それから、君を考える

sorekara kimi wo kangaeru

それから、君を考える
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神117
  • 萌×248
  • 萌36
  • 中立29
  • しゅみじゃない19

269

レビュー数
39
得点
914
評価数
249件
平均
3.9 / 5
神率
47%
著者
 
媒体
コミック
出版社
プランタン出版
シリーズ
Cannaコミックス(カンナコミックス・プランタン出版)
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784829685693

あらすじ

高3の夏。
幼馴染みの同級生。
口にできない想い。


「心の底から、大好きでした」


娯楽も何もない退屈な田舎町。
そんな町で幼い頃から共に過ごしてきたタカシとヤスは、
高校生になった今でも一番の親友同士。
しかし、ヤスはタカシに
友達以上の感情を抱いていた。
想いを口にできないまま
季節は受験シーズンへ突入し、
そこでタカシから東京の大学に受験することを
打ち明けられる……。

思春期の揺れる気持ちを繊細に描いた、
小松・渾身のデビュー作!

表題作それから、君を考える

ヤス,高校3年生,親友
タカシ,東京の大学受験を希望する高校3年生

同時収録作品最後の命令

同時収録作品Young oh! oh!

荒井辰郎,ヤンキー高校生
佐古啓二,三次元女子がこわい八方美人の高校生

同時収録作品夜明け前が一番暗い

大輔,高校生,親友
要,親の離婚に落ち込む真面目な高校生

その他の収録作品

  • カバー下:漫画

評価・レビューする

レビュー投稿数39

このカバーイラストはホントに素敵

高校生の男の子達の、その年頃ゆえの悩みや迷いを描いた短編集です。
高校卒業後の進路が別れることで、ようやく認めたお互いの気持ち(表題作)
高校時代の二人だけの秘めた関係(最後の命令)
しつこく告白してくる女の子から逃げるために、手近な男子を捕まえてホモ宣言したら、そいつがスッゴクヤンキーな見た目で、でも、そんな外見とは裏腹に、俺に告白を真に受けちゃって(Young oh! oh!)
幼馴染みの両親が離婚することになって、家出してきた幼馴染みと過ごすうちに(夜明け前が一番暗い)
どの作品も、これぞ思春期って感じで、お話はとってもいい。
ただ、タバコ吸ってるおっさんくさい高校生はちょっと嫌かな。

1

短編として綺麗にまとまっている

表題作 学生·シリアス
2つめ 社会人(学生時代の描写メイン)·シリアス
3つめ 学生·明るめ
4つめ 学生·シリアス
総合して学生それも同級生、切ない傾向や片思い、お好きな方にお勧めしたい一冊。かわいめの爽やかな絵なんですが現実を突きつけてくるような描写もあります。

表題作は切なさと田舎住みの主人公が感じている閉塞感がじんじんきます。田舎生まれなので共感できる所もあったり。ラストが切なくて、でもこのまま報われない方が作品として綺麗なんだろうな。

3つめは明るくて可愛い言ってしまえばよくあるお話なんです……が、ヘタレくんがやらかした時にうわあああって思わず叫んでしまいました。よく見る展開だと思うんですがこっちに与えてくるダメージはんぱないし学生の会話描写がリアルで。引き込まれるんですね。その後はもうにやにや。終わり方も良かった。

4つめは途中まではとても好みだったんですが……終わってみると他収録の展開のほうが好きという結果に。長かったからかなあ。でも攻めキャラが受けを励ますための行為について悩む描写が皮肉な感じも相まって苦しくてとても良かった~

「ここで続き終わってしまうからこそ良い」にとても共感する短編集でした。




1

切なくてきゅんもあり、コミカル+きゅんもありました

 表紙の2人がきらきらわらっていて、まず表紙に惹かれました。
 
表題作の「それから、君を考える」
ストーリーは切なくて、好きだなーと思いました。
ここで終わるの!?ではありましたが、これからの2人はどう過ごしていくんだろう、どうなるんだろう、とはげしく想像力をかきたてられます。
 でも、ごめんなさい。
どうも私にはヤスとタカシの区別がつきにくかったです。
え?これはどっち?とページを戻ったり、ヤスかなぁ?と自信なく読み進めたりしてしまいました。
2人とも黒髪だからかな。私、老眼入ってますね。
それで、ちょいちょいのりきれないところもあったのですが。
それでも、ヤスが机で寝てるタカシの頭にキスして、顔を覆っちゃうところや、ラストの目の前をじっと見据えて涙を流してるヤスの姿にはきゅんとしました。

 後好きだったのは、「Young oh oh」
辰郎くんのホンキの一挙手一同に引いてる佐古くんの表情がおかしすぎ。
笑わせて頂きました。
ヤンキーな見た目に反して純情照れ屋な辰郎君、かわいかったです。
ちょいちょい笑いときゅんをいい感じに盛り込んでいて、とても続きほほえましい(と言っていいのか?)2人のお話でした。

3

子どもじゃない、でも大人でもない

不安定で不確かで、未熟で繊細な若者たち。
刹那な一瞬を切り取った短編集。


◆それから、君を考える◆

田舎町を出て東京へ行くタカシと田舎町に残り家業を継ぐヤス。
唯一無二の親友。
このお話は、タカシを応援するも、本音は行って欲しくないヤスのジレンマが切なかった。
答えを欲しがらない、独白のような告白が心臓を鷲づかみ。
何年後かは分からないけど、二人は必ず再会する。そんな望みを持ってしまいました。


◆最後の命令◆

学生時代、パシリにされていた佐野とパシリにしていた周防。
端から見れば佐野が振り回されているようだけれど…
追いつめられていたのは、むしろ周防なのかもしれない。
なんだか刺さるお話でした。


◆Young oh! oh!◆

三次元女子にトラウマを持つ佐古。
趣味をひた隠し八方美人な佐古は告白を断るために、通りすがりの男を捕まえ、こいつが恋人だと嘘をつく。
嘘、から始まる二人がなんともかわいい。
見た目ヤンキー、だけど純情な辰郎がツボでした。


◆夜明け前が一番暗い◆

両親の離婚に落ち込む要。
そん続きな要を慰め寄り添う大輔。
大輔はずっと要を思っていたけれど、要は───?
大輔が男前すぎてツライ。
大輔だから、したくない。そんな要の強い思いにグッときました。


子どもとは言えない、けれど大人とも言いきれない。
そんなアンバランスな男の子たちの恋愛模様。
思春期だなぁ…としみじみ感じる一冊でした。

1

短編集ならではの楽しみ方

他の方と内容が似たようなものなのですが…。

まぁ切なくて切なくて…。
切ない感動系が好きな私にとっては、
話の雰囲気もトーンも良い感じでした。

しかし、短編集だからか終わり方がなんとなく中途半端。
自分としては「?これで終わり?嘘ぉー!?続き気になる。」
・・・。もう少し話を盛り上げてほしかったかなと思います。

ですが!!
中途半端で終わるのも魅力なのでしょうか。
この続きはどうなるんだろうなと
読者に考えさせる、この感じ。
物語を見るのもいいのですが、妄想するのもまた一つの楽しみ方かな?
短編集だからできることだと思いました。



2

切なく苦しいけれど眩しい

遅ればせながら、感想中心のレビューです。

「うおー、切ない!助けて!」という表題作。
もともとハッピーエンド至上主義で苦しいのは苦手なものですから、こういう終わらせ方ですか!小松さん!と泣きました。
普通にこれが身体こみのラブが絡んだ作品ならば、きっと攻めに回るであろうヤスの心の内がもう切なくて切なくて。
こんなに大好きでも表向きには大学に受かれば彼から離れていくことになるタカシを一人応援し励まし、そして密かに失敗してくれればとも思う自分を自覚し、最後の最後、見返りを求めない告白。
短編でこんなに涙が出たのは初めてかもしれません。
でも、こういうお話はわたしには苦しすぎて、できれば今後小松さんのもう少し幸せなお話が読みたいなあと思う次第です。

表題作、収録作ともに登場人物が傷ついて葛藤するのが、綺麗事だけを描かれない小松さんの魅力かなと思います。
これが時にはけっこう胸にグリグリ刺さって、しばらく読めないなとなってしまうのですが。
ただ『Young oh! oh!』も『夜明け前が一番暗い』もそんなところがあっても、ラストに救われたのでまだ乗り越えたかな(苦笑
続き

しかし高校生眩しい!こういう傷を癒していけるのはやはり若さあってのこと。
昔のキラキラセレブ〜な高校生物が溢れていた頃にはなんとも思っていなかったのですが、今は高校生物も減っていて、その分淘汰され、素晴らしい作品が生まれているのかもしれないなんて感じました。

2

中身が薄い

表紙に惹かれ手に取りました。
短編がいくつか収録されているお話でした。

1つめの田舎で暮らしているヤスとタカシの高校生のお話などは「せつなく」なりそうな雰囲気をかもし出していたので期待していたのですが、何か物足りない感じで消火不良で終わってしまいました。
設定は好きだったので、短編ではなく話を膨らませて長編で読めていたら評価も違ったかもしれません。。。

その他の話もいまひとつ心に響くものがなかったです。
エロはありません。

2

それからって、続きはあるの?

心の底から、大好きでした。
という煽り文句にひかれて購入しました。
想像どうりいえば想像どうりな話なんですが、改めて直球でこられるとなかなか良かったです。
でも作者さんは都会育ちなのでしょうか?
田舎に住んだことのない自分と同じような、田舎に対する幻想を感じました。

タイトルの他には二つ入っており、それぞれ不良と隠れおたくの話。幼馴染ものです。
個人的には二話目の隠れオタクの話がわりと好きでした。

0

表紙が綺麗。本棚にあると良い気分になれそう。

BLで初めて読んだ作品です。
「それから、君を考える」がオススメされていて
気になったので電子書籍にて。

表題作の続きもあるらしいですが
今回収録されている分で終わった方が
良かったんじゃないかな~と。
続きを読んでないのですが、
読みたいような、読みたくないような・・・

個人的に最後をはっきりかかないで
読む手がこうだろうな~ああだったのかな~
と想像するのが好きなので、ですね。
続きがあるとしたら
「youngoh!oh!」か「最後の命令」の方が読みたいです。

「夜明け前が一番暗い」は暗めな話。
言葉や雰囲気は良かったんですが
少し長かったかも。こういう雰囲気の作品は
「最後の命令」の様に短く終わらせた方が
綺麗にまとまるんじゃないかな~と。
4作品の内、好みの話は2作。
少し違うな~と感じたのが2作で半々でした。

1

寸止めの後味

「それから、君を考える」、
表紙買いならぬタイトル買いしてしまいました。
タイトルと表紙からもしかして、小説並みの
深い話なのかなと思い買いました。
切なかったです。
終わり方は「寸止め」というかんじで
とてもよかったです。
あえて、欠点を言うならば
私的理由でCPが合わなかったからかもしれません。

2

短編集

表紙を見る限り、あっさり目な作画だと思っていたのですが中身は割とこってり気味。
なんとなく、じっくりと進められていく感じがしていた表題作が、逆にあっさりと終わってしまい戸惑ってしまいました。
そんな違和感に思春期の情緒が理解出来なくなってしまったのかと不安になってしまいましたが、しかし次の「最後の命令」
一番短い短編ですが、倒錯的な関係と、後を引く心残り。
最後の命令をしながらも体を丸める周防の求めるモノを考えてはざわつき、じっとりと体中に巡るような興奮を覚えました。
他同時収録「Young oh! oh!」で3次元女子の強さに笑い、 背徳的な気持ちは吹っ飛ばされます。
すんなりと、うっかり付き合うことになってしまったヤンキーと八方美人のドタバタ感を楽しめました。
「夜明け前が一番暗い」ではまた感傷的なお話しとなります。
ただ、親の離婚になのか、それにかこつけて己自信を見つめ直そうとしているのか。
多感とセクシャリティがごちゃまぜで欲張りな気もしましたが、センチメンタルに丁寧に描かれていました。

2

ややネタバレ

短編集です。デビュー作らしいのですが、ストーリーがとても繊細で切ないです。
表題作の「それから、君を考える」
田舎での暮らしが嫌でたまらず、東京の大学受験を控えたタカシと、タカシに片思いする豆腐屋の息子ヤスの甘酸っぱいお話です。ラストで、タカシが駅まで見送りに行かなかったのは、会えば泣いて引き止めてしまいそうだったからだったりするんですかねー。でも、この後再開するんですよね?
「最後の命令」
とても短い話です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、周防は孤独だったんだと思います。佐野に対しての感情も複雑そうですね。
「young oh!oh!」
今回の短編集の中では、一番明るいお話です。
三次元女子を怖れる佐古は、ある日女子からの告白を断る口実に、通りすがりのヤンキーくんを巻き込んでしまう。
巻き込まれたヤンキーくんは、佐古の告白を真に受けてなぜだか二人は付き合う事に。偽りがいつしか真実の恋になります。ヤンキーくんの優しさに私もキュンとしました。
「夜明け前が一番暗い」
家庭環境が上手くいっていない要をいつも励まし、そばにいてくれるのは大輔という幼馴染み。お互いに続き友達以上の感情を持っていながら、あと一歩を踏み出せない。ある事がきっかけで大輔はとうとう要を押し倒してしまう。

どのストーリーも二人の恋愛のプロローグって感じですかね。切なくて、温かくて、何度も読み返してます。
表題作のこれからは特に気になります。

2

どうしても言いたいことが。

短編集ならではの作品たち。
特に表題はキッラキラして切なくって、ザ・青春〜+*..*+ でした。
素朴な絵とストーリーがマッチしてます。
ハイライトのシーン、こんなに飾りのない、ストレートなセリフが重く心に沁みる作品に久しぶりに出会えました。

女子校で受験勉強しかせず青春を一ミリたりとも味合わなかった自分を呪いっているので未だに男子高校生青春モノに嫉妬と切望の眼差しを送り続けていることを考慮しても、表題は切ない部門トップ5に入りますね!


ただこれだけは言わせて、、、
とらのあなの特典がラストなんてー、、! ヾ(´A`)ノ゚。ゥワァーン。o
最近こんなのばっかり。
もう少し東京に住んでいない人たちのことを考えてください。。。。

ということで作家さんには申し訳ないが中立で。

4

いるいる

コメントありがとうございます(^ ^)

常に特典付きをGETできるならともかく、発売直後に買わないと手に入れられないものに結末があるのは殺生ですよね。・°°・(>_<)・°°・。
ラストページがアレだっただけに、特典で結末というオチはホント残念です。

ずっきゅーんな台詞あります

神にするか悩みましたが、もっと読みたい!という気持ちを込めてこれで。
これ、短編部門とかあれば間違いなく1位なんじゃないでしょうか?
短編だし、ネタバレしたくないので多くは語れませんが、とにかくどの作品にももれなくグッと来る台詞がありますね。それと、最後が、え?ここで終わるの?って感じもしました。
甘い甘いラブラブイチャコラ好きの私としては、王道の終わり方でほっと癒されてスッキリしたかったけど、こんなお洒落な終わり方もたまにはいいもんですね。

3

短編集だから表現できる美しさが詰まってる

こうやってみんな大人に落ちていくんだな~って思わずにいられない、青春の終わりかけの日を切り取ったような短編集。
甘いだけじゃなくて思い通りにはいかない息苦しさやもどかしさや滑稽さもたくさん詰まってるけど、10代を悩まず消化してどうする!と思ってる私には、青春BLはこうあってほしいって理想がまんま形になったような粒揃いの作品集でした。
短編集で全作品甲乙付けられないくらいどれも良かったってのも初めてかも。
まさに珠玉の短編集。
物足りないという声もあるけれど、ここで終わる美しさというのもまたあるのではないかなと。
『最後の命令』なんかは特にそう思います。

収録順がまた秀逸な感じで、『夜明け前が一番暗い』の最後のページを読んだ瞬間、あぁもうこれ「神」しかないわ、と。
1作品の結末が、見事にこの1冊の結末にもなっているのですよね。
作家様が長けてらっしゃるのか編集さんが良かったのかは分からないけど、本来オマケであるあとがきとその次のページにあんなシーンを描き残してらっしゃるところを鑑みるに、このあたりの秀逸さも含めて作家様のセンスによるものなのかな。
「青春の終わりかけ続きの日」ってワードもこのページから浮かんだものです。
どんなふうに生きても、夜はやがて終わるんです。

満たされず、だけど現状をどうにか良くしたくて、もがきながら青春を過ごした人は、ページを繰る手が思わず止まってしまうシーンにきっと何度も出会えると思います。

胸に響くセリフや心に残るシーンがたくさんある中で私が特に心揺さぶられたのは、『夜明け前が一番暗い』の大輔が要の言葉を受けて最後に涙を流しながら吐き出した
「今の言葉でどれだけ救われるか」
という言葉でした。
彼だけがこの作品集の中で唯一不自然なくらいに大人びて達観していて、私にはそれが逆に作中ずっと気掛かりだったので、ここでようやく大輔のちゃんと10代らしい内面が垣間見れてホッとしました。

電子配信が待ち切れず紙本で買って読んだのですが、あまりにも良かったので結局電子でも買い直しました。
カンナコミックスはカバー下や裏表紙も全部ひっくるめてちゃんと入れてくれる電子派にも優しい出版社様なのでありがたいです。
Renta版のオマケペーパーは『夜明け前が一番暗い』の続き(共通書店ペーパーと同じ)です。
紙本に付いてたとらのあなのリーフレット(あとがきの次のページの続き)も必見の神特典ですが、こちらも必見の内容です!

エッチシーンが最後の作品にしかないので、全体的に左右がハッキリわからないところも良かったかも。
因みに私はヤンキー攻め希望です。
余裕のないギリギリ感で走り出したら止まらなくなっちゃうとこを是非見たい。

4

みみみ。

迷宮のリコリスさま

コメントありがとうございます。
私は迷宮のリコリスさまのレビュー、読む前に拝読させてもらってたんですけど、読んだあとにもう一回読み返して表題作のところにグッときてました(;_;)
素敵な新人さんが出てきてくださったなぁって感じです。
あのヤンキー君は手繋ぎやキスであれですからね~!エッチになったら一体どんな風に頑張るのかと思うと、攻めは譲れません!(笑)

電子はそうなんですよ…出版社によりけりで…
修正面は販売サイトによりけりなところもありますし、買ってみないと分からないのがネックですねー。
因みにカンナコミックスは電子だとストアに関係無く修正が白抜きになっちゃうのでそこは要注意です。。。この作品はそういうシーンがないので大丈夫なんですけどね。

迷宮のリコリス

こんにちは!

>満たされず、だけど現状をどうにか良くしたくて、
からの3行が素敵過ぎて20回ぐらい頷きましたよ、私。
そして「走り出したらとまらなくなっちゃう」で吹き出してしまいました(笑)

電子版の収録内容は出版社で違うんですね!知りませんでした。
電子書籍サイトごとに決められているんだと思ってました。
カバー下とか裏表紙がなくてがっかりするのが嫌で、紙ばかりになってしまうんですが、どこの出版社でも全部収録してくれるようになったら、電子もいいなーって思いました。
今度、カンナコミックスさん、試してみます!

割れて当然

描線と内容のバランスから考えると
評価はかなり割れてしまうだろうと
拝察します。
こう言っては何ですが単発1時間ドラマの
詰め合わせみたいな作品集ですので
あまり構えて読まない方が良いのかも
知れません。
何しろ作品以外の所では恐ろしく寡黙な
作者さんの様ですので、その分作品に
色々注ぎ込んでおられる筈。
と、言う事は、隠れ伏線がある可能性も
ある訳です。そう言うものは血眼になると
多分却って見えません。
「あ、あれだったのか」と後から思い当たる
程度で丁度良いかと。

ただ、いずれかの続編が長編で出たとしたら、
評者は褪めてしまって手を出さないでしょうね。
短編だから活きる味は、あるのです。

5

胸が締め付けられる様な切なさ

どこの書店探しても売り切れだったんですが、電子書籍のサイトにupされていたので即購入しました。

これがデビューコミックですか・・・。
絵は少し雑さがあるように思いましたが、これはこのせんせの味と言ってもいいのかもしれません。

男子高校生、ありがとうございます!
この時期特有の切なさや戸惑いをすごく上手に表現されていますね~。
少し、ネタバレになってしまいますが、表題作【それから、君を考える】のヤスくん(攻め?)の「心の底から、大好きでした」の言葉には胸が締め付けられました。切な~い!!
ほとんどの作品にエロは無かったんですが、表情がエロいなと。
一気に読んじゃいましたよ。

これからのせんせの作品にも期待大ですね!

1

青春て良いですなぁ…

初レビューします。
こちらのランキング上位で、表紙も良さげだなと思ったので買いました、内容は下調べしてませんでした、なので表題作を読み終えて、いやぁ続きが気になってくるなぁハッピーエンドになって欲しいなぁと思って読み進めたらあれ続き無いのね?!ってなっちゃいました汗
全体を通してすごく良い作品ばっかだと思います、表紙は爽やかさがあって青春だなぁって感じさせながらもどこか儚い空気を漂わせていて、これだけでも買いだと思いました。今思うと表題作はあれはあれで良い終わり方したのでは無いかと思います、とらのあなさんでの特典ではハッピーエンドらしいですけど…。二つ目はかなり短いながらも、けっこう現実的な話でした。3つ目は唯一コメディ色のある話で、不良ながらかなり優しいシャイなキャラが魅力的で良いなと思いました。最後のは、未成年の飲酒やら描写してて良いのかなぁと思いながらも終わるにつれて泣きじゃくってしまう様なでもしっかり良い終わり方してる作品でした。
とらのあなさんの特典が気になるから買い直したいなぁと思う程です。

5

単行本に結末はない

どれもスゴくイイ!
男子高校生だっておバカばかりじゃない。(スイマセン、普段お馬鹿に性春してるDKが好きなので(^ ^;))それなりにいっぱい考えて考えて生きてるんだなーってシミジミ。男子高校生が静かに零す涙に胸が熱くなる1冊でした。


ーーーーー以下ネタバレ注意です。ーーーー


(上記続き)だ け ど !!表題作が
「ちょ、続・き・く・れ!!!」 って叫びたくなってモヤモヤ。
いやいや、巻末に何かあるかもよ?続きが(希望)
ほら、よく描き下ろしで補完してくれるよね、後日談あるよね(希望)

と思ったら、えええー!?という終わり。・゜・(ノД`)・゜・。

これで終わるのシンドイよ、ハピエンで続きくれよぅぅぅぅ
こりゃ中立よりの萌だな。物足りなすぎる。

が、本編読み終えた感想。
心がささくれ立ったまま、とらのあな特典のリーフレット開いたら

ふわぁぁぁぁ+゚。*(*´∀`*)*。゚+ (一瞬で神に転じる)

ナニコレ!?ここに素敵な結末があるジャマイカ!!!
ささくれてた心が穏やかになり、気持ちがホッコリ。
(詳しくは特典リーフレッ続きトレビューに冬草様が書いてくださってます)

なのでトータルは神なんだけど、特典無しで読んだ人には随分酷い仕打ちではないかい?と思ってしまいます。結末を特典に載せちゃうのってどうなんだろう・・・。
評価は単行本を読み終えた感想のままにします。
私は結末が明確なお話が好きなので、単行本だけなら中立より萌え。
特典が単行本に織り込まれてたなら神です。

表題作のことばかりかきましたが、ラストページに全てが吹っ飛んでしまって( ;´Д`)そのせいか表題作が一番印象的でした。サクッと他の感想も。

◆youngoh!oh!
好きなお話です!純粋なヤンキー君の健気でいじらしさが可愛い♡
キスしてる時の背景が叫び声なのも笑えて良かったw
誤解させて拒絶して傷付いて仲直りして・・・大好物(・∀・)b!
キュンキュンさせてもらいました(^//^)

◆夜明け前が一番暗い
悩みを抱えた幼なじみを側でずーーーーーーっと支えてる攻めがもうもうヽ(;▽;)ノ素敵過ぎるよー!懐深すぎるだろーっ!!!(萌)
暗いトーンで進むけど、前向きな言葉も詰まっててなんか頑張ろって思えました。

◆最後の命令
表情や空気で感情を推察しなきゃいけないタイプのお話。
短いので気にならないけど、ふわっと始まってふわっと終わるのがチト微妙…

3

スイーツケイ子

まさに! 本当に! 作品の印象が180度違いますよね〜
単行本だけでは結末が全然違うジャマイカ!!
って叫びました。
オークションに出てる写真とか拡大して全部チェックして姐さんたちのレビュー読んで想像しました。。ヾ(´A`)ノ゚。ゥワァーン。o

これからも小松さんの色々なテイストの作品を読みたい

小松さんの商業デビュー1冊目!待ってました、というかんじです。

特に好きだったのは、夜明け前が一番暗い、かな。
他の作品は、気になったところもあったのですが楽しんで読ませていただきました。

youngoh!oh!
辰郎くん、いいやつですね。BLにでてくるヤンキーってなんでいいやつばっかなんだろう(笑)手を繋ごうとしている…のくだりとかくすくす笑ってしまいました。
主人公が、過去のトラウマで八方美人になってしまったという設定なので、しつこい女をあしらうためだとしても、とっさに辰郎くんを利用してホモと自称してしまった行動にはちょっと疑問が残りました。

夜明け前が一番暗い
主人公の家族の描写が、実際にありそうで、主人公が抱えている苦しさを違和感なく受けとることができました。登場人物の心理状態を家庭内のいざこざに帰属させた作品では、肝心のいざこざの内容が陳腐になってしまって、なんか納得できないなぁ〜と入り込めないものが多いのですが、本作は違いました。
その土台がしっかりしていたからこそ、その上で展開される二人の気持ちのやりとりに深みがでていると思いました。
だいす続きけは高校生(でいいんですよね?)のわりに大人びていて、要のことをかくまいながらも母親への連絡は怠らなかったり、妹からSOSの電話がかかってきたときに、お前がもっとしっかりしろよ的な言葉で要のことを庇うくらいの良識をもっていたりと、魅力的なキャラクターですね。逃げないでがんばろう、いつも側にいるから、ってセリフはもう5億点くらいつけたい完璧さ。これ、言われたらどんだけ心の支えになることか…
だいすけがついていれば、要はこの先も大丈夫でしょうね。

小松さんは、二次創作作品を拝見していて、つくづく、日常の中の萌え(特にコミカルなかんじの)を切り取るのが上手な作家さんだなぁと思っていました。
今回のコミックは、youngoh!oh!を除いては明るい話ではなかったので、そういう部分が出にくかったのかも?
今後も色々なテイストの作品を期待しています!

3

物足りなさが残る。

ちるちるさんのレビューを見て購入しました。
アニメイトさんで無かったので
「そんなに人気なのかぁ!品切れかな?」とか思っちゃったり(笑)
その足で書店さんに行って買ってやりましたよ。←
んで、読んだ感想としては、「……あ、れ?」でした。
高評価されている方いっぱいいらっしゃるのに、
評価を下げるようなことをして申し訳ないんですが、
本を買った一人として参考にして頂ければ…。
4話のうち2話(最後の話のジャッジが微妙)がBADEND(悲しい系)で、
泣きたいと思って買ったので、それはいいんですが…。
なんか、なぁ。心にクるものがない。
2話目なんか、読み終わったあと、「…え?これで終わり?」って
口から漏れてしまいました。
結局何が伝えたかったのか、言葉足らずな感じで
いまいちよく分かりませんでした。
納得度としては少なめで、「買ってよかったぁ。むふむふ。」
という感じにはなりませんでしたね。すごく残念。
ただ、3話目は普通に好きです。
主人公がヲタなので共感できる部分もあったし、(笑)
2人のぴゅあらぶにきゅん、としました。
けど、ありがちかなぁ続き…。王道パターンな気がします。
☆今回、このような結果になって、やはりレビュー確認だけでは
物足りないなぁと再確認しました。
こういうのはレビューも参考にしつつ手に取ってみるのが
一番いいと思うので、『中立』『しゅみじゃない』評価を気にせずに
気になる方は買ってみてもいいと思います。☆


13

ハッピーエンドじゃない

ランキング上位で表紙も素敵だったので、レビューを詳しく読まずに購入しました。
読んで…ガーン…ハッピーエンドじゃない。
しかも2話続けて。
地元を出たくて一生懸命頑張ってる男の子を好きな地元に残る男の子。
読み終わったら、それだけの印象しか残らなかった…。
残念ながら、自分の趣味に合わなかったようです。

5

シリアスだとは思わなかったです。

※強制的に評価がしゅみじゃないになるのですが、『中立』です。
雑誌で、Young oh! oh!を読んで、面白かったし、レビューが高評価だったので早速買いました。

漫画自体は素晴らしい、何かミュージックビデオとか映画を見ているような気分になります。
短編集でどれも良作かと思います。
どの作品も続きが気になって、その後とか読みたかったなっていう思いがありちょっと物足りなかった。漫画としては上手くまとまっています。

Young oh! oh!みたいな明るいコメディを期待して読んだので、意外にそれ以外全てシリアスだったので ちょっとテンション下がりました。アホエロとかギャグが読みたい気分でしたので。ので中立。
ただ、自分の好みに合わなかったというだけです。良作です。

1

表紙が上手いなあ!

雑誌掲載で読んだのですが、この時も表紙が引き込むの上手いなあ!と思いました。
話としては、まあ「うん、切ないよね」という王道の青春話。
そういうイメージだったのでその時はさほど響かず、すごい人気があると聞いて「何か追加されたのかしら?」と思い、コミックスを購入。
この話の追加はないのですね。

多分、皆が評価している話ではなくて、とってもいいこの不良くん×トラウマ持ちの隠れオタクくんの話が、私は好きでした。
可愛い。

4

それから、君を考える

透明感があって青春!って感じの表紙、タイトルの繊細な字体などなどあらゆる部分がストライクだったことと、以前から好きな作者さんの単行本デビューというのが決め手で本屋にて衝動買い!

個人的に短編集はあまりツボにはまらないことが多いですが、この本は当たり!切ない話、意味深な話、ラブコメな感じの話、一冊に色んなジャンルの4つの話が入ってましたがどれも引き込まれました。

表題作の「それから、君を考える」は、親友のような親友以上のような幼馴染み二人のほんのり切ない雰囲気がすてき。ヤスが気持ちを伝えるシーンはかなりグッときました…。これぞBLの醍醐味ですな、と改めて実感(笑)読後にタイトルの意味を考えると更に切ない気分になっちゃいます。

個人的に1番お気に入りな3話目の「Young oh! oh!」
ハプニングとなりゆきで好きでもない男(ヤンキー)(ノンケ?)と付き合うことになってしまった主人公(ノンケ)が相手からフラれるためにあの手この手で嫌われようとするが、徐々に男に惹かれていってしまう話。もう、とにかく可愛いの一言!ヤンキーくんがじつは純情だった、という設定がまず大好物なの続きで(笑)ぎこちない初キスはすごい滑稽で笑っちゃいましたがドキドキした緊張感が伝わってきて思わずキュン❤︎主人公の本当の告白シーンが可愛すぎて、そりゃあ男も落ちるわけだと納得。切ない話の後に読むからこそ、幸せな二人をより一層祝福したくなります!

ちなみに、特典ペーパーがすごく…萌えた…。男子高校生最高です!男子高校生万歳!(笑)

5

凄く良かった。

レビューを拝見して読んでみたいと思ったのですがどこも売り切れ状態で。やっと手に入り読んでみました。内容はすでに皆さま書いてくださっているので感想を。

個人的に短編ってあまり好きじゃないんですよね。ツボに入る作品だと「続きを…!」って思うし、短い故に話に入り込めない作品はたくさんあるので。しかし、この短編集は凄かった。この短さで、二人の関係を端的に表せて、かつこの余韻。凄い作家さんが出てきたと感心しました。

個人的に一番好きだったのは表題作「それから、君を考える」でした。
何もない島で、これからの希望を見出すことが出来ず、東京に出ていくことでこの環境を打破できるのではないかと思うタカシ。
一方、タカシがいたからこの島が好きだ、と言ったヤス。
タカシのこの歳ならではの閉塞感も、ヤスの、タカシが好き故のこの大人っぽさも、どちらも非常に共感できたし、そしてリアル感もすごく良かった。
最後のヤスの告白は思わずウルっときました。この続きが読みたい!と思う一方、この儚さがこの作品をより一層素晴らしくしているのだと思う。

どのお話も素晴らしいストーリーで、また短編ゆえに続きが続き読みたくなるけれど、これだけでも満足できる。短編ならではの魅力が存分に満喫できる1冊でした。

次回作も非常に楽しみです。

4

静かな波の音や蝉の声が聞こえてきそうです。

詩的な題名と、穏やかに綺麗な光を放っている表紙に惹かれて購入しました。
 大学受験を控えるタカシと田舎に残り家業の豆腐屋を継ぐヤス。1年前の夏にタカシに東京の大学を受験すると聞かされてから、ヤスはどんな気持ちで過ごしていたのだろう?この町には行きたい大学も入りたい会社も、やりたいこともないと言うタカシ。一番応援したくないのに、頑張っているタカシを励ますヤス。好きだから、大好きだから。
 街を離れる前日に、豆腐を持って見送りに行くよと言うヤスに、ふとタカシが口にします。「やっぱりこの町が好きじゃない。」「結局好きになれなかったな」と・・・。タカシがこんなことを言い出さなかったら、ヤスは告白することもなく、何もなかったように、友達として見送りに行っていたような気がします。ヤスだって1年の間に進路を変えることだって出来たはずです。それでも田舎に残ることを決めたのは、タカシとヤスの間には、限りなく透明だけど確かな壁があることを知っていたから。「この町が好きになれなかったタカシ」と「タカシがいるから町のすべてが好きだったヤス」。ヤスの穏やかな告白が胸を打ちます。「大好きだった。心の底から」
続き
 ヤスのいない東京を、タカシは好きになるのでしょうか?タカシがいるから好きだった町で、ヤスは何を思うのでしょうか?
『それから、君を考える』余韻の残る美しいお話でした。
*作中で何度もタカシがヤスのことを「結婚したい男」と言っているのですが、カバー下にそのお話があります。本編既読後に読むと、切ないです。

・『最後の命令』
この作品はすごいです!望むことはすべて叶えてあげたかったのに、絶対に叶えられない最後の命令。なんて切なくて悲しい命令なのか・・・。この作品でこれからもこの作者さんの本を読んでみたいと思いました。

・『Young oh! oh!』
シリアスから一転、コメディーなお話です!ちょっと切なくて笑えて、そしてヤンキーがすっごく可愛くて・・・お互いにありのままの相手に惹かれて行った。佐古も素直になれて良かったです。

・『夜明け前が一番暗い』
短編集の最後の作品。作品の並べ方も秀逸です!
要と気持ちを通じた大輔の言葉が心に響きます。「どうしようもないことってあるよね」これからも沢山のどうしようもないことがあるのでしょう。夜明け前は一番暗い、それでも必ず夜は明けるんだね。

デビュー作にして見事な短編集でした。これからも作品が楽しみな作家さんになりました。

3

息苦しさのさきにある未来。

”萌え”や”LOVE”というよりは、ミニシアター系の青春オムニバス映画のような読後感を残す短編集です。

突然ですが、高校時代は楽しかったですか?
”ぼっち”でご飯を食べる、友達がいない、どこにも属さない…きっと当時の私はそんなことは考えられない高校生でした。そんなの世界のオワリです。
焦燥感、閉塞感、そして自意識過剰さ、そのなものが常につきまとっていたと思います。とても窮屈だった気もします。

とはいっても、年を重ねた私は、”ぼっち”飯で死なないことも知っていますし、どこかに属さない選択もできますし、なによりそれなりな適当さで生きていく術を知っています。
世界はもっと広く、実はいくつになっても大人になれないことを読者の私は知っています。

でも、当事者である彼らはまだ知らないのです。
だから、狭い世界でもがき、苦しみ、そこにあるのは(セックスの有無別として)ほとんどは「恋」と呼ぶにはあまりにも儚いものです。

『それから、君を考える』と『夜明け前が一番暗い』にいたっては、彼らの歩む道が重なっていくのか、一点で出会い交わっていってしまうのか、読む人によってきっと続き印象が違うかもしれません。
ただし、それぞれにいつしか息がすーっと吸える居場所を見つける。
少なくとも私は、彼らの”居場所”はこのお話では見つからず、まだまだもがきつづけていくんだな、それが夜明け前なんだと思いました。

簡単に安息の場を用意しないシビアさのうえに、でも未来があるよと語りかけるような優しさが感じられる作品です。

6

静かな情景の数々

小松先生デビュー作品です。

男子高校生たちの「想い」が沢山つまってます。

まず、表紙と帯が物語ってますよね! 一目惚れです。
読み終わりに、もう一度表紙見てみると泣けてきました。
後から、じわ~っと涙ぐんでしまう・・・。

読んでみて強く思ったのですが、
『小松先生の台詞は 詩 のようだ!』と、目を瞠りました。
行間などで、上手~く心の揺れを表現なさっているのです。圧巻です。
細かな心理描写や言動の数々に、喜怒哀楽全てが込められている。
ホント感心いたしました。スゴすぎる!!計算されているかのよう。
絵もシンプルなのに、顔の表情などで伝わるものがあるのです。
キャラたちが、等身大で生き生きしてて素敵です。 
読めば読むほど深みにはまる。そんな内容ばかりでした。
思春期特有の心の揺れ。葛藤。劣情。 そして愛情。

  大切なものとは何か? と、考えずにはいられませんでした。

日常はこうして今日も過ぎ行く。を、そっと教えてくれています。
読後感は、切なくも清々しい。そんな気持ちになれました。
これからの、大切な1冊になりました。
今後の小続き松先生の御活躍を願わずにはいられません。感謝です。

1

良かった……

成就しない恋ってのもいいですね。
こちらの作品、よっつのお話のうちふたつがそんな感じでした。

『それから、きみを考える』
アテクシ的切なさ度100
これは初っ端からヤられました、エロなしでこんなに心打たれたのあんまりないです。もー切ないのなんのって!
ド田舎に住むDKのお話。
町を出たいタカシと残って豆腐屋を継ぐヤス。
このヤスがどれだけタカシのことを好きなのか痛いぐらい伝わってきてですね、泣けちゃいます。
両親すら反対するタカシの東京の大学受験。そんな中応援してくれるのはヤスだけだとタカシは言うけれど、ホントは一番行って欲しくないのはヤスなんですよね。
でも好きだから、ヤスはタカシの味方でいたいんです。
眠るタカシの髪にそっとキスを落とし、タカシがいなくなる半年後を想像して掌で顔を覆ってるシーンはグッときた。
タカシが受験に合格し、東京出発の前日にキスして抱きしめて告白するシーンはもう言葉にならない、ただ切ない。
豆腐屋継ぐのもタカシがヤスんとこの豆腐が好きだから。
この町が嫌いだというタカシに、タカシが居たから俺はこの町が好きだったと伝えるヤス。

続き
「大好きだった……心の底から」

ヤスのこの言葉が全てを物語ってます。

両想いかもわからない、全くハッピーエンドではないけど、このお話はこの終わり方がイイ。
最後のタカシの涙は何を思ってのものなのか、読者の想像次第です。

『最後の命令』
これは!このページ数でこの満足感すごい。
高校の同窓会での佐野の回想です。
高校時代の周防と佐野。
命令する者と従う者。
周りからはイジメやパシリに見える関係も、佐野にとっては自らが望んだものだった。
周防から言い出したキスの命令、ふたりの関係の終幕も周防からの命令。佐野は全てを周防の望み通りにするだけだった。
だけど、どれだけたっても周防のことは忘れられない…は〜切ない。
周防がどんな男なのか何もわからないのに、こんだけ存在感があって、佐野がどんだけ周防に惹かれているか、そして周防にとっても佐野が特別の存在だったというのが伝わってくる、このふたりの倒錯的な関係性がたまんない。

この作者さまの、全てをハッキリさせない展開の持ってき方と終わり方が好きです。
普段のわたしのエロ脳だったら、ナッスィンエロの場合どっちが攻めか受けか即妄想突入ですが、この2作はそんなレベルではない。
実らない恋、通じあわない気持ち。ああ、これもBLだよな、と思わせてもらえた切ない2作でした。

『Young oh!oh!』
こちらはコメディときどき切ない系のお話。
隠れオタのイケメンが、女の子からの告白を断るために、自分はホモだからと言い訳に使った通りすがりのヤンキーとラブになる、という結構ありそうな展開ですが、ヤンキーが可愛くて最初から最後まで楽しめました。
そしてこれは…わたしの中ではヤンキー受希望なんですが!!

『夜明け前が一番暗い』
最後は切なシリアス。エロあり。
幼馴染の大輔(攻)と要(受)。
両親の不仲とグレる妹という家庭問題の中、優等生で居続けた要と、それを側で見守ってきた大輔。
この大輔がたぶん結構遊んでるチャラ男っぽい感じなのですが、要にだけは特別で、『要ちゃん』って呼んでたり、要の親の離婚が決まったらすっ飛んでったり、というちょっとしたギャップがいいですね。要のことがめちゃくちゃ好きなんだっていうのがよくわかる。
親の離婚というツライ問題でつまづいた要と、今までもこれからも支えになるという大輔。
大輔も、自分の気持ちに応えてくれた要によって救われます。
ナイーブな問題に直面したDKの物語ですが、最後はハッピーエンドでした!

あとがきはシンプルなもので、表題作の二人が田舎の海辺で戯れている1ページ。
そしてそれをめくると、同じ場所に、おそらく成長したヤスがひとり佇んでいる絵…このたった1枚が、セリフもなにもないのに、これでもかという切なさを寄越してくるのです…

一冊を通して、表紙から素晴らしく、内容はもちろん言うことナシで、全体の構成も良かった。
読み終わったあと、萌えを叫ぶとかより、ひとりでじんわりと染み込んでくる読了感に浸る感じでした…

拙い表現ですが、スゴイ作家さまですねぇ。
セリフとかで表さなくても、キャラの気持ちとかがじわじわ伝わってくる。そんな表現ができる希少な作家さまだと思います。次回作もたのしみ!

7

「大好きだった……心の底から」

しっとりした余韻の残る短編集でした。

表題作の舞台は海辺の田舎町。
ルーティンの続く閉鎖的な田舎から上京を目指す主人公と、
地元で豆腐屋を継ぎ居残ることを決める親友。

別々の道を選ぶ動機が、互いの存在に起因しているんですよね。

“君がうちの豆腐を美味しいと言ってくれたから。”
“何でもできるおまえに少しでも近づきたかったから。”

“親友→主人公”の一方通行の片想いで帰結しているように見えて、主人公も親友に大きな影響を受けている。
その結果離ればなれになるのがまた切ない。
「大好きだった……心の底から。東京でも 元気で」


二作目の命令をする同級生と、どんな命令も受け入れ従う主人公の話も切ない。
最後の「全部忘れてくれ」という命令だけは一生従えない。
表題作も含め二人が再会する未来を見たいです。

三作目のヤンキーくんと隠れオタク主人公の話が、一番王道かもですが一番ドストライクでした…!にやけてしまって真顔で読めません。

ひょんなことからヤンキーくんと恋人になってしまった主人公。あらゆる手で嫌われようとするけど、
逆に手を繋ごうと続き綿密なプランをたてられたり、オタクな趣味を丸ごと受け止められたり、拙いキスが嬉しかったり。
どんどん好きになっちゃう過程と終始純情ピュアピュアなヤンキーが可愛すぎました。
周りの目を気にせずトラウマを克服して好きだ!と言える存在ができてよかったね。
どっちが受けで攻めなのかな、心から続きが読みたいです。

最後の家出少年に付き添う一途攻めの話もしっとり読みごたえありました。

全編高校生の話なんですね!若くて不器用で、でも全身全霊で恋する高校生たちに胸を熱くさせられました。

6

胸伝う切なさ

小松さんの初コミックスです。

しがらみやトラウマ。誰もが抱える心の苦い部分を描きつつ、傍に寄り添う温もりや、溢れる言葉が大人になきりれない彼らを包む。
時には優しく、時には明るく、そして切ないまでに温かい。そんな短編集です。

【それから、君を考える】

『俺、やっぱりこの町が好きじゃない』

何もない田舎町で生まれ育ったタカシ。
退屈で惰性的な日常しかないこの町。いつかは自分もその日常に溶け込む未来が見えてた。そこから抜け出すため、東京の大学を受験することにしたタカシを唯一応援してくれたのは幼い頃からの親友ヤスだけだった。

季節が巡るたび、少しずつ離れていく想い人を支え見守るヤス。
時折覗くヤスの深い眼差しがなんとも言えません。
旅立ちの前日、二人で遊んだ海辺で打ち明けられたヤスの言葉。そして幼馴染から伝えられたその想いを、意味を噛みしめるその瞬間。

この話だけでも心揺さぶられます。

最後の【夜明け前が一番暗い】もとても良いお話でした。

両親の離婚にショックを受け、今にも泣き出しそうな要の元に駆けつけたのは幼馴染の大輔。家に帰りたくな続きいと言う要のために、(知り合いの)ホテルの部屋を借りて傍にいることにした。

『自分以外の人間になりたい、と要ちゃんは言った』

昔のように二人で遊びまわって、要は明るく笑うも心は今も泣いて苦しんでいる。少しでも救ってあげたいのに、何もできない自分をひどく歯がゆく思う大輔。見た目は派手な風体をしている彼ですが、要のことが何よりも一番大切で、大切すぎて、傍にいる以上のことができずにいる。
ある晩、見知らぬ女に要が誘われたことをきっかけに二人は心を通わせます。
昔大輔が言った言葉を思い返す要。要のくれた言葉に手をとる大輔。
朝焼けの電車のなかで迎える二人の最後は、ふ、と胸に伝うものがありました。
現実は変わらない。けれど新しい気持ちを持って未来を見据える姿に、きっと多くの人がこうした夜明けを迎えたことがあるのではと思います。

他二つのお話も面白くもあり印象的です。
大人でも子供でもない十代特有の苦さや脆さを巧みに描ききっています。

とても良い本でした。

5

君がそこにいてくれるのならば

あがいてもどうにもならない現実にやり切れなさを感じながらも
最後には自分でいることを選ぼう
君がそこにいてくれるのならば―

そんなメッセージが込められているような
胸を突く切なさに溢れた、珠玉の短編集。

自分が十代の頃に抱いていた劣等感、焦り、悩み、
そんなことを思い出しながら
この、脆く繊細だけれど
しっかりと現実世界に生きようとする男の子たちの物語を読みました。

どの作品もとても良かったのですが
わたしは『最後の命令』が一番好きでした。(少数派、かな?)

高校時代、佐野が築いていた周防との倒錯した主従関係。
他人からはパシリと誤解されていたものの
佐野は周防の寂しさに気づき
抱擁するかのように、彼の命令を享受していたこと、
そして大人になった今でも
変わることなく抱擁力に満ちた佐野のモノローグは
どうしようもなく切なくて、非常に秀逸でした。
(素晴らしき包容力萌え...)
今作の短編集の中でもとりわけ短い物語でしたが
読後いつまでも、言葉にならない余韻が漂っていました。

誰しもが一度は経験した、ほの暗い夜明け前のようなほ続きろ苦い季節
今はもう心の奥に眠ってしまった感情を
そっと呼び起こすように読む、そんな物語たち。

美しい装丁、シンプルで含蓄のあるタイトルに
心惹かれた方も多くいらっしゃることと思いますが
思い通りにいかない青春時代を知る方にこそ是非
手にとって読んで頂きたい一冊。
その当時そばにいてくれた人に、無性に会いたくなるはずです。

8

期待される作品世界

ちるちるの記事で取り上げられていて、
表紙の美しさと、含蓄のあるタイトルにに惹かれて購入。
結果は期待を裏切らない、短編集でした。

全部で4編。
どれも高校生同士を主人公にした作品たちは、
ただ可愛らしく甘酸っぱいのではなく、
若く青い果実の苦味を感じさせる作品。


絵にしても設定やセリフにしても、とりわけ斬新さがある訳ではないが、
どの作品も、若さゆえの真摯なひたむきさが共通で、
生きにくい時代の出口のわからない熱と切なさが感じられ、
作品世界としてのまとまりがちゃんとある。

明快なハッピーエンドばかりではないことも含めて
どれも余韻が残る作品。
個人的には、タイトルが秀逸な表題作ののどこかレトロな哀しみと、
保証されない未来に向かう感覚が好みだった。


今後が楽しみな作家さんです。

5

タイトル回収に拍手

【それから、君を考える】本当にせつない。
そんな言葉を言われて送られたら考えない訳がないじゃないか!
短い物語の中に彼等の思い出がつまっていて、本当に最後の電車の中で彼の事を考えたんだろうなぁって。
2人に未来があることを想像できれば、考え方によってはハッピーエンド!

最後の最後でタイトルを回収していてストーリーすごく上手!

5

良バランス◎

読んでまず、作者さんは相当頭のいい人なんだろうなという印象を受けました。ストーリーに無駄がないし、文章が普通なら普段思いつきもしないような単語だったり表現だったりをされていたので、初めてのコミックスだけど、デビューコミックスでありがちなストーリーの不自然さは全く感じなかったです。

全体的に切ない系のお話が多かったのですが、間にコミカルなお話も挟まれていたのでバランスが非常に良かった。バッドエンドが二作もあったにも関わらず、終わり方がすごく上手に切なさを表現していて、普段はバッドエンド反対派なんですが、これはこれでという印象。その後のお話もあれば是非読んでみたいところではありますが。

一番好きだったのは間に挟まれたコミカルなお話『young,oh!oh!』です。
成り行きで告白されたヤンキーの辰郎くんが思いのほか素直でウブで可愛くてやられました。ただ成り行きで告っただけのケイジはそんなつもりはなかったのに相手がヤンキーだから本当の事が言えなかっただけのはずが、逆にどんどん絆されていってしまってる姿が面白かったです。初めてのキスシーンでまさかコマいっぱいに「うおおおおおおおお続きおおおおおおおああああああああああああ」って書かれてるとか、中々斬新で笑いました 笑

恐らくまたこの作家さんがBL発売されたら買いますね。多分何出しても間違いないと思う。

4

等身大の高校生!

この作家さんの初商業コミックス、発売をとーっても楽しみにしていました!

私は表題作の「それから、君を考える」が1番好きです。
結末的に苦手な方もいるかもしれませんが田舎の高校生2人を等身大に描いていて、ストーリーもキャラクターもすごく素敵です。
受けが閉塞感を感じている小さな町。
そこの夏の風景、冬の風景、2人が過ごす季節ごとの美しさを読者は読み進めていく内に意識しなくても見ているので、終盤の攻めの告白が心に染みていきます。

他の3本の作品もそれぞれテンポやテーマは違ってきますが共通しているのは全てで高校生が描かれていることですね。
子どもだけど子どもじゃない。だけど大人でもない彼等のその時にしか見れない表情、心情、関係性を魅力的に表現してくれている短編集だと思います。

読後は素晴らしい高校生たちをありがとう!!と叫びたくなりました笑
これからが楽しみな作家さんです。

12

すごい新人さんです‼

表題作のそれから君を考えるは泣きそうになった

後3ヶ月で好きな大好きな愛しいタカシは東京に行ってしまう

あの教室でのシーン
くじけそうになった時「大丈夫」と言ってくれたヤスの言葉を思い出すシーン

ヤスがタカシに告白するシーン

そしてラスト!!
短編集でここまで心打たれる作家さんは知らないです(私は)

三次元女子超こわいって話は笑いました(笑)

切ない話は切なくてコミカルな話はコミカルでって両方しっかり描けるってすごいなーって思いました!
なかなか居ないですよ。こうゆう作家さん

ファンになりました‼これは神作品です‼

8

心打つ短編集

短編集でここまで心打たれる本は初めてかもしれません。

4作品が収録されています。

切ない余韻が残るハッピーエンドじゃない話も、
ちょっとバカっぽくて可笑しい、でもキュンとくる明るい話も、
シリアスで現実的な題材の、夜明けの光があたたかで感動的な話も、
どれもこれもそれぞれにとてもよかったです…

キレイ過ぎないアナログなタッチも、
話に説得力と現実味を出していて、雰囲気があって、好きだなぁ。

■表題作「それから、君を考える」
生まれ育った田舎を出てどうしても東京の大学に行きたい…
そう願い、煮詰まりながらも懸命にひたすら受験勉強に励む受け。
笑顔で応援し、支えてあげつつ、
そんな受けに片想いをしている幼馴染みの親友(攻め)。
受けが受験に合格すれば、ふたりは離ればなれ。
それでも、
過疎化する何もない田舎町に残り、家業を継ぐという攻めが、
その理由を穏やかに語るシーンは、強く胸を打ちます。
それをあのタイミングで知った受けはどんな気持ちだったろう…
タイトルの意味を考えながら、想いを巡らすと余計に胸が苦しいです。

■「最後の命令」続き
同窓会に集まって、そこに姿を見せない、
高校時代のある同級生との過去に想いを馳せる短い話。
挑発的に命令をしてくる同級生、
その命令はやがて色欲が絡むようになり、そして最後には……
今も忘れられない彼への強い想い……余韻が切なくも美しく残ります。

■「Young oh! oh!」
中学時代、初めてできた彼女に趣味のフィギュアを見られて罵倒され、
それがトラウマになって、女子が苦手な八方美人イケメンになった受け。
女子からのしつこい告白を断るために、
「実はホモで彼が好きなんだ!」と通りがかりの同級生を巻きこんだら、
それが凄いヤンキーで、本気にされて付き合うことになって!?という、
めちゃコミカルなお話。
ヤンキーの方から別れたいと言うように画策する受けと、
そんな受けに本気になっちゃった、実はいじらしいヤンキー攻め、
ふたりのやりとりが可笑しいんだけど、すごくピュアで、ときめく…!

■「夜明け前が一番暗い」
このお話が一番長くて、本の2/5ほどを占めています。これだけHあり。
両親の離婚にひどく落ち込み傷ついている真面目な受けと、
その元に駆けつけて、側にずっといて傷を癒そうとする親友(攻め)。
高校生にとっての、
家族がバラバラになる辛さ、影響力の大きさ、
それで自暴自棄になって自分が抑えられない様が、すごくリアル。
受けは、攻めの手を振り切って女の元へ行ってしまうけれど…
(女性とのHの描写は無し)

どうしようもないことと、未熟さを抱えても、ふたりなら…
事後の攻めのあたたかな言葉と笑顔、
そして、明るい未来を予感させるような、
ふたりを包む夜明けの光が、とても印象的です。

高校生だから、きっと、こんなにも眩しいんでしょう…

言葉では伝えきれない真剣さと熱と、
不完全でキレイなだけじゃない想いが、詰まっていると1冊だと思います。
シリアスなものが苦手じゃなければ、ぜひ読んでほしいです。

15

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