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表題作禁断花嫁

レオヴァルディ,義弟,ベリーニ家の次期当主
一希,ベリーニ家に引き取られた孤児,23歳

同時収録作品禁断花嫁

ウィルフリート,義弟,ベリーニ家の次期当主
一希,ベリーニ家に引き取られた孤児,23歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「弟二人に責められて、乱れて、悦んでいるのはあんただろう」
悪魔の能力を持つマフィアに引き取られた一希。
人離れした美貌を持つ義弟・ウィルとレオも角と羽根を持つ悪魔に変身できるのだ。
子孫を残すため、女性との結婚を強いられた義弟は、なんと一希をさらい、求婚する。
二人から乳首や淫らな所をねっとりと弄られ、濃密な悦に悶え、犯される。
壮絶な快感に喘ぎ、こんな関係はダメだと思いながらも、一希は激しい独占欲と愛の虜になっていき…!!

作品情報

作品名
禁断花嫁
著者
眉山さくら 
イラスト
相葉キョウコ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784799729250
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

受け受難

義弟二人×兄の3Pモノ。
攻め二人のキャラの違い(外見、口調など)と、徐々に明らかになるダークファンタジー的な展開が楽しみどころかと思います。

あらすじ:
両親を亡くし、8歳のときイタリアの資産家・ベリーニ家に引き取られた一希(受け)。
2歳年下の義弟・ウィル&レオ(攻め)は、成長するにつれ一希へ強い執着を見せるようになり…

冒頭から3Pシーンがあり、22歳の一希が義弟二人に激しく攻められています。

その後は過去編で、
幼い一希がベリーニ家に引き取られ、義弟二人との絆を深めていく経緯が描かれます。
ある日、成長した一希は、訳あって昂りを抑えきれなくなったレオに犯されてしまい、
その後ウィルにも抱かれてしまいます。
粗野で直情的なレオと、硬派で敬語攻めなウィル…というタイプの違う年下攻めのキャラ設定はとても良いと思いますが、
やっていることはどちらも強姦に変わりないので、今ひとつ差別化できていないような。
特にウィルは、兄さんを守ります!とか殊勝なことを言う割に結局は自身の快楽を優先しており、根本はレオと大差ない気がしました。

この後の展開としては、
一希は義弟二人を守るため、ベリーニ家に来た縁談を二人に代わって受けようとするも、二人に監禁され延々陵辱されることに(冒頭のシーン)。
何とか逃げ出すも、ベリーニ家の恐ろしい秘密を目の当たりにし、更にモブに犯されかけますが、攻め二人が助けに来て一見落着。
攻め二人は犯されかけた一希の姿を見て、自分たちが一希にしたことを反省する…というような流れです。

この反省のシーンにしても攻め二人の差別化が出来ておらず、二人とも身勝手だな〜としか思えないのが残念。
散々酷い目に遭った一希があっさり二人を選ぶ流れにも説得力を感じませんでした。

ダークファンタジーとしての猟奇的な雰囲気はなかなか良かったですが、
一希の父親の失脚も実は悪魔の仕業でした、という設定は不要だったのではないかと思います。
それを知った一希が自力で敵を倒すなり、両親の死を悼み前に進もうとするなり、何らかの前向きな描写があれば上記設定も意味を成しますが、
実際は攻め二人に守られて、ひたすらエロいことされてるだけなので…。
一希とベリーニ家を関連づけるためのこじつけにしか思えない設定でした。

読後は、人生の選択肢を奪われ攻め二人に囲われる一希に対する同情しか残らず。
不憫萌したい方にはオススメの作品かもしれません。

6

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