ペーパー・バック1

paperback

ペーパー・バック1
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神25
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

281

レビュー数
5
得点
160
評価数
39件
平均
4.2 / 5
神率
64.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344836044

あらすじ

一束と圭輔、蜜密と良時のその後。「is in you」「off you go」の番外編を中心に紡ぐ新聞社シリーズ珠玉の掌編集。

表題作ペーパー・バック1

弓削圭輔・西口諌生・静良時・
鳥羽一束・名波碧・佐伯密・

同時収録作品a scenery like you

弓削圭輔
鳥羽一束

同時収録作品HAVING YOU

弓削圭輔
鳥羽一束

その他の収録作品

  • ワンダーフォーゲル
  • you belong to me
  • その他掌編
  • あたらしい陣地
  • キャロル(あとがきにかえて)

評価・レビューする

レビュー投稿数5

一束が可愛かった

新聞社シリーズの番外編同人誌類をまとめたもの。
主に『is in you』の圭輔×一束、次に多いのは『off you go』の良時×密。
後は『ステノグラフィカ』西口×碧が少し。

本編よりも圭輔×一束が可愛らしくて萌えました。
ややこしい話なく美味しいところだけ読めるからかな…。
純粋に可愛いな~、楽しいな~って感じでした。

『off you go』の二人、というか十和子と三人の話は、ラブじゃない部分が結構多かったかな。
雪絵さんの話とか…。
このカップルの話は恋愛と言うより家族愛っぽい感じがするので、
何となく罪悪感と閉塞感があって、
お楽しみ番外編と言う感じがあまりしなかったです。

一番好きなカップル『ステノグラフィカ』の二人は短かったけど癒されました。
西口が別れた嫁の姪と連絡取り合ってることにビックリしました。
完全に他人だからそれはデートじゃん。

0

元のシリーズも読み返したくなる

新聞社シリーズの番外短編の詰め合わせ。
同人誌や小冊子類で既読の作品も結構多かったかな。
こんな風に番外編を集めて本にしてもらうと、元の作品も読み直したくなる。
いろいろなカップルの話が次々登場するので、ちょっと戸惑ったけど、元の作品のが印象深かったから、どの登場カップルの事も、どんな内容だったかも思い出すのはそれほど難しくはなかった。
全体の印象としては、一穂さんにしてはエロが濃厚。
その辺が同人誌作らしいって感じかな。

3

雀影

snowblack様、こんばんは
コメントありがとうございました、気づくのが遅くなって申し訳ありません。
一穂さんといえば竹美家さんのイラストの印象が強いので、よけいに違和感があったのかもしれませんね。

snowblack

雀影さま、こんばんは。
セルフツッコミで書いていらした表紙絵についてですが、
シリーズ本編ではほとんど引きの構図だったので、
作者がズームで……とリクエストされたそうです。
絵自体はなかなか素敵なのですが、私も誰?と思いましたし
(消去法で誰だか分かりましたが……)
正直作品のイメージとしては、もうちょっと主張しない感じでの方が
個人的には良かったなぁと思っております。

雀影

セルフツッコミ
イラストの青石さんって、絵の雰囲気変わった?
このシリーズの挿絵って、終始引き絵で、登場キャラの顔に関しては印象が残っていなかったから、表紙の顔アップからして誰って思った。

作品同様読んだ側も色んな気持ちが交差する

一穂さんの新聞社シリーズの番外編を集めたもの+『is in you』 の書き下ろし短編。今回ペーパーバック1の方では、『アンフォーゲタブル』のお2人はほとんど出番なしでした。冬梧が一瞬出てきましたかね。
詳細なレビューは他の方が実に的確に書かれていらっしゃるので割愛します・・・☆
私は一穂さんの作品の中でもこの新聞社シリーズが特に好きで、今でもテレビでニュースを見るたびにこの作品の登場人物のことが頭をよぎるくらい日々の生活の中に入り込んでしまっています。
国会のニュースでは碧や西口が、新聞を読めば密や良時が、香港の話を聞けば圭輔や一束が・・・・・といった具合に。そんな折、この『いいとこ集め』な1冊が発売されるということで・・・・1年の最後にとても素敵なプレゼントになりました。
メインの新聞社シリーズを読んでいらっしゃらない方は、先にそちらを制覇していただいて・・・・こちらに進んでいただくのが間違いないと思いますが、もし新聞社シリーズを読んでいてこちらを読まれていない方がいらっしゃればぜひおススメしたいです。
ただ私個人的には、最後の書き下ろしは少しだけ淋しい気持ちがよぎりまし続きた。この結論はこれで間違いない。この2人ならきっとそうなる、それは間違いないし、二人の絆を感じさせてくれた雪のシーンは本当に素敵でした。でも、目の前の幸せと淋しさに弱い私は、自分のことのように『いつ来るかわからない』『でも絶対に訪れる』物理的な距離を感じて心が痛くなりました。私が感じていたより二人の心は強く結びついていたということです(^_^;)私自身の心がもう少し鍛錬が必要だったみたいですね。
狭い世界からなかなか出られない私にとって、個人的に圭輔というキャラクターは憧れです。一束も言ってますが、与えられた場所を精いっぱい感じて楽しんで、そこに居る人達を知って、決して人のことを悪く言わない。私が説明すると安っぽく?なりますが(笑)
一束がそんな圭輔にもっと雑に扱われたい?欲求を感じて戸惑ったり、新しい感情に揺れているのをこうやってまとめて読むとまたキュンとします。
密に対してあまり良い感情を持てなかった私ですが、1冊をまとめて読んだ最後の『キャロル』で払拭されました。短い行数で心をひょいっと左辺から右辺に移項された感じで驚きました。さすが一穂さん・・・・。
一番好きな碧と西口の話はほんの少しでしたけど、やっぱりいいですね。成長のない感想で申し訳ないですが、『きちんと下ごしらえをして、和食を作ろう』という気になります!
ペーパーバック2を楽しみに待ちたいと思います。

8

過去、現在、未来を行き来する物語世界

明光新聞社シリーズ番外編集、その1。
(その2は来年の1月19日発売予定。)

このシリーズは一穂作品の中でも別格に好きで、特に『off you go』はBLにハマって間もない頃読んで衝撃を受けた一冊。
幼少からの特殊な三角関係を情趣豊かに綴りつつ、記者の仕事もリアルに描き出す作品世界に大変引き込まれたものです。
そのリアリティはシリーズ通して健在で、海外特派員、校閲部員、速記者…など様々な職種にスポットライトが当たる点も魅力的。

そんな記者たちの物語の番外編集にペーパー・バックというタイトルは実にぴったり。
後日談のみならず過去編も盛り込まれた本書の内容にも相応しい、多義的でセンスの良いタイトルだと思います。

殆どの話は同人誌や小冊子で既読でしたが、改めて読むとやはり心の琴線に触れる部分が多々あり。
圭輔と一束のイチャイチャに萌え、良時と密と十和子の絆に涙し、同期トリオのテンポのよい掛け合いに笑い…
集大成として番外編集が出たことは大変喜ばしいですが、これからも彼らの物語を読みたいという想いが益々強まりました!

書き下ろし「あたらしい陣地」は圭輔と一続き束の話。
遠距離恋愛に一抹の不安を抱える圭輔の想いがリアルで、ほんのり切なくなります。
そんな彼が一束と見る雪景色の美しさと、その後のラブシーンの甘さがとても印象的で、離れていても心で繋がっている彼らに読後はとても温かい気持ちになれました。

あとがきに変えてのSS「キャロル」は、密と良時の子供時代の話。
子どもの頃、赤鼻のトナカイの歌が嫌いだと唐突に密に話し出した良時。
その理由は…。
良時の温かな人柄が出たそのエピソードを、大人になっても覚えている佐伯の情の細やかさがまた素敵。
「そういうことじゃねぇんだよな」
という返しが如何にも彼らしくて良いなと思いました。

更に、一穂さんのブログにおまけ短編も載っています。
新聞に夢中でなかなか食事に手をつけない密に手を焼く良時の話。
対話形式で、短いエピソードを3つ並べた3コマ漫画のような構成。
オチに笑うのと同時に、二人の会話からその光景を想像して激しく萌えました!
正月前に良い二人羽織(もどき)を見ることができて幸せです♪

9

新たに味わい、反芻し、そしてさらに魅せられる

私にとって、何よりも特別な作品『off you go』,
それを含む全4冊の新聞社シリーズは、
もしかするとBL作品としてはかなり特異な作品群かもしれない。

例えば、主人公全8名のうち、結婚歴があるのが4名……
新聞社が舞台なだけに、紛争地域に飛んでいったり
報道をめぐる事件に巻き込まれたり、もある。

その新聞社シリーズの同人誌や小冊子、ブログなどで発表された小品集。
まるでクリスマスプレゼントとお年玉のように、
二冊にまとまって二ヶ月連続で刊行されるという喜び!


大ファンである私は同人誌も勿論全部持っているが、
やはりまとまって読めるのは嬉しい。
同じく一穂先生の『雪よ林檎の香のごとく』、
つい先ごろ刊行された英田サキ先生の『DEADLOCK』など、
チャンスを逃すと手に入らないこういう同人誌や冊子類を
まとめてくださる流れが加速するのを望みたい。

今回興味の一つだったのは、同人誌の装丁とはまた変わって
新たに表紙や挿絵が加わったことで印象がどうなるか?だったのだが、
正直なところ、私的には同人誌に軍配をあげたい。
個人的に青石続きさんの絵があまりピンとこないこともあるのだが
同人誌のどこか突き放した雰囲気のある装丁が
著作権の関係などあろうが、失われてしまうのを惜しむ。


           ✒︎   ✒︎   ✒︎


内容的には、『アンフォーゲタブル』以外のシリーズ3CPの詰め合わせ。
(冬梧は会話の中の人物としてチラッと登場。)
どれも短い話で、コミカルなものも甘い雰囲気のものもあるのだが
どこか切ない胸を締め付けられるようなトーンは共通。
時事ネタや、ちょっとした興味深いこばなしをうまく使いながら
それぞれ掌編と言っていい長さのものが、ちゃんとまとまっているのは
さすがの一穂さんの筆。

私は同人誌で読んだ時に、あちこちで泣いてしまったのだが
(あちこち……なのだ、一冊の中のどこかに、泣きの地雷がさりげなく)
今回はわかっている分泣きはしなかったものの、
やはり胸が締め付けられて涙が出そうな気分になり、
そして、書き下ろしの『新しい陣地』では未来に開ける気分を味わい
さらに最後の『キャロル』ではウルっと涙ぐんでしまった。

シリーズの世界観を一ミリも壊さずに、
胸の中に彼らがさらに生き生きと描き出される魅惑の短編集、
嬉しいボリュームでの1冊目です。


<追記/収録作品一覧>

同人誌:a scenery like you
    HAVING YOU
    ワンダーフォーゲル
    you belong to me

その他掌編 Knocking on you
      37℃ BULLET
      come on you
      ハートグラフィカ
      ライブがはねたら
      ベイビーリップス
      あの時代を忘れない

書き下ろし あたらしい陣地
キャロル(あとがきにかえて)

 (同人誌、SSカードなどのレビューはすでに書いているので
  詳しい内容や感想は割愛いたします。)

14

この作品が収納されている本棚

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