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表題作紳士家な恋人

四倉賢吾 35歳 会社社長、市来真道 デザイナー
紀里江晶 22歳 ピアニスト

あらすじ

どうせ食べるならおいしいものがいい。もちろん、男も。

付き合う男は上等な男だけ――そんな鉄の掟を持つキリエが落としにかかったのはちょい悪イケメン四倉。しかし…。

好物は上等な男――食事も服も上等なものが大好きなキリエこと紀里江晶。
独り身を持て余していたある日、派手なオープンカーが似合う遊び慣れた実業家・四倉と知り合い、真っ正面から恋の駆け引きを始める。
スマートなエスコート、体の相性もバッチリ、ところが…。純情一途で男たらしな暴れ馬・キリエを御せるのはこの世にただ一人だけ!?
スマートな都会の恋が悲劇と喜劇に変わる、トリッキーな 紳士家(グルメ)カプリッチオ

作品情報

作品名
紳士家な恋人
著者
花川戸菖蒲 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576160252
2.5

(14)

(0)

萌々

(3)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
5
得点
29
評価数
14
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

衝撃的 2!

なんでこの本をgetしたのか全く記憶にないけど、
絶対みずかね先生たどり。
表紙だけみて あら3Pかしら なんて呑気に読み始めたんですが。
全く違いました。

タイトルは他のお姉さまのタイトルが
ほんと、ぴったんこだったので、すいません、まねっこ。
敬意を払うべく 2 をつけてみました。
受けさんが、さっくりどんでん返しをしてくれて
いい気分になったので、萌2(ちょっと上げすぎかも)

? こいつが攻め? ?、どうなるのこれ と思ってたら
攻めさんが。。。。。
他のお姉さまが情報登録された時に戸惑われたのも、
とっても良く分かります!
すげーびっくり展開でした。ぜひびっくりしてください(笑)

ピアノが大好きなんで、一回聞いたら弾ける、曲は勝手に湧いてくる
という受けさん。尊敬。神だわ。
美しくてピアノの才能があって、人生における真の楽しさ、美しさを
見分けることができて・・・・素晴らしい!
やっぱ人間こうじゃなきゃね!と思う一方で。

ちょっと拗ねたからって、探索してはいかんでしょう。
おしりぺんぺんしますよ!と母の気分です。
なんせ天使のようなキリエくん。いや小悪魔というべきか。
このまま、寄り道せず まっすぐ人生突っ走ってほしいものです。
おしりぺんぺんは攻めさんからされてね!

結局表紙のサイド二人は誰だったのか、わからず。
今までに キリエくんが育てた方々なのか???

2

紳士とは何か。上質とは何か。

へ〜……
イヤ驚いた、こういう話だったんだ。読後感は…悪い。はっきり言って。
と思ったら、皆さんのレビューも中立とかで。
やっぱそうだよね。

前半は、小悪魔的魅力のピアニスト・キリエと、資産家のちょい悪男性・四倉との煌びやかなデート。
その裏でお互いの認識がチグハグなんですよね。
そこがすごく斬新で、これどうなるんだろう?と楽しく読んでたんだけど。
この物語の本当の主題?のようなものの姿が見えた時に「え〜…?」と。
思いっきり「なんだかな」という気分だよ。


↓↓↓(ネタバレあり)




キリエは彼と別れた、ということになってるんだけど、そうじゃないの。
単に長期で日本を離れてて、その間に四倉と付き合ってるわけ。
で、戻ってきたその彼氏は余裕なの。それどころかさ。
何にもわかってなくて本質をつかめない四倉に向かって…
キリエの家柄の良さやら、キリエの才能/仕事の凄さやらを自慢する。
この紋所が目に入らぬか、じゃあるまいし。あなたはネトラレてるのよ。それともネトラセてるの?
キリエもキリエだよ。
アンタは楽しみたければ毎回ナマでヤって中出しさせるんかい。
そんな男たちが「上質」界隈にたくさんいて、フってもチヤホヤしてくれるって…

おハイソの考えはわからん。こういうのが「上質」なら、私はついていけない低層下層人間です。

キリエの思考回路、周りの許容は「しゅみじゃない」だけど、この気分は完全ひがみから来てるって自覚してるんで「萌」で。

0

画期的というか確信犯的というか…

レストランバーでピアノを演奏しているキリエ(受け)は、街で見かけたことのあるオープンカーに乗った紳士・四倉を恋の駆け引き相手に選ぶ。恋人・市来が出て行ってしまって色々鬱憤が溜まっていたのだが、四倉とデートを重ねることで楽しい時間を過ごしていた。しかし四倉は、どうもキリエのことを「かわいそうな子」だと勘違いしているようで…。


まだ情報登録されていなかったので先ほど登録させてもらったのですが、攻めの表記をどうするか非常に悩む作品でした。というのも、作中で受けがエッチしてるのは実業家・四倉さんとだけなのに、彼が攻めかと聞かれると違うので…。
ひたすら悩んだ挙句、エッチしてる相手と恋人の2人の名前を挙げておきましたが、3Pではないので、3P目当てで購入を検討される方はお間違えのないようにしてください。

なんというか、これはBLではないです。浮気ではないのですが浮気ものです。わかりにくくて申し訳ないのですが、核心的なネタバレを回避するとあまりレビューに書けることがないのです。
たぶんあらすじを見れば、恋人に去られた受けが新しい恋を見つける話だと思われるでしょうが、断じて違うとだけ申し上げておきます。

作者さんご自身が確信犯的に狙って書かれているのですが、萌えはまったくありません。ストーリー自体にもキャラにも萌えはないです。受けがエッチしまくってる相手は攻めではないけれど、かと言ってNTR(ネトラレ)好きな方の需要にも当てはまりません。
そもそも腐女子が読んで萌えられる要素が何一つないのです。受けと付き合っている四倉さんはクズ男だし、受けは結果的に自分の価値観に合わないことは常に否定しているかんじ。

ただ作品的には非常に画期的で新しいです。ストーリー自体は面白い部分もあったので中立評価にしておきます。
受けと攻めが結ばれるラストに向かって話が紡がれる、というBLのお約束に一石を投じる作品です。

6

さすがにこれは…

皆様のレビュー通り、これはBLではない。あとがきにあった通りラストの超短編の方の内容を一般的にはBLといいます。花川戸先生、温かくてジーンと泣ける良作も書かれるのに時々びっくりするくらい愛のないカップルも書かれます。みずかね先生のイラストは素敵ですがこんな受けはさすがに愛せない。

受けは天真爛漫系ビッチで毒舌で、攻めの方もお互いセックスもして気持ちよくなっているのに、常に相手を値踏みして自分に釣り合う上等な男か観察ばかりしてるカップルって怖いわ!実験的意欲作なのかもしれませんがいくらハイスペックでも性悪っぽい受けに私は萌えられません。

受けも彼氏もその周りにいる人たちも、社会的地位は高くてもあまり人として愛せない、性格がイマイチの方ばかり出てくるストーリーでした。

本命の攻めも受けが浮気しまくっても全然気にしないで許してて余裕かましてるっていうか私には理解できない愛の形でした。続きが気になったので完読はできましたが。次は先生のBLっぽい愛あるストーリーを読みたいです。

2

衝撃的

花川戸先生の作品、結構好きだったので作家買いしたのですが、自分的にはとても衝撃的な作品でした。
本編のメインの恋愛をしていた相手(エッチも有り)が、全く本命じゃなかった!これってBL?
男同志の恋の駆け引きを描いた作品で、男同志でエッチしてますけど、お互いちょっといいかもって思ったのは勘違いだったね。みたいな部分だけを描いたお話…?って言ったらいいのか。

以下、めっちゃネタバレです。

粗筋にも攻めとして出てくる四倉さん。ちょい悪だし大人で素敵!ってことで受け様と大人な恋の駆け引きが始まって、簡単にベッドインなんかもしちゃうんです。そして、実は自分勝手で中身の薄っぺらい男だったってこともサクッと判明してあっさり恋が終わってしまいます。
えらくあっさり、そして残念な感じで終わったなと思っていたら、海外出張に行ってた本命彼氏っていうのが急に登場して、受け様の社会的地位とかスペックとか暴露して終わるっていう…。
で、受け様を受け止められるのはやっぱり本命彼氏だけ!みたいになるんだけど、肝心の本命さんとのラブエピソードがほぼ皆無なのです!

本編の後にSSでちょっとだけエピソードがあるのですが、エッチはおろかチュウすらしていない…。

つまりメインで描かれているのが、本命彼氏が出張行っちゃって拗ねた受け様が、つまらない男と浮気をした話なんですね〜。
登場人物は個性的でそれなりに魅力は感じるのですが、なんとも言えない読後感…。

10

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