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表題作黒男

将実(まさみ)【幼なじみ/高校生】
律(りつ)【幼なじみ/高校生】

その他の収録作品

  • 海の時計
  • ともだちにあいに
  • 夜のあしあと
  • ラルゴ
  • ラルゴその後
  • let me know
  • ぶどうの瞳
  • ぶどうの瞳その後

あらすじ

ある日病弱な幼馴染を見舞いに行ったら、
その枕元には黒づくめの男が立っていた。
そいつは死神なのだ、と幼馴染は淡々と言い…。

作品情報

作品名
黒男
著者
あとり硅子 
作画
あとり硅子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403660467
3.6

(5)

(1)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
18
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数4

ニアBL、くらいの雰囲気

柔らかい絵柄で、前に挿絵で見たときに素敵な絵だなあと思い漫画を探して読んで見ました。
短編集ですが、BL要素が少ないというか、あまり恋愛関係になるような作品がなくてもしかして非BL?と思って確認したら、一部非BL雑誌掲載のものもありましたが、ほとんどがBL誌に掲載されたもの。
友人以上恋愛未満とというよりほとんど友情で終わっているようなものや、雰囲気のやわらかい主従ものといった感じでした。

BLを求めて読むととても物足りないのですが、爽やかな友情ものを読んだなあという感じで読後感はとてもよいです。

「海の時計」
昔海に捨ててしまった友達の腕時計を探す主人公。
友達と仲直りしたいというかわいい思いや、学校に行く前に海で泳げる田舎な青春がのどかで好みでした。でもやはり物足りないかなあ。
この先に何か芽生えるよみたいな余韻がもう少し強くてもよかったと思います。

「黒男」
表題は、病弱な主人公・律と、彼にしか見えない死神のお話。
律の友人・将実は死神から律を守ろうと奮闘します。こちらも一般誌にのっていても構わないくらいソフトなお話でした。でも癒されたい時にはいい作品集。ほっこりします。

「ラルゴ」
これがものすごくよかった。これだけなら神評価を付けたいくらいでした。
ダメ領主とその従者。なんでもない感じで過ごす二人の間にある、二人にしかわからない絆。本当にBLというには物足りないのに、ものすごく萌えました。
ベッドに入る一歩前、くらいで終わっていますが、これは逆にこのくらいでよかったと思えます。駄目な主人ってとても可愛いですね。

一冊まるまるの雰囲気はとてもよいです。心を落ち着けたいときに、優しい気持ちになれる本だと思います。

0

長編も読んでみたかった

短いお話ばかりですが、全部いいです。
全作共通する読むと暖かくなるような、あの雰囲気が好きなんですよ。
バッドエンドもなく、安心して読めます。

BLとしては軽いので、BLを読まない人にも薦められますね。
奥付を見るまで「Wings」掲載分が交ざっていることに気付きませんでしたから。
ただ、これで目覚めさせるのは難しいでしょうね。


この中での一番のお気に入りは、最後に収録されている「ぶどうの瞳」です。
たった12Pの短編で、ありがちな展開かもしれませんが、すごーく可愛かったです。

清涼剤としてどうぞ一読を。

2

ほのぼのつめあわせ

黒男/あらすじ【単行本裏より参照】
ある日、律の前に現れた「黒男」(くろおとこ)……それは死神!?
運命だから仕方ないと笑う律をなんとか助けたいと願う将実は、自分が身代わりになると「黒男」に申し出るが……!?


あとり硅子先生唯一のBLコミックスです。
が、どちらかというと「ボーイズラブ」コミックスというより「ボーイズ」コミックス、というくらいがちょうどいい感じの、ほのぼの、さわやか、ちょっと不思議系の、男の子たちのお話の詰め合わせです。
恋愛よりも、ほんわかした友情や、日常からちょっとだけずれだところにある不思議、透明感のある作風をお楽しみください~。
どのお話も、読み終わったら、ほっこりとした気持ちになれると思いますよ。
ちょっとくつろぎたい気分の時に、お薦めのコミックスです。

1

暖かな空気が其処に在る

自覚寸前から未遂まで様々な「恋する気分」
またはその空気が詰まった作品集です。
表題作辺りは告白要らずの夫婦同然と言う
ツーカーの仲。攻の暴走を受がしっかり後から
調整しておりますね。

惚れた腫れたでしんどくなったら軽く読んで
みるのが程好い読み方かと。

1

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