調教は淫酒に濡れて

choukyou wa kinshu ni nurete

調教は淫酒に濡れて
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神32
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

125

レビュー数
6
得点
192
評価数
42件
平均
4.6 / 5
神率
76.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイSLASHノベルズ(小説・リブレ)
発売日
価格
¥870(税抜)  ¥940(税込)
ISBN
9784799727638

あらすじ

天涯孤独の潤音は、表の顔はやり手の実業家、裏の顔は徹底したSを貫く一流の調教師・宗司一鷹に拾われる。
屋敷に住みソムリエ見習いとして励む一方、夜は拘束された身体を宗司の前に差し出し、彼の巧みな手と淫らな道具で狂おしいほど熱く愛される。
宗司の調教でますます艶やかに濡れていく潤音の身体、官能に啼くたびに深まる二人の愛。
ところが、ワイン事業で思わぬ事態に直面した宗司。
力を貸すと名乗り出た「知人」は、潤音を差し出せと言ってきて!?

表題作調教は淫酒に濡れて

宗司一鷹,ワイン事業の実業家,プロ調教師
潤音,ソムリエ見習い,元売り専ボーイ

同時収録作品女王の独白

その他の収録作品

  • 公開調教
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数6

受け攻め両方とも一途さにキュンとなります

前作が良かったので続編出て嬉しいなって思って読みました。宗司さんと潤音くん、あれから幸せになったのかなあ?って思っていたけど、SM関係のまま幸せな生活を送ってくれてて良かったな、と笑)

さて今回はそんな二人の関係に危機(?)が訪れるんですけど。
まあ危機ってほどの危機ではなく、最終的にはハッピーエンドでしょうってわかりきってる感じのストーリー展開なんですが、それでも引きこまれるこの不思議さ。潤音くんのマスターに対する純粋な気持ちが、読んでいてきゅんとなりました。

読み切りショートの2つも良かったです。SMなのに幸せな読後感を味わえる、ほんとに不思議な作品、大好きです。また続編読みたいです。
あと、私としてはQがすっごく気になるんですけど…。Qの話とかでないのかな?ぜひ出てほしいですね。

小山田あみさんの挿絵も、前より艶っぽくなってる気がしてゾクゾクしますっ!

3

マスターだけを愛す。潤音という男

甘々すぎるSM物語。
類い稀な嗅覚と記憶力でソムリエとしての才能を見出され、宗司一鷹の元で修行を続ける潤音は今、淫らなフランス語のレッスンを受けていた。
それは、一鷹がいずれ北ローヌに移住し、潤音をフランスで学ばせようと考えていたから。しかし潤音は「無戸籍」だった……
ならば、と山梨のブドウ畑を買い上げたが、日本の農業委員会との軋轢で資金繰りに困難が。
この二つの問題を私の持つ人脈で解決してやろう、ただし条件がある。それは潤音を私に預けること…
このQの申し出を、潤音は一鷹に逆らって承諾します(ここで懲らしめプレイあり)。自分のために北ローヌでシャトーを造る一鷹の計画を邪魔することは出来ない、と。
さて、Qの元でも数々のSM調教が続きます。主に女装させられての緊縛や、一部始終の撮影、吊るし、木馬などなど。(詳しい描写は初回の調教場面のみ。ただし潤音の失禁ありなので注意)
預けられている間は主はQなのだけれど、潤音はどんな調教を受けても一途に一鷹をマスターと慕っています。そしてQの所蔵している希少ワインの勉強も怠りません。とにかく一鷹さまのために…
潤音はもうただの一鷹の続き飼っている意志のない奴隷、愛玩されているだけのペットではなく、自分の信じる愛と信頼を持って彼の役に立ちたいと一途に、頑固に、強情に思い続ける存在です。
一鷹もかつての「プロ調教師」の顔はどこへ?潤音だけには甘くて甘くて、最早SM的なシーンはどこかHのスパイスのような。
ハードなSMや支配と服従の本格的なものをお求めの方には、少し甘すぎかもしれませんね。
小山田あみさんの挿絵が本当に素晴らしいです。

「女王の独白」
Qの生い立ち。なぜQがQになったかが語られます。
そして、一鷹に潤音を引き合わせる事を決めるその瞬間も。

「公開調教」
潤音のお披露目会。
目隠しした潤音がマスターを見分けられるか、のSMゲーム。当然よくできました。


4

幸せの進化

1作目もものすごく濃厚でよかったですが、こちらはさらに甘さアップしたこってり濃厚な面白さ。すでに出来上がった状態なので安心して読めますし、ティータイムにピッタリなデザート作品でした。最初のシーンで「ああ、こんなお話だったな」と世界観をしっかり思い出させてくれるので前作を読み返さなくてもすんなり入れるあたり、読者にやさしい作りになっていました。

潤音に初めてのおともだちができる?という部分があったため、やや庶民的になった感はあります。このシリーズはSM作品の中でもなかなかに上質なので純粋にSMを求める人には不要な部分かもしれませんが、そうでない人には少し親しみやすくなった…のか…?と思います。
プレイは相変わらず濃い。でも、淫猥さよりも二人の絆の確認に重きが置かれているので、趣向は違ってきています。前作もハッピーエンドでしたが、はっきりとした言葉を言わない一鷹がついに潤音を心から安心させてハッピーエンド後のさらなるハッピーエンドになっていて、読者としては満足感ばっちりでした。

1

生きてる意味を考える

SMを扱った作品は大好きですが、この1作目を読んだときは、単にハードなプレイが好き、というくらいでSMとは何かという知識をほとんど持ってませんでした。
攻めが受けに痛々しいプレイを強いる…くらいに思ってたんですが、このシリーズを読んで、SはMのために存在する、MがSを選ぶ権利がある、、本当に嫌な時はプレイを止める合言葉がある、などいろいろ知ってSMの奥深さに感動しました。
その続編ということでとても嬉しいです。

これ一作ではまったくわからない、ということはないと思いますが、やはり前作を読んだこと前提の内容になっていると思います。
身寄りのない潤音は、Mとして調教されるという名目で一鷹に預けられますが、二人は恋人になり今では幸せに暮らしています。
前回から3年後というお話で、潤音を一鷹に預けたSMクラブのマスター・Qがやってきて、一鷹に取引を持ちかけ、その取引に応じ、潤音はしばらくの間Qのもとに預けられ、2人は離れ離れに・・というお話です。

一鷹視点は一切ないのですが、潤音の主人・鬼畜なSという役柄なのにめちゃくちゃ潤音を可愛がって大事にしている、溺愛しているのは伝わ続きってきます。
ストレートにデレるような台詞はほとんどなくて含みのある物言いが多いのですが、何故かものすごく溺愛心が伝わってきました。

すでにくっついているカップルなのでお話の起承転結は前回ほどでも…という感じです。
冒頭から2人が引き離されてしまうので展開としてはどうなるの?という不安いっぱいな感じだったのですが、Qが意外と優しかったのと、Qにアレコレされるもののめちゃくちゃ酷いこともなく、他の人に抱かれるなんてこともなかったので、安心半面、けっこうライトに難なくさらっと終わってしまった感じもします。

一鷹が潤音の手の届かないところにいるのに、所々に現れては潤音を助けてくれるし…。Qのボトムであるスペードが潤音に意地悪をしてきますが、それも本当に「意地悪」程度なのでそれほど酷いと思うこともなかったです。
せっかくなので、人間椅子など、潤音が連れて行かれた先にあった「理解できない世界」というのをもっと掘り下げて書いてくれたら面白かったなーと思います。
あ、あと個人的にフィストが見たかったです^^;扱っているBL作品が極少なので…途中でやめてしまって残念!
潤音に始終女性のドレスを着せているQの趣味(?)はなかなか面白かったです。

内容は意外と前向きなものだと思ったんですが、やっぱりぐっときたのは何のために生きているのか、という事を、潤音が一鷹のもとにきたときから考えていて、その答えを今はっきり持っている事だと思います。
前は潤音の事については曖昧でしたが、潤音って戸籍がなかったんですね。勿論本名も年齢も国籍も不詳・・。
一鷹は潤音に戸籍を与えるために奔走します。どんな複雑な手続きがいるか想像できないんですが・・・。

「自分に何かあったときのため」という一鷹の真剣さや、「一緒にいるだけでいい」と思っていた潤音だけど「一鷹は宝物で命そのものだ」という言葉と、今はちゃんと役に立ちたいという願いから互いに本気で心から、自分の命と同じかそれ以上に相手を思い、大事にして、向き合っているのが伝わってきます。

こういう作品を読むと本当に「同性だから」という事は本当に頭に入らないというか…こういうカップルを生み出せる事って本当にすごいと思います。
戸籍をもらってこの世にやっと誕生したという事が胸にずしんとくるというか、あなたに与えてもらってばかりいるという潤音の涙につられて涙を誘われます。
悲しいとかせつないという、じ~んとくるシーンは何度も体験していますが、嬉しさに涙を誘われるという感動を久々に味わった気がしました。

おまけでQの裏側をえがいた短編と、前作の特典ペーパーが再録されています。
Qの裏側はなんだかすっごく…やっぱりSMの世界って奥深い・・・と思うものでした。
この2人のお話はもっと読みたいけど、幸せになってくれたのならこれでよかったと思います。
BLを読む上で出会ってよかったなぁと本当に思う作品です。

7

お互いを想う二人に萌え

『調教は媚酒の香り』の続編。前作を読んでいなくても何とか理解はできると思いますが、出てくるキャラたちの関係性は前作を読んでいたほうが理解できると思うので、未読の方は前作から読むことをお勧めします。

さて内容はすでに書いてくださっているので感想を。

紆余曲折を経て恋人同士になった前作。すでに甘々な二人なので今作はどんなストーリー展開になってるのかな、と期待しながら読みました。

ワイン事業がうまくいかず窮地に立たされている一鷹。そんな一鷹に、経済的な面でも物理的な面でも救済の手を差し伸べてくれるのはSMサロン「アントレヌール」のQ。
ただし、その見返りとして潤音を期間限定で貸してほしいと言うQで。

潤音を駆け引きの道具として使いたくない一鷹。
一鷹を助けるためにQの元へ行くという潤音。
なんというか、よくある設定ではありますが、お互いを想う二人の気持ちにぐっと話に引き込まれました。

今作は潤音がQのもとでボトム(奴隷)として仕えるシーンがメインなので一鷹の登場シーンはさほど多くないのですが、それでも一鷹が潤音に対して行うSMシーンはかなり本格的で濃厚でし続きた。フィスト・ファック(作中では未遂ですが)って、初めて知ったりした私はまだまだ未熟モノなのでしょうか…。

一鷹と離ればなれの間、過去の『ご主人さま』(というにはおこがましい最低男ですが)から捨てられた記憶から潤音が精神的に不安定になったり、Qの「家具」のスペードからいじわるされたり、Q主催の食事会で潤音がピンチに陥ったりするシーンも多く大丈夫かなあなんて心配しながら読みましたが、そのたびに助けてくれるのが一鷹で、二人の絆がより一層深まっているのがとてもよかった。

Qに憧れ彼に仕える、「人間家具」たち。
一鷹を愛し、信頼し、自分のすべてを一鷹にゆだねる潤音。
自分の「Qの元にいたい」という欲求のみでQに仕える「家具」と、「相手のために」という気持ちから行動する潤音の違いがくっきり描かれていて、そこも非常に良かった。

あとQの過去の話が書かれた番外編もすごく良かった。Qにも、自身のすべてをあずけられる相手がいつか見つかるといいなと思いつつ。

小山田さんの挿絵は今回も神でした。特にQのスーツ姿のカッコよさと言ったらなかった。
ただ、このタイトルに、この表紙。リアル書店では買いづらい…(爆)。もう少しマイルドな表紙でもいいんじゃないのかな、とか思ったりしました。

相手を愛し、信じているからこそできるSM行為。痛い行為は数多く出てきますが、二人のお互いを想う気持ちがあればこそのストーリーが非常に良かった。

文句なく、神評価です。

9

愛あるSMシリーズ第2弾

SMBL「調教は媚酒の香り」の続編。
相変わらず、互いへの愛情を前提とした過激なSMプレイの数々にゾクゾクさせられます。
SMサロン創始者Q(クイーン)の番外編も必見。

あらすじ:前巻で宗司(攻め)に身請けされた潤音(受け)。
ある日、宗司の友人でSMサロン創始者のQ(クイーン)が、宗司のワイン事業を助ける代わりに潤音を差し出すよう言ってきて…

物語冒頭は、いきなり目隠し+指示棒で乳首グリグリプレイから始まります。
ただのプレイではなく、潤音のためのフランス語レッスンという点が重要。
五感と記憶力に優れるも、集団生活になじまない潤音のためプレイとしてソムリエに必要な知識を伝授しているという点に宗司の愛を感じます。
その後の人間家具プレイも、互いへの愛情を前提とした主従感が伝わってきて萌えました。

そんな相思相愛の二人ですが、潤音は宗司の仕事のため自らQのもとへ行くと願い出ます。
そこで怒った宗司に蝋燭でお仕置きされるシーンがまた強烈。
フィストはさすがに未遂に終わりましたが、物語の前半でここまで濃いプレイが2回も捩じ込まれているのが凄いです。

続きてQの所有する山中の洋館にやって来た潤音。
アヌスに薔薇を刺された男など"人間家具"がそこここにいる屋敷でQによる責め苦を受けます。
チェーンで吊るされ、ニップルジュエリーをつけた乳首を電マで刺激され…
感じつつも宗司への貞節を守ろうと射精をこらえる姿が健気(失禁はしますが)。
宗司は宗司で、Qと潤音がキスしたことに嫉妬する等、離れていても互いを想い合う二人にキュンキュンします。

二人と対照的な存在として描かれるのが、Qに心酔する使用人のスペード。
潤音に嫉妬し嫌がらせする彼は、Qを愛しているのではなく虐げられる自分が好きなだけのエゴイスト。
彼のそんな一面を見抜き、君はただのエゴマゾだと一刀両断する潤音がカッコよかったです。
宗司の新作ワインにも潤音への愛が込められており、何だかんだラブラブに落ち着いたラストに安堵しました。

同時収録作は、Qの過去編。
両親共有のボトムで真性Mの美青年・雪生(仮名)の痴態と悲惨な末路はインパクト大です。
前巻でQが潤音を宗司に引き渡した背景にはこんな想いがあったのかと納得。
雪生を超える相手に巡り会えない彼はある意味孤独ですが、そんな過去が彼をより魅力的な人物にしているのだろうと思います。
出来ればスピンオフ等はなしで、ずっと独り身のまま宗司と潤音を見守り続けてほしいかもw

前巻の特典ペーパー「公開調教」(利き酒ならぬ利き調教師の話)も収録されており、かなり充実の内容でした。 

ラブラブなのにプレイは一貫して過激という関係性が面白く、大好きなシリーズの一つです。

13

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