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「ねくたいや」のスピンオフです。
主人公は長男佳久と環になりますが、この二人は「ねくたいや」に出てくるエピソードがとても重要なので、読まなくてもわかりますが、読んでからの方が断然佳久の怒りが分かると思います。
読了感としてはよかったぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~!!!
これから幸せにラブラブするんだよ!!!あと5年じゃなくていいんだよ!!!!!と幸せいっぱいでした。
環のへたれすぎ具合にイライライライラすることは確かなんですが、「恋する相手」も、「家族」も「家業・仕事」も大事な結果、どれも大切にした結果「恋する相手との恋愛」を取れなかった二人。24年間の両片想い。とりあえずよかったね!!!!です!
濡れ場は確かに少ないのですが、佳久の気持ちを考えるとなんてしあわせなんでしょう~~~~(号泣)
雑誌掲載時もコミックスになってからも、環を何度ドツキまわしたくなったことか!春くん(三男)と悠さん(環の会社の職人さん)が殴ってくれたので「そうだよね!!殴るよこの最高級ヘタレ!!」とガッツポーズ(笑)
このお話、基本的には環ベースで進みます。
でもさ、これ佳久ベースで考えるとすっげぇ泣けてくるんですよ!
↓以下超ネタバレ
小学校の入学式から家族ぐるみで仲良しで、
・佳久は、環とずっと一緒にいて、いつから好きなのか分からないぐらいずっと好き
・環が自分のことを好きなことに気づいたが、長男同士のお互いの家業から、2人がくっつくと「自分の家(ネクタイ作成業)にも環の家(オーダースーツ制作販売業)にもどれだけ悲しむ人がいるんだろう」と思いいたり、好きだと告げなかった。
・高校時代環に告白されるが上記理由で断る。
※(20歳ごろ、環はゲイに悩んでいた友久(次男)と互いに恋愛感情抜きで肉体関係開始)
・大学卒業時環から再度告白を受け、「35歳までならつきあってもいい、跡取りだから35歳になったら家を守るために結婚する。それでもいいならつきやってやる」とものすごい譲歩したのに「そんなの嫌だ」と環に怒られる。
・そこまで譲歩したのに自分には手を出してこない。でも、友久と肉体関係があると発覚。
そりゃ斬りつけるくらい辛くて悔しくてイタリアに逃げるよ・・・(泣)
・24歳イタリアへ留学、環から35歳まででいいからと3回目の告白を受けるが、何度告白してきても、肝心なところで強引にくるでもなく逃げる環に断ってもイタリアまで強引に来るか賭けた。
・6年間環は来なかった。イタリアで適当に気を紛らわすために他の男と付き合っても環が好きだった。
んですよ!?佳久かわいそう!!!!!!!!!(号泣)
一方、悠さん(環の家の職人さん)、とってもいい人で環を子供のように思ってくれてる人が「体外受精でもいいから跡取りが欲しい」のが本心だ。とはっきり告げるシーン。これはぐっときました。
「ずっと見てきた環の佳久に対する想いを否定する気はない」でもずっと守ってきたこの会社を環の子供に継がせたい・・・。泣ける。
そして佳久の「ごめんなさい」・・・・くぅぅぅぅぅぅぅぅ泣ける!!!
本当に「お家のためにのすれ違い恋愛の最骨頂!!!」と思う!!
「ねくたいや」のスピンオフです。読んでいなくてもなんとなく理解はできますが、読んでいた方が面白いのは確実。
はーー面白かった。100人が100人好きって言わないことは分かるけど、歩田川先生の作品をもっと沢山の人に読んでほしい。
24年の片思いの終わりを、しつこくしつこく描いています。「恋愛とは違う形になっても この先顔を合わせることすらなくなっても 好きでいてくれるだろう?」というセリフが、どうしようもなく好きで、ここで結末がバッドエンドだと(2人は付き合わないと)しても、自分にとって大切な作品になるだろうと思いました。
ぐだぐだとこねくり回した結果の24年、面倒くさい人らであることは間違いない。それがありがちな女々しい葛藤ではないから面白いと感じるんだろうな。
佳久(受け,ネクタイ屋の跡取り)は家長としての面倒くささ。
環(攻め,テーラーの跡取り)は変態の面倒くささとだけ書こうとしましたが、あまりにも説明不足ですね。報われることを、さして期待していないんじゃないかなぁと個人的には思い。そして虐げられることを是としてる…まぁいわゆるマゾの人なんだろうと。レビューを見ると環のヘタレっぷりが苦手な人も多かったようですが、結論を先送りしたい彼のふるまいが、人間じみてて自分は好きでした。
電子限定おまけが16頁もある上に、この作品が好きな方には必読の内容だと思います。だって佳久がにっこり笑うんですよ!!!
萌2〜神
お互い矢印ははっきり向いてるのにわざわざ面倒臭くしてる人達、そのせいで流血騒ぎまで起こしてます。
こういう家族経営のテーラーとか本当に数が少ないんでしょうね、時代設定はいつなのでしょうか。
何にしろこういうイヤイヤ言いながら本当はされたいメガネ受大好きです、攻めは強引に責めて欲しい。
元作品の『ねくたいや』の主役カプを困らせていた環くんと本命くんとの物語。
いやーーー。更に更に深い感動作です。
環くんが幼少期からずっとずっと想っていた幼馴染の弟くんと関係を持ってしまった理由やいきさつが丁寧に描かれていて、納得しましたし、深く共感しました。
全ての登場人物のセリフ、モノローグが深い!
そして、この作品も歩田川先生の手書きのセリフに癒される〜。
こちらもとても切ない物語ですが、読後の幸せ感はとても大きくて、今後も何度も何度も読み返していきます!
買わなければよかったとは思わない。読んでよかった。
だけどなんだかモヤモヤする。
前作の「ねくたいや」を読んでないのですが、
攻めが弟と寝ていたのが受けにバレたというあらすじを見てそういうの大好きなので買いました。
弟がなんか精神的に病んでたんでしょうかね?(読んでないからわからないけど前作)悪い男に引っかかるなら自分の方がまだいいんじゃないかということで寝たそうですが、受けのその時の気持ちを考えたらやっぱり攻めも弟も最低です。
バレなければいいと思っている時点で気持ちを疑います。
どっちも受けの気持ちを考えてないと思ってイライラしました!
もう終わったことだと片付いているけれど、ほんと許せない!
しかもバレて、受けがイタリアに行ってからも、
弟にちゃんとした彼氏ができるまでその関係続けてたって、
何考えてんだよ!それでずっと好きだったって!?はあ?
好きなら受けの気持ちを一番に考えろ!
とか思ってしまいました...
それが前提に頭にあるし、攻めは煮え切らないし、
(でも、ヘタレのくせになんだかたまに仕草とかかっこいい)
読んでる最中モヤモヤモヤモヤ...
周りも協力しすぎ!もっと攻めが自分の力で何とかしてほしかった。
でも、不思議と読んでよかったという気持ちになる。
ほんと不思議...