ダークホースの罠

dark horse no wana

ダークホースの罠
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立2
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
1
得点
11
評価数
10件
平均
1.9 / 5
神率
10%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
二見書房
シリーズ
Charade books(小説・二見書房)
発売日
価格
¥1,400(税抜)  ¥1,512(税込)
ISBN
9784576160887

あらすじ

刑事の胡桃は、父の葬儀のため長く離れていた故郷、長野を訪れる。義姉の沙也香が苦手な胡桃は逃げるように実家を後にするが、その途中、記憶喪失の自殺志願者、しかも超絶美形の外国人の男と遭遇してしまう。捜査中の事件もあり、カミルと名乗る男をどうすることもできないまま東京へ連れ帰った胡桃だったが…。「ベネディクトを捜さなければ」カミルの謎の固い意志に振り回されるうち、胡桃はカミルに庇護欲を覚えるとともに、彼の人知を超えた能力に気づかされる。カミルは現代に蘇った――ヴァンパイア!?

表題作ダークホースの罠

胡桃英人,警視庁捜査一課の刑事,35歳
カミル,謎の自殺志願者

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数1

すみません、辛口です

谷崎泉さんの商業百冊目の作品。
480ページ近くある長編です。

あらすじ:
捜査一課の刑事・胡桃(攻め)は、父の葬儀の帰り、道に倒れていた謎の外国人・カミル(受け)を拾う。
記憶喪失の彼をなりゆきで自宅に住まわせ、彼が唯一覚えている「ベネディクト」という人物を探す手助けをすることに。
そこに、家出してきた甥っ子・朝生も加わり、胡桃の周囲は一気に賑やかに…

帯に「くせ者揃いのスラップスティックBLノベル」とあるように、確かにかなりのドタバタコメディ。
yocoさんの挿絵はとても素敵ですが、話の内容とは大きなギャップがあります。

帯やあらすじでネタバレされていますが、受けのカミルは、70年の眠りから目覚めたヴァンパイア。
70年前に別れた恋人・ベネディクトを探していますが、ヴァンパイアなので貞操観念はゆるめ。普段は天然キャラですが、夜は胡桃に乗っかって半ば強引にHするような好色な一面もあります。

そんなカミルの世話を焼くうち、彼にほだされていく胡桃。
仕事人間だった彼が、カミルや甥っ子と暮らすうち少しずつ変わっていく…そんな展開です。

ただ、ドタ続きバタすぎる上に笑いどころも特になく、結局何がしたかったの?という想いは拭えず。

胡桃が追うシャブ絡みの事件と、カミルの探す「ベネディクト」が何か繋がっているのかと思いきや、特に関係なく終了。
事件が解決しそうなときに仕事を部下に任せ、ベネディクト探しの方を優先する胡桃にはガッカリでした。
胡桃の変化を描きたかったのかもしれませんが、物語冒頭から散々引っ張ってきた事件がこうも雑に処理されてしまっては、ページの無駄としか思えませんでした。

また、物語終盤で胡桃の同僚二人が実はデキていたという事実が判明しますが、だから何?という感じ。
二人とも特に存在感あるキャラというわけではないので、驚きも萌えも興味もさして感じられませんでした。

ラブ展開もかなりグダグダ。
ベネディクトにフラれ、いったんは胡桃の前から姿を消すカミルですが、
実はベネディクトではなく胡桃のことが好きだったと(第三者の言葉で)気づき、
胡桃が何の行動も起こさぬうちにしれっと戻ってきてハッピーエンド。
お互いを好きになった決め手が(H以外)特に見当たらず、かなり強引なまとめ方に思えました。

甥っ子もラストであっさり退場するし、全体として何を書きたかったのかさっぱり分からず、楽しみどころを見つけ辛い作品でした。
百冊記念本にこのような評価をつけるのは心苦しいですが、値段とページ数に見合った内容とは思えず…
yocoさんの挿絵は本当に素敵なだけに、話さえ良ければ…という口惜しさの残る一冊でした。

20

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