ラブ?YES

love yes

ラブ?YES
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×21
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
31
評価数
8件
平均
3.9 / 5
神率
37.5%
著者
 
媒体
コミック
出版社
マガジン・マガジン(ジュネット~JUNET~)
シリーズ
ジュネットコミックス ピアスシリーズ(コミック・ジュネット)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784896440126

あらすじ

泣いて笑って感じてイケる!表題作の他「どーにもやるせナイト」「人生は上等だ」「色は匂えど散りぬるを」「ラブでもくらえ!」「天使の恋わずらい」「マイビューティフルライフ」を収録。天才カタルワールド、最高のラブ!

表題作ラブ?YES

森沢誠二,スーパー高校生
宮坂(リュウくん),高校教師

同時収録作品どーにもやるせナイト

臼井(交番勤務の警察官)
松島一唯16歳

同時収録作品人生は上等だ!

マサキ25歳(失業中のホスト)
葛城(大学生)

同時収録作品色は匂へど散りぬるを

松坂・小田桐元春(小説家)の編集者
裕倫(小田桐が引き取った少年)

同時収録作品ラブでもくらえ!

小早川高文27歳(サラリーマン)
立花ヒカル19歳(大学生)

同時収録作品天使の恋わずらい

矢崎(同級生)
藤原基(優等生)

同時収録作品マイビューティフルライフ

マコちん(森原マサヒコ)
りん(安達凛)

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レビュー投稿数3

出会いの物語

​ お勧めの順番にレビューして来たカタル作品。デビュー作から『世界の中心で愛なんか叫べねーよ』へ飛んだら次は遡ってこの『ラブ?YES』です。
 『ラブ?YES』がどうして表題作になったのでしょうね。7話収録の短編集なのですが、私は最終話の『マイビューティフルライフ』が表題作にふさわしいと思っています。タイトルが良くある感じだからかな?『ラブ?YES』の方がインパクトあるもんね。
『LOVE&CATASTROPHES』収録の「何処へも帰らない」の続編も同時収録です!

・『マイビューティフルライフ』
 たった38Pで出会いからの15年を描いた、マコちんとりんの怒涛の人生活劇。絵と台詞と大量の一人語りのモノローグの絡み合いが圧巻です。親友との遊びの延長のようなSEXが本当のSEXだったと気づくマコちんと、大切だからこそ臆病になるりん。りんがあまりにアングラな世界に行ってしまったので、ラストを心配したけれど、やっぱりカタルワールドはすごい。人生ってほんと悪くない。いや、素晴らしいって思えちゃうんです。

・『色は匂へど散りぬるを』
 ラブカタ収録の『何処へも帰らない』で私の涙続き腺を崩壊させた美少年の裕倫。最高の終わり方をしたお話だったので、続編には嬉しい半面、心配もあったのですが杞憂でした!
 とても文学的なこのシリーズ。いつも裕倫を通して語られるカツローの言葉が真理に満ちていて、ハッとさせられます。「人を許すことで自分も救われることがあるんだ」
 前作ではその存在が小田桐を救った裕倫ですが、今回は小田桐が彼にコンプレックスを抱く松坂を救います。それは裕倫が松坂を「許した」からです。そして松坂は妻を許し、前を向くことが出来ました。
 カツローと裕倫はチワワも救っているんですよ。今回はカツローは姿を現さないのですが、とにかく徹底してカッコいいオトコです。そして裕倫は天使でした。いつかまたこの二人に会いたいなと思います。

ところで表紙裏のあらすじ(宣伝文?)が的を得ていて素敵なので、ここに記しておきたいと思います。(どうしてちるちるやアマゾンなどのあらすじがこれじゃないのだろう?と不思議です)
「ラブ、フォーエバー!人生、悪いことばかりじゃないさ。オンナ泣かせんのも、ホモセクハラに悩むのも、意に添わない仕事でヘコむのも、ひとり変態Hに溺れるのも、妻に逃げられるのも、みんなみんな、ひとつの出会いを結ぶための、夢の伏線。7つの愛の形がハートの芯を貫く、天才カタルワールド最新のラブ!!」
 
運命の出会いが描かれた短編集。大好きな本です。
 

1

救済とカタルシスが詰まった短編集

こちらの短編集はおバカ度はだいぶんおさえ目で、救済とカタルシスがテーマになっているものが多かったです。

『ラブ?YES』
同僚(♂)からセクハラを受けている自分に自信のない高校教師〔宮坂〕が、生徒〔森沢〕に救われるお話。
表題ですが、これは結構サラッとした内容でした。

『どーにもやるせナイト』
語シスコさんの短編集に大抵ひとつは入っている行きずりの少年との束の間の同棲物語。
今回は、結婚詐欺にあって以来情熱も勤労意欲もすっかり失くしてしまったおまわりさんと、不釣り合いな毛皮のコートに身を包んだ謎の家出少年で、双方が救われるいいお話だった。

『人生は上等だ!』
仕事を辞めて無気力に過ごしていた元ナンバーワンホストが、宅配ビデオの配達に来た訳アリっぽい少年と出会ったのをきっかけに、それぞれのすったもんだな人生に決着をつけて、二人で第二の人生を歩み始めるお話。

『色は匂へど散りぬるを』
「ラブ&カタストロフィー」に収録されている『何処へも帰らない』の続編。
前作で救済された小説家が、今度は新しく自分の担当になった編集を救うお話。
このシリーズ好きです。続き深イイ。
救いの連鎖って美しいな。

『ラブでもくらえ!』
エッチしたい盛りの大学生と、仕事で苛々気味のサラリーマンの年の差モノ。
喧嘩してエッチして仲直りして~のお決まり展開。
この短編集では唯一のおバカテイストかな。

『天使の恋わずらい』
中学受験にも高校受験にも失敗した主人公は「ここは自分のいるべき場所じゃない」とクラスにも馴染まず、どんどん過激になっていくマスターベーションでストレスを発散する日々を過ごしていて、ある日誰もいない教室の教卓で致していたところをクラスの不良にみられてしまうのですが、それをきっかけに一緒にいるようになった彼との時間がすごく楽しくて、反対に自慰が虚しく感じるようになり…
他人と交流する楽しさや、好きな人とセックスする幸福感を知るお話。

『マイビューティフルライフ』
思いのほか壮大な話だった…!
40ページでも語シスコさんの怒濤の文字数で描かれると物凄い大作を読んだような錯覚に陥ります。
中学からの悪友であり初体験の相手でもある〔凛〕と離れたり再会したりを繰り返しながら、けれども付き合うことは決してなく身体の関係だけをもって、10年もの間不可解な関係を続ける話。
ヤクザの抗争で死にかけた凛がようやく明かしたその理由がネガティブで悲し過ぎる……超純愛です。

1

時折見せる切なさが光る

表題は、同僚からエロセクハラを受けていた教師の宮坂が、学内イケメンのセイジに救われるという話です。
生徒から自信を与えてもらうという情けない大人だね~というところだが、相手の一途がある為に流され恋愛話になって、要は愛に大人も子供も敷居はないよ、ってな話になるということだろうか。
あまり、これには深さはない気がする。

『色は匂へど散りぬるを』
は、珍しくエロ表現の全くといっていいほどない作品で、しかもダメ大人丸出し作品で、これが一番この本の中で胸を打つ作品でした。
「ラブ&カタストロフィー」に入っている"何処へも帰らない”の続きになっています。
ヤリ手の編集松坂は妻との別居が何年も続いて子供にあわせてもらえない。
担当の作家小田切が少年を養子にしたと知り、その少年へ向けられる愛を羨み、憎み、嫌がらせをするのだが、それさえも許してしまう小田切に降参する。
前作を見るとこの少年の事がわかるが、それによって作家も救われたと同時に松坂も救われているのです。
この憎しみはひとえに松坂の小田切のコンプレックスによるものなのです。
彼と語りあうことでふっきれた松坂の最後に流す涙続きにちょっとこちらまでウルウルきてしまいました。
あの、少年と一緒に暮らしていたカツローは名前だけの登場でしたが、ほんとう顔に似合わずイイ奴でしたよ♪
是非顔を見てビックリしてほしいですww

他には家出少年と警官、元ホストと教授との不倫に悩む大学生、大人のオモチャ好きなリーマンと大学生のバカップル、マスターに導かれ恋を知る高校生モノ、高校時代の悪友との15年かけての恋愛。
と、今回の本の中にはそれほどのいい加減ヤローは出てこなくて、少し内容の薄いものもありますが、ちょっとした切なさが入っている物語は健在です。
少しパワーの落ちた感じはありますが、充分に読ませる作品になっています。
ネームやモノローグが多いのも慣れると快感?

3

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