すべてが過去だとしても、君が生きているなら、咎めたりなんかしないから。

むすんで、ひらかないで

musunde hirakanaide

むすんで、ひらかないで
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
2
得点
27
評価数
8件
平均
3.6 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
シリーズ
ローズキー文庫(小説・ブライト出版)
発売日
価格
ISBN
9784861236358

あらすじ

好きな人がいた。たぶん、相手も同じくらい自分のことを好きな筈だった。
律は消えてしまった同級生を忘れられずにいる。笑顔を演じる優等生、葛水久弥。
綺麗な仮面を脱いで自分に見せてくれる、欲のある素顔が愛しかった。平凡な律を必要としてくれている感じが嬉しかった。手首を結んで、少しだけ身体も重ね合った。
けれど、久弥は高校2年生の夏、唐突にいなくなった。
あれから6年、同窓会の報せに彼の名前を見るまで、律の時間はとまってしまっていた。
再会を果たす律だけれど、久弥の気持ちがどこにあるのか、わからないままで――。

表題作むすんで、ひらかないで

葛水久弥,医大生,受の高校時代の同級生,23歳
添島律,ホームセンター店員,23歳

その他の収録作品

  • ひかる糸
  • あとがき

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レビュー投稿数2

じれったい

6年後に再開し、まだお互いに気持ちは通じ合っているはずなのにその先がない…
律はこの先ずっと二人でいたいと思っているのに、久弥はこのまま思っているだけでいいなんて…
律がとても不憫でした。
久弥のせいで紐に執着するようになってしまったのに。

「ひかる糸」は過去からその後までの久弥目線のお話です。
いなくなってしまった猫のチャコとも無事に再会できて、これからはみんなで仲良く楽しく暮らしていくのでしょう。

とても綺麗でじれったいお話でしたが、澱んでいた心が洗われました。

0

せつない…

手を紐で結び合った表紙が印象的で、購入してみました。

律(受け)が高校の同窓会で、音信不通だった久弥(攻め)と6年振りに再会するところから、現在、過去、現在、過去と行ったり来たりしつつ、物語は進んでいきます。

高校2年生の時、同じクラスだった律と久弥。久弥は整った容姿で、成績優秀、誰にでも笑顔で接する気さくな性格の完璧な人間なのですが、律は久弥の不安定さに気づき、気になり始めます。
2人で猫を拾ったことから、急速に仲を深めていきます。
そして夏のある日、手首を縛って、つなげて、少しだけ体を重ねた日を最後に、久弥は律の前から姿を消すのです。

律は6年間、ずっと久弥を忘れられずにいました。就職したもののすぐ辞めてしまい、何にもなれずにいると自信を失っています。
あの夏の日から、律は自分で手首を縛って、一人エッチする性癖がつき、自分の職場のホームセンターで売っているビニール紐にドキドキしてしまいます。
久弥に再会してから、律は久弥を判りたいと一生懸命なのですが、久弥の気持ちはまるで掴めません。終盤までそれは続くので、正直もどかしい~!

久弥は生まれてすぐ父親を続き亡くし、再婚した母親と義父も事故で亡くしてしまいます。義父の両親に引き取られ、血の繋がりがない家族の中で育ってきました。こんな家庭環境が攻めの人格を作ってしまったのか…。祖父母に疎まれていたわけではなく、むしろ愛されていたのに、悲しいことです。
本編は受け視点というのもあり、終盤まで攻めの心情がまったく理解できませんでした。でも、最後の最後で攻めの気持ちが判ったとき、じわっときました。

番外編の攻め視点のお話の、後半の後日談が、ほのぼのしていてとても良かったです。
縛るプレイをしながら(笑)、今度こそ幸せになってほしいと心から思いました。

シリアスなお話でしたので、糖度は低めです。欲を言えば、もう一編、2人の甘さたっぷりのSSが欲しかったな。

4

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