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表題作ハルと吸血鬼

アイザック、夜のみ営業の喫茶店マスター、吸血鬼
春馬、新人漫画家

その他の収録作品

  • ハルと吸血鬼とスイーツ
  • 狼男さんのそのあと

あらすじ

漫画家志望のハルが立ち寄った喫茶店マスターはなんと吸血鬼!?お話づくりの参考にしたいと、ハルは店に通うようになるが…。

作品情報

作品名
ハルと吸血鬼
著者
桜庭ちどり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344835849
3.4

(23)

(7)

萌々

(2)

(8)

中立

(6)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
73
評価数
23
平均
3.4 / 5
神率
30.4%

レビュー投稿数8

一句話,受讓攻想起了白月光,專門用一話回憶的白月光

受追攻,攻還神神秘秘的在那裝。。

0

雪融けて春へ

一冊丸ごと表題作です。

主人公は漫画家の春馬(ハル)。
ひょんなことから近所の商店街に人外が暮らしていることを知り、吸血鬼をテーマにマンガを描こう!と吸血鬼がマスターをやっている喫茶店に通う、という展開。
ハルは好奇心旺盛で物怖じしないタイプのようで、その喫茶店「スノードロップ」に集う狼男やかまいたちのお姉さんにも全く屈託無く接しています。
狼男が自分に寄せる恋心や、吸血鬼が心に秘めている過去に全く気付かない鈍感くんのハル。ただ自分がマスターの事もっと知りたい、って気持ちで過去の想い人ユキの事を尋ねる。
マスターは淡々といきさつを答えてくれるけど、段々と死なない吸血鬼と労咳(結核)を患っていたユキの成就しない恋の哀しさに気付き、自分がマスターにどれだけ無神経だったのか、そしてマスターに抱いていた淡い恋心を自覚します……
マスターは言います。
『いつも一人で思い出すばかりで頭の中のユキが退屈そうで可哀想だった』
永く生きる吸血鬼の恋愛観なんですね……一人では寂しい、と感じさせてくれたユキはすでに亡く、長い時を経てハルが目の前に現れた。吸血鬼の恋は単位が長いんですね。
マスターとハルが無事に両思いになるのはともかく、ハルの覚悟がどれ位なのかは分からず、同族になって悠久の時を共に過ごすのかは作中では語られない。生きる時間の異なる2人の切なさはあまり語られず、一応のハッピーエンドで読後感はほのぼの、です。
振られ男の狼男さんにももしかしたら春が来るかも?のエピソードあり。

2

人外が集まるバー

を舞台にした、吸血鬼や狼などが登場するファンタジー物です。
1冊丸々表題作で、悲しい過去を背負った吸血鬼とかけだしの漫画家との、ゆっくりと愛情がそだっていく様子が描かれています。

出てくる人外さんや主人公のハルが、皆イイキャラでホッコリと癒されるところが好きです。
吸血鬼の過去は切なくなるけど、ハルの素直さや健気な姿に胸が温かくなって。

寿命の違いとか気になるところを除けば、可愛いお話で好きなんだけど、気になるのが失恋しちゃった狼男くんです。スピンオフがありそうな気配に、ぜひとも幸せになったところを見たいです。

2

もうひと押し何か欲しい!

吸血鬼や狼と他にもいろいろといそうですが、終始ほのぼのとした感じです。吸血鬼の過去編はありきたりでその時代の人物との別れもありですが、今回の相手は最後まで吸血鬼の方を選んでくれそうですね。 その他もいろんなキャラが出てきましたがいい人(?)ばかりです。 狼も失恋しちゃいましたが最後にアレレなキャラも出てきてどうにかなりそうです。鈍感だからすぐにとはいかないまでも。 それよりこの本で一番気になったのが本当に1コマくらいにしか出てこなかったカマイタチの長男っていう…。

0

狼男とかまいたち弟が気になる件

吸血鬼もの初読みでしたので、吸血鬼デビューとしてはいいものを読めたなと満足しています。

新人漫画家のハルが偶然のきっかけで出会った吸血鬼のマスター。
ひょんなことから吸血鬼と知ってしまい、怖がるどころか漫画のネタにしようとマスターの経営するカフェに通い詰めるお話で、素直で純粋なハルがとっても可愛かったです。
そりゃあ狼男の蒼太も好きになるよなあ‥と思いながら読み進めていました。
途中シリアスなお話があるのですが、長生きしてしまう吸血鬼にはあるあるなお話なんだろうな‥と切なくなりながら読んでました。
ユキがハルにマスターを託すあのシーンは、じーんと感動しました。
結局マスターのアイザックも、ハルに惹かれているのがだいぶ初めから分かっていたので、イライラすることなく気持ちよく読めました。

私には過激なシーンはまだまだ刺激的すぎてキャー!っとなってしまうので、これくらいのほんわかさと少しのエロでだいぶ満足です笑。
初読み作家さんでしたが絵がとても可愛くて好きなので、また違う作品も読んでみたいと思わされる一冊でした。

2

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