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マンガ家先生のアシスタントくん

mangaka sensei no assistantkun

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表題作マンガ家先生のアシスタントくん

夏川玲 BL漫画家
山田健太 夏川玲のアシスタント

その他の収録作品

  • 番外編

あらすじ

健太は実家の愛犬の手術費のため、日給が良い漫画アシスタントの仕事についたハズだったのに…
雇い主の夏川は基本装備がハダカで、毎日セクハラをしてくるBL漫画家だった!?

しかもムカつくことに、無駄にイケメン!!黙っていればカッコイイのに、口から出る言葉は「おまえの(下半身)さぞかし、おいしいんだろうな」とか、「俺はこの画像(健太の写真)を今晩のオカズにするぜ」・・・ナチュラルにセクハラ発言、ダメだ残念すぎる…。

ダメな人間だと呆れていたハズなのに、セクハラの合間に時折みせる、男らしさと、優しさに・・・
不覚にもときめいちゃったりして・・・セクハラ作家とアシスタントの恋の攻防戦、果たして勝者はどっち!?

作品情報

作品名
マンガ家先生のアシスタントくん
著者
かいだ広 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
ISBN
9784537133196
3.7

(49)

(12)

萌々

(22)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
9
得点
176
評価数
49
平均
3.7 / 5
神率
24.5%

レビュー投稿数9

この評価、読んだら納得

初読み作家さんの初コミックス、ノーマークでしたがここで高評価なので軽い気持ちで購入。
予想外に、といったら失礼だけど、ほんとに思いの外良かったです(言い直したらよけいに失礼な感じ?)
初コミックスで、カバー絵の主役君もいまいち地味で普通な子だし、はっきり言って劇的に絵がおしゃれだったりお上手だったりってわけでもないし。
でも、読んでいてどんどん引き込まれて、読後感がほっこりした。
これって、主人公の健太君の素直な心情に、気持ちよく感情移入できるからかな。
セクハラ三昧のオレ様夏川先生も、ただの聞く耳持たない傲慢男じゃなくて、セクハラと見せつつ実は恐る恐るアピールしている感が、この、きらびやかすぎない適度に地味な絵から醸し出されていて、つい、応援してあげたくなっちゃう感じがするからかな。
と、ここまでだったら「萌×2」だけど、それを「神」まで持ってこさせたのは、夏川先生が挿入を怖がる健太君のために、それならって自分が受け入れたとこ。
愛し合っているならリバれ!主義の私としては、この展開はポイント高いです。
その後の二人の関係もいいな。
というわけで、私も得点プラスで「神」です。
ノーマークの新人さんなのに高評価は納得です。

7

笑えるけど、じんわりくる

BL漫画家の夏川先生のアシスタントとして来た健太。
仕事中も日々セクハラな夏川先生にドキドキしながらも
必死に平常心を保とうとする健太。
そんな、普段はどうしようもない先生だけど
仕事はきちんとして締め切りは守るし
健太のことはちゃんと見ていて、さりげない優しさに
最終的に健太がおちてしまうというストーリー。

かいだ広先生の、デビューコミックス。
絵もストーリーも私は好きです。
まず、このBL漫画家の夏川先生のキャラが最高です。
普段は完全にふざけてばかりで、からかってるのか本気なのか
健太にもわからない、そのなんともいえない日常。
毎日Hなことばかり言って、健太にセクハラばかりするけど
ちょっとした優しさに、きゅんとくるんです。
愛犬の手術費用のために夏川先生のところでアシを始めた健太だけど
その愛犬のために餞別をくれたり、実家に帰るチケットを用意してくれたり・・
その普段とのギャップに萌えます。
また、漫画家さんのお仕事現場をちょっとだけ覗いたような
そんな気持ちになる作品です。
先生からアシさんにお仕事の指示を出すところなんか
かなりリアルで(実際はどうなんでしょう?)笑えました。

最初は自分の気持ちが良くわからなった健太も
夏川先生の意外な一面に惹かれ、ついには恋に落ちてしまいます。
夏川先生は早く健太とHしたくてしょうがないんだけど
日頃先生の作品を読んでいて、多少はそっちの知識が頭にある健太は
先生とHしたい気持ちはあるもののやっぱり怖くてしょうがない。
その辺の健太の心の葛藤も読んでいて楽しかったです。
1冊が1つのお話なので、夏川先生と健太の出逢いから
2人が本当の恋人になるまでの、あんなことやこんなことが
すごく細かく描かれていてわかりやすく、ストーリーに入りやすかったです。
2人が飼っている犬の名前が「バイアグラ」というのにも
夏川先生らしさがにじみ出ていていいですね。
表紙裏、これもまた楽しめます。
表は夏川先生のBL作品の表紙になってます。
そして、裏は・・・
がっくり肩を落とす健太と、その意味がわからない夏川先生。
ぜひ、忘れず表紙裏を見てくださいね。

6

不思議なあじわいマンガ

もともと他ジャンルで描かれていた漫画家さんだったとインタビューにありました。
これからBLで頑張って〜という応援も含めて、ちるちる初レビューします。

絵もデッサンや構図がおかしい箇所チラホラ、けど読み進めるにあたって不思議とあまり気にならない。たまにすごく良い表情があったりする。
話もどちらかというとギャグ寄りで、ほんわかして妙に残る場面ばかり。
いい意味で期待を裏切る作品でした。
このふわっとした表紙からはちょっと想像できないと思われます。

欲望に忠実な夏川先生が素敵で目が離せません。
かっこいいのに残念なBLホモ作家夏川先生と漫画家志望アシスタント君のかけあいが素晴らしく、この場面からのこのセリフ?!この場面からのこの展開?!のオンパレードで、まったく飽きることなく読み進めました。
なんだろうな〜、この作家さん自身がたぶんすごく面白い人なんじゃないかなと思いました。
『受けの尻ビッシャビシャにして』からの、旅館での謎の液体エピソードで盛大に吹きました。
インタビュー中の『BLを読み始めた頃、BLを読んで「!?」と思った疑問』がたぶんコレですよね〜。

次作に超期待します。

4

ちょうどいいおあずけ感!

正直ノーマークな本で、本屋さんが最初の数ページを立ち読みように提供してくれてなければ読んだかどうか(´・_・`)
毎話毎話夏川先生は分かりやすくベタなホモ(よく読むと非処女でもある)でBL作家で健太君が上半身も下半身も好き。
でも、健太の気持ちも気持ち悪い的な所から確実にエッチが怖いだけの状態にまで来てもいろんな所から横槍が入って、というチキンレースのようなギリギリのおあずけが少しずつ間を詰めていくのが引き込まれました。
さらにエッチしましためでたしめでたしにならないところもしっかり書かれていて、自分が攻めたらお尻が切れた、なら受けるよ!な柔軟な夏野先生の思考はお前は俺か感覚。
てりっとしたチンポ、みたいな言語感覚もあわせ、おもしろさとえろさとかわいげ、すべて揃った逸物でした、この本は。
ただ、あれだ。BL作家さんにとって主人公BL漫画家は己のフィールドだと思うんで、これをもって作家買い!はなんか違う気はせんでもないのです。
私が男で、好みの可愛いアシがいたらこうしちゃうわぁ、という生っぽさが変に良かったんで作者さんが実際に見てない世界の話でもこんな感じでいけるのか。

3

笑って癒されて楽しい!

 よくある設定だけど、すっごく面白かったです。1冊まるごと一つのストーリー。新刊の『俺がおらんとあかんやろ』が短編集だったので、もっと続きが読みたいんだよっという欲求不満がくすぶったのですが、こちらは一冊まるごと楽しめて大満足です!
 まずBL漫画家でホモの夏川のキャラがいい。見た目イケメンは鉄板ですが、だらしがなくてエロくって、セクハラめいた台詞が一々楽しい。アシスタントの健太とのやりとりが夫婦漫才みたいに息がぴったりで、その裏でドキドキしている健太のモノローグと絶妙に絡んで、その軽快さがとても心地が良いのです!
 エッチまでのエピソードも最高に楽しい。バイアグラ(犬)のナイスボケで中々最後まで行かないのはお約束の展開ですが、こういう緩く笑えるストーリー展開がこの二人にはピッタリで、じれったいもどかしさはなく、ひたすら楽しいです。バイアグラを預けて温泉でやっと結ばれるエピソードでは「謎の液体」に大爆笑!
 最終話でおしりの痛みを克服しようと奮闘する健太と、あっさりと「健太が挿れて」と男前な夏川にまさかの「リバ来た―!」と小躍りしました( ´艸`)クフ
 リバは苦手な方でもこのリバは行けるんじゃないかなー。展開としても心情としてもとても自然ですごくよかったです。まぁ展開にかかわらず「リバ許せん!」っていう方に無理にはお勧めしないですけどね^^;
 エロの描き方もエロ過ぎずぴったりだったと思います。私はエッロいBLも好きだけど、ストーリーに合ってこそのエロだと思っているので、この二人のHシーンはどれも楽しかったです。
 全体を通した軽快でゆったりした空気感。腰ふりわんこのバイアグラも、健太の飼い犬マカロンも可愛くて、何度も繰り返して読んでしまいました。お勧めです!

3

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