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表題作千年の蜜愛

神原柾木、神原家当主、31歳
香坂芳典、千年生きる不老不死の男

あらすじ

千年の時を生きる芳典。余命幾ばくもない柾木を助けてほしいと依頼され、向かってみれば、彼はかつての想い人と瓜二つだった。

作品情報

作品名
千年の蜜愛
著者
橘かおる 
イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
発売日
ISBN
9784592851325
2.7

(7)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
16
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

美麗な挿絵だが、ストーリーは駆け足か。

秋は紅葉、艶やかな表紙。
稲荷家さんの表紙につい惹かれて購入した一冊。

千年の昔、人魚の肉を食べてしまったがために不老不死となり
どんな病をも治せる体液の持ち主となった芳典。
時は流れ、ある日末期ガンに冒された柾木と出会う……

この柾木は、かつて愛し合った義憲の血筋で
一目見た瞬間に息が止まるほどにそっくりなのだが、
彼が拒む治療を強引に施したことから憎まれ
拉致監禁されて酷い目にあわされる。

永遠に生きる男、平安時代の運命の恋、
かつての恋人の生まれ変わりとの再会、
というなかなか面白いストーリーなのだが
花丸ブラックというレーベル故か、エロ場面に分量を割かれ
ストーリー自体は駆け足の説明調になってしまっているのが惜しい。

生まれ変わりと思われる柾木がなぜ治療を拒むのか?
それなりに人望もある人物の拉致監禁強姦といった極端な行為、
そんな関係の二人が、どうして惹かれあっていくのか
(生まれ変わりだから……と言ってしまえばそれまでだがw)
この先はどうなっていくのか……(普通にイチャイチャ?)
そのあたりの説得力が乏しいので、
気持ちが乗り切れないまま飛ばし読みになってしまった。

挿絵は、文句無しに美麗。
それだけでも手にとってよかったかも……と思い、評価は萌。

5

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