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表題作黒将軍と瑠璃の花

翔天星、黒将軍と呼ばれる男、26歳
崔璃聖(美羽)、大昂国の十番目の皇子、16歳

あらすじ

大昂国十番目の皇子・美羽は、恭国との戦地へ赴く。
お飾りの将軍でしかない美羽は敵軍に加え、味方の裏切りにもあい死を覚悟する。
その時、突如現れた黒豹に救われ、洞穴に身を隠すが高熱で人事不省に。
そんな美羽を保護したのは、敵国の黒将軍と呼ばれる男・翔天星だった。
恭国の都へ向かう中、戦利品として自分を抱く天星に反抗し続けていた美羽だが、
彼を憎むことはできず……!?

作品情報

作品名
黒将軍と瑠璃の花
著者
秋山みち花 
イラスト
壱也 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861348228
3.1

(9)

(0)

萌々

(3)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
26
評価数
9
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

もふもふ+中華ファンタジー

大好きなモフモフに惹かれて、手に取りました。騎馬民族系の中華ファンタジーになります。心優しい黒豹はカッコ可愛くて癒されたけど、早々に結末が分かったからか、ワクワク感やドキドキ感が少なかったのが残念でした。評価としては、中立寄りの萌えです。

10番目の皇子で、宮中でも忘れられた存在の美羽。宮中を追い出す目的で、お飾りの将軍にさせられます。
そんな中、戦地で敵軍に襲われた上に味方にも裏切られて、絶対絶命の時に突然現れた黒豹に助けられます。心細い中、身を隠した洞穴で黒豹と過ごすのは心温まる時間で。
だけど、高熱を出して弱っている美羽を見付けて介抱してくれたのは、敵国の黒将軍・天星でした。
敵同士なのに、なぜかお互いに顔を見るとドキドキしてしまう2人。おまけに、出会う前から「何かが待っている」という同じ予感に胸をときめかせていたのです。
そして、美羽は敵国の戦利品としての立場なのに、天星は傲慢だけど優しくて。
でも、ある日、今まで手を出してこなかった天星が突然美羽を凌辱するのです。それには理由があったのですが…。

凌辱されながらも天星に惹かれていく美羽と、なぜか美羽に執着する天星。
それには2人の出身地が関わっていたのですが、終盤急に目覚めた天星の態度の急変に驚いて、ちょっと置いていかれた感じを受けました。急に目覚めた、そこら辺の設定もウヤムヤでモヤモヤしたし…。
でも、美羽のピンチに何度も、黒豹が颯爽と現れて助けてくれるのは、スーパーマンのようでカッコ良くてキュンとなりました。おまけに、傲慢攻めと健気な守護者攻めの2パターンが楽しめたのも良かったです。そして、美羽と黒豹のエピソードでは、どれも可愛くて癒されます。
壱也さんのイラストも綺麗で、中華ファンタジーにピッタリでした。

12

流され皇子の助けられ人生

敵国の将軍×第十皇子。
皇子とはいえ、兄以外からは疎略に扱われていた受け。兄の留守を狙い戦場に駆り出されたが、味方の裏切りから命の危機に陥ったところを突如現れた黒豹に助けられる。
しばらく黒豹と洞穴に身を隠していたが、受けは高熱で倒れ、敵国の将軍・攻めに保護される。戦利品だと言われながらも言葉に反して丁寧に扱われて心を許し始めていたところ、急に「事情が変わった、おまえを抱く」と言われ…。

なんか色々流されるがまま、助けられるがままの受けです。戦場へ行けと言われて戦場へ来て、危機に陥っては黒豹に助けられ、熱で意識不明になって攻めに助けられ、川で溺れて助けられ、ともに捕まった年下の従者にはかばわれ…。口では従者をたしなめたり、攻めを罵ったりはするけど、すごいお客さんみたいなかんじ。
従者は可愛げがなかったなぁ。受けのことが好きなのはいいけど、守ろうとして逆に受けを窮地に陥れてるかんじ。あと、思わせぶりに出てきた女の医師とか、どういう意味があったのかと思いました。加えて誤字が…。攻めの名前が天星なんですが、天皇になってたり…。(笑)
まあ黒豹が可愛かったので、それだけで萌評価です。

2

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