泥中の蓮

deichu no hachisu

泥中の蓮
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神62
  • 萌×247
  • 萌22
  • 中立14
  • しゅみじゃない24

101

レビュー数
28
得点
578
評価数
169件
平均
3.6 / 5
神率
36.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
祥伝社
シリーズ
onBLUE comics(オンブルーコミックス・祥伝社)
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396783785

あらすじ

優等生弟とウリセン兄。
世界に二人だけならよかった――。

両親を早くに亡くし、二人暮らしの橘(たちばな)兄弟。
しっかり者で真面目な弟・秋生(あきお)は、男に体を売って金を稼ぐ兄・元春(もとはる)に恋をしている。

秋生が兄の乱れた性生活を不満に思わないのは、兄がいつか誰からも見捨てられた時、側にいられるのは自分だけだと信じているから――。

巨弾新鋭・ためこうが放つ、業深き兄弟の歪な執着愛。

表題作泥中の蓮

橘秋生,弟,優等生の高校2年生~
橘元春,5歳年上の兄,男相手のウリセン~

その他の収録作品

  • Bonus Track(描き下ろし)

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レビュー投稿数28

愛情と愛情の交錯

ドラマCD化が発表されたのをきっかけに、予習にと読みました。

以下、ネタバレを含みます。



一度読み終えてみての感想は、『兄ちゃんめちゃめちゃかっこいい』でした。
作中何度も男前なシーンがありましたが、一番はやはりエピローグです。
わたしはあれを兄の演技だと解釈したからです。
しかし、もしかしたら本性なのかも?とあやふやに揺れていたので、いろんな方の感想を拝見してみたところ、やはり『どんでん返し』と書かれている方も多く、ならば本編の中にどれほど伏線があっただろうかと、意識しながらもう一度読み返してみました。
ですが、読み返してみた結果、やはり兄はひたすらに純粋で、ただただ弟を守りたい一心だったんだろうなという考えに辿り着きました。
ウリを始めたのは弟の為にとにかく手っ取り早くお金を稼ぎたかったからかな、と。
常に頭にあるのは弟の幸せだけで、でも自分に向けられる気持ちに気付いていて、どうにかして『真っ当な』道に軌道修正してやりたかったんだろうなと。
しばらく弟との行為に没頭していた時の兄の心理はまだ掴みあぐねていますが、その後弟の涙を見て離れたのは、本当に続き自分が近くに居てはダメだと思ったからなのでしょうし、再会後のラスト、受け入れたのは、これ以上壊れてほしくないと思ったからではないかと解釈しています。
自分が居てはダメと思って離れたけど、そうではなく、自分さえ居ればこいつは『真っ当』でいられる、と悟ったから、『一緒に沈む』決意をしたのだろうと思いました。
仕事に行く時や花を買っている時の弟の穏やかな表情が、それが正解だったということを痛々しく表していると思います。
そしてエピローグのあの兄の演技に繋がると考えると、なんとも歪みきった愛情だなとゾクゾクします。

二度読んでの感想はこう落ち着きましたが、また読み返す度に感じ方が変わってくるかもしれません。
読む人を選ぶ作品だとは思いますが、絵柄や本の装丁を含めて、わたしは好きな作品です。

2

とんでもない作品と出会ってしまった…

表紙の絵が綺麗だったのと、ちるちるでもよく目にしたのでなんとなく手に取ってみたら
とんでもない作品でした。
もちろんいい意味で。
中盤あたりでこれ絶対バッドエンドだろうなー…と思っていたら、(2人にとっては)ハッピーエンドなのかな?とにかく、予想打にしない展開。作者さんにはいい意味で裏切られました。
あらすじは、売り専でダメダメな兄とその事が好きな完璧な弟…序盤はそうです。序盤は…でも、物語が進むにつれてどんどん二人の関係は歪んでいきます。
読んでてとても楽しかった作品です。でも、読了後考えさせられるというか、何回でも読み返したくなります。
でも、苦手な方は本当に苦手だと思います。まず兄弟ものが苦手な方(だったら最初から手に取らないと思いますが…)萌えを求める方にはおすすめしません。bl初心者なんてもってのほか。
新人さんとは思えない圧倒的画力とインパクトのあるストーリー、これからが期待の新人さんです!

1

嫌いじゃないけど評価は低めになる…(-ω-;)ウーン

ためこうさん初読みです。

「絵が綺麗」と称される作家さんなので楽しみにしてたのですが…うーん。
お兄ちゃんがずっと年齢不詳だったのが残念。
学生時代も現在も数年後に再開したシーンも変わりなく。弟は少し変化があったので、兄は"敢えて"変えなかったのかもしれませんが、私にはその辺りの意図を読み取ることは出来ませんでした。

兄に対する激しい執着心と「普通の自慢の弟」であろうとする自制心と。
相反する2つの気持ちの狭間で揺れ動く弟の苦悩の中でドロドロした感情が蠢く様。
面白かったなーと思うのですが、どうしようもない胸糞悪さと萌えを同時に味わってる気分でした。
ガチ兄弟の共依存の設定萌えに萌えただけだったのかなぁ。
自分の感情が迷子になっておる…(-ω-;)

お兄ちゃんは散々逃げ回った割りに「しょうがねぇな」ってアッサリ受け入れて(゚Д゚)ポカーン
ラストが雑だなぁと思ってたら最後にお兄ちゃんの本性がわかってスッキリ。
不気味な怖さだけど清々しさを感じました。

でも本性を隠して演技し通して、弟はこの先一生知らぬままなのか。
兄にしろ弟にしろ表面上を装っ続きたまま幸せごっこをしてるのがゾワゾワする。
残る不快感の理由は多分これだorz

評価は
・設定やオチは嫌いじゃない
・胸糞悪い不快感が残る読後…
・でも読んでる間は没頭出来る面白さはあった
を総合して萌え寄りの中立です。
でも不快感が消えた頃に読み返すぐらいには好きです。


0

両想いだけじゃ足りない

お兄ちゃん元春はただ弟と両想いになるだけじゃダメだったんでしょうね。弟の気持ちはずっと前から得られているから自分も好きだとすぐ伝えれば両想いになれるけど、それ以上に自分しか選べなくなるほど弟を依存させようとしています。

途中、兄が職に就いたのも弟に対して真面目に尽くしたけど、しょうがなく根負けして弟の想いを受け入れたんだという「てい」を保つためだったのではと思えました。
いろいろ仕事場に文句を言っていたとはいえ工場勤務をこなしていたので働けないほどウリに堕ちていたわけでもないのかなと。

弟は狂ってはいるけど兄が職に就いた時に応援しなければという理性の声が残っていたので、やっぱり兄が一番ヤバかったですね。

途中、兄への想いを抑え込む為に弟に利用されたバイト先の女の子ですが、女の子の方もいくら秋生が好きだったとはいえセックスさせてと秋生に言われていきなりそれを許しているので、可哀そうではあるけどしょうがない面もあるかも…

終わり方に賛否ありますがわたしは、兄がただビッチだったのではなく心は弟にあったのだと分かったので、最後の兄の言葉が好きです。

世間から見れ続きば明らかにおかしい二人ですが、弟は社会的にまともな良い仕事についているようだしこの2人の中ではあれがハッピーエンドなんだと思います。
ただ少し周囲を巻き込みすぎた感はありますが…ww

1

本当愛はあるのか.....?

表紙に惹かれて購入しましたが、あまり内容はサラッと流れ落ちていくような話でした。
そういった意味では読みやすいのかもしれません。しかし読み終わって特に何の感情も残らなかったというのが印象です。
私的に一番この作品があまり好みじゃない理由は、結局この2人が本当に愛し合っているかがあまり感じられないなと思ってしまったからです。
確かに実は兄弟ともお互いに執着しあっていた、最後自分のものになるならそれまでの過程は気にならないほど愛してるみたいな汚い部分も愛してるという執着系、下衆系の話は私は好きです。
でも、兄貴の突然の心情の変化にちょっと急に実は俺下衆でしたーとか言われても.......へ?あっそう....なんだ。、しかならなかった。伏線が少なすぎで急に兄が執着しすぎてあっけらかんとしていた。
なので最終的にあまり、愛があるのかあまり感じられないなと感じてしまいました

4

私には合わなかった…絵柄は◎

可も無く不可も無くという感じでした。絵は少女漫画っぽく綺麗で目を惹かれ、特に目がキラキラしてて好きな絵柄。

弟が高校生で兄とは5歳差なんですが兄が幼い。
数年後の兄弟も弟は大人っぽくなっていますが兄の方はまだ幼さが目立ち、体型も幼いままでした。もう少ししっかりした体つきの方が良かったな~と。絵柄が好みなだけにショタ感が余計に気になってしまいました。


兄弟愛に関しては他の作品を読んだ事が無く比較は出来ませんがドロドロな底なし沼から抜けられない兄弟の2人だけの世界など設定や題材は良かったです。兄弟愛のBLは初読みでしたが違和感無く読めました。


「実はどっちもクズでしたー」っていうネタばらし(?)な展開は賛否両論あるみたいですがその設定自体には問題無し。
ですが実はこうでした!と明かされる展開の時に「あーやっぱり!」か「全く分からなかった!驚き!」のどちらかのリアクションがあるのが普通ですが本作にはありませんでした。ドキドキやハラハラ感も無かった。


そういった感情が沸いてこない為、読後のこの作品良かった!という作品に対しての熱が無いまま読み終えてしまい続き、この作品評価高いけど自分にとっては微妙だったな~という感想に繋がってしまった所が残念でした。
ネタばらし以前のストーリーに、伏線等は(私が見落としているだけかもしれませんが)無かったのですが後付け感も無く、綺麗に収まっていました。


暗い感じのハッピーエンドですが2人はそれでも幸せだろうからこの終わり方や読み終わってモヤモヤする読後感じゃ無く、すっきりもしませんが後腐れ(?)ない所が良かったです。

兄弟愛が好みで歪んでるのも平気!という人には合うと思います。歪み系大好物な私は少し物足りなく感じましたが買って後悔はして無いです。

1

うーん

執着系ホモが好きな方なら萌えると思います。設定は萌えたし、最後の兄の心情にはキュンとしました、でもなぜウリをやっていたのか、ウリをしていようが兄弟でやっていようがとても淡白に見えてうん?となってしまいました。
好き嫌いをだいぶ選ぶと思います。すこし試し読みした方が良いかと

1

ううーん

大変申し訳無いです。
カラーイラストが魅力的でアンソロのカラー等でお見かけしてて
とても好みの絵柄で
やはりこちらの表紙も印象的で思わず手に取ったのですが
ううーん中の絵も綺麗です。画面も見やすい。
どちらかと言えばイラストレーターさん寄りだと思ってたので
漫画の上手さに驚いてしまいました。
でも何故だか駄目でした。
ちょいちょい演出に誰かのドヤ顔がチラついてしまう。
「ほらコレ格好いいでしょう?」みたいな。
いや実際にそんな事はないのは分かります。作者さんが大切にお描きになったのだろうと分かる丁寧な絵です。
正に「映画を見たような読後感」のような感想が本来ならぴったりなんでしょうが・・・駄目でした。
絵はとにかく好きなのだから星をその分増やせって感じなのですが
自分に正直に萌えなかったので「しゅみじゃない」で失礼します。
とくにラスト、1ページまるごと景色の絵プラス「泥中の蓮 終」でドーン
暗転して「THE END」でドーンに苦笑いしてしまって
自分こんなに捻じ曲がったものの見方するんだなって・・・。
内容がすっとんでしまいました。

大人になっ続きてもショタ顔、ショタ体型だったのもうーんかも。

6

絵が綺麗

綺麗な絵で引き込まれました。
各所で期待値が高いのもうなずけます!
キャラが二人とも魅力的で、どこか病んだ人物描写がうまい。
最後の仕掛けもハッとなる展開でゾクゾクしました。

お話の整合性が若干甘く、センセーショナルな展開にしようとして少し無理をしている感じがしました。
題材は良いのでもう少し内容を詰め込めたら良かったかな〜。

0

執着がすごい

一見しっかりもので優等生な弟の、兄に対する執着がすごかったです。兄が仕事を見つけた際も、応援しようと思いつつも、心の底ではダメなままでいてほしくて、誰からも見捨てられて自分の元に堕ちてきてほしいという思いが伝わってきました。弟は自分と同じように堕ちてほしくて兄を抱いたけど、結局兄は弟に対して兄でいようとしました。少なくとも弟はそう感じていて、 涙した姿が切なかったです。その後兄が出て行って再開してからは弟がなんだか吹っ切れた感じで大人っぽくて素敵でした。執着心は変わらずでした。エピローグでは兄の想いが明かされ、執着は弟ばかりでないことがわかり、最後に驚きました。

0

病的な執着にはかわいらしすぎる絵柄

ウリセンしながら弟を養う兄は淫乱でどうしようもないけど、兄が最後に頼るのは自分と信じてひたすら兄に執着する弟。兄は弟の将来を想って手放そうとするけれど…
結末の後に明かされた兄の本心というか、したたかさには寒気がしました。
シリアス系な話で、エピソードや展開はおもしろいのですが、ガチ兄弟の病的な執着を語るのは不似合なかわいらしい絵柄で、成人してる兄が子供っぽさを残す学生のようで、読んでいて違和感を感じてしまいました…
表紙のカラー絵に惹かれて、試読みもなく挑戦したのが裏目に出てしまいました。
※私個人の絵柄の好みによるところが大きく、ためこう先生は絵が下手なわけではありません!

1

この絵で可愛い話が読みたい

ためこうさん自身、高尾滋さんが憧れだったとおっしゃるだけあって、絵の雰囲気は似ています。
高尾さんより線は太めですが、丁寧に描かれている印象です。描き込みが少ないのでアップになるとちょっと画面が寂しいかな。でも好みの絵柄でした。手の書き方が女性っぽくてそこだけ残念でした。

読むまで表紙向かって右が受けだと思っていましたが、逆でした。読み始めたら気にならなかったです。
ストーリーは確かに意外性はあるのですが、唐突すぎてついていけずに終わってしまった印象です。
onBlueで始まった新連載もシリアスな展開になりそうなので、いつか「いとしのねこっけ」みたいなほのぼのした可愛い話で1本読んでみたいです。

3

兄弟物は好きなのですが。

兄弟物というか、兄受けは大好きなので喜んで購入しましたが。
ああ、右が兄じゃないのですね(汗)また勘違いして購入しました。
どちらにしても兄は成人しているようには見えないなあ。
まあ、それはいいのですが、話が兄弟で関係を持つ話は好きでも、ヤンデレ系の歪んだ物は得意じゃないみたいです。
萌えませんでした。
弟が優等生に見えて屑なのはいいとしても、兄までだと正直お腹いっぱいです。個人的には、あのオチはいらなかったかなあ。

絵はとても綺麗でした。

1

執着という言葉がぴったり

結末が読めないまま、話が展開していくので面白かったです。
だんだんとつまびらかになる弟からの兄への執着心は読みごたえがありました。
好きなだけではなく、そこに執着が加わると怖さが出てきて、それを表現する会話のやり取りがとても良かったです。
閉塞されたハピエンです。

ためこう先生のポイントで持ってくる絵は、シーンに関係なくドキッとしてしまいました。
絵柄はあまり好みではないのですが、ポイントのカットは美しく見応えがあります。
ただそれ以外が伏線としては印象が薄く2周目をしても、内容面で新たな発見とまではいきませんでした。

ウリも関わる話ですが、ストーリーに必要以上の絡みはないです。
そのせいか、あまりエロさは感じませんでした。
しっかりと絡んではいますが、プレイとしては淡白です。
内容的に無理矢理はありますが、エロさとはまた違いました。

読了の感想は、表紙が気になって買ったのですが良かったです。
近親相姦で執着が入るので、スカッとした感じはないのですが、全体的にドロドロしているので好みでした。
とはいえ萌えは何もなかったです。
ラストのずっと隠され続きていた兄から弟への執着心が発覚するシーンは、どんでん返しというにはパンチが弱く、ウリをやり続けた理由にも繋がらず、なんとなくもったいないと思いました。
重めが好きで気になるなら、良い作品だと。
ただ地雷がある方は注意が必要だと思います。
そこが読む人を選ぶ点かもしれません。

2

薄気味悪し

気持ち悪い作品でした。本当に血の繋がりのある兄弟ものと言うだけでも拒絶してしまう私としては二人の歪みすぎてる性質がどうしても理解できませんでした。最後の最後にどんでん返しがあったのには驚いて、そこのところは面白かったのですがそのどんでん返しもまた気味が悪いと言う。でも、これって、兄弟ものとか、そっち系の薄気味悪い歪んだ愛情が好きな人には堪らない作品だと思います。

お子様な私には無理でしたけど、こういう系統もあると言うことで、開拓するのは面白いんじゃないでしょうか?

5

狂気

読んだ感想を1つの単語で表すのなら、「狂気」です。
全員が狂っています。
好きな人は好き。私のように、あまり好きではない。人とキッパリ別れる作品かと思いました。
兄弟ものが好きな人にはオススメです。
この作品、作画がとにかく綺麗です。
バラバラとしたレビューになってしまいましたが、兄弟ものが好きで、狂気混じりの作品が好きな人にはオススメします。

5

良作

兄弟ものが好きな人には本当おすすめしたいです
なんていうか弟の執着と兄の腹黒さがげすい部分もありますがそれがもうおいしいと思えます
友人におすすめしてもらって買ったのですがこれは買ってよかったと言えます

0

いろいろ不可解

両親を亡くし、兄と2人きりで暮らしている秋生(攻め)。兄の元春(受け)は男と寝ることで収入を得、秋生はそんな兄に歪んだ執着心と劣情を抱いている。しかし兄弟の生活は、弟が兄を犯したことにより終わりを告げた。


オチまで読んでみて、さかのぼって考えてみると、いろいろ腑に落ちず、納得のいかない点が多かったです。センセーショナルな展開にしようとしすぎて整合性が二の次になったようなイメージでした。
エピローグで「兄の想いは実はこうだった」ってことが書かれているのですが、もしそうならこのときのこの言動はおかしい、という箇所がいくつかありました。ですがセリフやモノローグを並べて「ここがおかしい」「ここもおかしい」とやるとかなりのネタバレになってしまうので控えます。

この本の直前にはらださんの『カラーレシピ』を読んだのですが、ラストにまるっとひっくり返るタイプの作品としてはそちらが緻密すぎて、余計につじつまの合わないところが気になったのかもしれません。ガチ兄弟の歪んだ愛情だけで十分衝撃的なんだから、あまりどんでん返しとか狙わなくてよかったのにな、と少々もったいなく思います。

13

狂ってる二人

兄弟者の局地だと思います!
どっちが狂っててどっちがヤバイのかもう誰にもわからない

1

苦手な人は苦手な話

雑誌で読んでいての購入です。

ガチ兄弟ものでシリアス、相手以外との性行為描写あり、当て馬ありと苦手なひとも沢山いるだろう内容ですので表紙の美しさに惹かれての購入には気を付けて欲しいです。



(内容とは少し違いますが)
この作品、
エピローグ部が雑誌on blueに掲載された時のグッとする読後感に痺れ、単行本の発売を楽しみに待っていました。

しかし単行本では「完」のすぐ隣のページから描き下ろし漫画が始まってしまったため
本編の幕引きの雰囲気や余韻を味わう間がない構成になっていたことが残念でなりません。せめて1頁でいいから間を挟んで欲しかった。

素晴らしい表紙のデザイン、こだわった装丁はもちろんいいのですが
素敵な作品だからこそ作品の魅力を生かすように中のページももっとこだわって欲しいです。
大変にわがままで申し訳ありません。

0

本当の意味での泥中の蓮とは

私には、汚れた泥のような周りの世界に虐げられながらも生き抜く兄弟こそ、美しい蓮のように感じました。不憫で、とても美しい。救いようのない歪んだ執着愛でさえも2人が生きてきた証なのだと感じました。

ただ、最後のエピローグの兄の言葉。本心で言っているのか強がりから出た言葉なのかイマイチすっきりしません(´・ ・`) 急にネタバレをするのではなく、ほのめかす程度で、あとは読者の解釈に委ねるという感じでも良かったかなと思います。内容が濃くインパクトはある話ですが、萌はあまり感じられませんでした。

ためこう先生、○○ボーイアンソロの表紙を描いていた方で、絵柄がとても可愛らしくて好きなので、ぜひ次回作はほのぼの癒される系BLを描いていただきたい…!!

1

二つの読み方で二度楽しめる

タイトルである【泥中の蓮(でいちゅうのはす)】…実はこれ“ことわざ”の1つなのですね。
「汚れた環境の中にいても、それに染まらず清く正しく生きるさまの例え」とされています。

作中では最初、兄から弟に花を贈るシーンが有ります。
自分を買った男からの貰い物ですがw
その時に「泥中の蓮」についてのことがちょろっと描写されています。
“花”は希望であり、それに似ていると称される自分は兄にとっての希望なんだと。
でも果たしてこれは兄弟どちらを例えたものなのでしょう?
“どちらか片方”という意味合いではないのかもしれませんね。
→兄…(弟視点)売り専という泥の中に身を落としても弟である自分を育ててくれた兄の姿は清らかに見える。
→弟…(兄視点)一般的に宜しくないとされている家庭環境下において“一見”優等生に育った弟の姿。
正直、読み終わった感想としては二人とも花とか泥とか以前にもう“沼”だろ。
一度浸かったら最後抜けることができない底なし沼。
でも、でもですよ。
例え二人がいる場所が泥だろうが沼だろうがもういいんじゃない?
二人が幸せならそれでいいんじゃない?
続きて…兄に贈る花を選びながら穏やかな表情をしている弟の姿を見て思ってしまったのです。
本編終始ヤンデレ具合を発揮していただけにね…。

途中まで弟×兄のヤンデレだなぁって普通に読み進めておりました。
王道ヤンデレ弟による執着攻めだなーと。
…王道の使い方間違ってる気がしないでもないけれど、ヤンデレ分類の中の王道ということで!
そんな感じで割りと油断していた模様です。
うん、割りとヤンデレ読むしね、抵抗ないしね、寧ろヤンデレ話を探そうとするしね。
なのですが…こ、これは…((ヽ(゚ω゚;;;)ノノ))
もう最後の最後でゾワッとしました。
どんでん返しとはまさにこのこと。
エピローグのモブキャラと兄との会話(兄とモブキャラの表情、コマ割り)…特に166~169ページには惹き込まれました。
ラストがブツっと切れるような終わり方なのが余計にそのぞくりとする感覚を際立たせた気がします。
このことを踏まえて後で読みなおそうと思ってます。
オチを知った上で読み返したら面白そうと思いましてw

あー…兄が売り専なのでモブキャラと本番行為をしていたり、ヤンデレこじらせた弟がバイト先の女の子を兄に見立ててDT捧げつつ本番行為をしている描写があるので苦手な人はご注意下さい。

それにしてもあれですね、家庭訪問に来た高校の担任教師、兄の身代わりにされていたバイト先の女の子、兄の職場の同僚…どんまいです。
ってかあの場面見られて普通にその後も高校行って卒業…先生内心かなりの修羅場だったんじゃなかろうか。
いやまー本番行為していたわけじゃないけど相当あれですよ。

取り敢えず次作もチェックしようと思います。
Twitterにためこう先生がUPされていた3刷発行感謝画像(兄と弟)可愛かったです。

7

蓮は泥に染まらないから美しいのではない

「縛られやケンちゃん」(蜂宮よう子名義)とは打って変わって、コミカル要素一切ナシの、ダークなガチ兄弟モノです。

「泥中の蓮」とはさて何ぞやと。
ことわざ通りに受け取るなら、「汚れた環境の中でもそれに影響されずに、清らかさを保っていることのたとえ。」
いかにも昔の人が好きそうなことわざですが、こういう考え方が大っ嫌いな私は、いやいやそうじゃないだろう?と思うわけです。
泥水こそが蓮を強く美しく育て上げてるんじゃないの?と。

そんなことをつらつら思いながら読んだので、ことわざ通りの綺麗事が展開されていたら速攻で投げ捨てたでしょうが、ためこうさんいいお話描いてくださいます!
ちょっとレビューが書きにくい(良さを言葉で説明しづらい)作品ではあるのですが、がっつりと歪みながらもただダークなだけではない安らぎがラストにはありました。
本編のラストシーンで秋生(弟)が見せる穏やかな表情にグッときます。
汚い泥水の中が理想郷だっていいじゃないかと。
二人が沈んでいったのは、泥が周りの不必要な声を遮ってくれる静かで安らかな世界に見えました。

エピローグまではがっつりシリア続きスなのですが、描き下ろしととらのあなのリーフレットでその後の二人の甘い生活が垣間見れ、これがまた良かったです。
ずっと兄の為に「いい弟」を演じてきた秋生がちゃんと弟らしくなれて良かった。
描き下ろしの最後の元春の一言と、リーフレットの最後の秋生の一言に思わずにんまりしました。

1

裏切られたかった!

ここ最近好きが加速しているお気に入り作家です。
短いなかにドキッとするものを見せられ読むたびにため息。
ひんやりとした印象のイラストも美しくてとても好みなのです。

この作品は前半を「号外onBLUE」で読んでいたのですが、続きが気になりつつも、あとはコミックス化を待とうと楽しみにしておりました。確か第1話は読切りとして登場し、その後読者の反響を得て続編、となったのですよね。そして今ラストまで読んで思うのは、やはりその第1話に全て詰まっている気がするなぁと。各エピソードにはそれぞれ引き込まれるのに、それがラインとなることでセンセーショナルな第1話の印象が薄れていき少々がっかりした気分。さらにエピローグでがくんときてしまい...残念ながら自分にはそんな一冊となりました。感じたことはいろいろあるのですが、うぅ...感想はここまでとして、ためこう作品には今後も注目していきたい!と〆ます。

10

迷宮のリコリス

詩雪さん

詩雪さんの残念感、すごくわかります!
1話のインパクト、すごいですもんね。
ウェブで公開されたこちらの同人作品を読んでから読むと、
東野圭吾の『白夜行』原作とそのドラマ版みたいだなって感じました。
感情が一切語られなかった原作と、感情を中心にした解釈的なドラマ。
この『泥中の蓮』も、同人のほうが原作で、こちらが解釈ドラマみたいだなーって。
『白夜行』もドラマはドラマで好きだったのですが、
やはり原作には敵わなかった。

エピローグが分かれ道

 表紙がとても魅力的で絶対に買おうと思っていました。『泥中の蓮』というタイトルにもとても惹かれます。
 最後まで読んで顔が似ている兄弟にした意味がわかる気がします。そして再読したくなる。泥の中で咲く花のように綺麗だったのは、兄なのか弟なのか、それともただの幻想なのか。
 ぬかるんだ泥の中は彼らだけの世界。ドロドロになっていつか一つになってしまいそうな、こういう世界に二人きりのという物語はとても好きです。だって唯一のものって絶対に手放せないと思うから。
 ただ一つ、エピローグの評価が難しい。構成としてもストーリーとしてもとてもいいと思います。だけど描き方が露骨すぎるのですよね。頭の悪いミステリーの読者に“一から十まで丁寧に謎解きしてあげるような感じ”とでも言うのでしょうか。説明し過ぎずにそこを想像させて、シャッターがぴしゃんと閉まる様なラストだったら『神』だったと思います。 

6

詩雪

迷宮のリコリスさん

こんにちは♪

さっそく特別公開されている同人誌バージョン読んできました。
貴重なお話&情報ありがとうございます!リコリスさんレビューの「ただ一つ、エピローグの」からのくだりに、自分がうまく言葉にできないなぁと思ったものがビシッと書かれていて「!!!」となった今朝でした。とても期待していただけに、読後レビューを書くのはむずかしかったです。。。

特典リーフレットとペーパーのレビューも、読ませていただきました。ありがとう♡ためこう作品は絵とちょっとのセリフだけで十分伝わってくるのも魅力だと思うので、本編のほうは逆にモノローグ極少もアリだなって…そちらを読んで、また新たな感想を持ってしまったり。
でも、間違いなく今後も楽しみな作家様ですねっ!

美麗なドラマ

発売前からだいぶ宣伝されていて
イラストの美麗さと高尾滋さん推薦の帯に惹かれて購入しました。

体でお金を稼ぐビッチな兄と優秀な弟君の兄弟愛のお話。
このイラストだから読めたなと思えるお話でした。
兄弟の編愛っぷりが満載です、特に弟君が兄へ対する思いが強く
兄を抱きたいと思う気持ちを堪えて女の子と寝ることで抑制して
でも自分も愛して欲しくて結局プッツンして襲ってしまう。
そこから崩れるように2人の関係はドロドロに・・・
弟君だけかと思いきや、兄も相当歪んでおりました。
とてもドラマチックなラストです。

絵が綺麗なので1シーン1シーンが見ごたえあります
エッチシーンも抜群です何度もパラパラと本を見返してしまいます。
兄弟の顔が可愛らしいので襲っても痛めつけられてもエグい感じはしませんでした。近親相姦もの苦手ですが読めました。

皆さん言われておりますが自分も萌えは無く、物語としては良いと思います。

2

きゅんが来るハズなのに…

とっても素敵な表紙ですね。
弟・秋生(攻)が兄・元春(受)を抱き寄せながら、
じっとこちらに視線を向けています。
ストーリーや前評判も下調べして、
読むべきか読まざるべきかずっと悩んでいたのですが、
秋生の美しく強く静かな眼差しに負けて(?)拝読いたしました。

うーーーーーん。うん。…うん? 
悪くない、悪くないのですが(←おこがましい)
それほど萌えませんでした。

絵は綺麗です。言葉のチョイスも時にジンときます。帯の、
『もっと汚されてよ 誰も近寄らなくなるくらい そうしたらー
 オレが一番優しく抱くよ』
という秋生のセリフ、激しく萌えました。
でも、これがこちらの作品の中で最も萌えた部分だったかな…
ストーリーも、オチを落としといて、
終わり間際にもう一度落とすという王道パターン。

作者さまは、兄弟の、時に怖いほどの狂おしいお互いへの執着を描いた、
もしくは描きたかったのだろうなとは思うのですが、
残念ながら私には刺さってきませんでした。
怖がりたいシーンがなぜか全然怖くなかった…。えっと。
「怖がって」と説得されているように感じ続きちゃったからだと思います。

色々と失礼なことを申しましたが、しかし。
絵もストーリーも大器の片鱗を感じさせられます。
あと何かを少しで、ものすごーくきゅんとしそうなんだけど、という感覚。
なんでこんなに長々と言葉を連ねているかというと、
要素を考えるときゅんとできないはずがないのに、
なぜか、なぜか!できなかった残念感が私を突き動かしているというか。
本当に大変失礼なこと言っちゃってごめんなさい…
つきましては次の作品も楽しみにしております。

地雷注意です。ガチ兄弟もの。
お互い以外とも関係を持ちます。中には女性も。

メグタンさまも仰っていますが、
とらのあな特典のリーフレットでは本編ではイマイチ足りなかった
甘さを補給できます。おすすめ。

8

あたたかい泥底に深く潜るまで。

顔が真横にあるのに、お互いの表情が見えない表紙。
帯で高尾先生も描かれていますが、兄・元春の表情はどんなものなんでしょう?
針で刺されるような痛みがピリピリと伝わってくるような作品です。

弟の秋生は、兄・元春のことを「汚い」と多々、表現します。まるで言い聞かせるかのように。
秋生は自分のことを汚いと思っているので、兄の元春にも汚れていて欲しい。自分を高めて兄を掬い上げるのではなく、兄を沈めていきたい。
この秋生のこの鬱屈とした部分は、どこからきているのでしょうね?

でも、元春自身は自分のことを「汚い」とは1度も言いません。ビッチとかクズとか言うことはあっても。
キレイとか、汚いとかいった価値観に自身は生きていないのかもしれません。
だからこそ元春は秋生が思うように汚されず、堕ちてくることはなく、魅力的にうつるのでしょう。
逆に秋生はそのことを考えれば考えるほど、自分こそが堕ちて行っていることに気がついていない。

兄弟…近いようでいて、実はもっとも得体の知れないものとして描かれています。
そして、泥の中は、身動きはとれないけれど、どこか生あたたかく守られ続きて、ふたりの境界線があいまいになっていくような感覚なのでは。
作中の言葉でいうならば、「でも、潜在的には似ていたり」、「でも、お前もオレと同じだったんだな」ということです。

兄弟ものといえば、明日美子先生の『薫りの継承』と比べてみると面白いと思います。本作はそれに比べ、大人未満だからこその"ずるさ"と"したたかさ”に抉られる作品です。
花屋で秋生が花を買う姿は、両親を不慮の事故で亡くした彼らの「真っ当な」生活の実現だと思いました。まぎれもないハッピーエンド。

エロシーンも充実していますが、私は不憫さや怖れの感情が先立ってしまい、萌えは不発弾なままでした。
萌えはとらのあな購入特典のマンガで補填しての評価です。
(神評価とかなり迷いまくりましたが、萌×2に後日、変えました。)

5

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