ジェラテリアスーパーノヴァ

gelateria supernova

ジェラテリアスーパーノヴァ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神71
  • 萌×250
  • 萌28
  • 中立9
  • しゅみじゃない6

122

レビュー数
18
得点
648
評価数
164件
平均
4 / 5
神率
43.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
竹書房
シリーズ
バンブーコミックス Qpaコレクション(コミック・竹書房)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784801953307

あらすじ

出会い系で適当に知り合った間柄、知っているのはお互いのいい加減なハンドルネーム。
いつも、近所にあるジェラート屋『スーパーノヴァ』で待ち合わせをして、部屋でヤるだけの関係。
…だったはずなのに、少しずつ変化してしている自分の気持ちに気付く里谷(さとや)。
自分だけが深みにハマっていく不安…でも気付いた気持ちには抗えず——?

ジェラテリアを巡って繰り広げられる苦くて甘い、恋の駆け引き。

表題作ジェラテリアスーパーノヴァ

kio,名前も年も知らないヤるだけの相手
里谷智秋(sato),大学生

その他の収録作品

  • -vanilla-
  • -mojito-
  • -cassis-
  • -caramel-
  • -sakura-
  • -extra chocolate-(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「ある日のお昼寝」

評価・レビューする

レビュー投稿数18

『おしゃれ』な1冊

『はきだめと鶴』がとっても良かったので、こちらも購入してみました。

表紙が超カッコいい。絵柄もきれいだし。
今時の、おしゃれなBLだな、というのが正直な感想。

出会い系で出会った、お互いのHNしか知らない身体だけの関係。
男二人がジェラート屋さんでジェラート食べて、それから部屋に行ってセックスだけする関係。
ジェラート屋さんの店長さんが武骨なおっさん、というのも「いかにも」な感じ。

おしゃれなだけのお話かなあ、と思いつつ読み始めましたが、なかなかどうして、受けの感情の変遷が繊細に描かれていて感情移入してしまいました。セフレ関係の二人のお話なので、エチはかなりありますが、「エロい」というよりもいい意味で「おしゃれ」な感じでした。絵柄がきれいだからかな。

徐々に惹かれていく恋心。
けれど相手にとって自分はただセックスするだけの相手で。

本編は受け目線で進んでいくので彼の健気さにぐっと心がつかまれました。

攻めのkioが掴みどころがない感じで描かれていますが、ちょっとしたしぐさとか、表情とかで彼の気持ちがちょびっとにじみ出ているのも良かった。彼の、続き気怠い男の色気が良い感じでした。

終盤、kioのセリフで「好きだって気づいた時に、ただそのまま言えば良かったのにね」というものがありますが、その一言が言えなかったからこそすれ違い、でもそのじりじりした恋に萌えました。

受けの里谷くんの大学の友達がいい味出してました。彼主役のスピンオフを出してくれないかなと思いつつ。

ちょびっと絵柄が不安定なところがあって気になりましたが、それでもきれいな絵柄で、今後もチェックしたい作家さんでした。

0

攻めの色気がすごいです。

表紙が黒ベースにカラフルなジェラートのイラストでオシャレだなと、表紙買いしてしまいましたが、話の進み方が小説のようで、落ち着いた雰囲気がとても好みの作品でした。

背景や文字で物語を進める場面が多いところが印象的で楽しめました。
身体から始まる恋なので、ありがち、よく言えば王道だと感じましたが、読んでみれば映画を観ているようですぐに物語に引き込まれました。

とてもお勧めできる作品です。
話題に上がっていないのが不思議なくらいです。

読んだあとはジェラートがものすごく食べたくなります笑

1

私はジェラートよりアイスクリームだな

新刊時によんでいたけど、ドラマCDを聞いてあらためて再読。
この作品って、ドラマCDになるべくしてなったというか、むしろ映画的なカット割りで、とりあえず、まずドラマCD化したことにすごく納得。
静かなモノローグで始まる人物のいない扉絵。
そこからモノローグに載せてのカット割り。
セックスのためだけの逢瀬。
お話の展開や構成はすごくよくできている。
この作品、最初に読んだ時には、割とサラッと読んで、それほど印象的でもなかったけど、ストーリーがすごくきれいにまとまっていて違和感がなく、その上、絵が、サラッときれいで特に嫌なところのない絵だから、逆に印象に残らなかったのかも。
あらためた読み直してみてよかった。

1

私はピスタチオ

好きなタイプの作品でした。初読みの作家さんなのですがみなさんの評価が高いので気になって。

受けの里谷がいいなぁ。大学生で普通にそちらにも男友達がいて、居場所があって、そこそこモテる人種、なのに男性が好きなので出会い系で知り合った人とセフレの関係。攻めのkioさんは、物静かな大人なリーマン。でも、週末にしか会わないから基本私服でそれがまた素敵なんです。

そこまでしといて名前を知らないとか、お喋り大好きな私には想像できない世界だけど、バニラ一筋の里谷くんと色んなフレーバーを楽しむkioさんがそこだけは知ってると言うのが意味深でしたね。

最終的には大人のkioさんから告白してくれて、ほんとよかった。このままじゃ、里谷のことを心配そうに見守るイケメンの友人とくっつくんじゃ?!と心配しました。
里谷の住んでる静かな町と空元気な友達のいる大学というギャップも里谷の人となりを表してるようで良かったですね。

1

バニラ味の恋をする。

仲の良さそうな友人もいて 賑やかな日常を送っているかに見えるが、どうしようもない寂しさを持て余している様な里谷(受け)の表情が とても印象的だ。

どこか非現実的な時間の中で何度も戯れ、フワフワした空間を共有し続ける二人。
ある日 街中で偶然出会った直規(攻め)の「リアル」を目の当たりにした里谷は、ひどく動揺してしまう。

夜しか通らない道を 昼間通った時に、全く違う景色の様に見えて 知らない道を通っている気分になる。
里谷は、そんな気持ちだったのかなぁ・・・
甘く 甘く 体を重ねた後、直規が連絡手段を断つ形で 二人の関係は一度終わりを迎えるのだが・・

思った事を 感じたままに 相手に伝える、
簡単そうに見えて、大人の二人には 一番ムズかしいことだったんだ。
でも、自分に嘘をついてみたところで、残るのは ますます募る想い。
自分が好きなのは誰か、再確認させられただけで。

最後が、直規(攻め)視点でのエピソードがあったのは とても良かった。個人的に「あの時、相手がどう思っていたのか?」が凄く気になってしまうので。
「なーんだ。二人は遅かれ早かれ・・・ゴニ続きョゴニョ」と 嬉しくなった。

脱ぐと色白の子、が 好みだなんて。エロいなー 聞かされた里谷が 絶対恥ずかしがると分かっていて、言ってますね。
赤面した里谷を 嬉しそうに、満足そうに見つめる直規。

どうぞ 末永く お幸せに・・とだけ、ラブラブな二人に伝えておこう。

1

スタイリッシュ攻め

所々でどっちの台詞なのかわからないところがあって、確認しながら読んでしまったのでなかなかお話に入り込むことが出来ませんでしたが、良い読後感でした。
ひとつひとつの台詞がとても良いので、この分かり辛さがちょっと勿体無いなかったなと思います。

kioが大人で格好良いです。
いろいろなところで余裕があります。
余裕過ぎて、何を考えているかが全く読めません。
最後にkio目線の話も入っているのですが、やっぱり今ひとつ感情が読めませんでした。
でもこの作品の攻め様は、昼間も夜もスタイリッシュです。
やっぱり年上攻めは良いなあと改めて思わせてくれた作品でした。

・電子書籍のおまけペーパー [やっと友達に言いました]
ファミレスにて、里谷とその友達との会話。
友達「里谷の好きな人って年上⁈」「社会人⁈」「もう付き合ってんの?」
里谷「う…まあ」
友達「お姉さま…」「デートとか割り勘?」
(友人達は里谷が女性と付き合っていると思っている)
里谷「いつも奢られてて、この前は温泉旅行に誘われて…」
友達「それ絶対騙されてるぞ。借金肩代わりさせられた挙句、目が覚めたら続きマグロ漁船に…」

友人達は本気で心配していました。

1

おしゃれ。とにかくおしゃれ


ドラマCD化おめでとうございます!!
(もう発売してますね笑)

いやー、おしゃれですね。

私自身、キレイ目の絵がすきなので、結構ストライクです。

身体から始まった関係だからこそ一歩踏み出すには勇気がいる。
なんとも新鮮ですね。最近読んでいる中では、想い→身体ですけど、この二人は身体→想いなのでやきもきしちゃいますね。

少し絵が、ぶれているところもあったりするんですが私は気にならなかったです。


今後のご活躍が楽しみですね。

あと、お料理を書くのが上手なのですごく、食べたくなります。

1

手を使わずにXXXXを出す。。

中出しされたアレを手を使わずにお尻から出して見せてというセリフのインパクトが読後に尾をひいています。。 なんて卑猥な!(〃ω〃)

ネットで出会い、体から始まる関係で、徐々に攻めに惹かれていく受けの、普遍的な恋愛を描いたストーリーに、ジェラートという名前からしてシャレオツアイテムを絡ませてストーリーに味付けしている作品なのですが、
なぜか読み返したくなる作品でした。 
エロいから?攻めのフェロモンがすごく出ているから?? 
徐々に攻めに惹かれていく受けが戸惑う気持ちがよく表現されていて、
共感できたからかなぁ。 
作家さんの力でしょうね〜

次回作も期待しています!

1

とろけるBL

 すでに皆さまがレビューしていらっしゃる通り、セリフの主がところどころわかりにくい以外は、本当に愛らしい王道BLで、最後までうっとり切なく楽しめました。

 ただひとつ気になったのは表紙。構図とか浮遊感とかが、『酷くしないで 小鳥遊彰編』の口絵をすぐ思い浮かべちゃうんです。中身の里谷くんと彰さんとは似てないんだけど、表紙の里谷くんの髪型や顔立ち、視線と半開きの唇なんかが彰さんに似ているので。
 まあ、ねこ田先生の方の、表紙を開いて、あの息を呑むような静謐なイラストが飛び込んできたときの感動が、あまりにも強すぎるせいでしょうか。

 作品は、攻がミステリアスで魅力的で、いったい何やってる人なんだろう? って、受くんと同じように気になりつつ読み進めました。里谷くんちに来てるのに、テレビ番組の最終回を見たいとかって、「もしかして、その番組をつくっているプロデューサーの人か?」と思ったけど違ってた(笑)。いずれにしても、余裕のある年上の恋人っていいですよね。

 物語の中で、二人がずっとそれぞれシングルのジェラートを頼んでいたのに、離れてからは互いに相手の好みのジェラートを選んで続きいたこと。そして最後の「extra chocolate」が終わったあとのページには、ダブルにスプーン2つのイラストがあったりと、ジェラートを通して二人の気持ちが細やかに表現されていたのも効いてました。

 次にどんな作品を描いてくださるのかすごく楽しみ。期待しています。

 

2

心理描写も恋愛部分もベッドシーンも全部良い

評価が高くて気になっていた作品です。良作のBLを読んだ!という感じでした。面白かったです。
とってもBLらしいというか、後味もよくて萌えもある。出会えそうでなかなか出会えない良質な作品でした。

出会い系のサイトで知り合い、身体だけの関係の主役2人。
お互いをハンドルネームで呼び合い、本名も職業も趣味も私生活も知らないで会って寝るだけの関係。
もっと話をすればいいのにと思うのですが、好きにならないよう、本気にならないよう、不自然なくらいわざと何も聞かないでいるんですね。
それでも気になってしかたない、ダメだと思っても好きになっていくという心理描写が自然に丁寧に描かれていました。

相手の何も知らないのに好きになっていくという過程がストンと納得できるように描かれています。
一歩外に出れば二人には別々の日常があり、互いの知ってる顔とは全く別の顔をして合コンに行ったり会社に行ったり。
相手の何も知らないから、HNで登録してあるメッセを退会されたらそれで終り・・・。
実際こんなことあるかもしれません。

胸にぎゅーとくる作品でした。
でも、オチはもっと盛り上がっても続きよかったかもとも思います。
受け視点のお話だったので、実際の本名や職業や私生活もしらないという設定上、攻めキャラがふわふわした存在に思えたのが少しネックでした。
でもこういう攻めはすごくカッコイイ。
せつないけど幸せなお話です。
なのにベッドシーンがすごくえろくて、そのギャップもよかったです。

4

結構な御手前で。

とてもBLらしいBL。
小品の連作のようでもあり、きちんとオチている。

導入部はポエミーで、どちらの台詞かわからない部分もあり、ちょっと先行きが心配になったが…
結果、これは上手いと唸る出来。

特別画力があるわけではないのに、エロがちゃんとエロく感じるのは、
BL特有の「エロにストーリーを落とし込む」が作用している証だし、
実際読んでいて感情移入できた。

大学生の受けちゃんの人恋しさが可愛かった。
攻めさんも、穏やかな優男攻めで「恥ずかしー、ね?」「出されたの、見せて」が超イイ。
濡れ場の台詞に作家のこだわりを感じました。

非常にすっきりとした読後感です。
キレイにまとまったお手本のようなBLでした。結構な御手前で。

4

題名からもエロさを感じる

絵も綺麗だし1巻完結ですが読み切り詰め合わせとかではなかつたのでよかったです。
攻め受けとも基本淡泊ですがデレたりすると可愛かったと感じてますねー( ^ω^)(*´﹀`*)
エロ描写も綺麗で最後まであったし受けの赤く染まった顔がかわゆかった:(((∩˘ω˘∩))):←
ツンデレも度が過ぎると苛ついたり萎えたりしますがほどよくゆるくツンデレな受けだったのでそこがよかったですし、話も現実味がちよっとあってあまりファンタジーを好まない方にはおすすめです⊂⌒っ´ω`)つ

0

オシャレな題名

出会い系で、適当に知り合い互いに惹かれあう。
優しいスト-リ-です。

待ち合わせの場所はジェラート屋さんで、必ずアイスを買って食べた後に智秋クンの部屋でSEXをする。
名前も知らない相手・・・でも、好きになっちゃうんですよね。
好きだから・・・よけいに名前を聞けない。
智秋クンの『好き!』の自覚がないのがよけいに切ないです。

『好き!』を自覚した智秋クン。
しかし突然、彼との連絡が取れなくなってしまった。
しかも、いままでしたことがないほど甘いSEXをして・・・なま殺しですね(TT)

後半、智秋クンのこのセリフが印象に残りました。
『こんな風に、浮き沈みを繰り返して、慌ただしさにかまけて、いつか・・・俺が全部のフレ-バ-を食べきる頃には、きっときれいに忘れて・・・』
バットエンドと思いましたが彼がタイミング良く逢いに来てくれてよかったよ~~~~!

書き下ろしは彼、直規サン☆サイドからのスト-リ-です。
もう~~~とにかく智秋クンが可愛い!
できれば続編を読みたいですね。





1

ジェラートが食べたくなりました☆

ジェラート屋さんが近くにないので、サー○ィーワンでオレンジシャーベット食べました♪
久々に美味しかったです(笑)

ストーリーとしては、めちゃくちゃ目新しい展開ではありません。
いろんなBLを読んでいたら、なんとなく想像できるような展開。
でも私、このお話気に入りました♪

里谷の気持ちがなんだか理解できるなぁと思ってしまって。
可愛い女の子に好かれてもテンション上がるはずがないし、やっとたどり着いた初体験に何も心が動かないし、体の関係と割り切っていた相手にどんどん気持ちが傾いていくし…。
静かに葛藤してモヤモヤして、妙に覚めた大学生になっちゃうのも致し方ないなぁと。

本編は里谷目線で語られるので、はっきり表されているのは里谷の気持ちだけなんですが、攻めの里谷に対する気持ちも読み取れる部分がいろいろあるんですよね。
里谷へ思いを寄せる女の子への軽い嫉妬だったり、里谷を見つめる若干切なげな視線だったり、里谷のことを憎からず思っている様子が伺えるんです。
だから読んでる方はもどかしいし、じれったいし、でも近づきつつある2人の気持ちを感じることができて、この恋が良続きい方向へ進んでほしいと願わずにはいられませんでした。
膨らんでいく気持ちを抑えつけるように、ただただ激しいセックスを求める里谷が本当に切なかったです。

バニラ味しか食べなかった里谷。
いろんな味を毎回試していた攻め。
このことが、最後にこんな意味を持つなんて!
ふふふ~ってなりましたよ☆

書き下ろしは、里谷の可愛さをとことん堪能できてニヤニヤもんです♪
セックスには慣れてるけどキスには慣れてないとか、名前呼ばれるだけで真っ赤になるとか、デート慣れしてなくて素っ気ない態度を取るとか、里谷のモダモダ感にキュンとします☆
大人の余裕で、可愛い恋人を大きく包んでやってくださいな、直規さん♪

6

オシャレ!!

表紙から漂ってはいますが、とてもオシャレ!何もかも。
ありきたりの話を、うまいことオシャレ演出してるなあと感心。
オシャレなプロローグからの1回目のエッチなシーン
不思議なことに、エッチなシーンが邪魔に感じました。
ページをめくった瞬間、開脚した受けが突然ババン!と
目に飛び込んできてなんか笑っちゃいました。
あとキャラメルみたいなセックスってなに?爆笑してしまいました。
書き下ろしが攻め目線での話だったのですが、すごくよかった!
受けの可愛さを堪能させてもらえました。
セックスは慣れてるけど、デートしたり好きな人と普通のことしたりに
いちいち赤面してぎこちない受け可愛い。
攻めのほうが先に堕ちちゃうのも納得。

5

この平熱感がいまどき?

黒字に蛍光ピンクのタイトルの装丁が目を惹きます。
食べ物が登場するBLはあれど、ここまで大きく重要なメタファーとして登場するのはとても珍しいですね。

ふたりの待ち合わせはいつものジェラート屋。
出会い系の掲示板で知り合ったわりきった関係なのに、ジェラート屋で待ち合わせというギャップが面白いです。

受けの里谷は大学生。毎回、お決まりのバニラを注文することから、じつは保守的なタイプのようです。
一方、攻めの政田は、毎回、違うフレーバーを頼むことから”いろいろ他も試したい”タイプなのかもしれません。

作者いわく、若干ふてぶてしい隠れMな大学生の受と、名前も歳も分からない謎の多いSっ気がある攻と組み合わせです。
個人的にはもっと政田も里谷も、Sらしさ、Mらしさを際立ったせたものでもよかったのかな、と。
(ちなみに私がSに求めるものは、Mを泣かせて泣かせて甘やかし、
Mに求めるものは、Sに泣かされ泣かされ、でも結局ふりまわしているのは自分のほうという割れ鍋に綴じ蓋的なモノです…)

カラダの関係から始まり、ごくごく平熱に恋に落ちていくお話なので、
そういう意味続きでもキャラクターにもっともっとメリハリやクセがあったほうが、私はより好みだったかと思います。
エロもキスがさっきまで食べていたジェラートの味というのは、もうひとひねり欲しいところ。
とくに女子に対する描写がステレオタイプだったところは、少し残念な気がしました。

各話のタイトルには、ジェラートのフレーバーの味がつけられており作者の意気込みが伝わってきます。
“バニラ”ではじまり、酸味と香りの“カシス”、ちょっと苦みのある“キャラメル”、季節がめぐり”さくら”…のように話が進み、最後はもちろんあま〜い”エクストラチョコレート”で〆。
今回はジェラートでしたが、今後も独自の掴みが展開されて、もっともっと世界が膨らんでいきそうな作家さんです。

11

なかなかのエロさでした

初コミックスらしいですが、どっかで見たことあるお名前と絵柄だなぁ〜と思ったら、オメガバースのアンソロとQpanoなどでお見かけしてました。

お互い何気なしに書き込んだ出会い系の掲示板で知り合ったふたり。
名前も歳も知らない、受の部屋でやることやったら別れる身体だけの関係を続けて早半年。

大学生の受が、周りの友達や女の子に対してもドライで冷めた感じのいまどきの若者かと思いきや…

もんのすごく可愛かった!特にエロのとき!!

全話通して受視点でお話が進んでいきます。
自分の性癖に対して諦めを感じ、恋愛や肉体関係に虚しさを感じていた受。
でも攻に出会って、身体の関係以外でも距離が近づいていくことによって、だんだんと惹かれていっている自分に戸惑ったり、攻の一挙一動に振り回されてぐるぐる考えたりしているのがうまく表現されています。

最後の告白シーンで、勝手に距離をおこうと離れて行った攻に、
忘れたくて必死だけどやっぱり好きで、でも名前も知らなくて…っていうどうしたらいいのか分からない感が切なくて胸にジィンとキました。

攻も受も、始まりがアレだったから、お続き互い踏み込めず、距離をおこうとしたけど余計に気になって…というもだもだ遠回りをふたりともしていたというわけですね。

実は攻は初めて寝た日から受にハマっていたということが、攻視点の描き下ろしでわかります。
受の、ほんとは駆け引きや計算に全く慣れていない放っておけない感にヤられたそうです。

そう、この受のギャップがたまらなく良かった!
受はイケメンで女の子にもモテるのに、セックスのときはいやらしく乱れ、攻との初めての時を考えてオナニーしたり、セックスには慣れているのにキスは不慣れとか、初デートで緊張しすぎてよそよそしくなったりとか、反則級の可愛さでした。

Qpaなのでエロも期待通り。
攻がちょっとSっ気入ってるもんだから、言葉責めされながら受は涙と涎まみれで
「もっと、もっと、ここ、苛めて…」
「頭、おかしくなる…」
「もっ…イきたくな…っ」etc…
tnk抜こうとする攻に
「このまま出して、中ッ…出してっ」
の中出しおねだりには滾りました!

攻が受に、中出しされたのを手を使わずに出して見せてって言うんですけど、つまり力んで尻穴から精液出せってことで……エロい!!

本編もカバー下のオマケマンガもペーパーもとにかく受が可愛かった!
ずっとお互い本名を知らずにいたので、名前呼びにすら赤面するとかね…
オマケマンガの、初めて見る攻の寝顔に思わずチューして、攻が実は起きてたのを知って恥ずかしがるとかね…どんだけピュアなんだよってね…

オメガバースではシリアス系。Qpanoではリーマンのオフィスラブ。そして今作の長編と、引き出しの多い作家さまで今後も期待大ですね。

11

オシャレだけど、あたたかく微笑ましくも。

初コミックスにして、
本の発売と同時にドラマCD化が発表って、どんだけすごい作品!?
そう思って、興味津々で読んでみましたが、
……納得です!!
エロも切なさも、いじらしさもあって、キャラも魅力的で、
後半、ググッと引き込まれて、最後はあたたかでキュンとくる。
使う音楽とテンポがキモになるような気もするけど、
これはドラマCDにもかなり期待したいな~~

絵がもうちょっと滑らかな方が好みなのもあって、
神評価にはしなかったですが、神寄りです、いい作品でした~

内容☆
出会い系で知り合った、ハンドルネームしか知らずに、
ただセックスをするだけの間柄のふたり。

少し古びたジェラ―ド屋「スーパーノヴァ」で待ち合わせをして、
受けはいつもバニラを、攻めは色んな味のジェラードを食べながら、
そのまま大学生の受けの家に行って、ヤるだけ。

そのふたりが、体を重ねるうちに惹かれていくけれど、
出会い系からの体だけの関係のせいで、
相手の気持ちになかなか踏み込めず、
関係が進みそうになると、途端に怖くなって…
でも、着実に相手を想う気持ちは育っていっ続きて……

繰り返し何度も体を重ねながら、
気持ちが揺れ、想いが膨らんでいく様子が、丁寧に描かれていきます。
(基本は受け視点、最後の描き下ろし部分は攻め視点です)

このお話、何も特別じゃなく、
恋愛に落胆したり疲れたり傷ついたりして、
虚しさを抱えて体だけを求めていた、そんな心境がとても親しみやすい。

そして、話が進むにつれて、
相手のことが少しずつ分かっていって、その度に引き込まれました。
いつも穏やかな笑顔をたたえた攻め(表紙上)が、
話に出た女の子に嫉妬するように激しく抱いてきたり、
大口を開けて笑ったり、不意にスーツ姿で大人の魅力を見せたり。
最初は冷めた風だった受け(表紙下)の、
恋を自覚していきなり真っ赤に染まる顔とか、ふと見せる幼い顔も。

ジェラードも、
受けがバニラだけ、攻めが色んな味のものを食べていたことが、
最後に意味を持って、相手を強く想う気持ちの代弁に……上手いなぁ!

体から始まった、どこかにありそうな関係を、
オシャレに、だけど細やかにあたたかく描いていて、
終わってみるととても微笑ましい恋の話……素敵な1冊でした。


12

江名

たまゆままさん、こんにちは~
コメントありがとうございます、嬉しかったです(^^)
なのに、お返事が遅れてしまってすみません…m(__)m

コチラの本、購入決定とは☆
嬉しいけど、ちょっとドキドキ!
たまゆままさんのお好みかな?あまり期待しすぎずに読んでね^_^;
わたしはこの本、上手くキレイにまとまってるし、
比較的普通の恋の話を丁寧に綴って、
ちょっとオシャレに色付けしてる所が好きだったんですけどね。

>音声化するなら、もっといろいろあるのに!と思っていましたが
あぁ~この気持ちも分かるーー
これからも色々ステキな作品がCD化されるといいですね~
あ、でもされすぎるとお財布が…という問題も??w

とりあえずコチラの作品のCDは期待して待ちたいと思います~

たまゆまま

江名さん、こんにちは!

>初コミックスにして、
本の発売と同時にドラマCD化が発表って、どんだけすごい作品!?
こちら、私も思っていました。でも私、作家買いであるので手を出すことを躊躇っていたのです。
音声化するなら、もっといろいろあるのに!と思っていましたが、江名さんのレビューを読んで、「おお!」となり購入決定しましたー!

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