弟の夫(1)

otouto no otto

弟の夫(1)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
1件
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
媒体
コミック
出版社
双葉社
シリーズ
アクションコミックス(コミック・双葉社)
発売日
価格
ISBN
9784575846256

あらすじ

ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。
弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。
マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。
幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる――。
「月刊アクション」にて連載中。

表題作弟の夫(1)

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レビュー投稿数1

たくさんの方に読んでいただきたい良作品です

田亀さんのお名前はもちろん存じ上げていましたが、ガチムチが苦手なこと、この方の作品は私にはハードすぎるイメージがあったこと、などから読むことはありませんでした。がしかし、この作品は非BL作品とのことで、そういった描写は無いのかなと思い手に取ってみました。

内容はタイトルから推測できる通りなのですが、一応ざっくりと。


主人公は弥一。小学生(年齢も学年も作中で出てきませんが、おそらく1~2年生かと思われる)の娘の夏菜を男手ひとつで育てています。
そんな二人の元に弥一の双子の弟・リョージの「夫」が訪ねてきます。リョージは10年前にカナダへ行き、そこでカナダ人のマイクと結婚したのですが、1か月前にリョージは亡くなってしまいます。マイクはリョージの故郷を見てみたいと、リョージの兄である弥一の元へとやってくるのですが…。

というお話でした。

ストーリーは弥一視点で進みます。
弟がゲイだ、ということを知り、どう対応していいのか悩んだり。
マイクとリョージの生活(もっとはっきり言うと二人の性生活)を想像してちょっと動揺したり。
あからさまに嫌悪するわけではないけれど続き、どう接していいのかわからない、というノンケさんならおそらく誰もが思うだろう感情を軸に、「LGBTとは何ぞや」を丁寧に綴った作品でした。

まだ子どもでなんの先入観もない夏菜が良いクッションになり、ギスギスすることなく、時にコミカルにストーリーが進んでいきます。夏菜の「マイクとリョージ、どっちが奥さんで、どっちが旦那さん?」の質問にマイクが「どちらもハズバンド」だと答えるシーンはすごく良かった。

弥一の、ちらりと覗く彼の本音とか。
リョージはきちんと出てくることはないのに、弥一とマイクのやり取りで、弥一とリョージの二人の歴史やそれぞれの想いがわかる描き方とか。
マイクの、リョージへの愛情の深さだとか。
さすがというべきか、そういった心の機微の描き方がとてもお上手。

他にも夏菜が、自分の父親に弟がいることすら知らなかったこととか、夏菜のお母さんは生きていて、実は頻繁に交流があることだとか、今後のストーリーの伏線になるのかなあと思うことがところどころ描かれていて、続きが非常に気になります。

匂い系でもなく、まさに非BL作品ではありますが、たくさんの方に読んでいただきたい、そんな作品です。萌えはないですが、作品の素晴らしさに☆5つです。

7
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