からっぽのココロ、からっぽのセックス

恋愛をしてもセックスをしても、すべて虚しい少年のためのポルノグラフィティ

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恋愛をしてもセックスをしても、すべて虚しい少年のためのポルノグラフィティ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
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レビュー数
3
得点
20
評価数
5件
平均
4 / 5
神率
20%
著者
 
媒体
コミック
出版社
マガジン・マガジン(ジュネット~JUNET~)
シリーズ
ジュネットコミックス ピアスシリーズ(コミック・ジュネット)
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784896442663

あらすじ

あらゆる出来事に、過剰に反応してしまうナイーブな少年、青春…真っただ中の高校生・葉山零二16歳には親友の中村丈陽がいた。仲のいい2人だったが…零二には丈陽の父親との肉体関係があった。実は零二の父親と丈陽の父親は十代の頃から親友で、同性愛の恋人同士と言う関係だったが、結ばれる訳もなく大人になって女性と結婚してそれぞれの家庭を持ち、それぞれに零二と丈陽と言う子供が生まれた。しかし、零二の父親は謎の自殺を遂げてしまい…丈陽の父親は彼のことを忘れられず…父親似の零二に接近して関係を持ってしまう。
丈陽への思いとの間で苦悩する零二だったが…。

表題作恋愛をしてもセックスをしても、すべて虚しい少年のためのポルノグラフィティ

仲村,親友の父親,55歳
葉山零二,高校生,16歳

同時収録作品青い薔薇

椿,高校2年生
蒼二,3年の先輩と付き合う1年生

同時収録作品黄金と薔薇 前編/後編

矢島,相棒で恋人
根越瑛大,探偵

その他の収録作品

  • 音楽が聴こえる(スペシャル描き下ろし漫画)
  • カバー下:あとがき・小野塚カホリからのメッセージ①②(描き下ろし)

評価・レビューする

レビュー投稿数3

おいてかないで

既刊コミックス未収録作品をまとめた作品集なので、古い作品と電子配信されていた最近作が半分づつ。
どの作品も、密度というか質量が半端じゃない。
読み終えて、しばし呆然。
これだけの内容が、何故この1冊に入りきったのか?
っていうか、何故これだけしか収録されていないのか?
特に冒頭の「対象ロマン」
これの前には?
これの続きは?
この作品だけでコミックス1冊できるよね?
ここだけポンって見せられて、どっかにこの前とか続きってあるのかな?
おもしろいだけに、半泣き。
「青い薔薇」と「金と薔薇」(タイトルかぶっているけど、関連はない)は、これで終わりでもまだ納得できるけど、最後の描き下ろしが、
この「音楽が聞こえる」って、何かの続きっぽいんだけど、元作品ってなんだろう?あるんだろうか?
どなたかご存じだったら、教えて下さい。

0

あとがきが一番の衝撃

表紙とタイトルからセンセーショナルな問題作を期待していましたが、中身はエロ薄で、小野塚さんらしいセンシティブな作品集でした。

◆「対象ロマン」(2006年掲載)
主人公の零二(受け)は、親友に片想いする高校生。
何かと零二を口説いてくる仲村(攻め)は、その親友の父親。彼は、零二の自殺した父親の親友でもあり…。

零二は、そして零二の親友は誰の子どもなのか。
零二の父親の日記には何が書かれていたのか。
零二と仲村はこれからどうなるのか…。

読者に想像を委ねるような形のラストに若干の物足りなさは感じるものの、綺麗事のない等身大の人物描写は好み。
登場人物全員が報われない片想いをしており、誰かに八つ当たりしたり、代わりに他の誰かと関係を持ったりすることで寂しさを埋める様に切なさやリアリティを感じました。

◆「青い薔薇」(2006年掲載)
ゲイの下級生をつい気にかけてしまうノンケ高校生の話。
下級生は、性別や言葉遣いは男だけど心は女。男の好みも女性目線なので、いつも女性にモテるノンケの男を好きになり振られてしまう。
セクシュアリティの壁を「青い薔薇」に喩え続き現実の厳しさを描きつつ、主人公と下級生の恋の始まりを予感させて終わる爽やかな読みきりでした。

◆「黄金と薔薇」前後編(2015年掲載/配信中)
探偵コンビ(恋人同士)が依頼人の初恋の相手を探す話。
探偵カプと、依頼人×初恋相手の2組のカプが登場します。
うーん、この話は一冊のコミックで読みたかったかも?
物語の案内役となる探偵カプの背景がよく分からないため、何かの続編のような置いてけぼり感がありました。描き下ろし漫画も同様。

久々に小野塚さんの新刊が読めて嬉しかったですが、既刊の短編集と比べるとやや消化不良も。
「対象ロマン」や「青い薔薇」のような雰囲気の読みきりがあと二、三作あればなと思いました。

そして、カバー下のあとがきには大変驚きました。もし私が理解した通りの意味だとしたら残念でならないのですが……

6

ape0503

初めまして。下のレビューを書いた者です。
カバー下の件、Krovopizza様もやはり同じように受け取られていらっしゃるようで。。。美少年とか、LOGOSとか大好きです。
本当に寂しいです。

衝撃のカバー下!!!

小野塚カホリ先生の最新作、異なる時期に書かれたものを一冊に纏められたそうです。
確かに絵柄が『LOGOS』の頃に似てるかな、というものも有りますが、古参ファンも新規ファンも楽しめる、端麗ワールドです。

さて、タイトルの意味ですが、これはネタバレ的な意味として書いて良いのか判断出来かねるので、現時点では書くのをやめます。
長年のファンとしては、辛すぎて、レビューを書きつつ滂沱の涙です。

ちゃんとしたあらすじを書こうと思いましたが、涙で書くことが出来ず、申し訳ございません。

__本誌のネタバレでは御座いません。色々な意味でのお話です。__

小野塚カホリ先生は、JUNE全盛の頃にデビューされました。
絵は美麗、端麗ですが常にJUNE路線とも一線を画す独自路線を貫いていらっしゃいました。
時にそれは読者を二分する事となりますが、LOGOS以降確実な読者層を獲得されて参りました。
数々の名著に関しては拙が申し出る事なく、姐様方がレビューされておりますのでそちらをご覧下さいませ。

要は、本当に素晴らしい作家さんだったということです。
近年は、『燃ゆる頬』な続きど原作有りの作品をコミック化されておりました。
選ばれる原作の性質上、悲劇は免れないのですが、具現化する方法を模索しておいででした。

また、先生は文学への掛け渡しをして頂いた方でもございました。
寺山修二の引用が多く、当時学生の私には大分難解な世界を紹介してくれたのも先生のおかげです。

この単行本には色々なお話が詰まっておりますので、書下ろしで溜飲を下げたい方もいらっしゃると思います。
しかしながら、そういったものは存在しておりません。

書かれたものをどう取るか、全て委ねられた、宿題のような作品です。
今日日の『何が有ってもHappy!』という作品では無いですが、それにより出でる作品としての美しさに感嘆せざるを得ません。

最後になりますが、小野塚カホリ先生、本当に有難うございました!

6

Krovopizza

はじめまして。コメントありがとうございます。
私も僕は天使ぢゃないよ。やLOGOS等の既刊が大好きなだけに、あのメッセージにはショックを受けています。。
美少年も素晴らしかったですよね。原作付でも良いからまた作品を読めれば嬉しいのですが…(T_T)

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