叛獄の王子

hangoku no ouji

叛獄の王子
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神15
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

85

レビュー数
3
得点
84
評価数
19件
平均
4.5 / 5
神率
78.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
モノクローム・ロマンス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥900(税抜)  ¥972(税込)
ISBN
9784403560262

あらすじ

享楽の園、ヴェーレの宮廷で日々繰り広げられる響宴。
隣国アキエロスの世継ぎの王子デイメンは、腹違いの兄に陥れられ、ヴェーレの王子ローレントの前に奴隷として差し出された。
手枷と首枷をはめられ、氷の心をもったローレントから屈辱的な扱いを受けるデイメン。
しかし彼は心の自由を失ってはいなかった。

そんなある日、己のうかつさから鞭打ちという罰を与えられ、ローレントにさらなる憎悪を抱くデイメン。
しかし自国の民を救うため、彼はローレントの前に跪くのだった――。

宮廷内で蠢く陰謀と愛憎。ふたりの王子の戦いが、幕を開ける。

表題作叛獄の王子

同時収録作品エラスムスの調練

評価・レビューする

レビュー投稿数3

緞帳

一読して考えたのは、この作品がメンズロマンスである事の必然性。
一読者として率直に申し上げれば、ロマンス抜きでも充分語り得る
だろうと。
ロマンスと言う部分に執着して性を入れ替えればどうにかなるかと
言えば確実に破綻する世界観であるし。

或いはこの一冊は起承転結の内の起の部分に過ぎないのかも知れない。
だとしたら読者側は期待を抱きつつ付き合うのが礼儀なのだろう。
挿絵と外伝から醸し出されるわずかなデレを支えにしながら。

0

BL展開や萌え要素がカナリ薄め

あらすじだけ読むとカナリ好みのストーリーだったのですが、翻訳物のためか、とにかく読みづらいと感じました。
主人公やお相手の感情が読めず、淡々と行動の描写のみが続いているため、何が言いたいのか、全く感情移入ができず。
個人的な理解力の問題かもしれませんが。。
登場人物名が多くて途中から誰だか分からなくなってきて読むのを諦めてしまいました。。
あらすじからBL展開を勝手に期待し過ぎてしまっていたため、エロシーンもほとんどなく残念でした。
読み応えはあるのだと思います。

4

一大スペクタクルの予感

三部作のシリーズ、第一冊目の邦訳(原題"Captive Prince")。

作者のC.S. Pacat氏はメルボルン出身。
本作は2013年に自費出版されたもので、それが話題になったことでPenguin Randum House社から出版され、現在翻訳版も続々刊行中とのこと。
完結巻となる三冊目は今年の二月に出たばかりというかなり新しい作品です。

あらすじ:
アキエロス国王の正嫡・デイメン(デイミアノス)は、腹違いの兄・カストールに陥れられ、奴隷として隣国ヴェーレの王子・ローレントに差し出される。
王子に忠誠を誓いつつ、脱出の機会を狙うデイメンの運命は…

デイメン(表紙手前)は、褐色の肌に鍛えられた肉体を持つ戦士。
奴隷の境遇にあっても反逆心と自国の民への想いを失わないバイタリティに満ちた人物です。
その腕一つで強姦の危機を乗り越えたり、年下の主であるローレントを挑発したり諭したりと、心身共に非常に強い主人公。
果たして彼は国に帰り、王座奪還を果たすことができるのか。
続編の展開に注目です。

ローレント(表紙奥)は、金髪碧眼の美青年。
デイメン続きを殴ったり鞭で打たせたりする残忍な一面もあれば、
奴隷である彼の言葉に耳を傾ける聡明さもある、謎に満ちた孤高の王子です。

身分を隠し(デイミアノス王子は死んだことになっている)、奴隷としてローレントに接するデイメンですが、内心は同じ王子として彼にシンパシーも感じており、そこここで彼をフォロー。 
王宮内で孤立無援のローレントもそんなデイメンを信用し始めているようで、今後の彼らの関係の変化が気になります。

ちなみに、本書にデイメンとローレントの絡みはなし。
デイメンが浴場でローレントの裸体に欲情したり、ローレントが媚薬を盛られたりといったトラブルはあるものの、未だ二人の間には王子と奴隷としての線がハッキリ引かれています。
互いの立場上、本来敵同士である二人の腹の探り合いや騙し合い、そして心の交流等が今後のシリーズの焦点となってくるのかなと思います。

古代ギリシアを思わせる世界観にも魅力があり、歴史ファンタジーとしても読み応えある作品となる予感。
続編の邦訳も楽しみです。

9

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