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誰の子を孕みますか?
定期的にふと読みたくなる、キツめのエナジードリンクのような作品。効きます!
女がいなくなり高齢化が進んでしまった島。そこを治める一族の三兄弟と、自身の出生の手がかりを求めて島にやってきた奏日の、妊活生活ラブコメディ…ですかね。さすがはジュネットさん…期待を裏切らないエロシーンの量でした。かと言ってエロ一辺倒というわけでもなく、ストーリーも筋道があり、キャラの心情やシリアスな描写が要所であります。
カップリング的には次男(寝取らせ属性)×奏日、三男(ガチ恋)→長男ですが、4P、次男以外での3P、長男×奏日×三男の奏日サンド、2輪挿し、野外、そもそもが最初は無理やりだったり初潮が来たり臨月になったり出産したりしますね。
最初は因習や意に反して淫らな反応をする体に抵抗をしていた奏日が、自分の血を受け入れて開き直ってからは、もうノリノリで。攻め受け共にイく時のセリフがスゴイ!とにかく強い!もういっそ清々しい程に貪欲にブっとんでいて、最中のテンションが男性向け18禁快楽堕ちエロ同人を彷彿とさせました。
同時収録の「和装彼氏のお家情事」は、短編BL的にきっちりまとまっていて面白かったです。攻めのアラタの最中のセリフがかなりモブっぽくてマニアックでした。
初読み作家さんです。
ちるちるさんで妊娠・出産モノを探していて見つけた作品です。
表紙の絵がかなり好みだったのですが、中身の絵もとても綺麗です。
全部で2つのシリーズのお話が収録されています。
表題作は表紙とタイトルでも予想できますが、男性が出産できるというファンタジーで、複数の攻め様から迫られるお話です。
主人公の奏日は普通に生活していた青年なのですが、母親の死をきっかけで訪れた島でいきなりこのファンタジーな世界に飛び込むことになります。
その地では男性でも妊娠することが出来るというとんでもない状況に奏日は素晴らしいスピードで順応することに…(笑)。
Hに重心を置いた作品なので、心情描写はあまりないのですが、一応ラブはあります。
複数モノですが、受け様は幸せそうなのでいいか(笑)という感じでした。
同時収録作品は大学の後輩と先輩のお話でしたが、弓道部や華道が舞台になっていて、和服が沢山登場します。
表題作でも和服が描かれていたのですが、こちらの方は豪華な着物でした。
攻め様が受け様を大好きなお話です。
羽柴さんで、ピアスで、で、『孕み薔薇』というタイトル。うん、エロそうだなあと思ったのだけれど表紙の美しさに衝動買いしてしまった。
あらすじの「幻惑のダマスクローズ・アダルトラブ!!」っていう文句からして、もうおかしい。ぶっ飛んでるというか、突き抜けた作品でございました。まさに「女王」の名にふさわしい受けさんがここにいます。
自身の意向にかかわらず男たちから欲望をむき出しにされ、犯され、妊娠させられてしまうという、女性目線で読んだらすんごく怖いお話なんですが。
ほかの腐姐さま方が書かれているように、ドシリアスな話なのかと思いきや爆笑してしまう、そんなミラクルなお話でした。
読み始めたとき、受けの奏日が健気で可哀想な青年だと思って読み始めましたが、彼が急に覚醒して「ひれ伏せ」「俺しか産めぬというのなら産んでくださいと縋り付くのが筋だろう」と啖呵を切るシーンにしびれた…。
「ひれ伏せ」ですよ、皆さま。
カッコいいじゃありませんか。
そして攻め3人衆もいい味出してます。
俺さまだけれど、島のことを一番に考えている長男・海堂。
イケメンで奏日の本命さんの次男・天佑。
パッと見女の子のような可愛らしいビジュアルを持っている三男・雪嵐。
三者三様の兄弟ですが、全員残念な男子だったところも面白い。
天佑は奏日を独り占めできる立ち位置にいながら(だって奏日の想い人だから)NTRさんというなんとも残念な人。奏日を愛しているのに、兄ちゃんや弟に抱かれてもOKなんです。
三男の雪嵐に至っては海堂LOVEで彼が言うのなら黒いものでも白いと言っちゃうような、これまた残念男子。しかも最後の方では受けになってるし。
まー、何でもありな展開ですが、羽柴さんならではの美しい絵柄と、残念な男子たちのお話が、これまたよく合ってる。羽柴さんしか描けない世界観ではないでしょうか。
あと、「薔薇のあざ」のある場所が…!
これ、修正かけなくていいようにこの場所にあるの?
羽柴さん、天才なんじゃね?とか思ってしまった。
はじめから最後まで、お耽美に見せて実はギャグ漫画なんじゃないかと思えるような爆笑必至なお話でした。
これ、続きを描いてほしいな。
彼らの三つ子の息子の話も気になるので。
できれば表題作一本で1作にしてほしかった。
表題作のインパクトのすごさに、短編のほうが完全に喰われちゃってました。
これたぶんストーリーそのものより、羽柴さんの萌え(どれもマニアック)を全部一気に突っ込んじゃってるところがオカシイんだと思うw
なんでそこでそれwってツッコみたくなる要素テンコ盛りで、読み終わってすぐさまもう一回読み返しちゃうくらいには面白かった。
美形三兄弟が攻めの4Pモノなんですが、本命(次男)は初っ端に繋がった以降は奏日(受)が兄と弟に抱かれて善がってるのをすぐそばで見てるだけのネトラセ好き男だし、長兄に想いを寄せる三男は奏日を挟んで擬似セックスしてるし、冷静に読んだら痛くて悲しい要素満載のハズなのに、受けが「孕み薔薇」というファンタジー設定でもって4Pモノとして万時上手く乗り切ってる上に、最後は「妊娠BLも良いかもしれない♪」と思わされてしまったナイス&ちょいハートフルなまとめ方で、さすがピアスだわ…と言いたくなる1冊でした。
羽柴さんの絵が耽美系なのがいいんだろうな〜
変態次男がどうしてもかっこよく見える。
近親モノが好きで、なおかつ最近寝取らせにやたら萌えるようになってしまった自分にはなんだかんだで美味しい設定でした( ̄▽ ̄)
描き下ろしで、長兄と直接交われない三男のために自分に二輪挿しをさせる奏日くん男前w
三男幸せそうで良かった。
奏日が産んだ長兄似の赤ちゃんを幸せそうに抱っこしてるのもなんだか微笑ましい一コマに。
これ生まれたお子ちゃま達を主役にもう1冊いけるんじゃなかろうか。
読みたいです。
表題作のインパクトに同時収録作は霞みます。
男しかいない孤島・3兄弟から求められる・妊娠・出産…と大好きな設定がてんこ盛りの1冊です。
話の内容はとんでもなくぶっ飛んでる感じなんだけど、このむちゃぶり感が結構好きだったりします。受けの奏日がどんどんエロくなっていって宿命を受け入れていく様子もゾクゾクしたし、奏日と関わって3兄弟が力を合わせて(?)いく様子も萌えれて良かったです。
欲を言えば、3兄弟とも奏日が大好きな設定が良かったかな…。
でも、生まれた三つ子の将来が気になるし(妄想が膨らみます・笑)、続編を読んでみたいです。