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表題作囚われの花びら

曽我部聡久,27歳,義兄
曽我部実琴,21歳,家出した財閥御曹司

その他の収録作品

  • ふたりのチャペル
  • あとがき

あらすじ

いとしい義兄と敵対する未来を恐れて家を飛び出した、実は御曹司の実琴。
三年後、実琴を迎えに来たのはあの日に封じ込めた初恋で…?

作品情報

作品名
囚われの花びら
著者
高岡ミズミ 
イラスト
紺野けい子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344836266
3.3

(9)

(1)

萌々

(2)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
29
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数3

受けの成長に萌

2003年の小説の新装版(書き下ろしあり)です。

あらすじ:
2年前に財閥の家系である実家を飛び出し、パチンコ屋で働いている実琴(受け)。
ある日、異母兄の聡久(攻め)により連れ戻され、跡目争いに関わることに…

実琴は10代の頃から、異母兄の聡久と身体関係にあり、連れ戻されてからも再び関係を強いられます。
監禁され、無理やり抱かれることを嫌がりつつも、内心は子供の頃からずっと聡久のことを好きでいるツンデレ受け。
家出していた2年のうちに言動はスレてしまったけど、聡久に対する気持ちは変わっていないというギャップが可愛くて良かったです。

実琴に跡目を継がせ、自身は身を引くつもりでいる聡久は、やることは強引ですが実琴を想う気持ちは一途な執着攻め。
友人と実琴の仲に嫉妬する等、度々大人げない嫉妬を覗かせるところが萌ポイントでした。

ラブ展開としては王道で、可もなく不可もなくという感じ。
年の差カプっぽさと、受けの成長とが魅力の作品かとおもいます。

紺野けい子さんの挿絵も久々に拝見できて嬉しかったです♪

4

拗らせ義兄弟

サラリと読了。
2003年の作品に加筆修正+書き下ろしされた1冊ですが
特に時代ギャップを感じることなく読むことが出来ました(^^)

生まれた家に反抗し、家出をして逃げまわる御曹司嫡男の受け。
母の再婚により財閥に入り、義父の言うがまま跡取りのレールを歩く攻め。
義兄弟の両片思いが楽しめるお話です。


ーーーなのですが。
個人的には両片思いの部分はイマイチ萌え補給となりませんでした。
受けが14歳の頃から体の関係があり
互いに相手の存在が世界の全てのようなベッタリっぷりで、
気持ちが通じた上での関係で愛し合ってるようにしか見えず。

なので"実は両片思いでしたー"という展開がきて、攻めや受けが盛り上がってても
ん?今更?という違和感でちょっとシラけてしまう部分がありました(´∀`; )

両片思いの部分は萌え損ねましたが、義兄弟の関係は良かったです。
義父の言うなりに淡々とレールを歩いてる攻めだけど、
実は受けを守るために全てをかけて努力してたというのが萌えました!

何が何でも守りたいと思って頑張っていただけなのに
皮肉にも受けを誤解させる原因となってて…。
攻めの不器用さと言葉の足りなさが切なキュンです(∩´///`∩)

あと、攻めは最中になると"お兄ちゃん"と呼ばせようとするのが良かったです♪
普段は強気な受けが素直に応えると萌えがブワーっと膨れました。
強気受けが可愛らしく「お兄ちゃん」呼びはエエですねぇ…(∩´///`∩)

2

読みやすい1冊

義兄×弟の初対面からの長い執着愛。20歳と14歳から体の関係があります。しかし弟はいつか義兄と敵対することを恐れて自ら逃げ出しますが、3年後に連れ戻されます。お互いが相手しか見えていないことに気付かないための遠回りでしたが、弟が成長していて物語に膨らみをもたせていると思います。
ノベルスからの文庫化で最後にSSが収録されています。「ふたりのチャペル」というタイトルからして甘いお話でした。
兄弟ものが好きな方にはいいと思います。

1

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