──これは「明日、死ぬ。」ことが決まっている人たちのお話です。

B's-LOVEYアンソロジー 明日、死ぬ。

ashita shinu

B's-LOVEYアンソロジー 明日、死ぬ。
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
27
評価数
8件
平均
3.4 / 5
神率
0%
媒体
コミック
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
シリーズ
B's‐LOVEY COMICS(コミック・エンターブレイン)
発売日
価格
¥980(税抜)  
ISBN
9784047308732

あらすじ

明日、死ぬ。と知った時、人は最後に何を思うのか。
誰に会いたいと思うのか、何を告げたいと思うのか、何をしたいと思うのか…。
そんな切ないストーリーが詰まった珠玉のアンソロジーが誕生。

【カバーイラスト】yoco

【掲載作品】
あかねソラ『君が笑った。』~早く会いにいかないと~
秋月壱葉『別れの賛歌』~その長い生の終わりに~
甲斐 『Honest Heart』~無垢な命は主の為に~
オトノアヲ『世界の終わりの恋のはじまり』~最期の日に出会った相手は~
ユリィ『おちる』~最期の夜に望むことは、たったひとつ~
眞山りか『二度暮れる炎節』~僕は永遠に君の宝物でいたい~
青井秋『アノキシア』~死刑囚が語る愛の結末とは~
ARUKU『リハーサル』~あいつが最後に願ったことは…

表題作B's-LOVEYアンソロジー 明日、死ぬ。

その他の収録作品

  • あかねソラ『君が笑った。』~早く会いにいかないと~
  • 秋月壱葉『別れの賛歌』~その長い生の終わりに~
  • 甲斐 『Honest Heart』~無垢な命は主の為に~
  • オトノアヲ『世界の終わりの恋のはじまり』~最期の日に出会った相手は~
  • ユリィ『おちる』~最期の夜に望むことは、たったひとつ~
  • 眞山りか『二度暮れる炎節』~僕は永遠に君の宝物でいたい~
  • 青井秋『アノキシア』~死刑囚が語る愛の結末とは~
  • ARUKU『リハーサル』~あいつが最後に願ったことは…

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レビュー投稿数3

読み終わった後には悲しみがしっかりと昇華されている

タイトルのインパクトに加えて、yocoさんの美しいカバーイラストが目を惹きます。

悲しくなってしまうのを避けられない難しいテーマに対して真摯に向き合われている印象を受けるお話が多く、とても読み応えのあるアンソロジーでした。
似たり寄ったりなお話が続くんじゃないか?という凡人脳の心配をよそに、色んな「明日死ぬ」人たちのお話を読ませてもらえます。
悲しいだけに終始して終わらない、質の良いアンソロだと思います。

オープニングのあかねソラさん。
幸せそうなカップルの日常の先に見えてくる悲しい事実。
悲しくてやるせないけど、この主人公をバカだなぁとは私には言えない。
初っ端から号泣してしまいました。

甲斐さんは、孤独な成功者と嘘をつかないロボットのお話。
嘘をつかない存在は猜疑心で疲れた人の心に穏やかさをくれるけど、人には時には思いやりから出る優しい嘘だって必要なのかもしれない。
そんなことを思いながら読んでたところに、嘘をつけないロボットが意図せずつく嘘(ではないのだけれど)がホロリと泣けます。

オトノアヲさん。
「明日」がもう来ない最後の日に初めて人を続き好きになることは幸せなんだろうか不幸せなんだろうか。
これに対するオトノアヲさんのアンサーは、「有限」を忘れて生きる生き方に優しく警鐘を鳴らしてくれるようでした。

ユリィさんのお話は、もうただただやるせない。。。

眞山りかさんは、練りこまれたストーリーが「お見事!」の一言。
読ませるストーリーに引き込まれました。

青井秋さん。
気になりつつも手を出せていなかった作家さんなんです。
好きなの来たーーー!と思わず興奮しました。
死刑囚と彼に「罪の意識」と「孤独」を教えた恋人の悲しくて残酷だけど、美しい救いも見えるお話。
画力の素晴らしさがこの悲しいストーリーにより一層の凄みを持たせています。
これは他の作品も読んでみなくちゃな作家様だわ!

そして、
最後のARUKUさんのお話が、この読み応えのあるアンソロのトリを飾るに相応しく、とてもとても素晴らしかったです!
終わりよければ全てよしじゃないけど、でもトリってのはやっぱり大事。
絶対的に悲しいテーマをこの方の作品が一気に光射す方へと転回して終わらせてくれています。

一つ前の迷宮のリコリスさんも書かれているけど、あかねソラさんのお話とARUKUさんのお話の置き方が本当に素晴らしいと思いました。
悲しいお話ばかりなのに、1冊読み終わった後には悲しみがしっかりと昇華されていることに気付きます。

1

失うことの恐怖と希望

​ ARUKU先生目当てに買いました。このところ原作のみが続いているARUKU先生ですが、やはり先生の原作には先生自身の作画が一番です!
 アンソロのテーマが『明日、死ぬ』なので、悲しいお話ばかりです。どれも短編なので、ネタばれしすぎないように良かった作品をレビューしたいと思います。

・あかねソラ『君が笑った。』
初読みの作家様です。
「早く会いたい」、同じことを願ったそれぞれの思いは叶えられるのか。幸せいっぱいな前半から徐々に暗い影が見え隠れする巧みな構成に引き込まれ、涙、涙です。ストーリーとしては驚くような展開ではないのですが、二人の心情の丁寧な描写が涙を誘います。他の作品も読んでみたいです。

・甲斐『Honest Heart』
こちらも初読み作家様です。
孤独な主の望みを叶えるべく忠実に働く人形と主の、繰り返される穏やかな日々が淡々と描かれています。人形は最後まで人形のまま、感情を持ったりしません。それなのに二人の間に確かに絆を感じる、そこがとてもいい。好きです。

・眞山りか『二度暮れる炎節』
親同士の再婚で兄弟になった二人のミステリー仕立てのストー続きリー。まったく容姿が似ていないのに「双子のようだ」と言われる二人。お互いの気持ちを知るために試したことが悲劇を招く。捻りのあるラストが秀逸です!

・青井秋『アノキシア』
愛する人に手をかけた死刑囚。美しくて残酷なお話でした。青井先生の絵が素晴らしくて、人の姿をした人ならざるものの孤独が胸に迫ります。「アノキシア」とはどういう意味で付けたのでしょう。死刑囚の苦しい“心”の状態のことでしょうか・・・?

・ARUKU『リハーサル』
自分の葬式のリハーサルをしてくれと優彦の元にやってきた幼馴染の紡。紡を想う優彦の心が丁寧に描写され、紡の明るさとの対比は悲しく、病室で交わした初めてのキスシーンが切なくて美しい。

8つのお話の並べ方がとてもよかったと思います。
特に始まりと終わり。同じテーマで描かれた物語ですが、喪失感と忘れられない気持ちは変わらないのに、主人公たちが選んだ道が対照的です。悲しいテーマのアンソロですが、希望の見えるARUKU先生の作品が最後でよかった。
 これからも原作だけじゃなくARUKU先生に描いてもらいたい。絵柄も見やすくなって、画力が格段に向上しています!好きです!

8

切ないがたくさんの一冊

本作は八作品収録されてます。
ストーリーは様々ですが、ファンタジックなものが多めかなと。
死ぬことがわかっているのでもちろん切ないです。
個人的には、あかねソラ先生の「君が笑った。」眞山リカ先生の「二度暮れる炎節」ARUKU先生の「リハーサル」がすごく好みで、うるっときました。
好きな人を誤解で亡くしてしまったり、人助けをした代償に亡くなったりと残された方は悔しくてたまらない そのどうしようもない心情に感情移入してしまったほどです。
アンソロジーは表紙詐欺が多いと言われてますが、本作はそういったことはなく、おすすめな一冊です。

6

この作品が収納されている本棚

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