ハニーソルトアンドビターシュガー

honey salt and bitter sugar

ハニーソルトアンドビターシュガー
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神12
  • 萌×216
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
7
得点
130
評価数
30件
平均
4.3 / 5
神率
40%
著者
 
媒体
コミック
出版社
東京漫画社
シリーズ
MARBLE COMICS(コミック・東京漫画社)
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784864422291

あらすじ

川野はコミュ障で友達がいない高校生。人と関わらないように生きていたけれど、偶然出会った上級生・谷との交流を通して前を向き、同時に谷に心惹かれていく。少しずつ距離を縮めていく2人だが、谷には幼なじみの想い人が居て・・・デビュー作の人気キャラを描くスピンオフ!!

表題作ハニーソルトアンドビターシュガー

谷豊,高校3年生→探偵
川野総悟,コミュ障の高校1年生→花屋

その他の収録作品

  • special. Canola Flower(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

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レビュー投稿数7

出会い別れ再会

コミュ障な総悟が谷に惹かれていく気持ちはよくわかる。そして谷も総悟を気に掛ける気持ちもわかる。ただその間に1人の人物・瞬がいただけなんだよね。その人物のせいなわけではないけど、谷の気持ちも定まらないままの取りあえずは友達付き合い。そして最終的には瞬を取ってしまう谷。だって小3からみてるわけだから、いくら総悟がいい子でも、ここで簡単に2人がくっついてたら面白くない。切ないけどね。そして10年後の再会。うん、やっぱりあの別れがあったからこそのいまって感じで、余計に感情移入しちゃった。いい人過ぎるんだろうね谷って。

1

エゴン・シーレがポップでキュートなBLと出会った

花は人間とちがって 何でも聞いてくれるし… やさしいし きれいで…つよい!

「それでも恋する迷探偵」のスピンオフです。前作も読んでますが、私としてはこの「ハニーソルトアンドビターシュガー」の方が好みでした。
と言うのは、主人公の総悟が好ましい!出だしは、変にこじれちゃったコミュ障君そのものだったけど、単に極端な人見知りで植物やお花が好きな優しい子だというのがすぐにわかるから。隠れ場所で上級生の谷に出会って、自分を変な目で見ない彼に心を開かれていく。そこから総悟の谷への告白までの流れが上手いなあ。告白を受けて谷は「お前と一緒にいれば瞬への気持ちも変わるかもしれない」とお友達からスタート。私的にはコレも良かった。谷だってまだ高校生だよ。ズルくないズルくない。
だけど総悟は誕生日デートで失恋し、さて10年後。再び出会う二人。
10年後の総悟はコミュ障から脱却し花屋さんになって、人への気配りもできるオシャレ男子になって、でも恋をするのが怖くなって。それでもまた谷に恋する総悟がいい!「なんで…なんでまた…お前なんだよ」
ゴチャゴチャ考えつつも母校の隠れ場所で変わらず咲いていたタンポ続きポに背中を押され、また谷への気持ちと向き合う総悟。総悟くん、強い!きみも花のようにつよいよ。
そして。
書き下ろし『Canola Flower』菜の花?
二人の初H。総悟ははじめてで。谷はびっくりしちゃって。「むしろ初めてが全部谷でオレ嬉しいよ…」こんな言葉を言える総悟、きみってホントに。やさしくてつよい!!

3

健気で一途なお花ちゃん

話しかけられなくてすむように茶髪にピアスで不良ぶっている、コミュ障の高校一年生受け。花が好きで、体育館裏の草花とたわむれていたら、ある日そこで三年生男子・攻めと出会う。コミュ障ながらも攻めに少しずつ惹かれていく受け。しかし攻めには、何よりも大事に思っている友達がいた。

『それでも恋する迷探偵』という単行本のスピンオフだそうです。
前作未読でも理解できましたが、読んでいた方がより楽しめたかと思います。
攻めが大事に思っている友人以上の存在になれず、初めての恋に破れた受け。そして10年後再会したとき、攻めは探偵、受けは花屋の店員になっています。
相変わらず攻めのそばには大事な友人がいて、前作の主役だそうですが前作読んでいないので友人邪魔すぎてイライラします。(笑) 受けは健気で一途で、コミュ障なのにここぞというときには頑張れるいい子です。それに引き換え、攻めがどっちつかずでやっぱりイライラ。
もうちょっと攻めがザマァ見ろな展開になってほしかった気もします。正直この攻めにこの受けはもったいない。

2

初めては全部

『それでも恋する迷探偵』のスピンオフ。
前作はゆるい探偵事務所物って雰囲気でしたが、今回は高校時代がメインなので事務所や事件自体はほぼ皆無。
前作受け(瞬)の幼なじみで、探偵事務所所員の谷が今回の攻め。
そして前作で登場した刑事の弟で、谷の高校の後輩である総悟が受けです。

いわゆるコミュ障を悩む高一の総悟が、友達という心地良い存在や恋を知った初めての相手が先輩の谷でした。
ただ高校時代(というか昔から)谷は瞬が好きで、彼の最優先はつねに瞬。
そのことに表面上は納得していたものの、やはり谷の一番になりたかった総悟は告白し結局振られてしまいます。
それから10年。谷以外を好きになれずに過ごした総悟は、兄経由で偶然谷と再会することに…

この作品は総悟の『初めて』を中心に出来ていて、人を好きになることも切なくて涙することもキスもセックスもすべて、総悟の初めては谷とともにありました。
そこがすごく可愛かったです。
谷は結果、総悟の懸命さや純粋な真っ直ぐさに惹かれたのだろうと思いますが、その移り変わる気持ちが明確には表現されていないのが残念かなあ。
小説の行間を読むと続きいう雰囲気で描かれた漫画ですし、視点がほぼ総悟なので仕方ないとも言えますが。
多少、谷視点でも描かれていたら違ったかなとも思います。
個人的には前作よりも好きです。
谷も独特なキャラでカッコ良いですし、総悟は総悟で「はじめてなんだもん」とか可愛すぎるんですけど!

しかしちるちるさんの作品紹介で瞬が男といるシーンがありまして、わたしそれを前作の攻めだとばかり思っていました。
違いましたねー(汗
てっきりアレは10年後のことだとばかり思っていて、松田(前作攻め)大人になって…ホロリ…、なんて感動したというのに(苦笑

5

俺、全部初めてが谷で良かったって思うよ...

あびるさんの繊細な感情表現が織りなす
純愛に胸キュン、涙ホロっでした

コミ障の総悟は
派手な容姿に隠した内向的で繊細な性格で
お花だけがお友達でした
いつもの学校裏でたんぽぽ踏んでた谷に
必死の思いで注意したのが切っ掛けで
交流が始まる二人
次第に谷だけには心を開ける総悟
恋とは?友情とは?
友達もいなかった総悟には自分の気持ちなど
わかるはずもなく...

でも、谷には幼馴染で想い人の瞬がいました
谷の瞬への思いと聞いて「俺じゃ駄目か?」と
抱きつく総悟
そんな総悟を愛しく思いだす谷
互いを知ろうと交流を深める二人

総悟の誕生日を二人で過ごすはずだったのに
瞬が顔を腫らして谷のマンションへ来ていた
そんな瞬を放おっておくことが出来ない谷
身を引く総悟

俺って谷のなんだろう、と自問する総悟
その疑問を谷へぶつけた時
「俺は瞬が好きだ...」
と告げた谷
初めての失恋、失意、総悟は恋が出来なくなりました

それから10年後縁あり出くわす二人
気まずい中、やはり谷が好きな自分に気づく総悟
「こんな想い他の誰にも感じたこ続きとなかった...」
意を決して谷の誕生日会に行くことにした総悟
しかし、仕事が押して間に合わない
着いたら会はお開き「待ってる」と言った谷もいないじゃん...と総悟
でも、居たんです、谷
そんな谷へ好きと告白する総悟
あんな酷い事した俺でもいいのか?と問う谷
「俺は谷ならどんな奴でも好きになるよ」
この総悟の一言でえーん(泣)でした

描きおろしのラブくてエロい二人がたまらんのです
総悟の一途で真っ直ぐで純真な想い
谷の優柔不断に見えるかもしれないけど、
迷って選んで決断した優しさ
大好きな二人でした
純愛っていいなぁ
再読してより一層好きになりました
あびるさんの作品のもう一つの楽しみは
キャラの服装&髪型がめっちゃお洒落な事です!!
いつ見ても真似したくなるセンスの良さでした
家に置いて疲れた時に癒やされようと思う一冊です

4

ノックアウトされた感じ

「それでも恋する迷探偵」のスピンオフ作品で、
その松田×榎本瞬の同僚で、瞬の友人の谷がこの本の攻め(表紙右)。

「それでも恋する迷探偵」を読んでいなくても、
というか、読んでいない方が、
え!?どうなるの??とドキドキできるかも。
わたしは「それでも恋する迷探偵」は既読なんですが、
もうかなりうろ覚えになっていたので、
緊張感を味わいながら読んで、それもあってすごくトキメキました♪


コミュ障で人と上手く話せず、
友達は植物だけ…という高校生が主人公(受け・表紙左)。
攻めがタンポポを踏んづけているのを勇気を出して注意して、
それがキッカケでふたりは仲良くなり、
受けは次第に攻めに惹かれていって、同時に世界が広がっていく。
でも攻めは、友人の瞬(「それでも恋する名探偵」の受け)相手に、
報われない片想いをしていて…

とにかく、この本はキャラの表情や空気感がとても素敵。
胸を焦がして恋をしている顔って、
こんなに愛しいんだな…って感じます。

スタイリッシュな絵柄ですが、植物がいっぱい出てくるし、
攻めも受けも弱さを持った人間味のある続き人として描かれているので、
あたたかな印象に仕上がっていて、そんなところもすごく好み。

高校時代は、受けの攻めへの想いは報われないのですが、
攻めも、攻めの想い人の瞬も、皆がもがきながらも恋に懸命で、
その不器用さが切なくも愛おしく感じました。

もし、お互いのことを知ろう…じゃなくて、
お試しに付き合ってみよう…ってなっていたら、
その後に受けじゃなくて瞬を選んだ攻めにイラッときたと思うけど、
攻めはずっと瞬への想いを受けにも隠さず言っていたし、
そのあきらめの悪い一途さが、反対に好ましいくらいに感じました。
そんな攻めだから、
ちゃんと気持ちを決めたら受けのことも、
ずっとずっと大事に、ほんとに幸せにしてくれそう。
単純なわたしはそう思ってしまったのですが、少数派かな?(^_^;)

どちらも互いの存在に救われているのとか、
でも、それぞれの頑張りと決意で成長していっているのとか、
一緒に草花を大事にしてる、その雰囲気とか、すごく好きです。
そして何より、ふとした時の攻めの谷の表情が、堪らない…!!

特別珍しいお話では決してないのですが、
とてもピュアであたたかな、愛しい恋のお話でした。
神寄りです☆

※ 封入ペーパーが入っていない本があるようです。
 東京漫画社さんが、お問い合わせ後に送ってくれるそうなので、
 もし入っていない方がいましたら、連絡してみて下さい。
  http://tokyomangasha.com/20151026.html

5

スタイリッシュ純愛

『それでも恋する迷探偵』のスピンオフ。
前作受けの幼なじみで同僚の谷(攻め)のお話ですが、主人公は谷ではなくお相手の総悟(受け)です。

あらすじ:
コミュ障の高校生・総悟(受け)は、体育館裏に咲く花だけが日々の話し相手。
上級生の谷(攻め)と仲良くなり惹かれていくが、彼は幼なじみの瞬(前作受け)に片想いしており…

総悟の10年越しの片想いがとにかく切なくていじらしいお話。
絵柄はスタイリッシュですが、ストーリーは特に軽妙洒脱でも粋でもありません。
探偵仕事が物語のアクセントになっていた前作と異なり、本書は本当にオーソドックスな片想い物。

総悟は、不良っぽい見た目(周囲に話しかけられないための武装)とは裏腹に、中身はとてもピュア。
総悟に背中を押してもらったことで、花屋のバイトを始め、クラスメイトとも少しずつ話せるようになり…
ゆっくり成長し、その過程で谷に好意を抱き、ストレートにその想いを伝える様が本当に可愛らしいです。

谷は、曲者っぽい外見とは裏腹に、意外と優しくてお人好しな人物。
瞬に「お前は大事な友達だから」とフラれてからも、何かと彼の世話続きを焼いています。
しかし谷自身も、総悟の告白に対し"友達"から始めようとはぐらかすズルい一面も。
総悟と過ごしていても、男関係でトラブった瞬に呼ばれたらホイホイそっちに行ってしまう等、煮えきらないヘタレな一面も目立ちます。

結局、谷の瞬への気持ちは変わらず、総悟は失恋。
10年後、二人は探偵と花屋として再会します。
総悟が谷のことを今でも好きだと自覚し、再び告白するまでの流れは恋の切なさやときめきに満ちており、とても惹き付けられました。

逆に、谷の気持ちは掴みづらいです。
総悟に再び告白されての返事が
「こんな俺でもまた選んでくれるなら」
って、最後の最後まで受け身。
彼自身の意志が見えず、お人好しな面ばかりが目立っていたのが残念でした。

ちなみに瞬の人となりは詳しく描かれないので、前作未読だと瞬が勝手な奴に見えてしまうかも?
現在の谷の瞬への気持ちもよく分からず、そういう意味では前作への依存度が強いスピンオフです。

絵は本当に素敵で、特に10年後イケメンに成長した総悟のヴィジュアルは必見。
この見た目で「…だって …はじめてなんだもん」は反則すぎますw

総悟→谷、谷→瞬の報われなさにフラストレーションが溜まる展開だっただけに、描き下ろしにはもう少しサービスが欲しかったかな。
「今度は絶対幸せにする」で終わるのではなく、実際に幸せになったところが見たかったです。
『それでも恋する~』の続編で、この二人も少しは登場してくれるといいなと思います。

5

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