王子は妹の身代わりに海賊王の許嫁に!?

小説

  • 紅蓮の眼差しに銀の薔薇

紅蓮の眼差しに銀の薔薇

guren no manazashi ni gin no bara

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作紅蓮の眼差しに銀の薔薇

バルト、海賊王、21歳
ルイ・ヴェンドワース、トライア王国の王子、18歳

その他の収録作品

  • 誓いは夜の甲板で
  • あとがき

あらすじ

トライア王国の王子・ルイは、かつて国と海賊の間で結ばれた密約を守るため、海賊王の許嫁として性別を隠し乗船することに。男とわかれば殺されると覚悟をしていたルイに、海賊王バルトは愛する者に与えるような情熱的な口づけと甘い言葉を囁く。
「お前の心を占めていいのは俺のことだけだ」
父王のため自分が犠牲になることに疑問を持たなかったルイは、バルトに魅せられ、自分の生きる道を考えるようになるのだが……!?

作品情報

作品名
紅蓮の眼差しに銀の薔薇
著者
あすか 
イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048655927
3.8

(15)

(4)

萌々

(6)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
57
評価数
15
平均
3.8 / 5
神率
26.7%

レビュー投稿数2

キャラ立ち抜群の海賊モノ

あらすじ:
トライア王国の王子・ルイ(受け・18歳)は、海賊王・バルト(攻め・21歳)の許嫁として、女装し海賊団の一味に加わることに。
初夜、バルトはルイが男と分かっても構わず彼を抱き……

美人でド天然なルイのキャラクターが非常に楽しいストーリー。
王子として命を狙われる身のため、幼少から女装し姫として育てられた彼は、自分で靴紐も結べないほどの温室育ち。
ズボンを履けないなら下半身丸出しでいればいいじゃないとばかりにブラウス一枚で人前に出たり、特技を聞かれ「女装」と答えたりと、終始ボケ倒しているのが可笑しすぎます。

それでいて、父親に海賊との取引の道具に使われても父親を慕い続けたり、
自分を男と知ったバルトはさぞ失望したに違いないと心を痛めたりと、
どこまでも健気で純粋な一面も。
実は剣の使い手だったりと、意外と武闘派なところも素敵で、かなり良いキャラでした。

バルトは、そんなルイに(男と知った上で)一目惚れし、8年間想い続けてきた一途な人物。
ルイにベタ惚れですが、無理に伴侶にしてしまったことを悔やんでもいて、最後には国王との契約を破棄しルイを解放してやろうとする…というさすが海の男?というべき懐の深い男前でした。

その他、副長で、他の船員たちから「鬼畜眼鏡」「腹黒眼鏡」「サド眼鏡」など言われ放題のランスも大変良いキャラ。
ルイに事あるごとに皮肉を言うも全て天然でスルーされているのが面白すぎましたw
ランスのお相手はバルトの父親のようで、ぜひスピンオフで読んでみたいです。

航海中の戦闘シーン、ルイの出生の秘密など、海賊モノのツボが押さえられたストーリーにも王道の面白さがあり、キャラクターの魅力も手伝って予想以上に楽しめた作品でした☆

12

ほのぼのできます

身代わり花嫁ものは、女子に見える受け様萌えで
男だと隠してるけど実は・・・という展開が美味しすぎる!ので大好物です
(´・ω・`)

受け様は、穢れなきお方ですが
自分の状況をしっかり把握(思い込み)しながら
純真無垢に成長してきた方で、温室育ちっぽいですが
自分をしっかり持った方だと思います

攻め様は、そんな受け様を陰ながら支えてきて
やっと自分の花嫁にできると
男前風ながら心の中では「俺の嫁、最高!」と
受け様のことが大好きで可愛いと思っているイケメンさんです

受け様のかわいそうな境遇とか新たな新事実とか
場面ごとに「そうだったの??」と面白い展開で読みやすい作品でした

全体的には素直な受け様を微笑みながら萌えれる作品だったように思います

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP