては勿体ないくらいに人間のディープな部分をBLに落とし込んでいる作品集でした。
これ、デビューコミックスなんだ…衝撃(*゚△゚)
テンプレ脱却系の作家様にまた一人、期待の新星登場!って感じです。
肉体的にも精神的にも痛いお話が2作品、肉体的に痛いお話が2作品と、すべて痛いうえに尚且つ痛みの種類がバラエティに富んでいるので、痛いのが好きな人にはかなり満足度の高い一冊じゃないかなと思います。
私は表題作と『誰にもなれない』が中でも特に好きです!

『みっともない恋』(全4話)
人間の狂気と愛情はまさに紙一重だなと。
一瞬光が見えたかと思ったら闇に突き落とされる展開の繰り返しに怖さを感じながらもどっぷりとのめり込んでしまいました。
明るくて誰にでも優しい人気者の〔蛍介〕と、内向的で人と関わることが苦手な〔和泉〕の、背筋がざわざわするような危なっかしいラブストーリーです。
お墓での強姦シーンから始まり途中に墓石を壊すシーンがあるので一読目は胸糞悪さが勝ってしまうんで続きすが、最後まで読んだうえで読み返せばこれが一番分かりやすい表現方法だったのかもな~と思いますので、めげずに読んでみてください。
人と関わるのが苦手な人は、自分を決して否定することのない死人(有馬)を心の逃げ場にしてしまっていた和泉の気持ちが解ると思うし、「同じだよ」って言葉が持つパワーを知ってる人は、和泉が蛍介から逃げなかった理由が解ると思う。
一歩間違えれば共依存に陥ってもおかしくない二人なんだけど、それを回避できたのは和泉の強さで、しかもそれは蛍介が和泉の逃げ場(=有馬の墓)を壊したことで、和泉が自分のダメだった部分に気付いて手に入れた強さなんですよね。
蛍介の歪んだ愛情表現が和泉を変わらせて、その和泉が昔の自分と同じように傷付かない方に逃げようとしている蛍介を救うという、二人の危うい関係性で成し遂げた光の獲得に思わず拍手でした。
こういうのは読んでる方も救われます。
待ってれば王子様が現れて闇から連れ出してくれるなんてのは現実には起こらないおとぎ話ですしね。
ただこれ一つ残念なのは、第3話の蛍介が母親と話すシーンは要らなかったんじゃないかなぁ?
冗長に感じるだけでなく、蛍介の闇が限定されてしまう気がしました。
人の闇って色んな負の要素が積み重なった結果だと思うので。

『恋しいこぶし』
ドMの女王様ってやばい!普通のMより更に可愛い!!
また一つ新しい扉を開けた気がします(笑)
しかも相手がワンコで、加減できなくて暴走しちゃう系のこれまた私が大好きな攻め君!
自分でめちゃくちゃにしといて受けが気絶したら焦って泣くとか反則だろ~
危ないから、次からはちゃんと加減を勉強して痛みを与えてあげてねって感じです。

『誰にもなれない』
漫画としての出来映えの良さって意味では、この作品がダントツ良かったです。
作家様の掌の上で、作家様の意図する方向へ右へ左へとまんまと転がされました。
読み終わって茫然としてしまった…
幸せになれない窓太(受け)は可哀想だけど、ここで「ありがとう」ってしか言えない彼はやっぱ光は掴めないよ、可哀想だけど。
でも自分は自分でしかないと気付いたのなら未来を変えられる可能性もあるんじゃないかな?と思いたい。

『青少年流』シリーズ(全3話)
可愛い顔したS攻めにノーマル受けがMに目覚めさせられる話。
目覚めさせられるって言っても元々Mの素質有りな受け君なので、S目線で一発で見抜かれてしまったって感じですね。
これはストレートに可愛くて、めちゃ萌えます!
スパンキングとかが嫌じゃなければ、4作品の中では唯一難なく読めるお話だと思います。
鳩(受け)が上になりたくて頑張ってるけど、どー見ても下だもん無理だよw
自分の性癖に必死に抗おうとするMがこれまた超可愛いです(*´˘`*)
最後の、お漏らしさせられて泣いちゃって締まり悪くなってるところを突かれてまた漏れちゃってる鳩があまりにも可愛かったのでジタバタ悶えましたが、読み終わって正気に戻ったらだいぶん変態な気がして自分の趣味に若干嫌気がさしました。

今月発売される2ndコミックス(ロマンティック上等)はオメガバースモノなんですね~
オメガバースって興味なかったけど、この方のなら読んでみたいかも。

3

読み返すのつらい・・・

先に言っておきますがおもしろかったです。
萌えは個人的になかったかもしれません。
ゾクっとしました。

ただ、いろいろ胸が痛くて私がまた読み返すのにすごい体力使うだろうなぁと思います。しばらく寝かせておきます・・・

糖度の高いあまい本を読みたくなりました。

そのくらい私の中でけっこう衝撃でした。
ただ両思いになるだけでなく、そこから突き落とされるような感覚にもう圧巻というかなんというか・・・すべての作品一筋縄ではいかないです。

途中まで読んで、ああ・・・お願い普通に幸せなカップル見せて・・・!って思ってしまいました(笑)

重い系、病んでる系が好きな方には全力でおすすめします!
次回作も少し怖いですが必ず手にとってみたいと思います。

魅力ある作品、作家さんだと思います。イラストも好きです。

2

痛いのから甘いのとバリエーション有〼

表紙見て気になってたものの「ボコり受け」「不憫受け」のワードに尻込みしてました。でも怖いもの見たさが勝って購入したのですが

萌 え ま し た ! !

普段甘々で溺愛するものを好んで読んでるので、慣れない傷に腹にズドーンとクるものはあるんだけど、ああ・・・こういう愛の形もいいなぁ と素直に受け入れらたというか。。。
1つだけ地雷が混ざってて胸糞に落ちたけど、その次に入ってたお話が普通にLOVEタップリで、読後感も◎ いくつかのお話が入ってましたが、収録順に感謝したのは初めてです(・∀・)b☆


◆みっともない恋

ゲイということを誰にも言えず、唯一の理解者はお墓の中という、人付き合いが苦手な受け。
金持ちで人気者だけど、実は愛情の受け取り方も与え方も知らず、狂気に満ちた表現しか出来ない攻め。

の、お話です。攻めの執着の仕方がほんっと怖いんです。
受けは今まで誰にも言えず抱えてたゲイという事実を受け入れてもらえる幸せを知り、殴られ監禁されるようになっても何も言えません。攻めに「普通の愛の言葉」は伝わらないと、何されても必死に手探りでそばに居るのです。で続きも攻めは殺してくれと言い出し・・・。

ううーん、難しい(メンドくさい)お人ですなー

ラストは救いも希望も持てる終わりです。
裏表紙に《愛で、壊される》とかいてあるのですが、壊れたのを再度構築していくのも愛なんだなーと。シミジミ( ̄v ̄)

◆恋しいこぶし
このお話も受けが殴られてるけど、これはプレイです(=´∀`)♪
痛くされないとイケないドM受け。
攻めは純真ワンコで「言われた事ならなんでもするよ!」な子なので・・・ドカンとイッちゃったんだよ。手加減なしに。
終わった後に「加減がわからなくてごめんなさい」と泣く攻めが可愛かったー(^/// ^)

あ、攻め以外にも殴られてヤられかける描写あるので注意ですが、これは自業自得なので私は気になりませんでした( ̄▽ ̄)

◆誰にもなれない
私的地雷。もう2度と読み返せない。受けがひたすら不憫。
愛なしはツライ・・・。

◆青少年流バイオレンス
スッゴく良かった!!!萌え!!!
あらすじはザックリ言うと、ケンカ大好きヤンキーが(ケンカがしたくて)助けた相手に惚れられて・・・って話なんだけど、ヤンキーが受けに回る過程が描かれてますヾ(*´∀`*)ノ
スパンキングされて最初は怒るんだけど「ん?あれ?・・・痛いのが気持ちい・・い・・?あれ?」ってなって、気付けば攻めの思うツボにハマってるというww
攻めも痛がるのを喜んで見てて少し歪んでるんだけど、エチの最中以外は普通の恋人同士でラブラブバカップル♡
受けがアホの子でお話はコミカルに明るい。スパンキング興味なくてもヤンキー受けが可愛くて可愛くて萌えましたっ(///Д///)

◆青少年流レジスタンス
ポジション争いしてます(^//^)好き〜!
結局攻めきれなくて良いようにされて、「受け人生」に幸せを見出してしまったヤンキー受けwwサッパリしてて可愛い!

◆青少年流モノポリー
コレも良かったー!!!
チョットした行き違いからバカップルが別れ話に発展するんだけど
このヤンキー可 愛 ス ギ る (///Д///)はぅぅぅ

「お・・・オレ、さっきからずっと謝ってるのにっ・・・」
「なんでゆるしてくれねーんだよ」

泣きながらこのセリフに萌え禿げた。そして貰い泣きした( ;Д;)
仲直りのとことかすっっごく可愛いんだよおおお!!
普通に甘々が堪能出来るお話でしたヾ(*´∀`*)ノ
で、最後にコレが入ってるおかげで、ニヤニヤしながら読み終えて満足ー!

痛いのとかボコり愛に躊躇しましたがどれも根本には愛があるので、思ったよりハードル低かったです。(1話除いて)買って良かった!読めて良かった!と思える本でした.(=´∀`)

2

無色透明の狂気

期待の新人、森世さんによる待望の初コミックス。
表題作に加え、2編の短編と3編のシリーズものが収録されており、
どの作品も”痛々しさ”がキーワードになっています。

わたしにとって、森世さん作品の印象は”無色透明の狂気”。
特に笑顔の描写から漂う狂気が物凄くて、
すがる想いも、ちいさな希望も、容赦なく呑み込んでしまう
ある意味無邪気で迷いや色(色彩)のない”狂気”。

アンソロ・BABYで『みっともない恋』の第一回目の連載を読んだとき
まさにこの狂気が、ありありと描かれていて
とてもゾクゾクしたし、自分でも驚くほど高揚したことを
今でも鮮明に覚えています。
それ以来必死にアンソロの連載を追いかけてしまうくらいでした。

お金持ちで友達も多く、女の子にもモテモテで
人あたりの良い大学生の蛍介先輩、
そんな先輩と付き合うことになった素朴で地味めの和泉(ゲイ)。
はじめはやさしかった先輩が、少しずつ異常な独占欲を見せはじめ
暴力と共に狂気が垣間見えてくるようになり―

コミックスを読んで驚いたのが、大幅な加筆修正でした。
これにより、蛍介先輩の心の続き病みがどこから来たものなのか
そんな彼を和泉がどう受け止めて、気持ちの着地点を見出すのか
非常に軸がしっかりとした読み易い物語になっていました。

けれど個人的には、森世さんの魅力でもある”無色透明の狂気”に
折り目正しいような”色”がつけられたようで
少なからずショックを受けました。
痛々しさや狂気の描写が削られたわけではないのですが、
説明過多が仇となり、言葉にならない、
匂いも色も温度も感じないようなあの狂気の魅力が
半減させられてしまったような、そんな印象を受けました。

その点から考えて、森世さんの魅力が存分に発揮されているのが
今作に収録されている『誰にもなれない』だと思います。
自慰を強要させながら『ホモは嫌いだ』と言い放つ
良い友達の面を被った世界の笑顔は狂気全開で、
その狂気に呑まれるしかない窓太が
哀れで仕方ないのだけど、読み手も一緒に呑まれていく。
『これからも相手してやるよ。良かったな』
『ありがとう』
すごくゾクゾクした読後でした。

上記以外の収録作品、高校生ものの『青少年流』シリーズも
『恋しいこぶし』も痛々しさは伴うものの、
それぞれに独特の読み応えが詰まっています。

森世さん作品の持ち味は、”狂気”だけではなく
独自のしたたかなユーモアやコミカルシーンもおすすめで必見。
今作の表題作『みっともない恋』については
あくまでも個人的に複雑な想いはありますが
2ndコミックスの発売も近日予定されていて、
ますます目が離せない作家さんということに変わりはありません。
森世さん作品、今後も楽しみにしています!

7

詩雪

冬草さん
こんにちは。

とっても興味深いレビューでした!(変な言い方に聞こえるかもしれませんが違うからね)冬草さんが感じられている"無色透明の狂気"という表現がとても印象的だったんです。

私は『みっともない恋』連載時にはひとつも読んでいないので、「"大幅な"加筆修正」がどんなものなのかとても気になっていたんですよね。冬草さんのレビューで教えていただいて、コミックスを読んだ者として、それがなんとなくわかったような気もしています。少しだけですけどね。。。すっきりしました。うん、でもやはり、こればかりは両方読まなきゃわからないですよね。

作品を読み終えたあとって、言葉にはできないものが多すぎて、それを必死に言葉にしてみようと思うけど、すればするほどヘンテコなものになるものだなーと、このレビューを打ちながら思っていました。でも、作品を読んだ人には、そのほんのカケラでも、伝わることがあるのかもしれないですよね。(と、思いたい!笑)

幕開け

待ってました!!
森世コミックス。

ふゅーじょんのテーマアンソロを追っていたら、いつのまにかお気に入り作家になっていました。さて、テーマがそういうものだったこともあり、この一冊はどうしてもボコる系の話が多いのですが...でも、え!なんで?というものは私には無かったです。私の場合作者の作品はいつも展開が好きで引き付けられるのと、逃げ道はあるだろうと感じられるので、どこかで安心して読めると思っているところがあるのかもしれません。だけど、暴力的なシーンは確かにとても多いので、苦手な方にはおすすめしません。カバーについて、タイトルや大きな文字はすべて凝ったエンボス加工になっていて、淡色の中に映えるネオンピンクがステキです。

シリアスめな精神的にも痛いもの(表題作)と、痛くても元気よく可愛いもの(同時収録作・中編)が入っていて、その間に2つ短めの作品が収録されています。表題『みっともない恋』は、大幅な修正と書き下ろしを加え編集されているとのこと。お墓のHシーンから始まるのが衝撃的で、なにがあってもお墓はやめてほしいですがストーリー上しかたないと思うことにしました...でも嫌。とにか続きく、彼らがお互いあきらめないようにいられてよかったです。

『みっともない恋(4話)』
『恋しいこぶし』初出:ボコられ受
『誰にもなれない』初出:不憫優等生受
『青少年流バイオレンス』初出:ヤンキー受
『青少年流レジスタンス』初出:へんたいプレイ
『青少年流モノポリー』初出:BABYvol.08r 特殊プレイ おもらし

私はどれもそれぞれに好きですが、特に最後の青少年流シリーズ(やんちゃ×やんちゃ・高校生もの)が、タイトル含め大のお気に入り作品です。ケンカが好きな明るい鳩が、転校生の終平を助けてあげるところから始まります。すると、強くてやさしい鳩は、その場で終平にめちゃめちゃ気に入られちゃうんですね。ぶちゅーっとされてしまう(笑)。

なにすんの痛いんだけど...あれ?の、"新境地の幕開け"から、抵抗し逆襲を試みるが...あれ?嫌がることはされてなかった?あれ...なんだこれ独占欲?どうしようどうしよう、と進んでいき、半ばムリヤリ系のHシーンがいっぱいですが、同時に心理描写からも目が離せませんでした。本当は反撃しようと思えばできるのに、しないことを選んでるようなところがポイントかもしれませんね。でも一番は、とにかくこのふたりがカワイイのです、特に鳩は元気いっぱいで、一生懸命で。登場する受けたちはみんな可愛かった~かわいそうな子もいるんだけどね。

あとがき含め、240ページ弱です。とてもよい具合のボリュームだと感じました。ほかに、作者の9月発売予定コミックス『ロマンティック上等』の試し読みが挟まっていましたよ。個人的には、特殊テーマじゃない作品がリリースされるのを楽しみにしています。

この可愛い絵がとても好きなのですよねぇ、特に横顔。

7

冬草

詩雪さんへ
コメントありがとうございます♡
『みっともない恋』のアンソロでの最終回は、実はやや唐突で、「えっ、これで終わりなの?!」という感じだったんです(因みに単行本は全4話ですが、本誌は全3話でした)。森世さん自身も、本誌のコメント欄で『力及ばずで』とおっしゃっていて、同時に『描き下ろしでワンチャン(ス)』と描き下ろしへの意欲を高めていらっしゃっていたくらい。

なので、今回の加筆は、その唐突さを補正しつつ、読み手にとって感情移入しやすい足掛かりとなるものとなっていて、本誌を読んでいた多くの方にとっても、納得のいく作品に仕上がっていると思います。
ただわたしが、本当に個人的に、補正とか読み易さなんてどこ吹く風の、そういう類のものを超越した、森世さんならではの世界観の描き下ろしを期待していたので、複雑な気持ちになってしまったというか...

うーん、本当にうまく言えない...貧相な表現力でごめんなさい。でも、詩雪さんが少しでも、何かを感じ取ってくださったなら嬉しいし、わたしも詩雪さん同様、伝わるものがあるって信じたいです。すごく自分本位なレビューだけれど、投稿して良かった。(読んでくださっている方々にも感謝に堪えません!)
これからも共に、森世さん作品を楽しみましょうね♪

冬草

歪んだ愛の形、不器用な恋心

暴力描写があるため苦手な方にはおすすめできないですね。攻めを理解しようとする受けに心が打たれました。どんなに相手を想ってもそれが伝わらないところにもどかしさを感じました。ですか最終的に共に歩んでいくようになるのでそこで気持ちが救われました。個人的には『誰にもなれない』が良かったです。受けがせつなくてせつなくて…攻め?の目つきが変わり一人プレイを強要する表情にはゾクゾクしました。その後のふたりの関係性が気になります。

3

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