バグ(3)

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バグ(3)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神9
  • 萌×210
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
7
得点
116
評価数
31件
平均
3.8 / 5
神率
29%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥570(税抜)  ¥616(税込)
ISBN
9784199008177

あらすじ

”蟲”を操るバグ──その正体は、双子の兄弟・幸也だった──!?
衝撃の事実を知った特別捜査官の七生。真相を探るべく、
同じく捜査官で恋人の水雲と共に、祖母の生家へ赴くが、依然、
手がかりをつかめずにいた。そんなある日、ついに新宿に
蟲が出現し、街中がパニックに陥ってしまう!! さらに幸也から
『止めて欲しければ、俺のところに帰ってこい』というメッセージが届き……!?

表題作バグ(3)

新枦水雲,蟲退治の異能力者,特別捜査官,28歳
飛留間七生,蟲を感知できる特別捜査官,27歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数7

まさかの共喰い

バグ3巻。完結編です。
途中ちょっと中だるみした感じはしましたが、最後まで楽しく読み切りました。

もはや体のほとんどが蟲で構成されている幸也。
双子の兄弟でありながら分かり合えない思想。
幸也のなかに残っているであろう人間の心に僅かな期待をかける七生が、
「どうしたら幸也を止められるのか」「自分には何が出来るのか」葛藤する姿がいたたまれなかったです。

元をたどれば新枦一族にも非があり、見方を変えればバグも被害者であったのだと思います。
最後、蟲対新枦一族の絶対絶命の戦いでどう切り抜けるのかとハラハラしましたが、まさか「共喰い」させるとは(笑)

蟲の大量発生は気持ち悪かったですが、すごく面白くて引き込まれる話しでしたが。
そして最期の終わり方は続編を期待してしまいます。
いつか読みたい!

0

ここまで引っ張ってそう終わるの!?

シリーズもついにクライマックス。
前巻の盛り上がりから、一体どんな風にこの大風呂敷をたたむのか非常に楽しみにしていましたが……。

え? あれ? それで終わりですか??

的な肩すかし感。
結局のところ蟲って何だったの……?
という中途半端な感じというか、説明してもらったけど、でも根本の部分は何も解決してないよねというモヤモヤ。
受とバグの血縁関係の複雑さも、それを伏線に色々と展開されていくのかと思いきや、あ、そうですか……みたいな頷きで終わっちゃいました。
127ページあたりからの描写は、蟲とかウゾウゾ系が大の苦手の私にはかなり厳しい物がありましたが、受の恐怖もかなりリアルでドキドキします。
全体的に蟲描写が凄いんですが、戦闘シーンは意外とあっさりしていて、少し物足りない気もしました。

決着の付け方も本当にアッサリ。
え~そんな簡単に終わっちゃってもいいんですか?
って思い切りツッコミ入れちゃったくらい。
さらさらカレーみたいに飲み込みいいですよ。
ラストのしめ方にしても、何で今更そこでその人物出てくるよ、とちょっと吹いちゃったんですが、夜光さん自身続きがおっしゃっているように、ホラー的な終わり方でした。

恋愛面は受の感情面を丁寧に描写していたので、前巻までのぬるっと感が抜けて良い感じになっていたんですが、桃色描写は控えめです。
最終的には受がほだされて攻のこと大好きになっちゃってるので、満足できるハッピーエンドでした。
刑事の受にありがちな、危険と分かってて自ら飛び込んでいくアホの子ですので、ある意味安心して読めますし、お約束通り、危機一髪で攻の助けも入ります。
変わった設定ですが、しっかり王道展開も盛り込んでいるので、多方向から楽しめるのではないかと思います。

ただ、数年掛けて3冊も出して……と思うと物足りなかったというのが正直なところ。
終盤とか駆け足すぎて、残りのページ数考えながら、え?終わるの?これ本当に終われるの?もう1冊出るってオチですか、まさか、と不安になるくらい。
ですので、もっと冊数出して、しっかり蟲について深く書いてくれたら良かったかなと思います。文庫よりは新書二段組に向いてる印象。

4

面白かっただけに、続きが読めないのが残念

きっと少数派だと思うんですが、
1,2巻は虫たちの蠢く描写は平気でしたが、
攻めの水雲が躊躇なく生きてる虫を殺すのが気持ちよくなくて、
ちょっとトキメキづらい…と感じていました(^_^;)

でも、やっぱり話は面白いし続きが気になるので、
また虫が可哀想なめにいっぱい遭っているのかなぁ…と、
ちょっとビクつきながら3巻を読んでみると…
虫も沢山殺されていたけれど、
それよりも虫に人間が喰われる描写がずっと生々しかったーー!
腕がちぎれて血が飛び散って悲鳴が響き渡り…後半は地獄絵図のよう。
ヘタレなわたしは、あまり想像しないようにして読みましたよ…

でも、展開自体にはすごく引き込まれましたし、
ふたりの関係もとてもよくて、読めてよかったです☆

BL的なところで言えば、
七生が勝手にいなくなって危ない目に遭ったことで、
水雲が激しく怒って無理に体を繋げてくるのがすごく萌えました。
それまでは七生を気遣う優しさが目立っていただけに、
怒りから七生を激しく突き上げる姿がギャップになってよかった!
そして、一番キュンときたのは、
エッチしてそれで仲続き直り~じゃなくて、
ちゃんと七生が何を考えてそうしたのか理解しようとしてたところ。
信頼関係を築いていきたい…という水雲の姿勢がすごく好みでした♡

話の内容の方では、
バグが生まれ変わりかどうかって、そんなに大事?
それについてのくだりがちょっとしつこい…
なんて思いながら後半部分を読み進めていたら、
突然にバグの思惑が明らかになって、息もつかせぬ怒涛の展開に!
グワッと読者を引きずり込んでハラハラさせる手法に、
さすが夜光花さん…上手い!!と感じました。

最後は、
そうなるなら、その後がすごく気になるよーーと思ってしまって、
続かないということでちょっと残念な気持ち、かな。
七生の中の虫は今後どうなるのか、本当に水雲はその時…!?とか、
すごくドラマチックになりそうなのにな~

4

耐えて耐えて読了

大の虫嫌いのワタシが、虫に耐え虫に耐え虫に耐え…読み続けたのは、もちろん面白かったからです。
そして、最終巻。楽しみにしていました!

が、期待したあまりか?つまらなくはなかったのですが、それほどドラマチックに感じられず展開にもわくわくすることができませんでした。
いつものような、ぞくぞくわくわくどきどきが薄くて。

ラストは確かに映画のようなエンディングで、ぞくぞくしましたが、その前に本編で萎えてしまってたので、ふーんって感じでした。

とても残念ではありますが、トータルでは本当に面白い作品だと思っています。
奇想天外な発想にわくわくして、大嫌いな虫にぞくぞくして…

CPふたりにあまり甘さはないですが、静かな気持ちの変化に萌えました。
生涯離れず運命に抗わずふたりで共に生きていくのだろうとしっかり思わせてくれるのがイイです。

優れた文章好みの文体ということもありますが、本当に本当に虫が大嫌いなワタシに「虫」という題材であるにもかかわらず読ませてしまうと言う作家さん、凄いです!

2

終わり方にえぇーーー??!

作者様曰く、映画のような終わり方にされたとのことですが、えぇーーー?!っとなりました。。
続きを匂わせながら、これが最終巻だということなので、なんだか釈然としないものも感じました。。
受けの謎も回収されてしない部分もありましたが、きっと攻めもいるので大丈夫なんでしょう。。
虫嫌いの私にはゾゾゾっとなる場面が多数でしたが、作者様お得意のダークでディープなお話で、伏線の張り方や飽きさせない展開等、さすがお上手でした。

1

虫キライな私でも面白かったです

「バグ」3冊目にして最終巻の今巻。バグの正体がついに明かされます。

幼いころの記憶がない七生ですが、その理由が徐々にわかってきます。記憶はないだけで失われたわけではないので少しずつ思い出す過去と、七生の祖母から聞かされた話、育ててくれた叔父の話、そして「バグ」を追いかけモズと訪れた「バグ」の育った家を調べるうちに、自分ももしかして…?と思う七生のパニックが手に取るようにわかり、ドキドキしながら読み進めました。

夜光さんの描写が非常にお上手なのでグロいシーンが脳内で鮮やかに再生され、虫嫌いの私は「うお~」となりつつも続きが気になって仕方がない。

自身の出生の秘密に時にどん底に沈みそうになりながらも、それでも警察官としての正義を貫く七生がカッコ良かった。

そしてモズもカッコ良かった…!
身内に「モンスター」と言わしめる彼ですが、七生の前では七生に嫌われたくない一心で「常識」を心がける彼の一途な恋心にきゅんとし、七生が行方不明になった時も怒りで強引な行為をいたしてしまう彼の想いに萌え。

「蟲」の誕生や「バグ」の秘密も解き明かされますが、どろりとした人間の欲深さ続きがあって、この作品を奥深いものにしています。

最後のエピローグにゾゾっとした。サクッと終わらないところが夜光さんらしく、そして面白かったです。

2

ラスト5ページまで油断できない最終巻

シリーズ最終巻。
前回ラストで明かされた衝撃の真相から更に話が二転三転し、最後まで目が離せない展開となっています。
蟲描写のグロッキーさもパワーアップしているので、苦手な方はご注意を。

前巻で明かされた「バグ」の正体。
七生はバグを止めるため、たった一人で相手に会いに行く。
そして、父親の真の正体、父と蟲を殺す一族との因縁を知ってしまう。
更に、自身の体内にも蟲が潜んでいる可能性に不安を抱き……。

自身の”蟲”の部分と闘い、身を呈してバグと対峙する七生。
彼の出生の秘密や肉親たちの過去は相当ショッキングなものですが、どんなときも自棄にならず警察官として闘う彼は、本当にタフな主人公です。
彼を支える水雲とその一族も、相変わらず個性豊かで魅力的でした。

最終巻ということで、サービスシーンも多め。
七生が蟲と交信せずとも水雲に欲情するようになっており、今まで以上に蕩けきった姿が見られます。
七生の単独行動に怒った水雲が乱暴に彼を抱くシーンもあり、ラブ度も甘さも激しさも今まで以上でした。

最後まで気の抜けない展開でしたが、最終的には人間ではなく蟲そのも続きのとの戦いが繰り広げられ、推理サスペンスというよりパニックホラー的なクライマックスとなったのは意外でした。
いくつか残った謎も「知能の低い蟲だから」で片付けられてしまったのは少し物足りなかったかな。

ラストは、映画でいうところのエンドクレジット後のラストショットのような?
エピローグに思わぬ仕掛けがあり、まだまだシリーズが続きそうな終わらせ方(続きません、とあとがきで明言されていますが)。
ちょっとセキュリティが甘すぎないか?とかツッコミたいところもありますが、最後まで楽しめるエンタメ性に満ちた作品でした。
今までに読んだ夜光さんの作品の中でも一、二を争うくらいお気に入りのシリーズです。

6

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