• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作奥さまは外法使い!

鈴鹿神,上場企業の社長,27歳
間藤真輝,外法教室の教師,19歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

イケメンな御曹司・鈴鹿神と結婚した平凡な間藤真輝(♂)。ごく普通の夫婦(?)でごく普通の新婚生活を送る二人だけど、実は奥さまの真輝は外法使い!!神のことがずっと好きだったのに、会うと素直になれない真輝は、その力で神の心を手に入れてしまったのだ。“好き”の魔法がとけないよう、純潔のまま=Hは寸止めのままなんだけど…!?

作品情報

作品名
奥さまは外法使い!
著者
小中大豆 
イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344835122
3.7

(68)

(17)

萌々

(30)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
9
得点
251
評価数
68
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数9

『奥さまは魔女』的な

隣人の幼なじみ同士、御曹司で社長26歳×外法教室の講師19歳。外法っていうからおどろおどろしいものかと思ったら、ほぼ魔法使い的な意味合いの使われ方でした。
お隣のかっこいいお兄さんが好きなくせに、会うとつい憎まれ口をきいてしまう受けくんが、親から引き継いだ外法の力を使って作った惚れ薬を攻めに飲ませたあげく、結婚してしまう話。
結婚して新婚でラブラブなんですが、やっぱり自分のことを好きになってくれて結婚したわけではない、と受けくんは思っているのでちょっと切ない話です。
オチは、途中でなんとなく想像はつきましたが、バレバレなかんじでもなく、最後まで楽しく読めました。

4

外法使い=魔法使いの日本版みたいなもの

外法使いの家系に生まれついた受けが、禁忌の術を使ってずっと好きだった攻めの心をゲットし、ラブラブな新婚生活を送るも……というやつです。

最初は大好きな攻めから愛されて嬉しかったけど、それも外法の力であって本物の愛ではない……ということに虚しさを覚えていくんですね。
純潔を失うと術が解けるのでエッチはお預けしているんだけど、20歳の誕生日に抱いてもらってそれで終わりにしようと覚悟を決めている受け。

時折ちょっとした切なさを交えたテンポの良いラブコメで楽しめました。

攻め受け以外の周りのキャラもあれこれ愉快なんです。
気弱なパパ、自由でマダムな義母、モフモフがかわいい受けの使い魔、「チェリー同盟」の加入を強制するDTお師匠さんなどなどを交えてのストーリーなので楽しめました。

オチは予想通りではあるもののそこに不満はなく、オチに辿り着くまでの過程が良かったので満足。
そして、最後に見せた攻めの変態趣味(笑)

あとがきの小中先生の「カッコいい攻めのイラストを見るたび、心がざわめきます。中身はクズなのに。」というやつ、笑いました。
たしかに!
近所の人に噂されるくらいの超〜絶ヤリチンだったんだっけね。
でも元クズであって、成就してからはスパダリに変身した感があるのでOKです。

7

反則技でも許す!!

19歳の奥さま・真輝(まき)の旦那さまは、初対面の時から好きの照れ隠しでムカつく、嫌いって素っ気ない態度で接し続けてきたお隣さん家の若社長・神(じん)。
実は外法使いの奥さま、バレンタインデーに神に腹を立てた勢いで掟破りの惚れ薬を作ったってだけでもヤバいのに、神がそれを飲んじゃったからさぁ大変!!
惚れ薬の効能で真輝に夢中になっちゃった神と、彼の人生を変えちゃった真輝はどーなる!?

…って感じでこの話、ほのぼの軽快なテンポで進んでいくワケ有り新婚夫婦ものだったりする。
所々にユーモアが散りばめられていて、読んでいる途中にプッと吹き出す箇所も多々あり。
新婚夫婦とくれば頭をよぎるであろう?義両親の存在にも笑わせてもらった。
真輝の両親が息子のしでかした外法にあたふたしている反面で、事情を知らない神の母親がいい味出していた。
いかにも『あら、悪気はないのよ、ホホホ』って性格はTHE・姑として最強だわ(笑)

でも読んでいて、神が真輝を溺愛する様子に不自然さがない様子から、どうも外法の効力だけではない何かがあるよなと薄々感じてはいた。
そうなると惚れ薬の正体って一体何だったんだろうね?
…って思っていたところに、あのオチは正直反則技だけど、全て丸く収まったから許す!!
いや駄目だ、神の本性が分かってニヤケまくっていたのに、いいところで終わってしまうなんて許せない(笑)

まぁ二人ともホンワカパッパされずに無事ならば、存分に夫婦の甘々を見せつけてほしいところだ。
藤田も活躍し足りないだろうし、師匠の佐々木も金城も、葛城の自己主張も面白かった。

なので、続篇大歓迎ですよ。

2

気軽に楽しめるけどほっこりできる、現代ファンタジー

honto電子書籍で購入。限定おまけ小話付きでした。

表紙とタイトルで気になって、外法の意味がわからないまま購入。勝手に法律のこと?などと思ってましたが、外法使い=魔法使いのような意味でした。アホな勘違いをしてました笑


外法使いは公には正体をバラさず、一般人に溶け込んで生活をしていく。外法使いの真輝は、小さい時から隣人のお兄さんである神の事が気になっていた。外面が良くて真輝には意地悪な歳上の神に、つんけんした態度をとりながらも恋心を年々膨らませていった。そんなある日、禁忌である惚れ薬を作って神に食べさせてしまい、その効果もあって神と結婚することに!約束の20歳の誕生日に純潔を失い外法が使えなくなるその日まで、後悔と罪悪感に苛まれながらも、結婚生活で幸せを噛み締める真輝だけど…。


小中大豆さんは、「意地悪しないでお兄ちゃん」を読んで好きになったのですが、このお話も好きになりました…!コミカルで気軽に楽しめるけど、最後にはほっこりできるお話です。歳上攻めやファンタジーがお嫌いでなければ、ぜひ!

使い魔の「藤田」が可愛かったです。もこもこの毛玉なので、他人がいる時には姿を見せませんが、主人である真輝に憎まれ口を叩きながらも励ましたり寄り添ってくれます。外法使いの真輝ですが、実際に外法を使うところはあまりありません。家事も頑張りますし、お料理も苦手ですが自力で頑張ってます。神の事が好きで、自分のしでかした事にモヤモヤして、神と仲の良さそうな男に嫉妬したり、真輝が健気で可愛かったです。

そして、既に結婚してらぶらぶな2人ですが、真輝の結婚する時の約束で、まだえっちはしてません。20歳になるまでしない約束なので、挿入は最後の一度以外はしませんが、攻の神はSなので挿入以外で真輝を虐めます。それもエロいので楽しめます笑

1

あまあまコメディ!

あまあまでコミカルな小説が読みたい!と思って表紙とタイトルに惹かれて購入しました。
受け目線で話が進むのですが、昔からの想いならの切なさやツンデレを発揮してしまうもどかしさが可愛すぎます。
まわりからみたららぶらぶな新婚さんだけど本人達は切ない‥‥というかんじ。
最終的にはあまあまなので癒されたいときはおすすめの一冊です。
設定で惹かれて買ったところが大きいですが、内容もとても楽しめました!

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP