Season

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Season
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神57
  • 萌×218
  • 萌9
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

136

レビュー数
9
得点
384
評価数
85件
平均
4.5 / 5
神率
67.1%
著者
 
媒体
コミック
出版社
大洋図書
シリーズ
H&C Comics ihr HertZシリーズ(コミック・大洋図書)
発売日
価格
¥639(税抜)  ¥690(税込)
ISBN
9784813031079

あらすじ

ある冬の寒い日、病弱の母と二人暮らしの猪瀬東の家に、一人の男が訪ねてくる。
昔の猪瀬家の使用人で今は金貸しをしているという松岡末治は、困窮する母と東に援助を申し出る。
最初は不信感を抱く東だったが、松岡はかつての恩を返したいだけだと告げる。
そんな松岡に徐々に惹かれるようになる東。
しかし、松岡はいつまで経っても一線を画す態度で…?
生まれも育ちも異なる二人が共に巡る春夏秋冬

表題作Season

松岡末治,金貸し,受の家の元使用人
猪瀬東,病弱な母と二人暮らしの高校生,17歳~

その他の収録作品

  • 咲く春
  • とける夏
  • 結ぶ秋
  • 巡る冬(描き下ろし)
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数9

​ 息をのむ美しいベッドシーン

​ 電子書籍でリリースされた際に試し読みして、冒頭の15ページですっかり魅了され、どうしても紙で欲しいとそのまま別の通販サイトで購入してしまいました。元はと言えば敬語攻めにチェックを入れて検索したときに気になっていた作品で、松岡の丁寧な口調と「私」という一人称、坊ちゃんという呼び方、そして時代背景とストーリーが絡み合った、とても丁寧に描かれた作品でした。
 絵柄、ストーリー、キャラ、全てが好ましく、どうしてもっと早く読まなかったんだろうと後悔してしまうほど、大好きな作品になりました。特にコマ運びや場面の切り取り方が素晴らしくて、昔の上質な日本映画を見ているようです。先に書いた冒頭部分でも、暑い夏の日に坊っちゃんが強烈に松岡を意識するシーンは、ひとコマひとコマがとても印象的で、読んでいる私も坊ちゃんの目線で、松岡の太い腕、大きな体、そして間近で見る唇に魅せられて、ドキドキという自分の鼓動と坊ちゃんの恋する気持ちが重なって、『SEASON』の世界にそのまま取り込まれてしまいました。こういう素敵なシーンや印象的なコマが物語のあちこちにあって、その度にわぁ~っと気持ちが高ぶって、坊ちゃんと一続き緒に切なくなったり、松岡の気持ちに同調して苦しくなったり、今月初めには手にしていた本なのですが、何度も何度も読んであまりに素敵で、未だに残るこの気持ちを表す適切な言葉が見つかりません。
 最初読んだ時に一つだけとても気になった所がありました。松岡が坊ちゃんを傷つけた男の耳を切り落とすシーンです。ここは踏みとどまるところではないの?と感じたのです。それは一番坊ちゃんに見せたくない醜い姿なのではないかと…。だけど坊ちゃんと決別する(身を引く)ための覚悟として、そこまで自分を堕とすしかなかったのだなと、何度も読んでからそう理解しました。同じ頃坊ちゃんは、本当の松岡なんていない、目の前の松岡がすべてだと気づくのです。そして松岡は再び(一度目は幼少の坊ちゃんから)価値を与えられ、強く坊ちゃんを抱きしめます。そこから二人が結ばれるまでのくだりは、美しいベッドシーンBESTがあったら、上位ランクイン間違いなしの息をのむような感動的なシーンでした。人目も憚らずに坊ちゃんを抱きしめる松岡、そのまま坊ちゃんの手を引いて旅館へ急ぎ、狂おしいほどに求めあう二人。後ろで響く祭囃子の太鼓と花火の音。この美しさはとても言葉では表現出来ません!!是非読んで欲しいです。
 菜の花、雪、など視覚的な効果と共に、聴覚にも訴えてくる、切ない映画を見てるような作品でした。

7

年上の攻めがずっと敬語なのがたまらないです。

あらすじをぼんやりしながら読んでいたようで、何故か現代ものだと思って購入しました。
時代物だったのですね。時代物は大好きなので、むしろ無問題!
主従関係で、従者の年上の攻めがずっと敬語なのがたまらないです。
東が大人に成長していく過程が丁寧に描かれていて、映画を一本観ているような一冊でした。
東が、お金持ちのおぼっちゃんだったのに真直ぐでいい子なのがいいですね。
Only you Onlyもそうですが、読み応えのあるお話を書く作家さんだなあと思います。

お話は文句ないのですが、松岡が借金の相手の耳を切るシーン、あれはちょっと違和感。
雇われてる側が雇っている相手に「お前も手を汚せ」とかいうでしょうか。寧ろ、自分の手を汚さず残酷な事も平気でやる面を出せばよかったんじゃないですかね。
Only you Onlyの大企業に噂メールが流れるとか、時々「あれ?」っていう箇所が気になってしまいます。他がしっかりしているだけに余計にそう思えるのかもしれませんが、それだけに惜しい!

0

2時間ドラマみたい

Only you Onlyよりもこっちの方が断然好みです。
松岡は東の父親か母親に惚れてたのかなぁーと最初は思いましたが、最初から東しか見てなかったんですね。
敬語で従順な態度なのに、実は金貸し屋。しかも、取立ての仕方がまるでヤクザ。
何より大切な東を守る為に汚れ仕事をしていたというから、相当な地獄を見てきたんだと思います。
それなのに東に忘れられてたうえ、「大嫌い、二度と顔も見たくない」て言われてるし…。切ねえ…。

麻生さんの絵はとても綺麗で、Hシーンもまるで映画のワンシーンみたいでした。その後の二人が気になるので、もう一巡りくらい春夏秋冬を堪能させてくれないかなぁ。

1

巡る季節の中で育まれる純愛

時代物で主従物で再会物で…と、大変美味しい設定が詰め込まれた素敵な一冊。
年下受けが青年から大人へ成長していく様に多大なる萌と感動があります。

貧しい百姓家に生まれ、呉服屋に奉公に出された松岡(攻め)。
店の主人に殴られ雪の中に倒れていたところを助けてくれたのが、店の主人の息子・東(受け)でした。
数年後、金貸しとなった松岡は、父を亡くし困窮する東と母親の前に現れ、母子に恩返しする…そんな物語です。

松岡のことを覚えていない東ですが、松岡を慕い、彼に追いつきたくて必死に頑張る様がとても健気。 
金貸しとしての松岡の暴力的な一面を目の当たりにしても怯まず、彼と真正面から向き合い、愛を与えようとする姿にグッときます。
数年後医者となった東は、松岡のことを下の名前で呼ぶようになり、色っぽい誘い方も出来るようになり……
すっかり大人になった姿に萌えるのと同時にジーンときました。

松岡は、自らの意志で金貸しという職業を選んだという点では、善人とは言い難い人物。
幼き日の東に一瞬救われた彼ですが、それは彼の苦痛にまみれた人生の軌道を変えるには至らなかったのでしょう。続き
そんな松岡が数年後、今度は人生丸ごと東に救われ、真の意味での人の優しさと強さを知っていく展開が感動的。
東を「坊っちゃん」と呼ぶ松岡ですが子ども扱いしている印象がないのは、彼が東を心から愛し尊敬しているためかと思います。
松岡の「坊っちゃん」呼びと敬語は東が大人になっても一貫しており、その律儀さにも萌がありました。

惜しむらくは、東の成長は分かりやすいのに松岡の(外見上の)変化が分かりづらい点。
前髪を下ろしているせいもあり、下手したらラストの大人東より若く見えてしまうかも。
東に合わせて松岡が多少なりとも老けていれば、萌も倍増したのではないかと思います。

また、松岡が人を殴ったり恫喝したりするシーンには、もう少しだけ普段の姿とのギャップが欲しかったです。
表情も言葉遣いもどうしても小綺麗な印象の方が勝ってしまいました。
透明感ある絵柄・世界観はとても素敵ですが、血生臭く俗っぽい現実世界があるからこそ松岡と東の純愛がより引き立つと思うので、もう少し視覚的に変化をつけてほしかったです。

ストーリー的には、生きる世界の違いやお互いの身の安全といったことを悩む前に、まず男同士で付き合うということに葛藤してほしかったかも。
東は一人息子だし、母親に対して何も思うところはないのかな?と少し疑問に感じました。

色々書きましたが、萌度では文句なしの神。
後半にかけて増えてくる色っぽいシーンはどれも眼福です。二人とも上背があるため、男同士ならではの色気を感じることができました。

麻生さんの次回作(来月発売!)も大変楽しみです。

6

めぐる季節の中で

父親の事業の失敗により、母親とふたり貧しい生活をしている東(受け)のもとに、昔受けた恩を返したいという、金貸しの松岡(攻め)が現れる。
きっと自分たちを騙そうとしている悪人に違いない、と疑う東はなかなか素直になれないが、長く誠実に援助してくれる松岡にだんだん疑いは解け、ほのかな想いを寄せるようになっていく。しかし松岡は母と結婚したいのだと誤解した東は、松岡にひどい言葉を投げつけ…。


元は金持ちだった坊ちゃん受けと、昔のある出来事により受けに心を奪われた金貸しの攻めの話です。
『Season』というタイトルの通り、移ろう季節とともに2人の関係の変化を描いた、長い作品です。

親に売られ、奉公先できつく当たられていた攻めに、一度だけ与えられた優しい手と言葉。それだけのために自分の人生をすべて捧げて尽くしてもいいくらい、攻めにとってはうれしくて衝撃的なことでした。
受けはそれを忘れていて、父親が何か恩義を感じるようなことを攻めにしたのかなどと抜けたことを思っています。受け自身が忘れていても、攻めの気持ちに変わりはないですが、作中で受けが思い出してくれたときには、攻めに「よ続きかったねえ」と声をかけたい気持ちになりました。
受けの視点の話なのに、攻めの気持ちを思いながら読んでしまうような、そんな作品でした。

くっつくまでは、受けが攻めを追いかける話でしたが、攻めも受けのことを思って距離を置いたりしていただけで、実際にはそばにいたくて仕方ないようなのが可愛かったです。情け容赦のない冷酷な金貸しで、長身でイケメンで顔に傷があったりしてすごくかっこいいのに、なんかひたすら可愛い。
間違いなく、これからどちらかの命が尽きるまで一緒にいるだろうな、と思える2人でした。

4

一途!!執着愛たまらんっっ

麻生ワールド全開♪
やはりエロいです(*^_^*)汗が。目が。
後半に少し絡みのシーンがあるだけなのですが、ぐっときます。
攻めの松岡の欲しくて欲しくてたまらなかったという気持ちが表れていますね(/_;)

さらに萌えのポイントは年の差なのに、年下受けへの年上攻めの敬語が!!萌えます!!
ちょっと乱暴な松岡が見れたりもして、人間らしくて、切なくて・・・ぜひ一読を・・・!!!
贅沢言うとシリーズで三冊ぐらいで徐々に成長とラブラブを濃厚に堪能しとうございましたwww
でも好き!!!!

2

読み応え抜群!

たいへんに素晴らしい主従ものでした。
春夏秋冬とお話が分かれており、読み切りで終わるはずが一冊まるまる表題作になるほどの長編になったとのこと。
麻生先生は長編でじっくりなお話のほうが好きだな。

元使用人の金貸し屋×呉服屋の息子
ちょっと古い時代の、年齢差カプです。

なんといっても攻の松岡がものすごく好き!
父の死後、病弱な母親と暮らす受の東(あずま)の前に現れた松岡。
彼は出世して、昔の恩返しがしたいと頭を下げてまでふたりの援助を願い出ます。
恩といってもそれは東個人だけに感じているもの。
幼少期に親に売られ、呉服屋の主にも手酷い扱いを受けていた松岡。
家畜同然の扱いを受けていた松岡に唯一人間として優しく接してくれたのが呉服屋の息子である幼い東だったのです。
それも東にしてみれば、ただ怪我を手当てしようとしただけの記憶にも残らない何気ない行為。
たったそれだけの出来事を一生の宝物のように思い、東のためなら何でもすると、東に恩返しするためだけに生きて来たのです。

東のために早く稼げるようになるため、いろいろな事をしてきたのでしょう。選んだ道も真っ当だ続きとは言えません。
東には誠実に接していても、反面では金や暴力、人の生き死にと隣り合わせで生きる人間なのです。

自分の汚い部分を見せたくない。
東がくれたような温かい気持ちだけを返したい。
そう思うと同時に溢れる恩人への愛しさと欲望。
東への恩義と欲望との葛藤、そしてなんともいえないいじらしさと、厳しさや冷酷さを兼ね揃えた魅力的な攻様です!!

極めつけは『坊ちゃん』呼び!
最初から最後まで一貫して坊ちゃん呼びと敬語。もちろんエチのときも!
普段仕事のときとか東以外の人間には乱暴な言葉なのに対してのこのギャップ、これにはすさまじく萌えた!


受の東も好印象。
最初はただのワガママ坊ちゃんかと思ったのです。
昔の松岡とのエピソードも覚えてないので、最初は松岡に敵意を剥き出しにしていたのですが、だんだん慕うようになってそれが恋心に変わる。
両想いになってからも大人な松岡に対して早く追いつけるようにと必死で、松岡のことが知りたくて、ピュアで一生懸命なところはとても好感が持てます。

最初は松岡への恋心だけが目立っていた東ですが、後半は医者になるという自分の将来を見つめ、松岡から与えられるだけでなく何か特別なものを返したいと思えるようになります。子供っぽかった坊ちゃんの成長が見て取れてとても良かった。
松岡を想いながらも自分の意思をはっきり持とうとする、そんな東の強さに松岡もさらに惹かれるんだなぁと思いました。


このふたりの萌えどころを語るとキリがないのですが、麻生先生の描くふたりの絡みの安定のエロさは今回も格別。
お互いを想う気持ちは純粋なものだけど、それと同量の欲望もあるわけで。エロは計3回ありますが、どれも性急感がありたいへん萌えます。
特に花火大会を抜け出して旅館での初エッチ。
東を大切にしたいという気持ちと、全てを自分のものにしたいという欲望が伝わってくる松岡の愛撫がたまらんです。太腿裏舐めと顎舐めは最高です。麻生先生の描く舌使いは絶妙!ベロチューとか!
描き下ろしのおコタでエッチも◎
何気に坊ちゃんがかなりの誘い受なのが萌え!


7年という長い年月をかけて、季節を一またぎしてふたりの愛と成長を丁寧に美しく描かれた今回の作品。
残酷なシーンや悲しい展開もありますが、確実にふたりが幸せになっていってるのが分かるので、切ないながらも温かい気持ちで読めるお話です。

たった一冊でこの読み応えはスゴイと思います。麻生先生の魅せ方がうまいので、物足りなさとかが無いのですよね。
例えばたった1コマで文字がなくても松岡がどんな人生を送ってきたかが一目で分かる。そういう絵だけによる表現の仕方が麻生先生はすごくお上手。
また開始から完結までの7年間を感じさせない、一切乱れや変化のない作画も素晴らしい。

主従萌えとかしない場合でも、ひとつのヒューマンラブストーリーとして多くの方にオススメしたい作品です。

あと、松岡の仕事仲間の情報屋の穂純。ロン毛できっとワケありな彼のことも詳しく知りたいので、密かにスピンオフ期待してます。

7

健気!!

NHKの朝ドラを観ているような気分になりました!
しっとりとした時代の、地に足がついた世界観。
ひとつ間違えば難解になったり、小難しくなったりする題材に思うのですが、東の健気で可憐な良い子っぷりで、どんどん引き込まれていきます。対する松岡もいろんな思いを抱えながらも、健気に東だけを思い続ける。

中盤でいつの間にか涙が流れていて、それ以降は読みながらずっと涙涙でした。

7年もかけて描いたとは知らずに手に取りましたが、この大作を一気に読み終えられる幸せ! また何度でも読み返したい作品です。

2

感無量

何か裏があるようには見えなかった。
表紙が素敵すぎたので。
この見つめあってる二人に恨みでどうのこうのの鬼畜な設定はないだろうと勝手な思い込み。
でも、本当に恩返しの為に東を探しだした松岡だったので一安心。

コマ小さいのに細かいところまで描かれているし、1ページ1ページが丁寧で綺麗だし、映像で頭の中に流れてくる感じで引き込まれた。

松岡の為に大切に育てた菜の花。
東が母とのことを勘違いし、怒って庭から菜の花をぶち抜き駅まで走って松岡に投げつける。

その菜の花が春になって松岡と再会したあと、駅のホームに咲いていたのは感動だったな。
東が松岡に告白して、菜の花からの斜め下から見上げるアングルが素敵でした。
たぶん、あの菜の花だと思う。

東の松岡はあの時の怪我をしていたお兄さんだと思い出した時の表情がめちゃめちゃ可愛かった。

結ぶ秋の扉絵が好きすぎます。
風に煽られていて、松岡が東のおでこにキスをしている。
これも、斜め上からのアングルで素敵です。

東の目から涙が落ちるシーンも他にはない感じで良かった。
3コマで描かれていて、東が見ている続きところは自分の足。最初はクリアな視界で歪んだと思ったら涙の雫がポタッと落ちる。
二人の運命は最初に出会った時に決まっていたよね。

このコミック出るまでに7年かかってるんですね。
壮大なストーリーだったな。感無量です。
流血シーンも(顔も見えなく名前もない人達の首吊りシーンもあり)多々あるけど読んで良かった。
やっぱり、麻生ミツ晃先生の作品好きだなと再実感。

松岡の仕事仲間である情報屋の穂純のストーリーも読みたいし、大学で唯一の友達だった弓削がそのあとどうしたかも知りたいです。
穂純なんて長髪の着物姿でまだまだ謎の多い人物だし、弓削も東と仲直りしてくれてたらと思う。

どっちもイケメンです。
穂純は美しいので情報を得る為に身体を…?なんて想像したりもした。

本当に映画のようなストーリーです。

9

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