田園少年

denen shounen

田園少年
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
16
評価数
4件
平均
4 / 5
神率
50%
著者
 
媒体
コミック
出版社
大洋図書
シリーズ
ミリオンコミックス CRAFT Series(コミック・大洋図書)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784813008668

あらすじ

親友で幼なじみのテツとシゲの甘ずっぱい青春を描いた『少年』シリーズ、親同士の再婚で兄弟になったふたりの微妙な関係、意地っぱりな子供たちの戯れ、現実と幻の交錯する男子校を繊細かつ緻密に描いた人気作『夜を訪なうもの』を含め、少年たちの季節を描いた珠玉の作品集。

表題作田園少年

テツ
シゲ

同時収録作品Top Of The World

幹久・母の連れ子・ちょっとチャラい大学浪人生
浩也・父の連れ子・優等生タイプの大学生

同時収録作品カエルの王子様

同時収録作品夜を訪なうもの

その他の収録作品

  • 夜桜少年
  • 初恋少年

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レビュー投稿数3

意識することの始まり

「男の子ってズルイ」
身に覚えのある、羨ましさとも疎外感ともつかない
感覚のど真ん中をつく言葉でした。
これは「男の人」には決して該当しないもので、
心の成長は常に一歩先をゆく少女の感性が光っています。

また、成長の途上である少年特有の雰囲気を
ごくごく素朴に描いていて、
甘酸っぱくてもどかしいままに終わるのがいいんですね。
この、もやもやした気持ちに名前が付く前、
境界線の上を漂っているみたいな心地良さには
安心して身を委ねられます。

紺野さんは、メイン2人を見ている第三者の存在を
思わず唸ってしまう位いい役に持ってくるのですが、
それが女性であることで、2人の関係の外側と内側を
より浮かび上がらせています。
BLは初めてという今作以降、その描写は一層洗練されていくので、
読み続けたいなと思う理由の1つになっています。

1

優しい短編集

読むだけで、俗世の垢がホロホロ取れていくような、そんな感覚のする優しい短編集でした。
ふわふわした印象の繊細な絵と、優しいストーリーです。レモンサイダーみたいな。
ニオイ系ともちょっと違うのかなァ。性描写はまったくないんだけど、くすぐったいようなエロチックさはあります。
恋を自覚するその直前ぐらいの、フワフワした感覚を描くのが巧いですねぇ。

表題作も良かったんですが、『カエルの王子様』が異常に好きでした。
カエルを吐くところ、最初は生理的なキモさで「うっ」となったんだけど、すぐに気にならなくなった。紺野キタさんの絵のおかげですね。
可愛かった。
てか、チューしたの、この短編集のなかで、唯一この小学生コンビだけなんじゃw

2

こんな経験したことないけど、懐かしい

どこか懐かしくてそしてふわふわした浮遊感がある。
これは、紺野さんにしか出せない独特の雰囲気です。もちろん現実の世界を描いているのだけど、知らぬうちに、異空間に迷い込んているような、記憶の再体験をしているような不思議感覚。読んでいるとそれが普通に感じられます。
今回は夏の田舎の風景の中で繰り広げられる、微妙な中学生の心模様です。
ボーイズラブというには、あまりにラブが薄すぎて、BLとしての範疇に入るかどうかとても微妙な気がします。
表題作の「田園少年」からなる少年シリーズは、テツとシゲが同時に恋心を抱く、ヒロイン美佳子が登場するし、美佳子はほとんど主人公級の扱いです。設定としてBLなのか微妙なところです。
しかし、そうした設定でも、見事にまとめてくれるものだと感心します。しかも16Pしかないのに、思春期の夏をすべて描いているような印象を与えます。時間の長短の感覚って、ページ数とかコマ数で出るものじゃないんですね。本当に不思議な作品です。
これくらいにおい系のほうが、初心者には受け入れられやすいでしょう。でもここから本格BLに進むかどうか、とても微妙な気がします(笑)。
続き末に収められている「夜を訪なうもの」もマント姿の少年が登場する耽美でちょっぴり怖い作品です。オチは100%納得できませんでしたが、作品の雰囲気はとてもすばらしいです。

0

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