• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作恋の叶う魔道具

高瀬慶士郎,海外を飛び歩く自称トレジャーハンター
有村幸久,高瀬の留守宅を預かる居候の大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

本気で、おまえがかわいい……っつーか、エロエロに見えて……どうしようか?

同居人の高瀬に淡い恋心を寄せる幸久は、彼から願いが叶う万年筆をもらう。
半信半疑で高瀬と恋人になる、と書いたところ…!?

「おまえって、こんな顔……してたか? なんつーか、マジですげーかわいいんだけど」――酔っ払いにセクハラされているところを、バイト先の常連客・高瀬慶士郎に助けられた有村幸久。大人で格好よく、頼もしい高瀬への想いはいつしか恋心へと変化していった。
そんなある日、高瀬が旅先から願いが叶うという万年筆を持ち帰る。
訝りながらも『慶士郎さんと、恋人になる』と書いたところ、熱い眼差しの高瀬が甘い言葉で迫ってきて…!?

作品情報

作品名
恋の叶う魔道具
著者
真崎ひかる 
イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576151625
3.3

(9)

(1)

萌々

(2)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
29
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数1

文体も展開もぎこちない

勤労大学生の受けは、バイト中に酔客に絡まれているところを助けてもらった常連客(攻め)の家に居候している。トレジャーハントをしているという攻めは、外国から帰宅したとき、恋が叶うという万年筆を土産に持ち帰ってきた。少し前に恋心を自覚していた受けは、その万年筆で攻めと恋人になりたい、と書く。しかしそのメモを攻めに見られてしまい…。


せっかくのまじないの道具である万年筆なのに、その力が本物なのかどうか、という楽しみがまったくないのがもったいなかった。もともと受けは攻めへの恋心を自覚していたし、攻めもそのメモを読んでしまっているし、万年筆の意味あんまりなくない? と思ってしまいました。それなのに万年筆に不思議な力があるっぽい思わせぶりな描写はしっかりされていて、どっちだよ、と思いました。
あと受け攻めの会話や説明が、説明くさいというかわざとらしいというか、何ともぎこちなかった。受けは天然天然言われてるんだけど、これは天然ではなく物知らずで察しが悪いだけだと思う。それに純朴な田舎育ちって設定なのに、女の子に告白されたら断るのが申し訳なくてとりあえず付き合い、7人もの女の子と付き合っていたって、いくらやることやってなくても好感が持てない。そんな受けが攻めや友達からは「純粋で嘘がつけない天然のかわいこちゃん」みたいに評されてるのが嘘っぽかった。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP