Equilibrium

Equilibrium

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レビュー数
2
得点
8
評価数
2件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説(同人)
サークル
Guilt|Pleasure
ジャンル
オリジナル(ジャンル)
発売日
価格
ISBN
ページ数
64ページ
版型
B5

あらすじ

同人誌『Lucidity』に収録された短編の続き。
SMクラブの主「M」に招待された克也の行動は…。

表題作Equilibrium

デビッド,NYPD(ニューヨーク市警の警官)
浅野克哉,NYPDのプロファイリング精神科医

同時収録作品Equilibrium

M,SMクラブの主
浅野克哉,NYPDのプロファイリング精神科医

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レビュー投稿数2

不協和音のはじまり

官能的な表紙絵が素敵でした。
この作品を読む前にできれば「Lucidity」を読んだ方がよりわかりやすいと思います。
克哉の誕生日を祝う食卓の話題の流れからデビッドが以前、常連客だったSMクラブのことに興味を持ち二人で行くことになった。
クラブの元締め、Mと呼ばれる男との軽い面接の翌日、克哉のもとに彼から招待状とともに銀製の首輪を贈られる。そして・・・。

「Equilibrium」ではデビッドに懇願されたにも関わらず、内密で克哉は指定されたホテルに出向き、Mと先日の続きをした。
数日後、異変に気付いたデビッドに詰められ肉体に刻まれた証拠を見られて露見する。
その翌朝、デビッドはMのオフィスに凸・・・訪問し警告するがが逆に警告される。

克哉にかかわると君が不幸になる。
あれは壊れている、と
されどべたぼれ状態のデビッドは理解できずまた聞こえなかった。
 
戻った後、彼らの激しいシーン。
克哉の提案でデビッドと一緒に再びM氏宅を訪問することに。その際克哉はM氏と契約を結びたいと申し出る。3人で期間は5日間。
打つ者、打たれる者、見つめる者お互い違う一面を見続きる。

この作品を読んで克哉の自覚していない弱さ。生い立ちから来る「他人の心の痛み」を感じることができない事からくる行動ではないかと思いました。愛してくれるデビッドへの負い目、孤独感から身体を痛めつけることで感覚を欲するようになったのではないかと。簡単に外側から見ればデビッドを裏切った行為だと思いますが(苦)

再び二人でM氏の所へいく行動は理解が出来ませんでした。共有?分かち合えない自分ひとりの痛みならどうして自分で解決しないのかな?
デビッドもあえて関わらない、突き放すことも愛情の内だと思うのに。
共依存めいた2人の愛情形態がとても危うく感じさせてくれました。

M氏が一番正論言っていると思いました。

萌えるより色々考えさせてくれる作品でした。
SideAがあるならBもあるのか、あるとしたらどういう展開になるのか楽しみにです。

3

痛みによる均衡

『IN THESE WORDS』の前日譚で、同人誌『Lucidity』の続編となる本作(小説)。
前作未読のため細かい事情は分かりませんが、浅野先生(以下、克哉)がSMプレイを通し真の自分を見極めようとする展開が興味深く、本編との繋がりを色々推測するのが楽しい一冊です。

"M"というSMクラブの主(表紙の長髪の人物)の招待を受け、彼の屋敷を訪れる克哉。
そこで全裸にされ、全身をベルトで激しく殴打された克哉は、苦痛からではなく得も言われぬ感動から涙を流します。

長らく孤独だった自身の心が遂に満たされたという充足感。
それは痛みを通じてのみ得られる悦びで、優しい恋人のデビッドとは決して共有できないもの。

デビッドを必要としながらも痛みへの執着を捨てきれない克哉と、
克哉がMにより壊されてしまうことを危惧するデビッド。
デビッドに何を言われようと克哉の意志は変わらず、それが二人の未来を暗示しているようで切なくなりました。
二人の甘いラブシーンは、MとのSMプレイとは対照的にひたすら甘く穏やかなもので、これで満足できない克哉の性癖のままならなさも哀しい。

続きイトルの『Equilibrium』とは、Mと克哉のサディストとマゾヒストの均衡関係を表しているのだと思いますが、それ以外にも、痛みにより心の平静を得る克哉自身をも象徴しているのかもしれません。
『Side A』というからには『Side B』も出るのか?
痛みを求める克哉は元々マゾヒストなのか?
克哉の痛みへの執着がデビッドとの別れや、本編のあの状態を引き起こしたのか?
等、気になる点が多々あり、続編が待ち遠しいです。

全体を通してやはり挿絵が秀逸。
克哉とデビッドのラブシーンは勿論のこと、Mに克哉が傷めつけられているシーンにすら色気があり、一枚一枚じっくり見てしまいます。

内容はややバイオレンスですが、咎井さんの絵のファンの方にもオススメしたい一冊です。

4

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