契婚 ~鬼の恋と乱れ華~

kekkon

契婚 ~鬼の恋と乱れ華~
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
2
得点
44
評価数
13件
平均
3.6 / 5
神率
38.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784041034255

あらすじ

神職の千景は、鬼に抱かれなければ悪鬼になるという「印」をつけられ、鬼憑きになってしまう。途方に暮れていたところを鬼討伐隊の隊長・相馬に助けられるが、彼の目的は印により蕩けた千景の体だった。印を癒す秘薬と引き換えに自ら体を開けと命じてくる相馬に敵意を持ちつつも、与えられる快楽から逃れられない千景。そんな折、不遜な相馬の悲しい過去を知り、次第に相馬に惹かれ始めるが、相馬は千景の体にしか興味がなく…。非情な鬼斬り×優しき神職の、妖艶淫らな純潔乱華。

表題作契婚 ~鬼の恋と乱れ華~

相馬慶一郎、鬼討伐隊の隊長、23歳
千景、神職、25歳

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レビュー投稿数2

討伐隊長と神職と

江戸が終わって間もなくの時代。鬼と幼なじみとして育ったため、鬼に対して悪感情を持っていなかった受け。その受けが住む村に鬼が出ます。その鬼を退治するため、帝都から鬼斬りと呼ばれる討伐隊が派遣されてきた、というのが物語の始まりです。
神職として神社で仕事をしている受けは、山で悪鬼と呼ばれる悪い鬼に出会い、鬼の「印」をつけられてしまいます。その「印」をつけられた人間は、匂いで雄を引き寄せ、男に抱かれ続けないと悪鬼と化してしまうのです。
進退きわまった受けに、討伐隊の隊長が「印を消すことのできる薬をやるから俺のものになれ」と持ちかけてきて、受けは印が消えるまでのあいだ、隊長に抱かれ続けることになります。

助けてやる代わりに身体を寄こせ、という展開の割には受けの気が強く、攻めも傲慢なのに微妙に受けの押しに弱いようなところがあるので、その時点から結構ほほえましいです。こういう設定であまり受けの立場が弱いとかわいそうになっちゃうのですが、鬼も恐れる討伐隊長のくせに、受けの本気にはかなわないところなんか萌えました。
核心的なネタバレになるので控えますが、謎がとけていくあたりの展開も萌えるや続きらたぎるやらで、かなり楽しめました。時代背景や鬼の設定など入り組んだ話なのに、描写がしっかりしているから安心して読めます。合間に入ってくる受けくんと鬼の幼なじみの回想も可愛かった。

イラストはちょっと惜しかったかなぁ。異国の血が入っていてキラキラしい容姿の受けなのに、すごい地味な印象でもったいなかった。

1

非情な鬼斬りの純愛

初読み作家さんでしたが、『鬼』に惹かれて手に取りました。世界観に引き込まれて、ハラハラドキドキしながら一気に読んでしまいました。純愛モノの和風ファンタジーです。予想しなかった展開に、萌えてキュンキュンしました。

時代は、江戸から明正に元号が変わって数年経った頃。悪鬼が人間を襲うようになり、『鬼討伐隊』が組織されているような世の中です。
そんな時代に、神社の神職として働いているのが千景です。
そして、千景の住む村で人がいなくなったり、殺される事件が起こるようになり、鬼のせいではないかと噂されるようになって。
そのため、鬼討伐隊も、話を聞きに千景の神社にやって来ます。出会って早々に討伐隊の隊長・相馬にからかわれたことや、鬼ならどんな鬼でも討伐するという誤解から、千景は相馬に苦手意識を持つようになります。
そんな中、いつものように山の中に癒されに行くと、美人な千景を女性と間違えた悪鬼が、千景を嫁にしようと襲ってくるのです。おまけに、言うことを聞かない千景に腹を立てた鬼に、千景は噛まれて『印』を付けられてしまいます。
実は、鬼に印を付けられると、鬼・人間問わずに男を誘惑するフェ続きロモンを出すようになり、鬼に抱かれなければいずれ悪鬼になるのです。
『鬼憑き』になった千景は、神社からも追い出されて、鬼への貢物として酷い扱いを受けます。そして、鬼たちがやって来て危機一髪なところに、相馬たち討伐隊が駆けつけて千景を連れて行きます。そこで、鬼憑きを癒す薬を持っている相馬に抱かれるか、鬼に抱かれるかを選択させられます。仕方なく相馬を選ぶ千景でしたが…。

最初は非情なだけの鬼切りかと思っていたら、実は心優しい人で、どんどん印象が変わっていった相馬に萌えました。ずっと前から、千景と、千景との思い出を大切にしていた事実にキュンとなります。それなのに、千景のために離れようとしたりするから切なくなります。
一方の千景は、真っ直ぐで心が強くて。鬼の幼馴染みとの思い出を大切にして、皆が怖がる鬼の味方でいたり。相馬の正体を知っても、恐れずに自分の過ちを認めて。
そんな2人が、最初はイヤイヤ始まった関係だったのに、子供の頃の思い出を大切にしながら、だんだん深まっていく絆に萌えます。最後は納得のハッピーエンドで、不思議な縁で再び巡りあった2人の甘々な雰囲気に胸がホッコリしました。
この作品がとても好みだったので、つばきさんの他の作品も読んでみたくなりました。

14

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