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とにかくエロが読みたい!と思ってこちらを購入。
綺麗な表紙とあらすじと帯を読んでかなり惹かれました。
期待通りの内容でした。
西野花さんの作品は初めてだったのですが、エロシーンの描写力には感動しました。長めのエロシーンでも全然飽きずに読み進めることができました。
エロが読みたい!という気持ちしかなかったので物語の密度などはあまり気にしていませんでした。
物語の密度はそこまで高くないかと思います。比較的シンプルな内容です。
ですがそのシンプルな内容ゆえに、あまり頭を使わずに素直にエロシーンに集中することができました。
読み終えたあとは「あぁ〜素晴らしかった!」という気持ちでいっぱいになりました。良い本と出会えて嬉しいです。
一番ラストの主人公の変貌ぶりには感動しました。
落ちるとこまで落ちてる感じが最高です。
まさにこういうのが読みたかったので、本当に嬉しかったです。
新年一発目のご本ということですが、相変わらずてんこ盛りでございます。
久々に目盛りが振り切れた西野さんを読んだわ、といった感想です。
エロというと花丸Blackという印象ですが、最近ではシャレードさんもとんでもな作品を登場させていて拮抗している気が致します。
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受けのシリルはヨシュアーナ公国蒼騎士隊隊長。
細身で肩にかかる黒髪の美しい23歳。
幼少時から母に厳しく躾けられたことで、18にして家督を継いだ後は、それを重荷と感じることにも気づかない生真面目な性格。
攻めは褐色の肌に金の髪を持ち、蛮族の国と揶揄されるファルクの王弟、ラフィア。
王弟という立場から自由に戦士として戦うことが許されず、退屈な時間を無為に過ごしていました。
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二年前、国への帰還中シリルはラフィアと遭遇し刃を交え、その折にラフィアの顔へと太刀傷を負わせていました。
その時は撤退できたものの、今回王命によりファルクへ進軍する過程で捕らわれ、ラフィアとその部下たち、そして最終的には己の部下の騎士らにも陵辱されることに…
自分の一挙手一投足、何を選べば相手が喜ぶか、求められている姿を無意識に演じてきたシリルは、ラフィアに囚われてからの方がある意味己を解放でき幸せなのだという書かれ方をされています。
ドM気質を隠さないで良い生活ですね。
そしてかなり重度なモブ姦、複数ありです。
寸止めなどでなく、調教などもモブにおまかせ!といった具合なので、好まない方もおられるかも。
個人的には、シリアスなお話に入れられたモブ姦は『攻めが助けに来てくれるんじゃないの?』という期待をしてしまうのですが、これは攻めの命令によるもので、しかも西野さん自体がエロがかなり特化された作家さん。
こちらもそのつもりで読むというわけで、大歓迎でした(笑
ラストも着地のさせ方がまさしくエロ基準で(いかに二人がこれからもエロエロで暮らせるかという)、その辺りを充実させ、ラフィアのいかにも王族らしい傲慢さとシリルのMさを残すかという西野さんの振り切った潔さを感じましたね。
最後に残念ながら国名に誤植がありました。
レビュー自体には多く書かれた方の国名を選んでおります。
評価は、ストーリー展開などは申し訳ないのですが横に置いておいて、とにかく今回はエロス基準でつけさせて頂いております。
攻めのスタンスは著作の『トレインビースト〜KAI〜』の攻め吉澤と似ていて、自分ももちろん参加するのですが視姦もするというような。
ただ今回のラフィアの方が行為の後などに愛を感じますし、シリルを手中におさめるためには犠牲をかえりみない辺りが好みです。
西野さんの作品はとにかく受けの描写が多く攻めの印象が薄いことが多いので、攻め視点や攻め重視の作品も読んでみたいですね。
「くっ殺」「即堕ち」ものという予備知識ありで読みました。
で、あとがきに担当さんにあまりにも早く堕ちすぎなのでは、と言われてしまい、西野さん的にはずいぶん粘らせた感覚だったとあったのですが…。
私的には西野さんの感覚に同意です。「即落ち」をテーマに描いた割には我にかえってうだうだする場面が無駄に多い。西野さんのエロは潔いところが好きなのですが、これは潔さに変にストップがかかった感じで、どうにも中途半端感が否めなかったです。
特に即堕ちに思い入れはありませんが、西野さんが思った通りに潔く即堕ちさせていたほうがキャラもストーリーもより際立ったのではないかと思います。
だって、最初から即堕ちものを書いているわけで、そこに変な抵抗とかいらない。だって、「即堕ち」ですから。下手に抵抗しちゃうとカテゴリから外れてしまいます。また騎士である必然性も、「くっ殺」である以上、絶対条件です。それはモブ姦もしかり。なので、それが気に入らない方にはお勧めできないです。それはBLに男同士のラブがあるのと同じくらい当然のことなので。
どうしても男性向けの定番展開なので、そういうのが嫌いな方には全くだめかもしれません。男性向けって女性の人間性完全無視が多いし。
私はBLでやるとこうなるのか!と興味津々で楽しめました。やっぱり真面目に心理に共感させようと思うとなかなか難しいものですね。それでも可能性は見えていると思うので、ぜひ西野さんにこのカテゴリをマスターするために、また書いてみてほしいなぁと思いました。
もうすこし攻の心理描写があるとlOVEの部分が活きたかなーという気がするのです。
西野作品ガツガツ読もう月刊なもこデス。
立て続けに読みすぎてエロがパターンに見えてきたのが少々
残念ではございますが、今回も例外にもれずエロエロ。
たくさんのモブ様がガツガツ受を犯すおいしい展開にてございます。
お話
美しき騎士。そんな騎士がくしくも敵国に捕らえられ
はかなく散らされ汚されていく。
しかし、受の胸中にくすぶっていた本当の性が目覚めるか!?
な展開なのであります。
捕らえられ、犯されていく中でドエム開花していく姿が見事。
わりと早い段階でエロエロ展開であり
あまつさえ、自分をしたい尽くしてきた部下全員に輪姦されるという
メインイベントが美味しかった。
ただ、恋愛という面においては
美しい騎士がほしかった攻と
自由と恥辱がほしかった受
で、ラブはよ・・・に見えてしまったのが残念。
ま、本人たちがよければそれでいいんだけれども。
エロに関しては満点な作品かと思います。
王国の騎士・シリル(受け)は、2年前にその顔に傷を負わせたことのある敵国の王弟・ラフィア(攻め)の手に落ちた。部下たちを人質に取られ、ラフィアやその部下によって陵辱を受ける日々。媚薬や性具を使われ快楽に屈し、騎士団長としての矜持を奪われたシリルは、それが心の底では自分が望んでいたことだったと気付かされ…。
西野さんらしく、エロエロ輪姦陵辱小説でした。
攻めに始まり、攻めの部下や、お道具や、助けねばと思っていた受け自身の部下にまでヤられちゃってる受けです。ガッツリ輪姦ですので、苦手な方はお気をつけください。
エロいのは大変素晴らしいのですが、攻めが、攻めの部下や受けの部下に犯される受けを見て嫉妬したり、そういう恋愛的な萌えがいくらかは欲しかったです。あと、最初攻めは受けの騎士としての高潔さや強さに惹かれたのだと思っていたのに、騎士としての自我や誇りをすべて奪われ、アホの子みたいになった受けが攻めに愛でられるのはちょっとどうかな…。
何ていうか、これ顔さえよければ受けじゃなくてもいいんじゃないの? と思ってしまいました。せっかく「俺に愛玩されろ」って言われたのを断って死を待つ矜持を見せたのに、まったくその設定意味なかった。
受けの部下がなかなかゲスくて良かったです。特にアシュレイ、受けに対する愛憎に萌えた。アシュレイに犯されてる時のキスシーンも良かったです。
でもそれに対しても嫉妬を口にしない攻め…そこは妬いてほしかった。自分じゃない相手に受けが挿れられても妬かないけどキスされたら怒るとか、そういうのでもよかったなー。
Cielさんのイラストが美麗で眼福でした。
評価はエロとイラストが萌×2、ボーイズラブのラブ的な部分の物足りなさが中立で、平均して萌です。