兄弟ですが、他人です。

kyoudai desuga tanin desu

兄弟ですが、他人です。
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×29
  • 萌15
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
106
評価数
33件
平均
3.4 / 5
神率
12.1%
著者
 
媒体
コミック
出版社
徳間書店
シリーズ
Charaコミックス(キャラコミックス・徳間書店)
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784199606571

あらすじ

官庁に勤めるエリートでイケメンな春輔。一見パーフェクトな男だが、
実は血の繋がらない兄・巧弥を溺愛する中二病の超ブラコン!!
親の離婚で離れ離れになっても、ずっと兄を想い続けていた。
ある日、貧乏な劇団員の兄と義母が、お金に困っていることを知った春輔は、
二人を家に呼び戻そうと画策するが――!?

表題作兄弟ですが、他人です。

岩崎春輔,中央官庁勤めのエリート,血の繋がらない弟
川嶋巧弥,貧乏な劇団員,血の繋がらない兄

同時収録作品鍵のかからない檻 前編 / 後編

芦田遥,画廊の経営者,受の保護者,36歳
大介,攻に引き取られた遠縁の子,美大学生,20歳

その他の収録作品

  • 三つ子の魂!(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

評価・レビューする

レビュー投稿数6

作風の幅が広いです

系統の違う二つのお話が収録されていました。

まず、表題作は、兄弟もの。兄弟ものと言えば大抵ダークで一方的なものが多いなか、こちらはかなりのラブコメでした。表紙はそれほどではないのですが、中の絵は線もしっかりした少年誌にでも出てきそうなタッチのものだったので、尚更時折壊れる弟の春輔が可笑しさ倍増です。

もうひとつのお話、『鍵のかからない檻』の方は、同じようなテイストかなぁと途中まで読んでいて、あれ?なんか、いわくありげ…。ページをめくるごとにどんどんあれ?あれ?となっていき、最終的にはそっちかぁー!って感じでどんでん返し。

どちらも話の展開がお上手で、物語としてとても楽しめました。

1

中二病・・・

倫敦巴里子先生の作品は、小冊子などで目にする度に気になってはいたのですが、なかなか読むに至っていませんでした。今回「Charaフェア」を機に、読んでみることにしました。
「一見パーフェクトなエリートイケメンだけど、実際は血のつながらない弟を溺愛する中二病の超ブラコン・・・」という設定がもう個人的にはとっても大好きでツボな設定だっただけに読む前から期待値があがり、いざ読み始めたら期待を裏切らないどころか期待を上回るキャラ具合にもう終始笑い萌えしました。
もちろん途中、シリアスな展開になってしまう!?・・・と焦ったのですが、終始一貫して中二病前回の春輔のおかげで(そして春輔のお父上も相当面白いです。お父上もちょっとした中二病・・・)ハッピーで面白い展開で終わりました。
本当に面白かったです!!!

そして、同時収録作品。これも最初はキャラの感じからしても面白いのかな・・・なんて思ったのですが、実際には「兄弟ですが・・・」と違い、かなりシュールでサイコな世界観でした。(「兄弟・・・」も視点を変えればサイコといえばサイコなのかも・・・)でも、怖いというよりも、なんだか繰り返し読んでみ続きたくなる作品でした。(ちなみに私は怖い作品は本来大の苦手です)。

どちらも興味深い作品で、コミックス買ってよかったな・・・と思える1冊でした。

2

この親子w

悶えた!面白かった!
倫敦作品はどれも好きですが、これまた一段と好きだ。
今回の構成としましてはド・コメディ×ド・シリアスの二本立て。
ある意味シリアス最初に読んだ方がとも思うのですが
ある意味前半戦が無駄にコミカルでにぎやかだっただけに
後半のシリアスが際立ったといえるのかなとも思うのです。

表題「兄弟ですが~」
血もつながらない、戸籍も別の兄と弟。
しかし、弟は兄を溺愛しているわけで。
毎日可愛くて仕方ないわけで。
でも素直にそれを表現するのは「ツンデレ」としては
いただけないわけでww
愛がダダ洩れているのは周囲にはいやってほどなわけですが
その愛はホントウの意味で報われるのか~がメインのお話。
お堅い職業についてエリートで。見目も悪くない。
だけどアホまるだしで兄を溺愛する姿がかわいい。
父がまた、母を溺愛している姿がまさに血のつながりを体現してると
いいますか、「この親子・・・」な展開が加えて面白かったです。
兄は兄でいろいろ葛藤していたようですが
簡単には逃げられないよね(苦笑)な展開が好きでした。
最終大団円でとても気持ちほっこ続きりさせられました。
このくらいとびぬけて明るい話が増えても面白いなーと
気持ちが落ちてるときに再読する

後半は何やらシリアスというか、
バイオレンスと言いますか。
何故と思っていた部分と、実はな真実。
歪んではいても、愛は愛。
これはこれで面白いなと思いました。

2

義理の兄弟モノです

弟が中二病なのに官僚とか、お父さんもお義母さんに中二並みにすごいとか(笑)面白かったです!
親子とも官僚のエリート父と、水商売母の再婚により義理の家族となった四人のお話。
兄もお母さんも自分のせいでエリートの父・弟を不幸にさせまいと考えまくっちゃってる。
おもしろすぎました!コミカルなのとシリアスなところとの兼ね合いがまたよくて展開おもしろかったです!
これからこの四人はずっと幸せですね。長いことがんばりましたね!
お父さんのお兄さんについても納得。やっぱただの悪人なんていないですよね。


「鍵のかからない檻」 の方は、ちょっとわかりにくかったですね。
掲載雑誌の傾向として本格的縛りとかのSMとか「赤」に対する変質的執着をはっきり描かなかったのかな・・?はっきり描くようなダークなのを読んでみたいですね。
遥(攻:画廊経営・美大出身)が28歳の時に、両親を亡くした遠縁の受け(12歳)を引き取ったところから始まります。
↓超ネタバレ

遥は美大時代から、自分の描写・性癖に悩んで筆を折った。画廊を経営している。自分は異常ではない・人に優しくすることができる人間だ、続きと思いたくて大介をひきとった。
引き取って優しくしてくれた遥に大介は恋するが、実は遥は『縛ったり首を絞めたりして苦しそうな顔をする絵を真っ赤な絵』を描いていたこと、それを隠していたことを知り、一時の迷いでないことを確認するために大介は高校を全寮制に入り3年離れた。
気の迷いでないことを自覚し、遥の性癖を理解したうえで全力で落としにきた大介のお話です。
芸術家の性癖は怖そうだけど、3年かけて腹をくくった大介となら時間はかかっても幸せな一生を送ることができるんじゃないかな。

2

癖とひねりのある作品

両親の再婚により兄弟になったけれど、父の親戚からの妨害で一年で他人に戻った元義弟(攻め)と元義兄(受け)の話。
4歳年下の元義弟は経産省の超エリート、元義兄は弱小劇団の俳優です。

同時収録の、親戚×養い子の話もそうでしたが、わかりやすいキャラ&わかりやすい展開のように見せかけて、実は一癖ある内容でした。
表題作のほうは、ツンデレな攻めとぽややんな受けのように見えて実は…というひねりがあり(ネタバレのためどういうひねりかは書かないでおきます)、同時収録作のほうは一見大らかに見える攻めのキャラに病み要素がありました。こういうひねり自体は新鮮で好きですが、ちょっと裏切られ感はありますね、「そんな人だと思わなかった!」的な。(笑)

それはさて置き、表題作。
受け攻めの両親も嫌いで別れたわけではないので仲が良いのですが、父親が元妻にメロメロで、しゃべるだけで真っ赤になってるのがすごく可愛かった。超エリートなのに、純情な少年のようでした。
そのパパと顔も性格もそっくりな息子は、やっぱり元兄が大好きで、ツンデレの仮面の下に隠れた義兄バカっぷりが可愛く面白かったです。こちらは萌×2続き評価。でも受けの隠れた一面はなくてもよかったかな…天然天使だったほうが個人的には萌えられた気がします。

同時収録作のほうは中立。施設に行くところだったのを引き取ってもらった親戚の兄ちゃんのことが好きな美形受けの話。
受けくんがあまり好きになれなかった(引き取って育ててもらったのに、あまり感謝の念が見えないところが…)のと、攻めの病み方がちと怖かった…。

2

コメディー&ダーク

2つのお話が入っていました。
表題作はシリアスさもありつつ、大筋はコメディー
そしてもうひとつは、ハッピーエンドだけどダーク系

どちらも、執着愛がキーポイントかな?
パリコさんらしい捻りと深みを感じさせる作品でした。


■表題作「兄弟ですが、他人です。」3話+描き下ろし
配偶者を亡くした親同士が再婚して、
血の繋がらない兄弟になった、弟×兄(表紙右×左)のお話です。

親たちは愛し合いながらも周りから強い反対を受けて1年で離婚、
このお話は、それから10年以上経って、
子供たちだけじゃなくて親同士(普通に父×母)が再びくっついて、
幸せCPが2組できるという、ちょっと変わった物語です。

攻めの弟は(表紙右)一見ツンとしたクールなエリートに見えて、
実は周りが引くくらい兄(表紙左)に執着&溺愛しまくり☆
(攻めの父も、さすが攻めの親!って感じで、
 受けの母へのゾッコンぶりがすごくて可笑しい~)
小さな劇団で、俳優・脚本・演出をしている受けが、
バイトを増やして無理をして痩せていっているのを見て、
攻めは父と結託して一芝居打って、
続きた父母兄と4人で一緒に住めるようにするけれど、
実は、それはそうなるように受けが仕組んでいたことで…?

受けの母の過去とか、父と母が上手くいかなくなった理由とか、
受けの書いた脚本の芝居とか、色々を絡み合わせながら、
受けが抱えてる葛藤を描き出していて、コメディーなのに深いです。
ただ、その内容にしては、3話は短すぎ。
せめてあと1話足して、受けが仕組んでいたことを、
もっとガッと見せてほしかった!
でも「他人だからこそ…」など、胸を打たれるセリフもありました。

■「鍵のかからない檻」 前後編の2話
攻めが28歳の時に、両親を亡くした遠縁の受けを引き取って、
36歳画廊経営者 × 超美形の20歳の美大生になった今…というお話。
受けは攻めに対して恋心を隠さないけれど、
攻めは保護者としては受けを溺愛して可愛がりつつも、
いい大人でいようとして…

こちらも、互いや絵への情念や執着を描いていて、
脇役もしっかり出てくるので、もっと長い話として読みたかったな。


でも、話の深みとか、それでいて明るさや温かみが感じられるとか、
さすがだな~と思えることろも多々ありました、次作も楽しみ。
萌え×2寄りです☆

7

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ