Renta!限定おまけ付き
新刊が出れば手に取ってしまう松本ノダ作品。ちょっとほかにはない感じで楽しみにしています。今作は、初心者マークなのにどこか自然に思える、相手を包み込むような年下攻め感がとても好みでした!そして、ちゃんと敬語です。エロエロが苦手じゃなければぜひ読んでいただきたい。足先や足首をつかみながらのHシーン、必見ですよ。
さて、今作は電子配信されていた作品とのこと。もちろんエロスの表現が流石ですが、通して読むとシンプルに「好き」の気持ちを追及する一冊に思えます。表紙右の彼(慎二郎・大学生)がすごくよくて...最初の方で、すでに安心して読めそうだなと思うような、実はププッと真面目くん。人を好きになった経験が無い。そして表紙左の子(明日佳・フリーター)は、昔はどうあれ今は "誰かに自分を好きになってもらいたい" の一心だったりして。このふたりが出逢う、ある夜のシーンから始まります。
明日佳にとって過去の男が「高い靴を履かせようとする人」なら、今好きな男はその靴を脱がせてくれる人、という感じでしょうか。過去の男はサイテーだし(言ってることやってること最悪でも、ルックスがよかったりどこか油断できません、笑)お話はそこまで甘々なわけでもないのですが、全体的には甘い感じで危険な香りはしないかな。それはたぶん、脇キャラの雰囲気もあるのでしょうが、慎二郎の持つエネルギーとか空気感がそうさせるんだと思います。鼻血出しちゃって、ティッシュ詰めてエッチの続きするしね。おばあちゃん子な一面も。
描き下ろしを入れて、トータル143頁。
短時間で読めてしまいましたが、じわじわと燃え上がるような一冊。
タイトルのように、つま先から順番に少しずつ愛されていく感じ。
彼らのキスが可愛くて、もっと見たいです!
とても素晴らしかったです。絵もお話も雰囲気も全て。
フェチものはなんとも良いですね。性的倒錯万歳。
受けの足の裏から指の股からベロベロに舐めまわして
クンカクンカ匂いまくって鼻血w
狭いアパート、玄関入ってすぐの畳部屋
小さいテーブルの横に敷いてある万年床でセックスしてるのが
とても生々しくて滾りました。
そして、攻めとの関係をより深めてくれる脇役には魅力的なクズ男が登場。
愛さないけど捨てもしないなんて、なんて残酷なクズ。
明日佳を優しく扱ってる様子にギャップ萌えしました。
性格が破綻してる物腰柔らかなお金持ちのイケメンクズ男最高です。
この作家さんは本当に色っぽい身体をお描きになりますね。
可愛い顔なのに、脱ぐとムッチリしてる受けは最強です。
エッチなシーンの臨場感、匂ってきそうなくらい生々しくてエロい。
無駄な擬音もハートマークも興ざめする喘ぎ声なども無くて大好きです。
松本ノダ先生の作品、そろそろCD化しないかな....。
男に振られて裸足で外に飛び出した受けは、薬を盛られていたため我慢できず、ちょうど出くわした理系大学生の攻めを誘った挙句にヤッてしまう。受けはその場限りの関係のつもりでいたが、受けの汚れた足に性的倒錯を覚えたという攻めに「俺を変態にした責任を取れ」と言われ、身体の関係を続けることになる。だんだん攻めに惹かれていく受けだったが、生真面目な攻めは恋愛感情がよくわからないと言って…。
受けのせいで足フェチに目覚めちゃった攻めと、ビッチな受けの話です。
受けの足に興奮しすぎて鼻血出したり、朦朧とするくらい欲情してハァハァする攻めが非常にエロいです。フェチものって普通のエロとは質の違うエロさがありますね。
絵柄がリアル系だというのもあるのか、エッチシーンが生々しくてよかったです。エッチ以外の場面でも、受けの元彼のずるさとか、よく注文を間違える定食屋とか、受けのゲイ友とか、そういう細かなネタもリアリティにつながっていて、うまいなーと思いました。
攻めくんのおばあちゃんがかっこよかった。
受けを紹介されてちょっと動じるおばあちゃんとか見てみたかったな。
タイトルと表紙から、足フェチものであることが予想されどんな変態エロなのか楽しみにしてました。
エロい!エロいけど、ラブがちゃんとあった!しかもけっこう純愛です!
一話目の身体を繋げるまでの流れがムチャクチャだけどわたし好みで、その後のセフレ関係になり、気持ちが動いてく過程も、どれもこれもエロいのにしっかり描かれていて、エロ•内容ともにとても良い作品だと思います。
真面目カタブツ大学生×ビッチフリーター。
彼氏にふられてヤケになった明日佳。うずくまっていたアパートの住人であるたまちゃんこと田間村に優しくされて、元カレに薬を飲まされて疼く身体と自暴自棄から、セックスしようと迫ります。
キッパリと拒否するたまちゃんに縋って泣いてるかと思ったら自慰し始めるし、ドン引きするたまちゃんを脅して半ば強制的に玄関に上がり込んでキスをし、それでも拒絶するたまちゃんの目の前でヤケクソでアナニーをおっ始めます。
目を逸らそうとするたまちゃんですが、明日佳が感じるたびに蠢く裸足の足の裏から目が離せなくなり興奮して勃起しちゃいます。
たまちゃんの股間を見た明日佳が、尻穴拡げて「それ生でいれて、かきまぜて?」と煽り、誘われるまま土足で明日佳に挿入してズコバコする…この一話の流れがたまらなく好きでした!
一夜限りの相手だと思っていたが明日佳を探し出して、「あんたのせいで(足で興奮する)変態になってしまった、どうしたらいいんだ!」と詰め寄るたまちゃんに、
「変態にしちゃったお詫びしてあげる」と、責任をとるかたちでセフレ関係が始まります。
元カレに対し、好きだと思っていたのは自分だけで、股のゆるい自分は身体目当なだけで誰からも愛されないというトラウマを持つ明日佳。
明日佳を抱き、明日佳の足ににしか興奮しないというたまちゃんに自分への愛を期待しますが、
ガチなカタブツのたまちゃんは人を好きになったことがなく、“好き”がどういうものなのか分からないと応えます。
好きとか関係なく、自分なしじゃいられない体にしようと明日佳はアレコレしますが、たまちゃんに抱かれ、足を愛されるうちに、自分の方がたまちゃんなしではいられなくなり、彼への気持ちを自覚します。
物語終盤で登場する元カレがこれがまたいいキャラで、ハイスペックでイケメンエリート風なのに下衆を地でいく、下衆が高級服着て歩いてるような男です。
好きだという明日佳に対し、
「君がセックスしか考えられない肉の塊みたいになる瞬間を愛してる」
と残酷なことを穏やかな表情で告げる鬼畜っぷりは清々しいほど!
明日佳にトラウマを植え付けた張本人のくせに、明日佳を愛さないけど捨てはしないと言い執着を垣間見せる姿を見ると、本当は自分でも気づかず愛してたのでは…?と思えて来ますね。
というわけで彼でスピンオフがあってもいいと思います。
そんな元カレとの再会に動揺しながらも、たまちゃんへの気持ちを貫き通そうとする明日佳の前に、ヒーローのごとく現れたたまちゃん。
無我夢中で元カレから明日佳を奪い返し、そのままたまちゃんの部屋でお互いの気持ちを伝えあうふたり。
といっても、たまちゃんは最後まで明日佳が好きだとはハッキリ断言しません。カタブツ男の言動は愛情からのものだというのは明らかですが、本人は相変わらず“好き”というものがわからなくて考えて悩んで…どこまで真面目なんだと言いたくなりますが、それがこの青年のいいところでもあります。
言葉や態度でわかりやすく愛されたい明日佳が好きになってしまったのは、愛とか恋がわからないマジメ男。
悩む青年に恋心を刷り込むことは出来たけどそれをせず、せいぜい悩んで自分のことをずっと考えててくれというラストに、愛に飢えてた明日佳の成長も見れて良かったです。
そして、周りの人間に生真面目に“好き”という感情についてアンケートしてるたまちゃんも微笑ましかった。
明日佳への特別な感情は自覚してるのに、それがあと一歩“好き”に繋がらないというハッキリしてるのにハッキリしない描き下ろしも、ホッコリした読後感でいいカンジ。
カバー下もホッコリ内容です^ ^
エロもちゃんと通常運転です!
足舐めは勿論、常になにかしら足への愛撫をしながらのセックスは必見です。
攻が鼻血出してティッシュ詰めながら足舐めセックスするのは滑稽なのにエロエロしい。
黒パンストで足コキからのエロも最高。
攻によって足を性感帯に開発された受が、机の脚に足の裏を擦り付けて妄想だけで直接の刺激なくイっちゃったのは卑猥すぎる。
ラストのエチは、服を脱ぐところから愛撫、絶頂に達するまでが本当にゆっくり丁寧に描かれてあって感動すらおぼえます。尻穴舐めもあったし。
全てのエロにおいて言えるのが、アングルが素晴らしいこと。修正は電子に比べたらヒドくはないのですが、様々な角度から描かれるエロは、せめて白線修正ぐらいで楽しみたかったな…
足フェチのエロ漫画かと思ったら、思いがけず読ませる内容で、いい意味で裏切られた良作でした!
松本ノダさんのコミックスを購入するのははじめて。
これまでアンソロ雑誌で幾つか短編を読んで
パンチ力のある作風だなあとは思っていたのですが、
今作は丸ごと一冊が表題作CPの長編。
独特の絵柄にエッジが効いていて、すごく面白かったです!
フリーターの明日佳は付き合っていた大人の男にフラれ
裸足でうずくまっていたところ、
声を掛けてくれた真面目な大学生・慎二郎と知り合う。
欲情を抑えきれず、セックスをしようと誘ってくる明日佳に対し
初めは拒否していた慎二郎だけれど、明日佳の”足”に魅せられ
吸い込まれるように体の関係を持ってしまいー
このお話、”足フェチ”がテーマになっていて、
美しい足のフェティシズム描写を含め、表現が丁寧で上手い。
物語の流れ自体は、凝っているわけではないけれど
一話一話、キャラの心理描写に沿った足の魅せ方が
セックスシーンと共に上手に描かれていて、
読み手としては、毎回どきどきと興奮の連続です...!
体だけで愛はないとこっぴどくフラれたばかりの明日佳が
慎二郎との体(と足)からはじまった関係に
期待と不安を抱きながら、物語は進んでいくのですが
明日佳をフッた元彼のクズっぷりがすごくイイ!
(はらださんや森世さんが描くクズ攻めに近い存在感があります。甚だしいクズなんだけど、憎めないタイプ。わたしの大好物です笑)
特に、そのクズ元彼と明日佳が対峙するシーンが素晴らしい。
物腰はソフトなんだけど自分勝手で辛辣なクズ元彼に対し、
明日佳が慎二郎のことを話しながら、それと同時進行で描かれる
慎二郎へ語りかけるモノローグが非常に秀逸で、
是非堪能していただきたい見どころのひとつです。
その後の慎二郎とのセックスと会話もすごく良い。
目に見える愛や好きという言葉・気持ちがほしかった明日佳が
それを求めることをやめて、自分の気持ちと、
自分のことをちゃんと見て
考えてくれる相手を大切にしようと決めた明日佳の笑顔は
晴れ晴れとしていて素敵でした♪
”足フェチ”というテーマへのこだわりが最後まで丁寧に描かれており
とても充足感のある読後。
脇役のおかまの友人や慎二郎の祖母のキャラも好ましく
何よりクズ元彼の存在感が個人的に大変気に入りました。
評価は神寄りの萌×2とさせていただきます!
松本ノダさん、次回作も楽しみにお待ちしております♡
みみみ。
詩雪さん
コメントありがとうございました!
レンタのオマケペーパーは、あすかの足に刺さったトゲをたまちゃんが抜いてあげるお話でした。(但しちゃんと抜いてあげたのかは謎(笑))
日常の風景すらエロエロになるのもフェチものの醍醐味♡
冬草
詩雪さん
こんにちは、
コメントありがとうございます♪
そう、あのモノローグにぎゅっと胸を掴まれました!慎二郎呼びとたまちゃん呼びを使い分けている(?)ところも心憎いですよねえ♡
わたしも詩雪さんと同じで、おかまちゃんとクズ元彼は会話がなくて良かったと思う反面、ふたりの話を聞いてみたかったかも!その場合、クズ元彼が、”興味のない相手には素っ気ない”or”すごく外面が良い”のどちらでも美味しい気がします(笑)
冬草