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表題作FLESH&BLOOD(1)

ジェフリー・ロックフォード,26歳,海賊船の船長
カイト(東郷海斗)17歳,タイムスリップした高校生

あらすじ

イギリス海賊の英雄キャプテン・ドレイク――彼に憧れる高校生の海斗は、夏休みを利用して、海賊巡りの旅を計画。
ところがドレイクゆかりの地プリマスで、海斗はなんと、次元の壁に飲み込まれ、大航海時代へタイムスリップ!!ドレイクの信頼も厚い、海賊船の船長ジェフリーに助けられ…!?エリザベス女王率いる海賊達と、スペイン無敵艦隊がくり広げる海洋ラブ・ロマン。

作品情報

作品名
FLESH&BLOOD(1)
著者
松岡なつき 
イラスト
雪舟薫 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
FLESH&BLOOD
発売日
ISBN
9784199001925
3.9

(83)

(44)

萌々

(16)

(9)

中立

(4)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
23
得点
315
評価数
83
平均
3.9 / 5
神率
53%

レビュー投稿数23

冒険の始まり

長編&未完(現時点で)のシリーズと言うことで何となく尻込みしていたのですが、読んで大正解でした。
面白いです。BL的な萌えはまだあまり感じられないのですが、物語そのものが面白いです。冒険譚的な面白さが詰まっていました。

親の仕事の都合でイギリスに住んでいる高校生の海斗が、友人との旅行中にひょんなことからエリザベス朝のイングランドへとタイムスリップしてしまうことから物語は始まります。
当時のヨーロッパはまだまだ白人社会だし、生活様式やら価値観やら何から何まで現代とは違うし…果たして主人公の運命やいかに!?
…心配は無用でした。海斗くん、順応力高いですね。頭の回転も早いし語学力もあるし。年相応のやんちゃな部分もあるので、ちょうどいい押しの強さで生き抜いてくれそうで一安心です。

読み始める前は、日本人の少年が主人公だったとしても異国を舞台にしたタイムスリップモノに感情移入できるかな? なんて心配もしていたのですが、すんなりと作品の世界に入りこむことができました。
主人公が日本人という設定が、変にこじつけのように感じられたりストーリーの足を引っ張ったりするということもなく、自然な感じに作品内で生かされているのがすごいな〜と思います。
当時の衛生事情なんかもちゃんとぼかさず書かれており、タイムスリップという設定により説得力を感じました。水洗トイレに慣れてしまっている現代の日本人にとっては、タイムスリップ先では見過ごせない事情ですからね。ロマンはないけど、やっぱり書かれている方がリアリティあるな〜、なんて思いました。

そう言った設定や時代考証が、しっかりとした物語の軸としてあり、更にそこに登場人物たちの魅力がプラスされています。
年相応にわがままで好奇心旺盛だけど根はナイーブな主人公の海斗を始め、海賊船の船長を務めるジェフリーや、敵対するスペイン海軍の将校ビセンテ…etc.
メインキャラクターみんな素敵です。雪舟薫先生のイラストもより魅力を引き立たてています。個人的にはカラーイラストのビセンテがすごくツボでした。麗しい…。主人公との今後の絡みに期待が膨らみます。

この物語の幕開けの先には何が待っているのか、ワクワクさせてくれる一巻でした。BLとしても冒険活劇としても今後の展開が楽しみです。

1

キャラクターが魅力的

歴史背景のしっかり書きこまれた大長編というのは
今更私が書かなくても有名なので皆様ご存知と思うのですが

何より、キャラクターが男ぽくて好きです

BがLする為に慌てて作られたキャラクターという偽物感がなくて
その人がその人としてその時代に生きて存在している、という息吹を感じます

華やかなイラストもとても魅力を添えてます

1

BL小説で初めて「キャラ萌え」しました

既刊25巻読み終えての感想です。
確かに序盤のBL要素は、男の友情に毛が生えた程度しかないのですが、それを補って余りある面白さです。
序盤の歴史描写が退屈に感じる場合もあるかもしれませんが、それを乗り越えるとあとはジェットコースターのように落ちたり上がったり翻弄されながらあっという間に読み終えてしまいます。
それぞれのキャラクターの魅力をここで語ると愛が溢れすぎて爆発してしまうので割愛しますが、とにかくBLという枠に収めておくには勿体無い小説だと思います。

1

史実は下手なストーリーよりも面白いですよね

面白いは面白いんですが、それは歴史の面白さであってBLの面白さじゃない気がします。面白さのツボはキャッチしているのに、BLや恋愛じゃなくてなろうよりなんですよね。
いっそ薄味ならBL失くしちゃえばとも思いましたが、歴史ものやトリップものが見たければ一般作をみればいいので、そちらと比べると力不足かなと思います。
良くも悪くもBL業界だから新鮮に感じられ、文章や展開の巧みさが目立つのでしょう。
それに最近気になるんですが、最近攻めの出番が少ないですね。
二十巻以上出して、攻めの内面としても受けとの関係上も、また展開においても煮詰まりすぎて、これ以上進展させたり他に転がすわけにいかないのもので迂闊に出せないのは分かりますが、着地点の明らかなものを放置されると間延びして感じます

2

BLの小説

初めてのBL小説です!

初めてのBL小説なのに、こんなに長いのに手を出してしまいました!
最後まで読みきる自信がありません!

海賊と言ったら某映画が思い浮かびます。
あと、某漫画。

読みきる自信はないけど、ハマってしまって海賊を検索かけました。
キャプテン・ドレイクとか、海賊にまつわる単語的なのを検索して実際どんな人だったのか調べてます。

海斗とジェフリーの恋愛発展はまだまだこれからみたいでエロいシーンもないですが、面白いです。

わがままな海斗だけどそこも少年らしくて可愛いです!

0

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