──これは「明日、死ぬ。」ことが決まっている人たちのお話です。

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  • B's-LOVEYアンソロジー 明日、死ぬ。

B's-LOVEYアンソロジー 明日、死ぬ。

ashita shinu

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表題作B's-LOVEYアンソロジー 明日、死ぬ。

その他の収録作品

  • あかねソラ『君が笑った。』~早く会いにいかないと~
  • 秋月壱葉『別れの賛歌』~その長い生の終わりに~
  • 甲斐 『Honest Heart』~無垢な命は主の為に~
  • オトノアヲ『世界の終わりの恋のはじまり』~最期の日に出会った相手は~
  • ユリィ『おちる』~最期の夜に望むことは、たったひとつ~
  • 眞山りか『二度暮れる炎節』~僕は永遠に君の宝物でいたい~
  • 青井秋『アノキシア』~死刑囚が語る愛の結末とは~
  • ARUKU『リハーサル』~あいつが最後に願ったことは…

あらすじ

明日、死ぬ。と知った時、人は最後に何を思うのか。
誰に会いたいと思うのか、何を告げたいと思うのか、何をしたいと思うのか…。
そんな切ないストーリーが詰まった珠玉のアンソロジーが誕生。

【カバーイラスト】yoco

【掲載作品】
あかねソラ『君が笑った。』~早く会いにいかないと~
秋月壱葉『別れの賛歌』~その長い生の終わりに~
甲斐 『Honest Heart』~無垢な命は主の為に~
オトノアヲ『世界の終わりの恋のはじまり』~最期の日に出会った相手は~
ユリィ『おちる』~最期の夜に望むことは、たったひとつ~
眞山りか『二度暮れる炎節』~僕は永遠に君の宝物でいたい~
青井秋『アノキシア』~死刑囚が語る愛の結末とは~
ARUKU『リハーサル』~あいつが最後に願ったことは…

作品情報

作品名
B's-LOVEYアンソロジー 明日、死ぬ。
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047308732
4

(23)

(9)

萌々

(6)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
91
評価数
23
平均
4 / 5
神率
39.1%

レビュー投稿数8

表紙がyoco先生の時点で、大優勝!!!!

B’s-LOVEYアンソロジー。
これは「明日、死ぬ。」ことが決まっている人たちのお話です、と冒頭で謳っている作品。
お表紙はyoco先生。
執筆陣に、ARUKU先生、眞山りか先生、青井秋先生、あかねソラ先生、ユリィ先生、オトノアオ先生、秋月壱葉先生、甲斐先生。

個人的に、最後のARUKU先生のお葬式リハーサルのお話で号泣してしまった。

ホントに…見事に泣かされたよ…ね……

他に、あかねソラ先生の恋人のお誕生日をお祝いしていたけど、実は…ってお話と、眞山りか先生の、双子のように育った義兄弟の耽美っぽいお話も刺さった。
アンソロジーって、色々なお話がビュッフェのように美味しく並んでいるので、推し作家様の作品はもちろん、今まで読んだことのない作家様にもめぐり逢えて最高ですね(満足そうに微笑みながら)

0

号泣

愛する人が死んでしまう話8つ
切なく泣ける話が好きな人には絶対に読んで欲しいです。

私は哀しい話が大好きで定期的に某マンガの義兄の死ぬ前後3巻を読む人間なのですが、本当に買って良かったです。涙しすぎて前が見えないです。何度でも読みたくなります。



↓以下ネタバレ(簡単なあらすじ)

・君が笑った。
恋人が自己で死んで丸1年経った自分の誕生日(の翌日)に自殺する話。死んだ恋人は幽霊として隣にいるのですが主人公には見えておらず、お前のいない世界で行きたいと思えないと言って飛び降りる所が切ないです。

・別れの賛歌
500年生きたエルフ的な種族の子が風になって消える話。世界観が素敵でした。

・Honest Heart
嘘がつけない人形が亡き旦那さまの屋敷を守り続け役目を終える話。2人の心はすれ違っていたのか…

・世界の終わりの恋のはじまり
荒れた土地でスレた主人公は攻めの優しさに触れ変わりたいと思うが、隕石が降ってくるという話。もっと早く出会いたかったという言葉が胸に刺さります。

・おちる
マフィアに拾われた子が最期に好きな相手に抱かれに行く話。攻めも自殺します。最期に愛してるという攻めの台詞が切ないです。

・二度暮れる炎節
義兄弟のロミジュリ。相手がいなければ生きていけないという気持ちが痛いほど伝わってきます。

・アノキシア
人間の心臓を食べて生きていたが、恋人を食べた後死刑を静かに待つ話。恋人を食し、始めて孤独を知った主人公はもう人を手にかけることは出来ない。

・リハーサル
幼馴染が癌で死ぬ前日にその生霊と葬式のリハーサルをする話。死んでしまう所は悲しいですが、主人公が大人になっても幽霊がいるので、ある意味ハピエンかなと。、

2

悩み・苦痛の逆療法

テーマに沿った内容の面白い作品ばかりだった

明日が、いつもと同じ日々とは限らないし、明日の保証はだれも得ていない。
一瞬さきがどうなるかなんて、おぼろげな予測しかないです。

私も、先日、家人の介護でぎっくり腰をやってしまって、今とても痛くて・・オモシロイ作品を夢中で読んで痛みを忘れようと努力しています。
ホント情けない。そんな今の私の心境にピッタリの作品でした。

この作品は、良い逆療法です。
楽な方に行きたがる自分に負けちゃいけない。

心に留まった作品は、「honest heart」無垢な命は主のために 甲斐
ロボットが人格を備えたら、人と変わらない。
仕えた主の生涯に、「人形」は寿命が尽きるまで沿って、主の墓標になるかのように、主の墓の上で尽きる。
主人公の名前も、人形の名前も作品には出てこない。
独特な雰囲気の作品でした。

★著者の「甲斐」のネームで他の作品を探したのですが、みあたらないのが残念。★
上手な作家だと思うので、探したい。

3

死にも色々ある

死ネタをハッピーがバッドかメリバか決めるのは読者だと思ってるタイプなので、電子のキャンペーンだったのを機に手に取りました~。

タイトル通り、明日死ぬ運命の人達なんですが、書き手に寄って三者三様なんだな…と、思いました!

私が求めてたのは、泣けるような切ない別れだったのですが、希望に叶ったのは一つ目の【君が笑った。】のみでした。
他は、死というコンセプトでも、どこか晴れやかな作品ばかりだったと思います。
敬遠されがちなお題だと思うのですが、新境地開拓に向いたものだと思います。
【おちる】と【二度暮れる炎節】とかは良かったなぁ…。も少しキャラを掘り下げて一冊分くらいのボリュームがあれば良かったのに!と、思った作品です。

BLはハッピーなお話が多かったですが、最近はこういったどこかほの暗い作品も増えてきましたよね(*´Д`*)
もっと増えてほしいので機会があれば是非手に取って頂きたいです!

2

最後は晴れやかに

電子サイトの半額キャンペーンで手に取りました。
大好きな青井秋さんとARUKUさんを読めるだけでも十分だと思っていたのですが…
予想以上にどの作品も良くてこれは嬉しい誤算でした。

先ずタイトルが秀逸です。読み手も興味をそそられるし、お題を与えられた作家さん方も創作意欲が湧いたのではないかな、と勝手に想像します。

明日、死ぬという同じ結末でも三者三様アプローチの仕方が違っていて個性も感じる事が出来て良かったです。

とくに印象に残った作品についてネタバレしながら感想を。

以下ネタバレします。

あかねソラさん「君が笑った」
短編なのに泣きました。ラストにかけての2人の会話がもうね…
こちらは最後まで読んだら是非もう一度最初から読み直して欲しいです。色々な事に気付くとおもいます。


秋月壱葉さん「別れの賛歌」
何百年と生きてきて自分の死ぬ日が明日だと知っている種族の話。
死を当たり前の事と捉えていてとても明るいんです、そこが印象に残りました。


青井秋さん「アノキシア」
人間の心臓を食べないと自らが死んでしまう、という人に似た捕食動物。
彼が愛する人を食べる過程が切なく、結果人間らしい心が芽生えたのも皮肉な話。
アノキシアとは心臓など臓器に送る酸素が不足した状態の事、だそうです。
死を待つしかない彼の心境にあっている、と思いました。


ARUKUさん「リハーサル」
病院で昏睡状態の筈の幼なじみが「葬式のリハーサルしてくれ」とひょっこり現れます。
もーこれはARUKUさんのキラキラした絵と明るい雰囲気にかえって泣けました、ボロ泣きです。
紡は忘れろって言ったけど優彦には無理だったんだろうなというラストも泣き笑いしました。

5

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