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表題作真夜中のカフェでお茶を (1)

真庭陽也・ナチュラルカフェのオーナーシェフ
柚木眞・男性向け情報雑誌の編集者

同時収録作品真夜中のカフェでお茶を (1)

瀬尾総一郎・旧財閥系企業の御曹司で心理学者
柚木眞・男性向け情報雑誌の編集者

あらすじ

情報誌の編集・柚木は10年来の瀬尾とのセフレ関係にも疲れている。カフェオーナー・真庭との出会いがそんな柚木を癒してくれ…!?

作品情報

作品名
真夜中のカフェでお茶を (1)
作画
葉芝真己 
原作
雪代鞠絵 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
真夜中のカフェでお茶を
発売日
ISBN
9784344836716
3.6

(30)

(5)

萌々

(12)

(11)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
106
評価数
30
平均
3.6 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数8

ほろ苦とあまあまと大人の三角関係

まず、個人的に受けがすごく好みで、気持ちを掴まれました。
情報誌の編集者をやってる線の細い文系男子、お仕事バリバリこなす出来る男、
気が強い性格、男顔のイケメンですが、目を伏せた時だけ落ちるまつ毛が印象的な美形。

受けの柚木が10年間辛い恋をしている相手、超セレブ研究者・瀬尾が
イヤミなレベルのハイスペ男で、家のために結婚するがお前ともこのままだ…
とか言われてしまう…切ないです。
そんな時に取材先のレストランのオーナーとして出会ったのが攻めの真庭、
こちらもイケメン&料理上手い&何でも出来ちゃうナチュラル系スパダリ。
すっかり胃袋を掴まれてレストランに通う柚木の、無防備に美味しそうに食べる姿に
攻めの真庭はすっかり柚木に心を奪われてしまうんですね。気持ち分かる…笑。
美しいお顔で目を閉じてうーん上手い!と自慢の料理を堪能されては落ちるのも仕方がない。

この真庭、ナチュラル系スパダリ度が高い!
お話の進展とともに、柚木の身には割と散々なことが起こります。
風邪引いて倒れる、瀬尾に旅行すっぽかされ、友達から無茶ぶり…
それを真庭が全てさらっと力強く助けちゃう。
瀬尾との10年思い切れない辛い恋が、真庭のスパダリわんこ力でゆっくり絆されていきます。
この、ゆっくり、というのがすごく良いのです。
繊細文系男子の柚木は、何か事あるごとに瀬尾のことをつい考えてしまうんですが、
柚木の瀬尾への切ない恋心のモノローグが、だんだんと冷静に客観的になり、
心が変化していくのを読み進めながら堪能できる。丁寧な描写が素晴らしいです。

1巻は、だんだん絆されてきた柚木が、真庭と謎の美魔女に突然抱きつかれるところを目撃
えっ??となったところで終わり。これが柚木の心を大きく傾かせるスパイスになるのかな…?
これから2巻を楽しみに読もうと思います。

小説家さん原作ものだとSSが付いていてそちらを読むのも楽しいですね。一冊で二度お得。

0

切ないことこの上なし

食べ物BL好きとしてはずっと気になっていました。
ふだんは読む前にレビューは読まないのですが、うっかり2巻のレビューをちら見してしまって長いこと二の足を踏んでいました。
だけど結局この表紙を手に取って、食べ物を舐め回すように観察したい気持ちに抗えず購入。
買ってよかったです。まだ1巻しか読んでいませんが、現段階では良いです。

雑誌の編集部で働く柚木は、大学1年の頃から憧れの先輩だった瀬尾のセフレになって10年。
多忙な仕事と思い通りにならない恋愛で疲弊しきっていた柚木を癒してくれたのは…。

長芋と豆乳のグラタンですと!?いただきたい!
いつもなら身勝手な御曹司のセフレに甘んじている登場人物に肩入れなんてしません。むしろ「目を覚ませ!悪い夢を見ているんだー!」と冷水をかけたくなるのですが、柚木は…。分かる。何ですか、この人物描写。
誰にも何にも執着しない人間を、自分なら変えられるかもしれないという幻想を抱くダメンズメーカーは嫌いなのに、「変えられなくても笑顔が見たい」これですよ。この発想にやられました。
どんなに振り回されようとも、誰に呆れられようとも、自分だけは見捨てないと覚悟を決めてしまっているじゃないですか。裏切りも身勝手も全部承知の上で、それで傷付くのは自分の責任とばかりの柚木。健気です。ばかだけど、10年信じたものをそう簡単には捨てられない気持ちも分かる。意地の部分も大きいとは思うから、瀬尾がイタリアから帰る飛行機で何かならないかなと不吉なことを願ってしまう。だって自分から離れそうにないですもんね、しあわせになれないのに。

真庭の方も最後に出てきた女優は何なんだろう…。
誰でも過去はあるからそんなに気にはならないものの、2巻で一体どういう決着がつくのか…。
手に汗握りつつ2巻を読んできます。

ひとつだけ気になったことが。
柚木が瀬尾と関係を持ち始めたのが大学1年の冬(18〜19才)。
セフレ関係10年と言うことは、現在27才はちょっと計算が合わない、というすごーくどうでもいいことでした。

1

理想の三角関係

美人で自立してて苦しい恋をしている年上受け。
わりとよく見る設定だし、すごく好きなんですけど、「美人」の部分に画的な説得力がないとなかなか萌えないんですよね。
その点こちらの作品は「美人」がほんとうに美人で、「男前」がほんとうに男前で、モブはモブ顔で、ご飯がおいしそうなのがまず良い。
20年選手の先生の画風についていまさらコメントするのは面映いんですけど、最近発行された作品と並べて見ても当然基礎的な画力は高いし、洗練されてるし、時代に合わせて絵を進化させるベテランの先生は本当にすごいなと。なぜ原作と作画を分けたんですか? という疑問のわく分業作品もありますが、本作はその意味が十分にあるな……と作画部分だけを見ても思うわけです。

で、ストーリー。
柚木さんがしばらくハルのあからさまな好意に気付かなかったの、わかる気がするなあ。
瀬尾さんみたいな人間に惹かれて10年も振り回されてれば自己評価も地に落ちる。だれかが自分を真正面から愛することなんて頭にもなかったんじゃないかな。この物語は、瀬尾さんという太陽に目を焼かれて自分の姿も見えてなかった柚木さんが、ハルという別のあたたかい光のもとでちゃんと自分を見つめて愛することができるようになるまでの話だとおもう。ボロボロのくせにへらへら笑ってる柚木さんが痛々しくてかわいそうで途中からなんかもうハルくん彼を助けてあげてくれの一心でページを繰っていた……。ハルはいい男だ……。いいところしかない。
柚木さんのいいところは、自立しているところと、美人なところと、年下の男の好意に対する返答を保留にして利用するずるいところ。都会の美人だけが許されるずるさですね。相手がハルだから成り立っているところもある。ていうかなんか月9みたいですね、この作品。主要人物は3人とも顔面偏差値高いし。男性だけで嫌味なく月9できるのすごいな……。また新たに本作のすごいところを発見してしまった。

萌えの分析って苦手なんですけど、黒髪年下ワンコ攻めと美人受けが好きな方にはぜひ読んでもらいたい。とにかく雑念なくもえられる神作品でした。おふたりの先生の合作を企画してくださったであろうルチルの編集さんに感謝の正拳突き……。

4

美味しいご飯と恋と・・・

カフェや美味しいご飯が出てくるお話が読みたい、あとほっこりしているお話が読みたい・・・という気分の時に出会った作品です。表紙の雰囲気がこれまた優しい感じで、でも受け様の表情が一筋縄ではいかなそうな感じが出ていて・・・更には裏表紙での2人の表情も良かったので購入を決めました。

実際には、受け様は報われぬ恋をしていて(これは本当に切ないです。旅行とか、いちいちわくわく期待してしまっては落胆・・・の繰り返し・・・)、ほっこり・・・というよりは、もう少しパンチの利いた、そして受け様が結構はねっ返り系だったので、ある意味勢いのある作品でもありました。
また、攻め様が意外にも天然っぽい感じがあって、面白かったです。カフェのメンバーも良い味出してくれています。


1

ありでしょ!

え、二年待つの?まぢか。(下のお姉さまのレビューを受けて)
うー。まあ続き出るならいいや。待つ!
凄い好きだから。
もともと葉芝先生の絵が好き〜。
今回はお話もとっても好き!
夜中に読んでるとお腹すいてたまんないー
攻めさん(予定)が作ってくれる山芋のグラタンが食べたくなるーっ
攻めさん(予定)優しいしー。大切にしてくれてるしー。
私も倒れてでもこんないい料理人をgetしたい…

当て馬というか現在進行形の男も私はきになる。
ダメだとわかっていてもズルズル続けてしまうというか…
まあいい男なんでねえ…
そのままずるってても私はアリだと思うよん笑
と言ってたら漫画にならないだろうからね。
せいぜいやきもきさせてもらおうか(爆)

よーし★設定なおしたで!

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